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聖母の淫魔 4
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マリリアはサクラの体を左手で優しく抱き寄せ、右手で太ももをそっと撫でる。
「やめッ! ぅあっ、痺れる……ッ!」
サクラの声を無視して、内腿のあたりを沿うように指を滑らせる。
「どう、気持ちいい?」
「うぅ……きもち、いい」
朦朧とする意識の中、敵であるはずの淫魔の言葉に素直に返事をしてしまう。
サクラが煙を吸う度に、その心がどんどん抑えられなくなっていく。
まるで夢と現実の境目にいるかのような不思議な感覚。
しかし蕩けそうになる意識の中でも、快楽だけは強く胸に響く。
「そうだよ、気持ちよくなれば嫌なこと全部忘れられるんだよ。……じゃあ、今から下の方にもヌルヌル塗っていくよ、いいよね?」
サクラは顔をふるふると震わせながら、恥ずかしそうに小さく頷く。
「ちゃんと声を出してお願いしてほしいなぁー」
サクラの顎をクイっと持ち上げ、マリリアは後ろから抱きついたまま視線を合わせる。
嗜虐的な視線を感じながらも、サクラは唇を噛み締め、口を開く。
「……お願い、します」
「何を?」
「くっ……」
悔しそうな目で睨み返すも、余裕そうなマリリアの表情は変わらない。
「……ううっ、その……ぬるぬるを、塗ってください……」
「ふーん、なんで?」
「え?」
「なんで塗ってほしいの?」
「それは……」
ギリギリ保っているプライドがその言葉を言いよどませる。
しかし、無慈悲にも今なお体に取り込まれていく煙のせいで、最後の自制心すら崩れ去ってしまう。
「気持ちよく……なりたい、から……」
「よく聞こえないなぁー?」
「……くぅっ、気持ちよく、なりたい! そのぬるぬるで気持ちよくなりたいんです! 願い、します……うぅっ……」
涙を流しながらも、自分を責めて欲しいと叫び声を上げてしまう。
まだ消え切らない自制心を押し殺して、懇願してしまう。
それが情けなくて、みっともないことだと分かってしまうから、悔しくて涙が出る。
マリリアが後ろからギュッと強く抱き寄せる。
そしてサクラの肩に顔をうずめ、そのまま無言で抱きしめ続ける。
長く続く沈黙に、サクラは今の状況が理解できなくなり、妙に緊張する。
うずめた顔がどんな表情をしているのか、まるで読むことができない。
「くっ、ふふっ」
そしてしばらくすると、肩から笑い声が漏れてくる。
「くふふっ、ごめんごめん。なんか急に笑みが抑えきれなくなっちゃった。……はぁ、じゃあ、言われた通り、サクラちゃんのことめちゃくちゃに犯し尽くしてあげようか」
「え……?」
確かにサクラは気持ちよくなることを求めていたが、マリリアのその言葉のニュアンスは想像していたものとどこか違っていた。
「じゃ、いくよ」
サクラが状況を理解しきる前に、マリリアは粘性のある液体をたっぷり手に塗り、サクラの太ももに塗りたくる。
「あぎゅうううううううぅうっ!?」
そこに先程までの優しさはなく、強く、早く、筋肉の張りを伸ばすように太もも全体に粘液を伸ばしていく。
こんな形で太ももをまさぐられるのは初めてだった。
「やあッ!? きもち、いい……。んああっ、気持ちいい……ッ!」
退魔師という自分の役目などとうに頭の隅に消え、ただただ甘美な声を上げる。
「ごめんね、サクラちゃん。さっきはいじめるようなことしちゃって。ふふっ、じゃあ今度はご褒美あげるね」
そう言うとマリリアはサクラのスカートをたくし上げ、ショーツと太ももの境界線、股関節を撫でる。
「ひぐううううぅぅうううッ!!」
まるで性感帯の境界線を撫でられているかのようで、指がショーツの内側に少し入り込むだけで、背筋がピンと跳ねる。
「あれあれ、何にも塗ってないのにビチャビチャになってるところがあるなぁ?」
ショーツの端を撫でながら、マリリアはサクラの反応を待つ。
「ううっ、言わないで……」
サクラは頬を赤らめ、顔を背ける。
ブラと同じ水色のドット柄のショーツは、すでに既に愛液で満たされていた。
濡れきったショーツにマリリアの人差し指がトンと触れる。
「ひッ……!」
そしてそのまま割れ目を沿うように撫でられ、小さな突起にぶつかる。
「あッ……!?」
そしてそれをピンと弾く。
待ちわびた瞬間は急に訪れた。
「あああああああああああぁぁああああぁあッッ!!」
絶叫とともに、布越しに愛液が間欠泉のように吹き出す。
今までずっと焦らせ、高められて膨張していたものが、ピンを線を抜かれたかのように一気に溢れ出す。
