3 / 14
国民的RPGで俺強ぇ!
しおりを挟む
すがすがしい休日の朝日を浴びながら一つ背伸びをすると、
俺こと平内 凡太(あだな名はヘイボン)は前回の失敗を踏まえて、
今日は一度クリアした事のあるRPGを無駄にレベル上げをしながらいつ来るかわからないトリップタイムを待っていた。
「ドラゴニックワールド」、日本人の7割がやった事があるという国民的RPGだ
世界各地で仲間を集め、自分の中に眠るドラゴニックパワーを駆使しながら
ラスボスである暗黒竜を倒すという正統派RPGである。
勇者クルード
拳王ガイオロス
魔法剣士オルマ
賢者クリス
パーティーメンバーもお気に入りの面子でそろえてあるし
それぞれの最強武器も装備済み、これなら誰になっても楽しそうだ!
1人で複数のキャラクターを操作するタイプのゲームの時はその中の誰かにしかなれないのだ。
そりゃそうだよな、自分は1人なのに4人とか5人とか動かせるわけない。
だから誰になってもいいようにお気に入りでそろえたと言う訳だ、今日の俺に隙はない!
そうこうしている内に軽い酩酊感に襲われる…きた、トリップだ!
俺は現在勇者クルードに振られている
確かに勇者クルードは意思を持つ剣(インテリジェンスソード)である
聖剣ドラゴニックバスターを装備していたけれど
まさかトリップの対象になっているとは思わなかった…
俺は自分で体を動かす事もできずクルードに振られるまま
キングトロールやらグレートワイバーンやらに致命傷を与えている
確かに「俺強ぇ!」なんだけどなんか違う
「今日も調子いいな、バスタ!」
1撃で敵を屠りながらクルードが話しかけてくる、バスタは聖剣の名前だ。
「さすが聖剣だけありますね…私も欲しいです!」
「俺は武器はいらねぇ、この拳で十分よ!」
「この調子で行きましょう!」
「あ、この先は右がいいですよ」
俺は魔王城までの道をガイドしつつ自分の役割を果たす事にした…
俺こと平内 凡太(あだな名はヘイボン)は前回の失敗を踏まえて、
今日は一度クリアした事のあるRPGを無駄にレベル上げをしながらいつ来るかわからないトリップタイムを待っていた。
「ドラゴニックワールド」、日本人の7割がやった事があるという国民的RPGだ
世界各地で仲間を集め、自分の中に眠るドラゴニックパワーを駆使しながら
ラスボスである暗黒竜を倒すという正統派RPGである。
勇者クルード
拳王ガイオロス
魔法剣士オルマ
賢者クリス
パーティーメンバーもお気に入りの面子でそろえてあるし
それぞれの最強武器も装備済み、これなら誰になっても楽しそうだ!
1人で複数のキャラクターを操作するタイプのゲームの時はその中の誰かにしかなれないのだ。
そりゃそうだよな、自分は1人なのに4人とか5人とか動かせるわけない。
だから誰になってもいいようにお気に入りでそろえたと言う訳だ、今日の俺に隙はない!
そうこうしている内に軽い酩酊感に襲われる…きた、トリップだ!
俺は現在勇者クルードに振られている
確かに勇者クルードは意思を持つ剣(インテリジェンスソード)である
聖剣ドラゴニックバスターを装備していたけれど
まさかトリップの対象になっているとは思わなかった…
俺は自分で体を動かす事もできずクルードに振られるまま
キングトロールやらグレートワイバーンやらに致命傷を与えている
確かに「俺強ぇ!」なんだけどなんか違う
「今日も調子いいな、バスタ!」
1撃で敵を屠りながらクルードが話しかけてくる、バスタは聖剣の名前だ。
「さすが聖剣だけありますね…私も欲しいです!」
「俺は武器はいらねぇ、この拳で十分よ!」
「この調子で行きましょう!」
「あ、この先は右がいいですよ」
俺は魔王城までの道をガイドしつつ自分の役割を果たす事にした…
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
徹夜でレポート間に合わせて寝落ちしたら……
紫藤百零
大衆娯楽
トイレに間に合いませんでしたorz
徹夜で書き上げたレポートを提出し、そのまま眠りについた澪理。目覚めた時には尿意が限界ギリギリに。少しでも動けば漏らしてしまう大ピンチ!
望む場所はすぐ側なのになかなか辿り着けないジレンマ。
刻一刻と高まる尿意と戦う澪理の結末はいかに。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話
赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。
前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる