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密愛の女王 4
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「サクラ先輩の好きな人は~?」
「……カコ、ちゃん」
「うんうん、カコちゃん大好きって言ってみて」
「カコちゃん……だい好きぃ……」
「ふふっ、私もサクラ先輩のことだーい好き」
二人は手を絡ませ、また唇を重ねる。
今この光景だけを切り取れば、そこに映るのは愛し合う二人の少女の画になるだろう。
しかしそれは魅了の力によるもの。
本人の意思すら捻じ曲げてしまうその力に、カナは怒りに近い感情が湧く。
だがそんな感情に身を任せたところで、事態が好転するわけでもない。
そんなやりきれないカナの表情を、カコは横目で楽しそうに見つめる。
「んぁ…………ふぅ、サクラ先輩、キスするのうまいね。そういえばカナ先輩はサクラ先輩とキスしたことある? すごいよ、やっぱ淫魔に犯されまくった女なだけに相当なテクニシャンなのかなぁ…………ってゴメンゴメン、そんなに怖い顔するなよカナ先輩」
カコの煽るような口調に、自然と眉をひそめていたらしい。
だが気持ちは口には出さない。
下手な抵抗は自分を追い詰めるだけだ。
「でも、サクラせんぱいとキスできるのは一番好きな私だけだもんね、ね?」
「うん……」
サクラの生返事にカコは満足そうな顔を見せる。
「……でも」
しかしサクラは言葉を続ける。
「カナせんぱいも……好き……」
今のサクラはカコに洗脳され意識が正常に動いていないようだが、それでもなお、その言葉が出てくるということはカコに魅了されてもその心だけは揺るがないということだろう。
カナは自然と口角が上がった。
そしてカコは不機嫌そうな顔になる。
「は、ははは、降参、降参だよ。サクラ先輩のラヴパワーには敵わないや」
カコはひとしきり高笑いを続けた後、嗜虐的な視線でカナを睨む。
「じゃあさ、大好きなカナ先輩をたくさんチュッチュしてあげようよ、ねぇサクラ先輩!」
「……うん」
「ーーなッ!?」
そしてサクラは物欲しそうな顔でうんうんと頷く。
カナにはその後輩の顔が、その時だけは悪魔の顔に見えた。
「ふふっ、今のサクラせんぱいは頭の中、好きとか愛してるとか、そんな感情しか入ってないみたいだね。それじゃあ、カナ先輩の両耳を同意にチュッチュしてあげようか。カナ先輩耳が性感帯だから二人で責めたらきっとすぐに潮吹いちゃうよ」
「……うん」
そう言うとカコはカナの左耳へ、サクラは右耳へ顔を寄せる。
二人が同時にふぅと息を吹きかけると、それだけでカナの背筋がゾクゾクと震える。
「んっ……くぅ……ッ!」
「さっきね、キスした時に私の精気をサクラせんぱいに少し分けてあげたんだ。だから今のサクラせんぱいは自分の意思で動ける。わかる? 無理やり体を動かされていたさっきとは違うんだよ」
「……それは」
「先輩……せんぱぁい……」
「ぅく……ッ!? だめ……サクラ………ッ!」
吐息とともに間近から声が聞こえるだけで、生理反応で背筋が跳ねる。
「ふーっ」
「ふぁああんっ!?」
頭を傾けて逃れようにも、今度は反対側の耳をカコに息を吹きかけられる。
もはや逃げ場などどこにもなかった。
「良かったねカナせんぱい。今度はサクラせんぱいの本当の愛をたっぷり味わえるってわけだ。じゃあ、カナせんぱいもサクラせんぱいもムラムラしてるみたいだし、そろそろ始めようか。せーので行くよ」
そして絶望の時間は始まる。
「せーのっ、はむっ」
「あむっ、んむっ」
「ーーひあっ!?」
両方の耳を同時に甘噛みされる。
それは感じたことのない衝撃だった。
「あ……あ……………ああああああああああああっ!! これだめえええええええぇぇええッ!!」
普段誰かから触られることなどほとんどない、耳という部位。
そこを両側から責められるなど、カナの人生で初めての経験だった。
不規則に耳を責められる快感に加え、そこから漏れる甘い吐息が耳の奥に入り込んでい感覚がさらに快楽を深めていく。
それに加えて二人は舌を伸ばし、カナの両耳を舐め上げていく。
「れろっ、んっ、せんぱぁ、すきぃ、あむっ」
「ふふっ、せんぱいのお耳、すっごくおいしいよ……んっ、れろ、れろ」
「ふぁあッ!? ん、んんん……ッ! んんんーーーーーーーーーーッ、んああぁあああッ!!」
粘液を挟んで耳と舌が絡み合う音が大音量で聞こえる。
音と声に責められ、まるで聴覚が犯されているかのよう。
普段から一緒に過ごしてきたサクラはもちろん、嗜虐的なカコの言葉にも、声をかけられるたびにビクンと震えてしまう。
どんなに心の中で抗おうとしても、魅了の力を受けてしまったカナはカコに好意を抱いてしまう。
それが心の逃げ場すらも奪ってしまう。
抵抗しようと思う気持ちが薄れ、受け入れてしまおうと言う気持ちが強くなり、それだけでカナが受ける快感はいくらにも倍増してしまう。
自然と足が内股になり、秘部がヒクヒクと震え、そして溢れる。
「ーーあっ、ぃ……ぃあっ! んぁ……ッ! ふあああああああああぁぁあああぁッ!!」
ぼやけた視界で天井を見つめる。
腰を強く突き上げ、秘所から内に秘められていたものが解放されていく。
そしてすぐに地面や太ももにボタボタと音を立てながら落ちていく。
再び絶頂を迎え、そして再び耳を責められただけで潮を吹き上げてしまった。
「……先輩…………いっぱい出てーー」
「言わないでぇッ!!」
室内に響く大声でカナはサクラの声を遮る。
決して見られなたくなかった自分の痴態。
そしてそれを導いたのは、当人であるという事実。
カナはもう頭が壊れてしまいそうだった。
「すごいすごい、カナせんぱい無限に潮吹けるのかなぁ? どんなに強がっても体が嘘つけない女の子ってすごく可愛いと思うよ」
そんな中、カコだけは自分のペースを崩さない。
睨みつけるカナの視線は涙で歪んでいて、泣きじゃくる子供のそれと変わらない。
「でもさ、どんなに気持ちよくたって耳だけじゃ満足できないよね? こんなんじゃ全然物足りない。もっと気持ちよくなりたいって心の奥ではそう思っちゃうよね?」
「くっ…………だまれ……ッ!」
カコと視線を合わせている間、カナの体に意識していない方向から忍び寄る手があった。
「もっと………気持ちよく……」
聞き逃してしまいそうなほどに小さく囁く声。
その声が聞こえるのとほぼ同時に、右の胸を強く掴まれ、乳輪の辺りを指でなぞられる。
「ーーいッ!? あぁあんッ!!」
胸を揉みしだくサクラの手。
蕩けた顔をしながらも、積極的なサクラの責めにはどうしたらいいか分からない。
嗜虐的なカコの責めはたとえ魅了されているとはいえ、それが敵の力によるものだと頭に言い聞かせることで、なんとか自分の心が落ちてしまわないように保っている。
対してサクラの責めは、嫌がればいいのか、受け入れればいいのか、それすら分からない。
怒りをぶつけることもできず、拒絶をすることもできない。
そうしている間に息を吹きかけられ、肌が触れ、頭が溶けてしまいそうになる。
「ダメ……ッ! やめっ……んんッ…………んはぁっ…………お願いサクラやめてッ! くぅ……ッ!」
サクラはやめない。
それが魅了の力によるものなのか、サクラは自分の欲求に正直に行動する。
より深く、カナの体を求めようとする。
「じゃあ空いてるこっちの胸は私が貰うね」
「ひぐぅ……ッ!? だ、だめ……ッ!!」
今度は左胸をカコに揉まれる。
思いの外サクラに比べ優しい手つき。
だがそれは女性の気持ちいところを熟知した手つき。
薄皮だけを撫でるようなその指先に強く感じてしまう。
「なんで女の子の胸ってこんなに気持ちいいんだろう。せんぱいのおっぱい、すごくいい形で好きだなぁ。ずっとずっと揉んでいたくなる」
「うん……先輩のおっぱい、好き……」
「うあああッ!! やめてッ……むね、ダメぇっ……」
右と左、それぞれ個別の意思を持つ二つの手に、カナの胸はされるがままに揉みしだかれる。
二人の人間に同時に責められるのは、相手の意思を読み取り辛く、次にどこを責められるのか予想できない恐ろしさがある。
しかしながら、そのとき二人はまるで意思を疎通させたかのように、空いている手をカナの太ももへと伸ばした。
「ーーはぁんッ!?」
まるで意識していなかった場所、それもその刺激が二箇所同時に走る。
左右の太ももを指で撫でられ、そして同時にそれは体の上へ上へと登っていく。
ゆっくりと蛇行しながら、股関節を通り、秘所の手前まで来る。
「…………め………だめ……………そこだけはダメッ!!」
「サクラせんぱい」
「カコちゃん」
カナの声など聞こえない。
二人は息を合わせ、そしてーー
「「せーの」」
ーーカナのクリトリスに指を当てる。
二人の指はそれを摘むように押しつぶす。
「ーーイぎぃいッ!?」
同時に両の乳首も摘まれ、さらに二つの耳も同時に舐められる。
完全なる四面楚歌。
それはもうカナの許容範囲をとっくに超えていた。
「い゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!! あ゛あ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ァ゛ア゛ッ!!!」
獣のような声を上げながら腰を強く突き上げる。
そしてたちまち秘所から愛液が溢れ、ビュービューと潮が吹き上がる。
二度、三度と連続して吹き上げ、もう止まったかと思えばまた吹き上げる。
「あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!! も゛う゛と゛め゛て゛ぇ゛ッ!! と゛ま゛ら゛な゛い゛!! と゛ま゛ら゛な゛い゛の゛ぉ゛ッ!! や゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ッ!!」
その姿には乱れ狂うという言葉がふさわしい。
いくつもの性感帯を同時に責められ、体を震わせながら愛液を振りまく。
その姿に、先輩としての凛々しい姿などどこにも残っていなかった。
「先輩…………こんなたくさん……汚い…………でも、好き……」
「私も、せんぱいのことすっごく好きになっちゃった。もっともっと遊ぼうね」
二人は美しいものを見るように微笑む。
その意識が途切れぬ限り、カナは快楽の海の中で溺れ続ける。
「……カコ、ちゃん」
「うんうん、カコちゃん大好きって言ってみて」
「カコちゃん……だい好きぃ……」
「ふふっ、私もサクラ先輩のことだーい好き」
二人は手を絡ませ、また唇を重ねる。
今この光景だけを切り取れば、そこに映るのは愛し合う二人の少女の画になるだろう。
しかしそれは魅了の力によるもの。
本人の意思すら捻じ曲げてしまうその力に、カナは怒りに近い感情が湧く。
だがそんな感情に身を任せたところで、事態が好転するわけでもない。
そんなやりきれないカナの表情を、カコは横目で楽しそうに見つめる。
「んぁ…………ふぅ、サクラ先輩、キスするのうまいね。そういえばカナ先輩はサクラ先輩とキスしたことある? すごいよ、やっぱ淫魔に犯されまくった女なだけに相当なテクニシャンなのかなぁ…………ってゴメンゴメン、そんなに怖い顔するなよカナ先輩」
カコの煽るような口調に、自然と眉をひそめていたらしい。
だが気持ちは口には出さない。
下手な抵抗は自分を追い詰めるだけだ。
「でも、サクラせんぱいとキスできるのは一番好きな私だけだもんね、ね?」
「うん……」
サクラの生返事にカコは満足そうな顔を見せる。
「……でも」
しかしサクラは言葉を続ける。
「カナせんぱいも……好き……」
今のサクラはカコに洗脳され意識が正常に動いていないようだが、それでもなお、その言葉が出てくるということはカコに魅了されてもその心だけは揺るがないということだろう。
カナは自然と口角が上がった。
そしてカコは不機嫌そうな顔になる。
「は、ははは、降参、降参だよ。サクラ先輩のラヴパワーには敵わないや」
カコはひとしきり高笑いを続けた後、嗜虐的な視線でカナを睨む。
「じゃあさ、大好きなカナ先輩をたくさんチュッチュしてあげようよ、ねぇサクラ先輩!」
「……うん」
「ーーなッ!?」
そしてサクラは物欲しそうな顔でうんうんと頷く。
カナにはその後輩の顔が、その時だけは悪魔の顔に見えた。