「あううううううぅぅうっ!! ンアァ! あっぐ…………んっ、あはぁっッ!」
溢れる快楽はなかなか止まらず、ビュービューと秘所が呼吸をするように、何度も何度も愛液が溢れる。
「あぅ…………あぁ……」
快楽の連鎖が一段落する頃には、床とベッドはサクラの愛液でベトベトになっていた。
「お疲れ様、気持ちよかった?」
「……うん」
「そっか、じゃあもう一度イこっか」
「……ふぇ?」
もう呂律が回らなくなって、まともに喋ることすらできなくなってきたサクラを無視して、マリリアの手がサクラのショーツの中へと伸びる。
「うあッ!? あああああああああぁあっ!! ダメェ、もうイッた! もう気持ちよくなってるからぁああッ!!」
「違うよサクラちゃん。お豆を弾いただけで満足なんて、そんなのお子ちゃまのエッチだよ。お姉さんがこれから本当の気持ちいいを教えてあげる」
二本の指が割れ目へと入り込み、うねるようにしてサクラの体内をかき混ぜる。
「んああああぁア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!! ぎもぢいいっ!! あ゛あ゛ッ、こわれる……ッ! 壊れちゃう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ッ!!」
マリリアは、淫魔として女性を責め立てるための特別な能力を持っているわけではない。
できることといえば人の姿に化ける程度のことだ。
しかしその能力だけで幾多の女性を快楽の底に沈めてきた。
女性のどこをどうすれば気持ちが良くなるのかを、完全に知り尽くしている。
体が動かせず、媚薬で感度が上がり、煙の効果で頭が蕩けている女学生など、マリリアの相手ではない。
サクラなど本当に子ども扱いなのだ。
「さぁ、これでイキなさい!」
膣内でグッと指を曲げ、サクラが一番感じるところを的確に責める。
「ン゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」
その一撃でサクラは達する。
秘所がキュウキュウと締まり、その度に愛液が漏れ出す。
だがマリリアはそれでも手を止めなかった。
指の動きはさらに加速し、激しく強くかき乱す。
「いぎいぃんッ!? やめっ、だめへぇッ! イッてる! イッてるから止めてええええええっ!!」
「まだまだだよ、イけるところまでイかせてあげる」
「やめてえええええぇえッ!! んああっ!? やだっ! ヤダヤダヤダッ! こわいっ、たすけ、あぎぃイイイッ!?」
マリリアは空いていたもう一つの手も使いだし、サクラの乳房をこねくり回す。
「ほら、気持ちいいでしょ?」
「ち、違っ…………こわい、こわいのッ! これ以上……気持ちよく、なりたくないッ! あっ、いやああああっ!! あぁんッ、なんでぇ……ッ!」
サクラが何度懇願したところで、マリリアの手は止まらない。
「ねぇ、サクラちゃん。大抵の女の子はこの責めを受けると、もっと気持ちよくなりたい、もっと責めてって懇願してくるの。でもサクラちゃんは怖い、気持ちよくなりたくないって言うんだね」
胸の蕾と秘所の蕾を同時に弄りながら、マリリアは語り続ける。
「もう自制心の残ってないサクラちゃんがそう言ってるんだから、きっと本当にそう思っているんだろうね。確かに、自分の知らない向こう側に行ってしまうみたいで怖いよね」
「やッ、らめっ、ああああアアァんッ!」
乱れ狂うサクラにその言葉が届いているのかは分からない。
だからこそ、一番伝えたいその一言はサクラの耳元で囁くように伝える。
「でもね、ごめんなさい、私そういう子をめちゃくちゃにするのが大好きなの」
一瞬だけ責めが止まる。
だが次に息を吸ったその瞬間、マリリアはラストスパートをかける。
乳首を、クリトリスを、膣の奥を同時に責める。
「いやああああああっ!! カナ、せんぱい……助けッ、イア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」
「来ないわよ、先輩なんて。快楽に恐怖し、そして快楽に犯されなさい」
「ア゛ア゛ッ、お……おかあ、さん……ッ! おかあさん、おかあさん、おかあさんッ! くああっ!? イッグぅ、イグゥウウウウウウウウウッ!!」
動かない体も生理現象には勝てないのか、壊れたおもちゃのようにビクビクと体が震える。
「ふふっ、最後はママに助けを請いながらイッちゃったんだ。こんな可愛い退魔師さん初めて見たかも」
