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37. モデルの依頼(後編)
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そこから20分ほど経過した。
「小さくなってきたよ」
「あ、はい」
佐々木さんから指摘を受ける。
女子の前でしごくのは恥ずかしいけど、
仕事のためだから頑張らないと。
でも気持ちとは裏腹に大きくならない。
さっきまでは大きくなったのに今は小さいままだ。
(どうして!? 普段この程度で萎えないのに!?)
原因を考えてみるとどうも直立してるのが良くないようだ。
普段と違う姿勢なのでいつもの刺激を与えてもあまり反応しないっぽい。
「もう無理?」
「しごいてるけど全然……」
「わかった、なら立ってるだけでいいから」
佐々木さんが残念そうな声で言う。
先程撮った写真を回し始めたのでそちらで代用するんだろう。
(失望させてしまった……)
立って人に見られている状態で大きくするのってかなり大変だ。
そりゃモデルの人の費用も高くなる。
「あ、手を離したなら手を頭の後ろで組んでほしー」
「はい」
「えー、今肩描いてるのに」
「貴重なタイミングなんだからそれぐらいさせてよ」
「はいはい、順番ね」
いろいろ要求が来るけどみんな書いてる場所が違うらしく、
誰かの指示に従うと誰かが抗議する感じ。
佐々木さんがとりなしているけど大変そうだ。
「恵子、写真撮ったら駄目かな?」
「だからさっきも言ったでしょ」
「いや補助としてだよ」
「補助?」
「みんな見たい部分が違うのにモデルは一人しかいないよね?」
「そうね」
「時間で区切って好きなポーズとその写真を撮る、もちろん違うポーズの時に見に来るのはOKというのはどうかな?」
「悪くないけどそれって哲也くん大変じゃない?」
「俺は構わない」
俺の意見を聞いて佐々木さんは少し考えているようだ。
せっかくやるならみんなが喜んでくれる方がいいし、
安易な妥協はするべきじゃないだろう。
「うん、わかった。みんなどう?」
「いいよ」「構わない」「よかった、見えなかったのよね」「助かる」
よかった、喜んでもらえそうだ。
「じゃあ早速やりますか」
「わかった」
・・・
「これで終わりかな?」
「そうだね」
写真を撮るだけなのにけっこう時間かかった。
実はみんなけっこうポーズにこだわりがあって、
椅子に座ったり寝転んだりすることになった。
「それじゃ今度は普通にモデルね」
「はい」
カリカリという音が響く。
みんな集中してるし姿勢を崩さないようにしないと。
とはいえずっと一定の姿勢のままだと暇だ。
(みんなどれくらい進んでいるんだろう?)
目線だけ動かしてスケッチしている人を見る。
上半身を書く人、下半身を書く人、まだ何も形になってない人様々だった。
(あ、俺の顔書いてる!?)
顔を書く人もいて当たり前だけど改めてみると恥ずかしい。
(でも何か違和感がある)
「恵子、ちょっといい?」
「なに?」
「ちょっと奥の方で描いてるポニテの子のデッサンだけど何か違和感があって」
「どんなとこ?」
「何と言うか男の顔っぽくない気がする」
「なるほどね、ちょっと待ってて」
その子の方に向かっていった。
個人の感覚の違いなのかもしれないけど、
一応男性視点の意見は役に立つかもしれない。
少し話をするとポニテの子が場所を大きく移動した。
「うん、言われてみるとそうかもしれないね」
「よかった」
「ちょっと角度を変えてみてって伝えたよ」
「ありがとう」
「こっちこそありがとうだよ」
多少でも役に立てたならよかった。
「あの……わたしのデッサンも見てもらえますか?」
「あ、素人の意見でよければ……」
「ならあたしもー」
それを見ていた他の部員が続々と見てもらいに来た。
まあデッサンの良し悪しがわかるわけじゃないので、
あくまで感想になるんだけど。
・・・
結局全員のスケッチを見た。
やっぱり全体的にみんな上手い。
ただたまに男性っぽくない感じのスケッチがある。
体の質感が柔らかいというかごつごつしてないっていうか。
「ちゃんとした感想だったね」
「まあ自分の体だから」
「それでも指摘のポイントは抑えていたと思うよ」
高評価みたいで嬉しい。
指摘が終わった後はモデルに戻った。
・・・
「今日はここまでね」
「結構進んだ」「興味深かった」「まったく描けてない……」
各々好きなことを喋っている。
俺もようやく腰を下ろす。
「疲れたー」
「よく頑張ったね、偉いよ」
「明日は筋肉痛だと思うから寝てようかな」
「え、明日もあるけど?」
「は?」
「"今日だけ"なんて言ってないよね?」
佐々木さんの言葉を思い出してみる。
……たしかに武術部の活動を手伝うと言われただけで期限はない。
「まだ描けてない人も多いし数日は必要かな」
「まじすか!?」
「まじすよ」
つい普段の口調が出てしまったけど、
笑いながら同じ口調で返事を返してくれた。
こういう対応の速さはすごいと思う。
・・・
次の日。
「えーと哲也くんのモデルは今日で終了です」
「なんで!?」「えー」「仕方ない」「まだ描けてないのに」
「さすがに負担がきつすぎると思うからです」
よかった、さすがに大分疲れてる。
今日一日なら乗り切れる。
・・・
「そろそろ終了ね」
「おつかれー」「え、まだ終わってない」「疲れた」「またね高木君」
みんなが出ていく。
(ようやく終わった……)
椅子に座る余裕もなくステージに倒れこむ。
裸のおかげで地面に熱が吸われていくのが分かる。
いやー、モデルって大変な仕事なんだな。
立ちっぱなしもきついけど何も出来ないのもきつい。
ひたすら女子の胸を見続けてたけど、
さすがに見慣れてしまった。
乳首見てもピクリともしなかったな。
「お疲れ様」
佐々木さんが戻ってきた。
寝ている俺の前にしゃがみこんでいるのでスカートの中が丸見えだ。
「お、まだ大きくなるんだ」
「え、あ、ご、ごめん」
そうだ、全裸だった!?
この2日間全裸に慣れすぎてすっかり忘れてた。
服をどこに置いたっけ?
辺りを見回していると佐々木さんがさらに近寄ってきた。
「よく頑張ってくれたしご褒美ね」
「ふぁっ!?」
おもむろにあれを咥えられた。
この3日間刺激だけして射精していないのでかなり溜まっている。
「硬くなったね」
咥えるのをやめて手でいじり始めた。
「大木さんとどっちが気持ちいい?」
「そんな、答えられないよ」
「答えないならやめちゃうぞ~」
佐々木さんはしごくのをやめて、
あれに猫パンチし始めた。
叩いても戻ってくるのが面白いらしく、
何度も繰り返している。
きっと俺が「恵子」と答えるまで、
続きはしてくれないんだろう。
でも俺にしてくれた人に優劣なんてつけたくない。
「優劣なんてないよ、二人とも気持ちよかった」
「ん~」
猫パンチをやめてあごに手を当てて考えている。
顎が唾液で濡れて少しエッチな感じだ。
「それならここまでってことで」
そう言って反対を向いて、
ウェットティッシュで手をぬぐっている。
顔は見えないけど多分もう終わりなんだろう。
ものすごく残念だけど仕方ない。
「じゃあそのまま仰向けでいてね」
こちらに顔を向けないまま指示が来た。
(なんだろう? まだ撮影するとかかな?)
スケッチが終わってない子もいたみたいだし、
追加で写真を欲しがっても無理はない。
ごそごそと音はするので何かしているようだけど……。
少し待っていると佐々木さんが近づいてきた。
「お待たせ、持っててよかった大きい人用コンドーム」
「え? え?」
「大木さんと比べられないなら大木さんとしてないことすればいいよね」
唖然としている間に
手早くコンドームの袋を破いて取り付けられる。
思考能力が停止してしまって、
コンドームって意外ときつくないんだなとか考えていた。
・・・
「これで童貞卒業だね」
「うん……」
「気持ちよかったみたいね」
「うん、すごく気持ちよかった。でもどうして?」
「頑張ってくれたお礼かな」
元々口止めの代わりの仕事だったのに、
お礼をしてもらえるなんて思わなかった。
それもこんなすごいお礼を。
「はいはい、もう帰らないといけないんだから早く服着てね」
そうだった、帰るところだったんだ。
いつまでも鍵を返さないと先生が来るかもしれない。
急いで服を着る。
「じゃあ、今度は学校が始まってからかな?」
「え、今度って」
「あー、エッチなこと考えてるな、あれはお礼だからもうしません」
「あ、はい」
「もう文化祭も近いし頑張らないとね」
そうだ、夏休み明けにはすぐ文化祭がある。
もう一通り出来ることはやり終わっているとはいえ、
不測の事態に備えないと。
「小さくなってきたよ」
「あ、はい」
佐々木さんから指摘を受ける。
女子の前でしごくのは恥ずかしいけど、
仕事のためだから頑張らないと。
でも気持ちとは裏腹に大きくならない。
さっきまでは大きくなったのに今は小さいままだ。
(どうして!? 普段この程度で萎えないのに!?)