「ふふっ、今のサクラせんぱいは頭の中、好きとか愛してるとか、そんな感情しか入ってないみたいだね。それじゃあ、カナ先輩の両耳を同意にチュッチュしてあげようか。カナ先輩耳が性感帯だから二人で責めたらきっとすぐに潮吹いちゃうよ」
「……うん」
そう言うとカコはカナの左耳へ、サクラは右耳へ顔を寄せる。
二人が同時にふぅと息を吹きかけると、それだけでカナの背筋がゾクゾクと震える。
「んっ……くぅ……ッ!」
「さっきね、キスした時に私の精気をサクラせんぱいに少し分けてあげたんだ。だから今のサクラせんぱいは自分の意思で動ける。わかる? 無理やり体を動かされていたさっきとは違うんだよ」
「……それは」
「先輩……せんぱぁい……」
「ぅく……ッ!? だめ……サクラ………ッ!」
吐息とともに間近から声が聞こえるだけで、生理反応で背筋が跳ねる。
「ふーっ」
「ふぁああんっ!?」
頭を傾けて逃れようにも、今度は反対側の耳をカコに息を吹きかけられる。
もはや逃げ場などどこにもなかった。
「良かったねカナせんぱい。今度はサクラせんぱいの本当の愛をたっぷり味わえるってわけだ。じゃあ、カナせんぱいもサクラせんぱいもムラムラしてるみたいだし、そろそろ始めようか。せーので行くよ」
そして絶望の時間は始まる。
「せーのっ、はむっ」
「あむっ、んむっ」
「ーーひあっ!?」
両方の耳を同時に甘噛みされる。
それは感じたことのない衝撃だった。
「あ……あ……………ああああああああああああっ!! これだめえええええええぇぇええッ!!」
普段誰かから触られることなどほとんどない、耳という部位。
そこを両側から責められるなど、カナの人生で初めての経験だった。
不規則に耳を責められる快感に加え、そこから漏れる甘い吐息が耳の奥に入り込んでい感覚がさらに快楽を深めていく。
それに加えて二人は舌を伸ばし、カナの両耳を舐め上げていく。
「れろっ、んっ、せんぱぁ、すきぃ、あむっ」
「ふふっ、せんぱいのお耳、すっごくおいしいよ……んっ、れろ、れろ」
「ふぁあッ!? ん、んんん……ッ! んんんーーーーーーーーーーッ、んああぁあああッ!!」
粘液を挟んで耳と舌が絡み合う音が大音量で聞こえる。
音と声に責められ、まるで聴覚が犯されているかのよう。
普段から一緒に過ごしてきたサクラはもちろん、嗜虐的なカコの言葉にも、声をかけられるたびにビクンと震えてしまう。
どんなに心の中で抗おうとしても、魅了の力を受けてしまったカナはカコに好意を抱いてしまう。
それが心の逃げ場すらも奪ってしまう。
抵抗しようと思う気持ちが薄れ、受け入れてしまおうと言う気持ちが強くなり、それだけでカナが受ける快感はいくらにも倍増してしまう。
自然と足が内股になり、秘部がヒクヒクと震え、そして溢れる。
「ーーあっ、ぃ……ぃあっ! んぁ……ッ! ふあああああああああぁぁあああぁッ!!」
ぼやけた視界で天井を見つめる。
腰を強く突き上げ、秘所から内に秘められていたものが解放されていく。
そしてすぐに地面や太ももにボタボタと音を立てながら落ちていく。
再び絶頂を迎え、そして再び耳を責められただけで潮を吹き上げてしまった。
「……先輩…………いっぱい出てーー」
「言わないでぇッ!!」
室内に響く大声でカナはサクラの声を遮る。
決して見られなたくなかった自分の痴態。
そしてそれを導いたのは、当人であるという事実。
カナはもう頭が壊れてしまいそうだった。
「すごいすごい、カナせんぱい無限に潮吹けるのかなぁ? どんなに強がっても体が嘘つけない女の子ってすごく可愛いと思うよ」
そんな中、カコだけは自分のペースを崩さない。
睨みつけるカナの視線は涙で歪んでいて、泣きじゃくる子供のそれと変わらない。
「でもさ、どんなに気持ちよくたって耳だけじゃ満足できないよね? こんなんじゃ全然物足りない。もっと気持ちよくなりたいって心の奥ではそう思っちゃうよね?」
「くっ…………だまれ……ッ!」
カコと視線を合わせている間、カナの体に意識していない方向から忍び寄る手があった。
「もっと………気持ちよく……」
聞き逃してしまいそうなほどに小さく囁く声。
その声が聞こえるのとほぼ同時に、右の胸を強く掴まれ、乳輪の辺りを指でなぞられる。
「ーーいッ!? あぁあんッ!!」
胸を揉みしだくサクラの手。
蕩けた顔をしながらも、積極的なサクラの責めにはどうしたらいいか分からない。
嗜虐的なカコの責めはたとえ魅了されているとはいえ、それが敵の力によるものだと頭に言い聞かせることで、なんとか自分の心が落ちてしまわないように保っている。
対してサクラの責めは、嫌がればいいのか、受け入れればいいのか、それすら分からない。
怒りをぶつけることもできず、拒絶をすることもできない。
そうしている間に息を吹きかけられ、肌が触れ、頭が溶けてしまいそうになる。
「ダメ……ッ! やめっ……んんッ…………んはぁっ…………お願いサクラやめてッ! くぅ……ッ!」
サクラはやめない。
それが魅了の力によるものなのか、サクラは自分の欲求に正直に行動する。
より深く、カナの体を求めようとする。
「じゃあ空いてるこっちの胸は私が貰うね」
「ひぐぅ……ッ!? だ、だめ……ッ!!」
今度は左胸をカコに揉まれる。
思いの外サクラに比べ優しい手つき。
だがそれは女性の気持ちいところを熟知した手つき。
薄皮だけを撫でるようなその指先に強く感じてしまう。
「なんで女の子の胸ってこんなに気持ちいいんだろう。せんぱいのおっぱい、すごくいい形で好きだなぁ。ずっとずっと揉んでいたくなる」
「うん……先輩のおっぱい、好き……」
「うあああッ!! やめてッ……むね、ダメぇっ……」
右と左、それぞれ個別の意思を持つ二つの手に、カナの胸はされるがままに揉みしだかれる。
二人の人間に同時に責められるのは、相手の意思を読み取り辛く、次にどこを責められるのか予想できない恐ろしさがある。
しかしながら、そのとき二人はまるで意思を疎通させたかのように、空いている手をカナの太ももへと伸ばした。
「ーーはぁんッ!?」
まるで意識していなかった場所、それもその刺激が二箇所同時に走る。
左右の太ももを指で撫でられ、そして同時にそれは体の上へ上へと登っていく。
ゆっくりと蛇行しながら、股関節を通り、秘所の手前まで来る。
「…………め………だめ……………そこだけはダメッ!!」
「サクラせんぱい」
「カコちゃん」
カナの声など聞こえない。
二人は息を合わせ、そしてーー
「「せーの」」
ーーカナのクリトリスに指を当てる。
二人の指はそれを摘むように押しつぶす。
「ーーイぎぃいッ!?」
同時に両の乳首も摘まれ、さらに二つの耳も同時に舐められる。
完全なる四面楚歌。
それはもうカナの許容範囲をとっくに超えていた。
「い゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!! あ゛あ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ァ゛ア゛ッ!!!」
獣のような声を上げながら腰を強く突き上げる。
そしてたちまち秘所から愛液が溢れ、ビュービューと潮が吹き上がる。
二度、三度と連続して吹き上げ、もう止まったかと思えばまた吹き上げる。
「あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!! も゛う゛と゛め゛て゛ぇ゛ッ!! と゛ま゛ら゛な゛い゛!! と゛ま゛ら゛な゛い゛の゛ぉ゛ッ!! や゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ッ!!」
その姿には乱れ狂うという言葉がふさわしい。
いくつもの性感帯を同時に責められ、体を震わせながら愛液を振りまく。
その姿に、先輩としての凛々しい姿などどこにも残っていなかった。
「先輩…………こんなたくさん……汚い…………でも、好き……」
「私も、せんぱいのことすっごく好きになっちゃった。もっともっと遊ぼうね」
二人は美しいものを見るように微笑む。
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