12 / 19
【聖女視点】第二話 本当の狙い
しおりを挟む
「「「「「天にまします我らの女神よ。 あなたの栄光を賛美し―・―・・」」」」」
今日もあたしの神託を受けようと、鴨がこぞって来てくれる。
水浴びを終えた妖艶なあたしが祭壇の前に立つと、いつも鴨が綺麗に整列する。
(ま、いつも通り適当にそれらしい事を言ってやるか)
「女神様はあなたの祈りに耳を傾けています。引き続きお祈りを捧げ、お布施を捧げ、最後に【長寿の壺】を買っていただければ、より健康に若く長生きする事ができるでしょう」
この聖女のあたしが言ってやってるんだ。信者共はありがたい言葉を素直に受け取って、金だけ置いて帰ればいいのさ。
「ありがたや、ありがたや。聖女様、本日もありがとうございました」
ふ、それでいい。
せいぜいありがたく思っておけばいい。
それにしても、五銅貨で仕入れた粗悪なゴミ壺が飛ぶ様に売れるとは、聖女会議も馬鹿にならないものだね。
最後はトオルか。
ま、コイツは初見だからな。相手の心の闇を覗く事ができる心見のスキルで見てやるか。
ただこのスキルを使うと、目が虚になっているとシスターに言われるからな。
できれば使いたくは無いのだが、今回は仕方ないか。
(ハァ……美しいあたしが台無しだね)
『みつき、悪いがお前はクビだ。たかとさんには俺の方から伝えておく』
おっさんが「クビだ」と言っているが……詰まるところ無能な馬鹿で職場を追い出された、という意味か?
つまり、トオルは無能という訳か。
ま、ありのままを言ってやるか。
「トオル様の過去が見えます。あなたは最近、とても悲しい出来事がありましたね。あなたはクビだ、そう言われましたね?」
「……え? な、なぜ分かるのですか?」
ふ、驚いてる驚いてる。
そのまま、お前もあたしに心酔すればいい。
さあ、後は金を出しておけば良いのさ。
「ですが、どの様な罪を犯そうとも女神様は許していただけるのです。あなたには幸せが待っています。そのようなあなたには、あの【幸運の壺】を買えば、今後の人生がより豊かになる事でしょう」
そうそう良い子だ。そうやって金貨を……そうか、トオルは金を持っていなかったな。
ま、そのうち稼ぐ事になれば、あたしに貢ぐハメになる。
あー、久しぶりに心見を使ったから、いつもより腹が減ったな。
さっさと食堂に行くか。
今日の朝食は野菜スープとパンか。
見た目こそ同じだが、あたしだけは毎日最高級のドラゴンやミノタウロスの肉が入った絶品スープと、ふわふわのパンだが、これがなかなか美味い。
コイツらは、薄っすい味のしねえスープと歯が折れんじゃねえのかって思うほどの硬いパンという餌。
毎日毎日飽きずによく食えるものだな。
「「「神よ、この日の恵みを感謝し―・―・・」」」
祈って何の意味があるんだよ。
冷めてしまうし、せっかくの美味い料理も台無しになってしまう。
こっちは腹が鳴ってんだ。
先に食わせてもらうよ。
あたしは気付かれずに幻影魔法で祈っている姿を見せる。
「この世界に平和をもたらす女神様、感謝いたします、セージョン」
「「「「「セージョン」」」」」
ようやくコイツらが食べ始めた時には、とっくにあたしは食い終わり、仕方無しにトオルを待っておく。
皆が食べ終えた頃には十二時になり、あたしは早くも昼飯が食いたい。
「十二時になりましたので、今から昼休憩を二時間取りますね」
「休憩中はいつも何をしているのですか?」
「まずはお食事をしてからお昼寝をするか、最近はゲイムをしてますね」
「それではまず、お食事を取りましょう。せっかくですから、街の流行りのお店に行きますね」
いつも街を歩くと、あたしを見かけるなり挨拶をしてくるヤツや手を合わせてくるヤツまでいる。
こっちは腹が減ってんだから邪魔しないでほしい。
(あ、トオルにはこの街の事を話してなかったな)