原因を考えてみるとどうも直立してるのが良くないようだ。
普段と違う姿勢なのでいつもの刺激を与えてもあまり反応しないっぽい。
「もう無理?」
「しごいてるけど全然……」
「わかった、なら立ってるだけでいいから」
佐々木さんが残念そうな声で言う。
先程撮った写真を回し始めたのでそちらで代用するんだろう。
(失望させてしまった……)
立って人に見られている状態で大きくするのってかなり大変だ。
そりゃモデルの人の費用も高くなる。
「あ、手を離したなら手を頭の後ろで組んでほしー」
「はい」
「えー、今肩描いてるのに」
「貴重なタイミングなんだからそれぐらいさせてよ」
「はいはい、順番ね」
いろいろ要求が来るけどみんな書いてる場所が違うらしく、
誰かの指示に従うと誰かが抗議する感じ。
佐々木さんがとりなしているけど大変そうだ。
「恵子、写真撮ったら駄目かな?」
「だからさっきも言ったでしょ」
「いや補助としてだよ」
「補助?」
「みんな見たい部分が違うのにモデルは一人しかいないよね?」
「そうね」
「時間で区切って好きなポーズとその写真を撮る、もちろん違うポーズの時に見に来るのはOKというのはどうかな?」
「悪くないけどそれって哲也くん大変じゃない?」
「俺は構わない」
俺の意見を聞いて佐々木さんは少し考えているようだ。
せっかくやるならみんなが喜んでくれる方がいいし、
安易な妥協はするべきじゃないだろう。
「うん、わかった。みんなどう?」
「いいよ」「構わない」「よかった、見えなかったのよね」「助かる」
よかった、喜んでもらえそうだ。
「じゃあ早速やりますか」
「わかった」
・・・
「これで終わりかな?」
「そうだね」
写真を撮るだけなのにけっこう時間かかった。
実はみんなけっこうポーズにこだわりがあって、
椅子に座ったり寝転んだりすることになった。
「それじゃ今度は普通にモデルね」
「はい」
カリカリという音が響く。
みんな集中してるし姿勢を崩さないようにしないと。
とはいえずっと一定の姿勢のままだと暇だ。
(みんなどれくらい進んでいるんだろう?)
目線だけ動かしてスケッチしている人を見る。
上半身を書く人、下半身を書く人、まだ何も形になってない人様々だった。
(あ、俺の顔書いてる!?)
顔を書く人もいて当たり前だけど改めてみると恥ずかしい。
(でも何か違和感がある)
「恵子、ちょっといい?」
「なに?」
「ちょっと奥の方で描いてるポニテの子のデッサンだけど何か違和感があって」
「どんなとこ?」
「何と言うか男の顔っぽくない気がする」
「なるほどね、ちょっと待ってて」
その子の方に向かっていった。
個人の感覚の違いなのかもしれないけど、
一応男性視点の意見は役に立つかもしれない。
少し話をするとポニテの子が場所を大きく移動した。
「うん、言われてみるとそうかもしれないね」
「よかった」
「ちょっと角度を変えてみてって伝えたよ」
「ありがとう」
「こっちこそありがとうだよ」
多少でも役に立てたならよかった。
「あの……わたしのデッサンも見てもらえますか?」
「あ、素人の意見でよければ……」
「ならあたしもー」
それを見ていた他の部員が続々と見てもらいに来た。
まあデッサンの良し悪しがわかるわけじゃないので、
あくまで感想になるんだけど。
・・・
結局全員のスケッチを見た。
やっぱり全体的にみんな上手い。
ただたまに男性っぽくない感じのスケッチがある。
体の質感が柔らかいというかごつごつしてないっていうか。
「ちゃんとした感想だったね」
「まあ自分の体だから」
「それでも指摘のポイントは抑えていたと思うよ」
高評価みたいで嬉しい。
指摘が終わった後はモデルに戻った。
・・・
「今日はここまでね」
「結構進んだ」「興味深かった」「まったく描けてない……」
各々好きなことを喋っている。
俺もようやく腰を下ろす。
「疲れたー」
「よく頑張ったね、偉いよ」
「明日は筋肉痛だと思うから寝てようかな」
「え、明日もあるけど?」
「は?」
「"今日だけ"なんて言ってないよね?」
佐々木さんの言葉を思い出してみる。
……たしかに武術部の活動を手伝うと言われただけで期限はない。
「まだ描けてない人も多いし数日は必要かな」
「まじすか!?」
「まじすよ」
つい普段の口調が出てしまったけど、
笑いながら同じ口調で返事を返してくれた。
こういう対応の速さはすごいと思う。
・・・
次の日。
「えーと哲也くんのモデルは今日で終了です」
「なんで!?」「えー」「仕方ない」「まだ描けてないのに」
「さすがに負担がきつすぎると思うからです」
よかった、さすがに大分疲れてる。
今日一日なら乗り切れる。
・・・
「そろそろ終了ね」
「おつかれー」「え、まだ終わってない」「疲れた」「またね高木君」
みんなが出ていく。
(ようやく終わった……)
椅子に座る余裕もなくステージに倒れこむ。
裸のおかげで地面に熱が吸われていくのが分かる。
いやー、モデルって大変な仕事なんだな。
立ちっぱなしもきついけど何も出来ないのもきつい。
ひたすら女子の胸を見続けてたけど、
さすがに見慣れてしまった。
乳首見てもピクリともしなかったな。
「お疲れ様」
佐々木さんが戻ってきた。
寝ている俺の前にしゃがみこんでいるのでスカートの中が丸見えだ。
「お、まだ大きくなるんだ」
「え、あ、ご、ごめん」
そうだ、全裸だった!?
この2日間全裸に慣れすぎてすっかり忘れてた。
服をどこに置いたっけ?
辺りを見回していると佐々木さんがさらに近寄ってきた。
「よく頑張ってくれたしご褒美ね」
「ふぁっ!?」
おもむろにあれを咥えられた。
この3日間刺激だけして射精していないのでかなり溜まっている。
「硬くなったね」
咥えるのをやめて手でいじり始めた。
「大木さんとどっちが気持ちいい?」
「そんな、答えられないよ」
「答えないならやめちゃうぞ~」
佐々木さんはしごくのをやめて、
あれに猫パンチし始めた。
叩いても戻ってくるのが面白いらしく、
何度も繰り返している。
きっと俺が「恵子」と答えるまで、
続きはしてくれないんだろう。
でも俺にしてくれた人に優劣なんてつけたくない。
「優劣なんてないよ、二人とも気持ちよかった」
「ん~」
猫パンチをやめてあごに手を当てて考えている。
顎が唾液で濡れて少しエッチな感じだ。
「それならここまでってことで」
そう言って反対を向いて、
ウェットティッシュで手をぬぐっている。
顔は見えないけど多分もう終わりなんだろう。
ものすごく残念だけど仕方ない。
「じゃあそのまま仰向けでいてね」
こちらに顔を向けないまま指示が来た。
(なんだろう? まだ撮影するとかかな?)
スケッチが終わってない子もいたみたいだし、
追加で写真を欲しがっても無理はない。
ごそごそと音はするので何かしているようだけど……。
少し待っていると佐々木さんが近づいてきた。
「お待たせ、持っててよかった大きい人用コンドーム」
「え? え?」
「大木さんと比べられないなら大木さんとしてないことすればいいよね」
唖然としている間に
手早くコンドームの袋を破いて取り付けられる。
思考能力が停止してしまって、
コンドームって意外ときつくないんだなとか考えていた。
・・・
「これで童貞卒業だね」
「うん……」
「気持ちよかったみたいね」
「うん、すごく気持ちよかった。でもどうして?」
「頑張ってくれたお礼かな」
元々口止めの代わりの仕事だったのに、
お礼をしてもらえるなんて思わなかった。
それもこんなすごいお礼を。
「はいはい、もう帰らないといけないんだから早く服着てね」
そうだった、帰るところだったんだ。
いつまでも鍵を返さないと先生が来るかもしれない。
急いで服を着る。
「じゃあ、今度は学校が始まってからかな?」
「え、今度って」
「あー、エッチなこと考えてるな、あれはお礼だからもうしません」
「あ、はい」
「もう文化祭も近いし頑張らないとね」
そうだ、夏休み明けにはすぐ文化祭がある。
もう一通り出来ることはやり終わっているとはいえ、
不測の事態に備えないと。
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