連続して三度も絶頂へ導かれたサクラは、もはや意識を保っているかも怪しく、視点の定まらない瞳はどこか遠くを見ている。
もうしばらくサクラの意識が帰ってくることはないだろうと判断したマリリアは、一度その場から立ち上がろうとする。
だが服が何かに引っかかているのか、うまく立ち上がれない。
そして引っかかっている白衣の端に目を向けた瞬間、マリリアの顔が驚愕の顔に変わる。
「……え?」
サクラの右手がマリリアの白衣を掴んでいる。
動かないはずのサクラの右手が、だ。
「そんな、薬の効果が切れた? 早すぎる……いや、これが退魔師の再生能力!?」
マリリアが驚いている間に、サクラは動き出す。
「アアアアッ!」
サクラは獣のような声を上げ後ろを振り返り、そしてマリリアを押し倒す。
「あんっ!」
戦闘能力を持たないマリリアは抵抗できず、ベッドに押し倒される。
あくまで相手は退魔師であるにも関わらず、舐めてかかった結果がこれだと、マリリアはその時点で敗北を覚悟した。
だがその後のサクラの行動は予想外のものだった。
サクラはマリリアの胸へと顔を沈めた。
「えぇっ?」
そしてサクラはそのままマリリアの胸から動く様子がない。
その急な行動の意味をマリリアはまだ理解できずにいた。
「おかあさん……おかあさん……」
顔をうずめながら、サクラは呟く。それでようやく理解した。
「そっか、体の力を奪う毒には対処できても、まだ頭の方の毒には対処できていないんだ」
状況を理解したマリリアはサクラの頭をそっと撫でる。
「ねぇサクラちゃん、お母さんのおっぱい吸いたい?」
「……うん、吸いたい……」
今の状況に合わせてマリリアがそう言うと、サクラはもはや頭が正常に動いていないのか、同調してきた。
「そっか、じゃあその前にお母さんとキス、しない?」
「うん……したい……」
そう言うとサクラは自らマリリアと唇を重ねた。
まるで親鳥の持ってきた餌にクチバシを伸ばす雛鳥のような無邪気さで、サクラはマリリアの口内へと舌を伸ばす。
(ああ、愛しくてバカな子)
マリリアはそう思いながら、サクラの精気を吸収する。
「ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ッ!?」
自らの精気を吸われ、サクラは当然のように驚き絶叫する。
唇を離そうとするが、マリリアは強く抱きしめ、それを許さない。
(ほんと、好きになっちゃいそう)
サクラの抵抗する力が抜けるまで、マリリアは精気を吸い続けた。
「やめッ! ぅあっ、痺れる……ッ!」
サクラの声を無視して、内腿のあたりを沿うように指を滑らせる。
「どう、気持ちいい?」
「うぅ……きもち、いい」
朦朧とする意識の中、敵であるはずの淫魔の言葉に素直に返事をしてしまう。
サクラが煙を吸う度に、その心がどんどん抑えられなくなっていく。
まるで夢と現実の境目にいるかのような不思議な感覚。
しかし蕩けそうになる意識の中でも、快楽だけは強く胸に響く。
「そうだよ、気持ちよくなれば嫌なこと全部忘れられるんだよ。……じゃあ、今から下の方にもヌルヌル塗っていくよ、いいよね?」
サクラは顔をふるふると震わせながら、恥ずかしそうに小さく頷く。
「ちゃんと声を出してお願いしてほしいなぁー」
サクラの顎をクイっと持ち上げ、マリリアは後ろから抱きついたまま視線を合わせる。
嗜虐的な視線を感じながらも、サクラは唇を噛み締め、口を開く。
「……お願い、します」
「何を?」
「くっ……」
悔しそうな目で睨み返すも、余裕そうなマリリアの表情は変わらない。
「……ううっ、その……ぬるぬるを、塗ってください……」
「ふーん、なんで?」
「え?」
「なんで塗ってほしいの?」
「それは……」
ギリギリ保っているプライドがその言葉を言いよどませる。
しかし、無慈悲にも今なお体に取り込まれていく煙のせいで、最後の自制心すら崩れ去ってしまう。
「気持ちよく……なりたい、から……」
「よく聞こえないなぁー?」
「……くぅっ、気持ちよく、なりたい! そのぬるぬるで気持ちよくなりたいんです! 願い、します……うぅっ……」
涙を流しながらも、自分を責めて欲しいと叫び声を上げてしまう。
まだ消え切らない自制心を押し殺して、懇願してしまう。
それが情けなくて、みっともないことだと分かってしまうから、悔しくて涙が出る。
マリリアが後ろからギュッと強く抱き寄せる。
そしてサクラの肩に顔をうずめ、そのまま無言で抱きしめ続ける。
長く続く沈黙に、サクラは今の状況が理解できなくなり、妙に緊張する。
うずめた顔がどんな表情をしているのか、まるで読むことができない。
「くっ、ふふっ」
そしてしばらくすると、肩から笑い声が漏れてくる。
「くふふっ、ごめんごめん。なんか急に笑みが抑えきれなくなっちゃった。……はぁ、じゃあ、言われた通り、サクラちゃんのことめちゃくちゃに犯し尽くしてあげようか」
「え……?」
確かにサクラは気持ちよくなることを求めていたが、マリリアのその言葉のニュアンスは想像していたものとどこか違っていた。
「じゃ、いくよ」
サクラが状況を理解しきる前に、マリリアは粘性のある液体をたっぷり手に塗り、サクラの太ももに塗りたくる。
「あぎゅうううううううぅうっ!?」
そこに先程までの優しさはなく、強く、早く、筋肉の張りを伸ばすように太もも全体に粘液を伸ばしていく。
こんな形で太ももをまさぐられるのは初めてだった。
「やあッ!? きもち、いい……。んああっ、気持ちいい……ッ!」
退魔師という自分の役目などとうに頭の隅に消え、ただただ甘美な声を上げる。
「ごめんね、サクラちゃん。さっきはいじめるようなことしちゃって。ふふっ、じゃあ今度はご褒美あげるね」
そう言うとマリリアはサクラのスカートをたくし上げ、ショーツと太ももの境界線、股関節を撫でる。
「ひぐううううぅぅうううッ!!」
まるで性感帯の境界線を撫でられているかのようで、指がショーツの内側に少し入り込むだけで、背筋がピンと跳ねる。
「あれあれ、何にも塗ってないのにビチャビチャになってるところがあるなぁ?」
ショーツの端を撫でながら、マリリアはサクラの反応を待つ。
「ううっ、言わないで……」
サクラは頬を赤らめ、顔を背ける。
ブラと同じ水色のドット柄のショーツは、すでに既に愛液で満たされていた。
濡れきったショーツにマリリアの人差し指がトンと触れる。
「ひッ……!」
そしてそのまま割れ目を沿うように撫でられ、小さな突起にぶつかる。
「あッ……!?」
そしてそれをピンと弾く。
待ちわびた瞬間は急に訪れた。
「あああああああああああぁぁああああぁあッッ!!」
絶叫とともに、布越しに愛液が間欠泉のように吹き出す。
今までずっと焦らせ、高められて膨張していたものが、ピンを線を抜かれたかのように一気に溢れ出す。
「あううううううぅぅうっ!! ンアァ! あっぐ…………んっ、あはぁっッ!」
溢れる快楽はなかなか止まらず、ビュービューと秘所が呼吸をするように、何度も何度も愛液が溢れる。
「あぅ…………あぁ……」
快楽の連鎖が一段落する頃には、床とベッドはサクラの愛液でベトベトになっていた。
「お疲れ様、気持ちよかった?」
「……うん」
「そっか、じゃあもう一度イこっか」
「……ふぇ?」
もう呂律が回らなくなって、まともに喋ることすらできなくなってきたサクラを無視して、マリリアの手がサクラのショーツの中へと伸びる。
「うあッ!? あああああああああぁあっ!! ダメェ、もうイッた! もう気持ちよくなってるからぁああッ!!」
「違うよサクラちゃん。お豆を弾いただけで満足なんて、そんなのお子ちゃまのエッチだよ。お姉さんがこれから本当の気持ちいいを教えてあげる」
二本の指が割れ目へと入り込み、うねるようにしてサクラの体内をかき混ぜる。
「んああああぁア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!! ぎもぢいいっ!! あ゛あ゛ッ、こわれる……ッ! 壊れちゃう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ッ!!」
マリリアは、淫魔として女性を責め立てるための特別な能力を持っているわけではない。
できることといえば人の姿に化ける程度のことだ。
しかしその能力だけで幾多の女性を快楽の底に沈めてきた。
女性のどこをどうすれば気持ちが良くなるのかを、完全に知り尽くしている。
体が動かせず、媚薬で感度が上がり、煙の効果で頭が蕩けている女学生など、マリリアの相手ではない。
サクラなど本当に子ども扱いなのだ。
「さぁ、これでイキなさい!」
膣内でグッと指を曲げ、サクラが一番感じるところを的確に責める。
「ン゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」
その一撃でサクラは達する。
秘所がキュウキュウと締まり、その度に愛液が漏れ出す。
だがマリリアはそれでも手を止めなかった。
指の動きはさらに加速し、激しく強くかき乱す。
「いぎいぃんッ!? やめっ、だめへぇッ! イッてる! イッてるから止めてええええええっ!!」
「まだまだだよ、イけるところまでイかせてあげる」
「やめてえええええぇえッ!! んああっ!? やだっ! ヤダヤダヤダッ! こわいっ、たすけ、あぎぃイイイッ!?」
マリリアは空いていたもう一つの手も使いだし、サクラの乳房をこねくり回す。
「ほら、気持ちいいでしょ?」
「ち、違っ…………こわい、こわいのッ! これ以上……気持ちよく、なりたくないッ! あっ、いやああああっ!! あぁんッ、なんでぇ……ッ!」
サクラが何度懇願したところで、マリリアの手は止まらない。
「ねぇ、サクラちゃん。大抵の女の子はこの責めを受けると、もっと気持ちよくなりたい、もっと責めてって懇願してくるの。でもサクラちゃんは怖い、気持ちよくなりたくないって言うんだね」
胸の蕾と秘所の蕾を同時に弄りながら、マリリアは語り続ける。
「もう自制心の残ってないサクラちゃんがそう言ってるんだから、きっと本当にそう思っているんだろうね。確かに、自分の知らない向こう側に行ってしまうみたいで怖いよね」
「やッ、らめっ、ああああアアァんッ!」
乱れ狂うサクラにその言葉が届いているのかは分からない。
だからこそ、一番伝えたいその一言はサクラの耳元で囁くように伝える。
「でもね、ごめんなさい、私そういう子をめちゃくちゃにするのが大好きなの」
一瞬だけ責めが止まる。
だが次に息を吸ったその瞬間、マリリアはラストスパートをかける。
乳首を、クリトリスを、膣の奥を同時に責める。
「いやああああああっ!! カナ、せんぱい……助けッ、イア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」
「来ないわよ、先輩なんて。快楽に恐怖し、そして快楽に犯されなさい」
「ア゛ア゛ッ、お……おかあ、さん……ッ! おかあさん、おかあさん、おかあさんッ! くああっ!? イッグぅ、イグゥウウウウウウウウウッ!!」
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「ふふっ、最後はママに助けを請いながらイッちゃったんだ。こんな可愛い退魔師さん初めて見たかも」
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もうしばらくサクラの意識が帰ってくることはないだろうと判断したマリリアは、一度その場から立ち上がろうとする。
だが服が何かに引っかかているのか、うまく立ち上がれない。
そして引っかかっている白衣の端に目を向けた瞬間、マリリアの顔が驚愕の顔に変わる。
「……え?」
サクラの右手がマリリアの白衣を掴んでいる。
動かないはずのサクラの右手が、だ。
「そんな、薬の効果が切れた? 早すぎる……いや、これが退魔師の再生能力!?」
マリリアが驚いている間に、サクラは動き出す。
「アアアアッ!」
サクラは獣のような声を上げ後ろを振り返り、そしてマリリアを押し倒す。
「あんっ!」
戦闘能力を持たないマリリアは抵抗できず、ベッドに押し倒される。
あくまで相手は退魔師であるにも関わらず、舐めてかかった結果がこれだと、マリリアはその時点で敗北を覚悟した。
だがその後のサクラの行動は予想外のものだった。
サクラはマリリアの胸へと顔を沈めた。
「えぇっ?」
そしてサクラはそのままマリリアの胸から動く様子がない。
その急な行動の意味をマリリアはまだ理解できずにいた。
「おかあさん……おかあさん……」
顔をうずめながら、サクラは呟く。それでようやく理解した。
「そっか、体の力を奪う毒には対処できても、まだ頭の方の毒には対処できていないんだ」
状況を理解したマリリアはサクラの頭をそっと撫でる。
「ねぇサクラちゃん、お母さんのおっぱい吸いたい?」
「……うん、吸いたい……」
今の状況に合わせてマリリアがそう言うと、サクラはもはや頭が正常に動いていないのか、同調してきた。
「そっか、じゃあその前にお母さんとキス、しない?」
「うん……したい……」
そう言うとサクラは自らマリリアと唇を重ねた。
まるで親鳥の持ってきた餌にクチバシを伸ばす雛鳥のような無邪気さで、サクラはマリリアの口内へと舌を伸ばす。
(ああ、愛しくてバカな子)
マリリアはそう思いながら、サクラの精気を吸収する。
「ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ッ!?」
自らの精気を吸われ、サクラは当然のように驚き絶叫する。
唇を離そうとするが、マリリアは強く抱きしめ、それを許さない。
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