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双子の淫魔と共鳴の女王 4
しおりを挟む淫魔の唾液から与えられる催淫効果同様、レプシィの精液にも淫液と同様、いやそれ以上の効果がある。
サクラはそれを膣内に直接注ぎ込まれた。
それが意味するものは——
「あっ……かっ…………はぁ……ッ!?」
背筋が意識とは別に反り上がる。
「あっはは、おねーさんレプシィの射精を直に受けちゃったんだ。もう気持ちよすぎて何にも考えられないでしょ? さ、レプシィ、今のうちにおねーさんをもっともっと犯し尽くしちゃいなよ!」
強すぎる快楽に打ち震えるサクラに追い討ちをかけるよう、ナルコは指示する。
「無理、だよぉ……もう……体動かない」
だが、感覚を共有されているレプシィとてそれは同じ。
もはやレプシィも体を動かせる状態ではなかった。
「はぁ……しょーがないなー」
ナルコは懐からビンのようなものを取り出す。
「えい!」
そしてそれを地面へ叩きつけた。
ビンが割れると蒸気があふれ出し、そこからうねうねとした触手がツルのように伸びる。
「人工淫魔、シエラさまからもらったんだ~」
その小さなビンから出てきたとは思えないほどの、無数の触手がサクラとレプシィの体にまとわりつく。
「あっ、なに……これッ」
「ひあっ!? 体……ッ、引っ張らないでぇえッ!」
幾重にも絡みついた細い触手がサクラの体を押さえ、レプシィの体を引き上げる。
挿入されたままの局部が無理やり引き抜かれ——
「くあぁ……ッ」
「ひう……ッ」
そしてまた、力強く挿入する。
「「んあぁあああああッ!!」」
二重奏のような二人の嬌声が響く。
「あはは、動かないなら無理やり動かしてあげるからね~」
二人が絶望的な表情を見せる中、ナルコだけはニタニタとした笑みを浮かべる。
「淫魔である私はこの触手ちゃんに触れて意思を送ることで、意のままに操ることができるんだって~。だ、か、ら~~こんなこともッ!」
引き抜かれたレプシィの局部に、ミミズのように細い触手がまとわりつく。
そしてそのままレプシィの局部を弄ぶように動き出す。
「くぁああああッ!? だめぇえええッ! シゴいちゃだえぇええええええッ!!」
その責めに耐えきれず、レプシィは狂ったように体全身を痙攣させる。
体を震わせながらも、必死に触手から逃れようと体を動かす。
だが手足を触手で拘束され、宙吊りにされた状態の今、いくら足掻いたところで無意味。
蜘蛛の巣に捕らえられた蝶のようなものだ。
「あっ……ぎぃ……ッ!?」
(あたま……オカシく、なりそう……ッ! 肥大化したクリを、絡め取られている……ような……ッ!)
サクラもまた、未知の快楽に身悶えていた。
共有される男性器を責められる感覚。
必死に歯を食いしばって耐えていたサクラだったが、細い触手の先端がレプシィの鈴口付近に触れた瞬間、まだこの責めが序の口だったことに気づく。
「わッ!? あッ、あぁアアアアアッ!!? だ、だめッ!! 分かんないッ! 分かんないけどッ、そこ、絶対だめッ!! だめぇえええええええッ!!」
女性である限り、決して味わうことのない男性器の先端を責められる快楽に、サクラは身悶え背筋を仰け反らせる。
このまま責め続けられたらどうなってしまうのか。
恐怖と共に悦楽の感情に頭の中が押しつぶされていく。
それはレプシィとて同じだった。
「な、ナルコッ!! もう……やめてッ!! それ以上は本当にだめぇ……ッ! 私、もう壊れちゃ——」
「だめだよレプシィ、おねーさんを最高の快楽に導いてあげるんでしょ? じゃあレプシィも一緒に気持ちよくならなくっちゃ!」
「で、でもッ! 本当にこれ以上は——」
「聞こえな~い」
「——ッ!?」
ナルコなら自分の味方をしてくれるはず。
そう思っていたレプシィの心が、邪悪な笑みを見せるナルコに砕かれる。
「レプシィが自分から動く気がないなら、私がレプシィのことを精液ぶっかけマシーンに変えてあげるよ、ね? 面白そうでしょ? あははッ!」
「……そん、な…………あ、はは、ははは……」
笑いながら語るナルコを見てレプシィは理解する。
ここから先、自分はただ単にサクラを快楽に導くためだけの道具になるのだと。
「さぁ、レプシィが我慢できなくなって射精しちゃう前に、もう一度おねーさんの中にレプシィのおちんちん挿れてあげるね! それも今度は絡みついた触手付きでさッ!」
「——なッ!?」
全身を触手に拘束されたレプシィが、再びサクラに近づく。
触手が絡みついたレプシィの陰茎が、サクラの秘所に触れる。
「ン……あっ……!」
(くッ——刀が……出せれば……ッ!)
サクラはずっと刀を具現化しようと試みているが上手くいかない。
集中力の維持ができないからだ。
常々送られてくるレプシィの感覚や感情の起伏。
それが頭の中をグチャグチャにして、とても集中できる状態ではなかった。
(……この感覚共有を、早く解かなくちゃ……)
この力に支配されている限り、サクラに反撃の目処はない。
だが同時に、淫魔を斬る刀を出せないサクラはただの少女と変わりない。
つまり今この状況において、サクラが淫魔の責めから抗える術はない。
「あッ……ああッ!? だめッ! そんな、入らなッ————うあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ーーーーーーーーッ!!?」
触手の絡みついた陰茎は先ほど入れられたものより一回り太く、サクラの膣口を広げながらゆっくりと進んでいく。
加えて絡みついた触手の一つ一つがそれぞれ別の意思を持っているように、サクラの膣内で好き勝手に動き回る。
痛みと快楽が同時に頭を支配する。
それはもはや、叫ばなければ理性が保てないほどの刺激だった。
「ふぁあああああッ!! コレッ、気持ちよすぎて頭壊れるッ!! 私の気持ちいい……と、おねーさんの……気持ちいいが重なって……い”い”い”い”い”い”ッ!!? やだぁッ!! おねーさんもうこれ以上気持ちよくならないでぇええええええッ!!」
それは土台無理な話。
この快楽に耐えられる者などいない。
先に限界が近づいたのはレプシィの方だった。
半分程挿入が進んだところで、レプシィの陰茎が悲鳴をあげる。
「あ”ッ!? うああああッ、で、出るッ!! また、出ちゃうッ!!」
「——い”ッ、やああッ!! これ以上ッ、出されたらッ!!」
二人は射精する感覚、射精を受け絶頂する感覚、そして淫魔の精液により体中が敏感になる感覚を知っている。
それに加えて触手による責めが加わった今、次に来る快楽の波が先ほど以上の快楽をもたらすことを知っている。
だから恐怖する。
理性を保てる自信がないから。
そして二人の表情を見てそれを悟ったナルコは、一人好奇心に心を躍らせる。
「も~、レプシィは早漏なんだから~。じゃ、触手ちゃん、奥まで一気に挿れちゃって!」
「「——や、やめッ!!」」
二人の願いは届かない。
触手により互いの体は一気に引き寄せられ、腰から腹部、胸に至るまで完全に密着する。
レプシィの陰茎がサクラの子宮口に届いたところで、二人は同時に絶頂へ至る。
「「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ーーーーーーーーッ!!!」」
レプシィはビクンビクンと痙攣しながらひたすら射精を続け、サクラは熱帯びた精液を何もできずに受け止め続ける。
「あはは、まーたイっちゃったね! でもここからだよ! さあ触手ちゃんたち、本気で暴れ回れ!」
「「——え?」」
それはレプシィもサクラも想定していない展開だった。
だがナルコは、たかが彼女たちが絶頂した程度では満足しない。
ナルコの合図とともに、陰茎に絡みついた触手たち暴れ始める。
「あ”ッ、がぁああああッ!!? まだ出てるッ! 出てるのにッ、触手動かしちゃ——はぎッ!? あ”ッ、あ”あ”ッ、また射精するッ!? また出ちゃッ————あ”あ”ーーーーーーーーッ!!」
今までの触手の動きが『動き回る』だとしたらこれはまさに『暴れ回る』。
絶頂後さらに追い討ちをかけるような触手の暴走に、二人は翻弄される。
「あ”あ”ッ!! あ、あついッ!! からだ、焼けるッ!! ……い”ッ、ぎッ!? う”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ッ!! もう出さないでぇええッ!! これ以上気持ちよくしないでぇえええええッ!! あぁううッ!? また……イっちゃ——あ”あ”ーーーーーーーーッ!!」
少女の絶叫と触手がうねる音だけが響き渡る。
二人は密着する腰から胸部までを完全に触手で拘束され、もはや自分の意思では体を離すことすらできない。
加えて腕、手首、太もも、足首なども無理やり密着され、触手で固定される。
そしてその状態のまま、挿入した陰茎と挿入された膣の間を触手たちが暴れ回る。
度重なる絶頂で放出された精液と愛液が、触手でぐちゃぐちゃにかき混ぜられる。
体を重ねたまま、二人は強制絶頂の快楽と苦しみを互いに共有し続けた。
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