退魔の少女達

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王女の淫魔 4

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「ひうっ……あっ……がぁ……ッ」

性感帯を強く締め付けられる刺激は想像以上に強く、絶頂した後も体の震えは止まらない。
ビクンビクンと震えるたびに、どくどくと愛液があふれていく。

「わわっ、なんかいっぱいでてきた……」

まだ生まれたばかりで性知識の疎い淫魔は、サクラの秘所からあふれるそれに驚く。
そして興味を持ち始める。

「へ~、この穴から……出てきてるんだ……」

膣口の入り口を、太い触手がツンツンとつつく。

「ぅあッ!? ま、まずっ……そこ、は……ッ!」

サクラは必死に足を閉じようとするが、触手に掴まれた右足は依然としてビクともしない。
そんな過剰に驚くサクラの反応を見て、淫魔はそこがサクラにとって大事な部分なのだと理解する。
そして淫魔は好奇心の赴くままに行動する。

「えいっ!」
「~~~~ッ!!?」

太い触手が、サクラの秘所を一気に奥まで貫く。
サクラの背筋がビクンと跳ね上がり、声にならない声で悶える。
そして奥まで入り込んだ触手が、今度は一気に抜かれる。

「――――かひッ!? ひぐぁああああッ!!?」

それは歪な形の触手。
無理やり引き抜こうとすれば、膣壁を強く擦り、強い刺激を与える。
引き抜かれるのと同時に、サクラはまた大量の愛液をあふれさせてしまう。

「へぇ、いれるときより、ぬくときのほうがすきなんだ……」

また一つ、淫魔は学習する。
そしてそれを応用して、新たな責めを繰り出す。

「こういうのは……どう……?」
「ひう……っ、な……なにっ!?」

今度は膣内にイソギンチャクのように細い一本の触手が入ってくる。

「ひうっ……んはぁ…………あぅ……っ」

その細く長い触手は、膣内で不規則に動き回る。
気持ちよさよりも、くすぐったさを感じてしまうような刺激。

「んぃ……っ、はぁうッ…………だめぇ、それ……以上、は……あぁあッ、んぃいっ!?」

だがサクラの声が、どんどん甘美な声に変わっていく。
細い触手の数がだんだんと増えていく。
次第にサクラの膣内は、ギチギチに詰まるほどの細い触手で満たされる。

「さ……あばれて……っ!」
「――――ッ!?」

その言葉を合図に、細い触手たちの動きが変わる。

「ひぁあああううッ!!? そ、そんな……は、はげしッ……ひぐぅッ!? ンぁああああッ! うごか、ないでぇえええええッ!」

水面に撒かれた餌に一気に小魚が集うように、細い触手たちの動きが一気に激しくなる。
その動きは様々で、先端が膣壁を擦るように動いたり、ピストン運動を始めたり、一つ一つの触手に別々の意思があるように動き出す。

「やっぱりこういう、ぐちゃぐちゃなうごき……よわいんだ……」

また一つ学習する。
もはやサクラは淫魔の実験道具でしかない。

「あまいこえ……いいね……でも……」

淫魔は空いていた片方の手を、一つの長い触手の形に変える。
それを大きく振り上げ――――

「もっとしびれるこえも……ききたい」

――――振り下ろす。

バチン、と室内に響く大きな音。
それは太い触手が、サクラの腹部を叩く音。
サクラの脳は少し遅れてそれを、痛みとして認識する。

「ン”あ”ぁ”ア”ア”ア”ア”ア”ッ!!」

響き渡る絶叫。

「あはは、このこえすきー!」

――――バチン

「ふぐぅう”う”う”ッ!」

――――バチン

「あ"ぁ”あ”あ”う”ッ!!」

――――バチン。

「いぎ――ッ!? があ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ッ!!」



鞭が振るわれるたびにサクラは悶絶する。
強い衝撃がボロボロになった衣服をさらに切り裂き、今のサクラはほとんど下着姿に近い状態になる。
そしてむき出しになった肌は、いたるところが赤く晴れていた。

「ほらほらこっちもとめないよー」
「ふぁあうッ!? そこ……責めるの……やめ……ひぁうッ!」

恥部への責めも止まらない。
足を大きく開かれた状態で、膣の中で触手が暴れまわる。
痛みから来る絶叫が、甘い声に変わっていく。

そんな快楽に打ち震えるサクラを見て、淫魔は鞭の形をした腕を振り上げる。
そして楽しそうに微笑みながら、振り下ろす。

「ふぁっ……あぁっ――――あ”あ”ッ!!? う”あ”あ”あ”あ”ッ!? がはッ……ひ……ぅ、い、いた……ぃうッ!? ひぁッ! おなか……かきまぜない……でぇ……ッ! ぁ……ああっ、むち……だぇ――――い”あ”あ”あ”あ”あ”ッ!!」

甘い感覚を必死に耐えるも、バチンと音が鳴った瞬間、堪えていたものが一気に弾ける。
同時にやってくる快楽と激痛。
もはや感覚神経は痛みと快楽の違いが分からなくなってしまったかのか、鞭が体に当たるのと同時に腰が震え、絶頂する。

幼い淫魔は限度を知らない。
目の前の人間が、いつか壊れてしまうものということを知らない。
だから鞭を振り続ける。
何度も、何度も――――




「……ぁ…………ぁ……ぅ……」
「ん~、もうこえ、でないの……?」

サクラは壊れかけていた。
鞭で打たれても、性感帯を強く責められても、何も感じなくなる。

「あ、そうだ、こうやったら……こえ……でるかな……?」

鞭のような触手がサクラの首元に絡みつき…………一気に締め上げる。

「……ア”ッ!? ……かッ、ひ……ッ!」

ほとんど意識を失っていたサクラも、気道を締め上げられたその瞬間、一気に意識が覚醒する。
淫魔はそのまま締め上げたサクラを高く持ち上げる。

「おろひッ……いッ…………かひゅ……ッ! あ……ッ、か…………ッ」
「くるしそー、そういうこえも……すき」

サクラは必死に手足を動かしてもがく。
だがその力もだんだんと失われ、ついには指先を動かすことさえできなくなる。

(あ……もう……だめ…………わたし……しぬ……んだ……)

完全に力を失ったサクラの体がぷらんと揺れる。





「そこまでよ、王女の淫魔」

それまで静観していたシエラが急に止めに入る。
淫魔はシエラのことを不服そうにギロリと睨む。

「それ以上はその子が壊れてしまう。それにね、淫魔であるあなたは女性を襲うときは必ずやらなければならないことがあるの」
「やらなきゃ……いけない、こと……?」

その言葉に興味を持ったのか、淫魔が拘束の力を緩める。

「かはっ……あ、はっ…………はぁ……っ」

首の拘束が解けれ、サクラはその場に膝から崩れ落ちる。
命こそ奪われずに済んだが、状況は好転していない。
もはやサクラは拘束などされなくても、その場から立ち上がる力さえ残っていないのだから。

「そう、淫魔がなぜ人間を犯すのか…………退魔師のあなたなら分かるでしょう?」

シエラは微笑みながら、サクラにそう語りかける。

薄れかけた意識の中、サクラはまだ地獄が終わらないことを悟り絶望する。
いっそのこと、あのまま全て意識が消えてしまえばよかったんじゃないかと思うくらいに。
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