退魔の少女達

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悪夢の淫魔 9

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「ねぇサクラ、もっとあなたの気持ちいいところ教えてよ」
「えー、もっと気持ちいところですかぁ? でも……これ以上気持ちよくなっちゃっていいんですかねぇ……」
「うぁ……あぁ…………あぁッ!!?」

プシュプシュっと音を立てながらサクラの太ももから滝のように愛液が流れていく。

「絶頂の余韻でまたイっちゃいましたよ、私。これ以上責めたら壊れちゃいますよー?」
「壊すためにやってるんだよね?」
「そうでしたー」

偽のサクラはとぼけたように笑う。
心が壊れないようにするための枷を外された今のサクラは、彼女たちにほんの少し体を触れられるだけでも強い快楽として感じてしまう。
未だ女性の性感帯と呼ばれる場所にはほとんど触れられていないが、それでも脇や太ももを撫でられるだけで絶頂し、もはや絶頂していない時間の方が少ないくらいだった。

「じゃあ私もそろそろムラムラしてきたことですし、胸の方も責めていきましょうか」
「胸ね、じゃあ邪魔なこれは取って上げようか」

カナの指がサクラのスポーツブラをつまむ。

「ぃあ……いああ……ッ!」

首を降ってサクラは抵抗するが彼女たちはまるで聞く耳を持たない。
着崩れた浴衣はほぼ腕を通しているだけで今のサクラはビチャビチャになった無地のショーツとスポーツブラだけが肌を守っている状態だった。
そして今そのスポーツブラが脱がされようとしている。

「この頃のサクラは下着も地味なんだね。それが今ではピンクでフリルのついた下着を着ちゃってるわけだ」
「カナ先輩、あんまり虐めないでください。言葉責めだけでイってしまいそうです。私だって他人と比べていつまでも子供みたいな体型をしていることにコンプレックスを持ってたんですよ。だから下着くらいちょっと大人ぶってみたかったんです。普段はいつも制服姿ですから、そういうところしかオシャレできないですもんね」

ベラベラと己の心の内を語り出す偽のサクラに、サクラは焦り出す。

「へぇー、じゃあ発育のいい私の体を見て嫉妬とかしてたのかな……ねぇサクラ?」
「あ……いや、違う…………違うの、せんぱ……いやぁ……」

カナが大きな瞳でサクラを見つめる。
サクラはそれを直視できなくなり、視線を逸らしながら必死に弁明しようとするがうまく言葉にならない。
きっと信じられないほど顔が真っ赤になっているだろうとサクラは自覚する。
たとえ相手が偽物でも、尊敬する人物に自分のコンプレックスを知られる恥ずかしさが顔全体を熱くする。

「で、そんなサクラちゃんの胸はどうなってるのかなー?」

カナが器用な指先でブラをめくり上げていく。
いつもより幼い体ということもあり、晒されたその胸にはおよそ膨らみというものはない。
だが、胸の先端にある桃色の膨らみだけは強くそそり立っていた。

「あはは、サクラのちっぱい可愛いよ。それでも先端だけはすっごく自己主張が激しいね」
「いやあっ! 見ないで、見ないでくださ……あぁっ!? 先輩、何をッ!?」

カナはあらわになったサクラの胸に口元を近づけていた。
そしてそそり立つサクラの乳首を口に含め、優しく甘噛みした。

「ひっーーーーぎいぃいいッ!!? ダメダメダメダメーーーーッ!! んあああぁああああああああっ!!!」

その刺激は余りにも強すぎた。
もう自分では制御できないほどに体がビクビクと痙攣する。
本来ならそれだけで失神してもおかしくないほどの快感。
だがこの世界は意識を失うという『逃げ』を許さない。
たとえ精神が焼き切れようとも、その快楽を正面から受け止め続けなければならない。

「人間の体って残酷ですよね。触れられるだけで頭が飛んでしまいそうな性感帯が二つもついてるなんて…………余ってるこちらは私が頂きますねっ」

偽のサクラがもう片方の胸の先端に唇を近づける。

「イぃいいいッッッ!!? だえっ! だえええぇえッ!!」
「あむっ」
「ンアァアアアアアアアッッ!!」

あまりの快楽に意識とは別に腰が強く浮き上がる。
自分の体を完全に乗っ取られてしまったのではないだろうかと錯覚してしまいかねない程に腰が強く震え、もはや下半身は自分の意思では動いてくれない。