「ここは世界で最も大きな国の王都ジュネイルという街です。美味しいものも沢山ありますよ。さ、着きました」
あたしのお気に入りの店は、オープンテラスのカフェだ。ここではドラゴンステーキが美味いんだよ。
「いらっしゃいませ~。あ、聖女様、こんにちは」
「ご機嫌よう。本日は二人でお願いします」
「二名様ですね。それではご案内いたします」
店員の兎人族は、あたしを崇拝している。
満席でも無理矢理お気に入りの席を空けてくれる可愛い子だ。
「トオル様、ここのお店は何といってもドラステが美味しいのです」
「ドラステとは何ですか?」
「ドラゴンステーキです。最近は皆さんそう言っているのですよ」
「ご注文はお決まりですか?」
「はい、それではドラステプレートを二つお願いします」
「かしこまりました」
しばらくすると、特大サイズのステーキプレートが運ばれてきた。
ま、このサイズは聖女特典みたいなものさ。
塊のドラゴンステーキと野菜スープにグリーンサラダ、そして硬いパンだ。
硬いパンは大聖堂と違い、スープに浸けて食うと美味いんだ。
「パンとスープはおかわり自由なんですよ」
「いつもこの量を食べているのですか?」
「そうですね。毎日同じぐらい食べてますね」
あ~やっぱ美味いな。
こうなったらもう止まらない。
あたしはバクバクとがっつく。
何だ、もう無くなったのか。
「すみませ~ん」
「はーい! 少々お待ち下さいませ~!」
「あ、トオル様も替えドラしますか?」
「替えドラって、まさか……」
「追加のドラゴンステーキですね。追いドラやドラ増しとも呼ばれていますよ」
「いえ、もうお腹いっぱいなんですよ……」
「あら? トオル様は少食だったのですね。気が回らず申し訳ありません」
「いえいえ、こちらこそすみません。よかったらこれも食べますか?」
お、優しいじゃねえか。
食い物を渡すなんて、この世界のヤツではかなり珍しいぞ。
「よろしいのですか! それではいただきますね」
ふぅ~、腹いっぱいになったな。
さてと、用が済めば次だ。
「ありがとうございました~」
「ふぅ~。お腹いっぱいになりましたね」
「すみません、俺の分まで払ってもらって」
「いえ、聖女割りがありますので安いものですよ」
聖女のあたしが金を払う訳ねえだろ。
ジュネイル王都の店なら、あたしは金なんて持ち歩かなくとも全てタダで通るからね。
「まだ時間はありますので、次は私の部屋に来て下さい」
今頃、トオルはあたしを抱けるとでも思っているに違いない。何せ女の部屋に聖女と二人きりだからな。
さぁ、野獣と化す姿を見せてもらおうか。
今日もあたしの神託を受けようと、鴨がこぞって来てくれる。
水浴びを終えた妖艶なあたしが祭壇の前に立つと、いつも鴨が綺麗に整列する。
(ま、いつも通り適当にそれらしい事を言ってやるか)
「女神様はあなたの祈りに耳を傾けています。引き続きお祈りを捧げ、お布施を捧げ、最後に【長寿の壺】を買っていただければ、より健康に若く長生きする事ができるでしょう」
この聖女のあたしが言ってやってるんだ。信者共はありがたい言葉を素直に受け取って、金だけ置いて帰ればいいのさ。
「ありがたや、ありがたや。聖女様、本日もありがとうございました」
ふ、それでいい。
せいぜいありがたく思っておけばいい。
それにしても、五銅貨で仕入れた粗悪なゴミ壺が飛ぶ様に売れるとは、聖女会議も馬鹿にならないものだね。
最後はトオルか。
ま、コイツは初見だからな。相手の心の闇を覗く事ができる心見のスキルで見てやるか。
ただこのスキルを使うと、目が虚になっているとシスターに言われるからな。
できれば使いたくは無いのだが、今回は仕方ないか。
(ハァ……美しいあたしが台無しだね)
『みつき、悪いがお前はクビだ。たかとさんには俺の方から伝えておく』
おっさんが「クビだ」と言っているが……詰まるところ無能な馬鹿で職場を追い出された、という意味か?
つまり、トオルは無能という訳か。
ま、ありのままを言ってやるか。
「トオル様の過去が見えます。あなたは最近、とても悲しい出来事がありましたね。あなたはクビだ、そう言われましたね?」
「……え? な、なぜ分かるのですか?」
ふ、驚いてる驚いてる。
そのまま、お前もあたしに心酔すればいい。
さあ、後は金を出しておけば良いのさ。
「ですが、どの様な罪を犯そうとも女神様は許していただけるのです。あなたには幸せが待っています。そのようなあなたには、あの【幸運の壺】を買えば、今後の人生がより豊かになる事でしょう」
そうそう良い子だ。そうやって金貨を……そうか、トオルは金を持っていなかったな。
ま、そのうち稼ぐ事になれば、あたしに貢ぐハメになる。
あー、久しぶりに心見を使ったから、いつもより腹が減ったな。
さっさと食堂に行くか。
今日の朝食は野菜スープとパンか。
見た目こそ同じだが、あたしだけは毎日最高級のドラゴンやミノタウロスの肉が入った絶品スープと、ふわふわのパンだが、これがなかなか美味い。
コイツらは、薄っすい味のしねえスープと歯が折れんじゃねえのかって思うほどの硬いパンという餌。
毎日毎日飽きずによく食えるものだな。
「「「神よ、この日の恵みを感謝し―・―・・」」」
祈って何の意味があるんだよ。
冷めてしまうし、せっかくの美味い料理も台無しになってしまう。
こっちは腹が鳴ってんだ。
先に食わせてもらうよ。
あたしは気付かれずに幻影魔法で祈っている姿を見せる。
「この世界に平和をもたらす女神様、感謝いたします、セージョン」
「「「「「セージョン」」」」」
ようやくコイツらが食べ始めた時には、とっくにあたしは食い終わり、仕方無しにトオルを待っておく。
皆が食べ終えた頃には十二時になり、あたしは早くも昼飯が食いたい。
「十二時になりましたので、今から昼休憩を二時間取りますね」
「休憩中はいつも何をしているのですか?」
「まずはお食事をしてからお昼寝をするか、最近はゲイムをしてますね」
「それではまず、お食事を取りましょう。せっかくですから、街の流行りのお店に行きますね」
いつも街を歩くと、あたしを見かけるなり挨拶をしてくるヤツや手を合わせてくるヤツまでいる。
こっちは腹が減ってんだから邪魔しないでほしい。
(あ、トオルにはこの街の事を話してなかったな)
「ここは世界で最も大きな国の王都ジュネイルという街です。美味しいものも沢山ありますよ。さ、着きました」
あたしのお気に入りの店は、オープンテラスのカフェだ。ここではドラゴンステーキが美味いんだよ。
「いらっしゃいませ~。あ、聖女様、こんにちは」
「ご機嫌よう。本日は二人でお願いします」
「二名様ですね。それではご案内いたします」
店員の兎人族は、あたしを崇拝している。
満席でも無理矢理お気に入りの席を空けてくれる可愛い子だ。
「トオル様、ここのお店は何といってもドラステが美味しいのです」
「ドラステとは何ですか?」
「ドラゴンステーキです。最近は皆さんそう言っているのですよ」
「ご注文はお決まりですか?」
「はい、それではドラステプレートを二つお願いします」
「かしこまりました」
しばらくすると、特大サイズのステーキプレートが運ばれてきた。
ま、このサイズは聖女特典みたいなものさ。
塊のドラゴンステーキと野菜スープにグリーンサラダ、そして硬いパンだ。
硬いパンは大聖堂と違い、スープに浸けて食うと美味いんだ。
「パンとスープはおかわり自由なんですよ」
「いつもこの量を食べているのですか?」
「そうですね。毎日同じぐらい食べてますね」
あ~やっぱ美味いな。
こうなったらもう止まらない。
あたしはバクバクとがっつく。
何だ、もう無くなったのか。
「すみませ~ん」
「はーい! 少々お待ち下さいませ~!」