「んっ、ちゅぱ…………ふう、ふふっ、子供おっぱいだけど、感度だけは大人以上だね」
「れろっ、んんっ…………はぁ、でも……先輩にこんな子供おっぱい見られるの、すごく恥ずかしい……。そうだ……夢の世界の中でくらい、夢見たっていいよね」

偽のサクラは何か意味のありそうな発言を残し、パチンと指を鳴らした。
そしてその瞬間、まるで地震でも起きたかのようにサクラの意識がぐらりと揺れる。
その感覚は一瞬で終わったが、続いて胸のあたりが急に熱くなった。

「なに……何が起きて…………え? あっ? ああああああああッ!!?」

サクラは自分の体が変異していく様を、その目で見た。
平らだった自分の胸がみるみる内に大きくなっていく。
片手では掴みきれないほどの大きさになったところで、乳房の巨大化は止まった。

「おおっ、良かったねサクラ。巨乳になれたよ。私のよりもずっとずっと大きいね」
「こ、こんな……ッ!」

夢の世界だからとはいえ、こんなこともできるのかとサクラは動揺する。
そしてその大きくなった乳房に、カナは無邪気に手を伸ばした。

「ひっ!? わぁああああああッ!!? なに、こんなッ!? やめてぇッ!! 揉まないでええええええッ!!」
「ばいんばいーん、あはは。どうサクラ、胸を揉まれるってこういうことなんだよ。気持ちいいでしょ?」
「今までのは胸を撫でられるって感じでしたからね……夢の中でくらい、こうやって大人の女として、虐められたいですよね。ねぇ、私」
「ちがっ、違うッ!! やだっ、こんなのぉおおッ!! あ……ッ!? な、なにッ!? 体、おかしい……むね、せ、先端がっ! 熱いっ! 熱い熱い熱いぃいいッ!? 出るっ!? 出ちゃうぅううッ!! んあああぁぁぁアアアアアアッ!!」
「先端……? こう?」
「はひ……っ!? ひっ、ぎぃぁアアアアアアアアアアアッ!!?」

カナがサクラの先端を同時に摘んだその瞬間、溜まりに溜まったものが一気に溢れ出す。
サクラの両胸から白い液体が勢いよくプシャアと噴水のように溢れ出した。

「んっ、これ」
「んあああッ!!? なんでぇッ!! 止まってええええぇえッ!! いやあぁああああッ!!」
「あーあ、母乳、出ちゃいましたね。胸から母乳が出る感覚、すっごく気持ちいですよね。だってさっきから私、胸だけじゃなくてココも、こんなに溢れて……」
「ぃう……いうぅ……ッ! だめぇ、もう……私の体、どうなって……」

穴の空いた水風船のように、胸の先端から母乳がビュービューと溢れる。

「おっぱいから、こんなにミルクが…………まさかサクラがこんなに大人になっちゃうなんて……。どれ、味はどうかな?」

カナはサクラの乳首に口をつけ、ゼリー飲料を飲むかのようにサクラの胸を強く握る。
すると片胸だけ今までと比にならない程の強い勢いで母乳が溢れる。
するとその感覚は快楽という形でサクラに跳ね返る。

「ひぁあああああああッ!! 飲んじゃだめぇええええッ!!」

大好きな、尊敬さえしている先輩に母乳を吸われる。
それはもう言葉にできない感覚で、ただただ頭が熱くなる。

「こっちもいただきまーす、その母乳が枯れ果てるまで飲み尽くしてあげるね」
「うあああああっ!! いやぁ、これ以上私の体を弄らないでぇええッ!!」

二人はまるで子供になったかのようにサクラの乳房にむしゃぶりつく。
サクラは自分の中にあるものを奪われていく感覚を覚えながら、快楽に溺れていく。
胸からは母乳が吹き出し、秘所からは愛液が溢れ、目からは涙が流れ、口からは鈍い嬌声が漏れる。
それでもサクラが諦めるか壊れるまで、この責めはとめどなく続くのだ。


 ***


「あーあ、大丈夫かな、これ」
「おっぱい壊れちゃいましたね」

もういつ失神してもいい程犯し尽くされた。
だが失神することはない。
この世界はそれを許さない。
真っ白な意識の中、うっすらと彼女たちの声が聞こえるのがその証明だ。
サクラはもう自分の体がどうなっているのかさえ分からないが、それでも意識を放棄することはできない。

「まぁ、おっぱい責めは飽きたところだしね」
「ふふ、じゃあ次は……私の一番感じるところ、責めちゃいますか」
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