「あ、トオル様も替えドラしますか?」
「替えドラって、まさか……」
「追加のドラゴンステーキですね。追いドラやドラ増しとも呼ばれていますよ」
「いえ、もうお腹いっぱいなんですよ……」
「あら? トオル様は少食だったのですね。気が回らず申し訳ありません」
「いえいえ、こちらこそすみません。よかったらこれも食べますか?」
お、優しいじゃねえか。
食い物を渡すなんて、この世界のヤツではかなり珍しいぞ。
「よろしいのですか! それではいただきますね」
ふぅ~、腹いっぱいになったな。
さてと、用が済めば次だ。
「ありがとうございました~」
「ふぅ~。お腹いっぱいになりましたね」
「すみません、俺の分まで払ってもらって」
「いえ、聖女割りがありますので安いものですよ」
聖女のあたしが金を払う訳ねえだろ。
ジュネイル王都の店なら、あたしは金なんて持ち歩かなくとも全てタダで通るからね。
「まだ時間はありますので、次は私の部屋に来て下さい」
今頃、トオルはあたしを抱けるとでも思っているに違いない。何せ女の部屋に聖女と二人きりだからな。
さぁ、野獣と化す姿を見せてもらおうか。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
禁忌だろうが何だろうが、魔物スキルを取り込んでやる!~社会から見捨てられ、裏社会から搾取された物乞い少年の(糞スキル付き)解放成り上がり譚~
柳生潤兵衛
ファンタジー
~キャッチコピー~
クソ憎っくき糞ゴブリンのくそスキル【性欲常態化】! なんとかならん?
は? スライムのコレも糞だったかよ!? ってお話……。
~あらすじ~
『いいかい? アンタには【スキル】が無いから、五歳で出ていってもらうよ』
生まれてすぐに捨てられた少年は、五歳で孤児院を追い出されて路上で物乞いをせざるをえなかった。
少年は、親からも孤児院からも名前を付けてもらえなかった。
その後、裏組織に引き込まれ粗末な寝床と僅かな食べ物を与えられるが、組織の奴隷のような生活を送ることになる。
そこで出会ったのは、少年よりも年下の男の子マリク。マリクは少年の世界に“色”を付けてくれた。そして、名前も『レオ』と名付けてくれた。
『銅貨やスキル、お恵みください』
レオとマリクはスキルの無いもの同士、兄弟のように助け合って、これまでと同じように道端で物乞いをさせられたり、組織の仕事の後始末もさせられたりの地獄のような生活を耐え抜く。
そんな中、とある出来事によって、マリクの過去と秘密が明らかになる。
レオはそんなマリクのことを何が何でも守ると誓うが、大きな事件が二人を襲うことに。
マリクが組織のボスの手に掛かりそうになったのだ。
なんとしてでもマリクを守りたいレオは、ボスやその手下どもにやられてしまうが、禁忌とされる行為によってその場を切り抜け、ボスを倒してマリクを救った。
魔物のスキルを取り込んだのだった!
そして組織を壊滅させたレオは、マリクを連れて町に行き、冒険者になることにする。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
人狼という職業を与えられた僕は死にたくないので全滅エンド目指します。
ヒロ三等兵
ファンタジー
【人狼ゲームxファンタジー】のダンジョン攻略のお話です。処刑対象の【人狼】にされた僕(人吉 拓郎)は、処刑を回避し元の世界に帰還する為に奮闘する。
小説家になろう様 にも、同時投稿を行っています。
7:00 投稿 と 17:00 投稿 です。 全57話 9/1完結。
※1話3000字程度 タイトルの冒頭『Dead or @Live』を外しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる