ドラゴンと龍のサーガ ~反逆の竜~
「ヴァイシュ様!・・なぜです!!私たちはいずれ夫婦になると約束したではないですか!?」
ルシルは、未来の夫になるはずだったヴァイシュラの腰に縋りつく。
「ルーシー・・いや、ルシル・スペンサー。そなたとの婚約は破棄だ。理由は聞くな」
ヴァイシュラは、縋りつくルシルを振り返ることもなく言葉を投げつけた。
「ど、どうして・・・・」
最愛の婚約者からの、突然の言葉に力なく蹲るルシルを置いて、ヴァイシュラは彼女の居室を出ていくのだった。
あなたにおすすめの小説
政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~
つくも茄子
恋愛
幼い頃からの婚約者であった侯爵令嬢との婚約を解消して、学生時代からの恋人と結婚した王太子殿下。
政略よりも愛を選んだ生活は思っていたのとは違っていた。「お幸せに」と微笑んだ元婚約者。結婚によって去っていた側近達。愛する妻の妃教育がままならない中での出産。世継ぎの王子の誕生を望んだものの産まれたのは王女だった。妻に瓜二つの娘は可愛い。無邪気な娘は欲望のままに動く。断罪の時、全てが明らかになった。王太子の思い描いていた未来は元から無かったものだった。後悔は続く。どこから間違っていたのか。
他サイトにも公開中。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
幽冥婚姻譚
柊
恋愛
刀根田村。
古来より。独自の神、八千矛神(やちほこのかみ)を祀るその村は、毎年神事に供物を捧げていた。
だが、十年に一度。
八千矛神に生きた贄を捧げていた。
そして今年、選ばれたのは『椿』という名の妙齢の女。
咲いたばかりの百合の花の様に美しく、今にも散ってしまいそうなまでに儚げだ。目線は虚で視線は定まらない。
されど、椿は己が生贄の花嫁である事を知っていても尚、逃げる意思はなく、手を引かれるままに歩く。
その先にあるのは、八千矛神がいるとされる大きな蔵。
椿は七日、そこで花嫁としての勤めを果たす事になる。
日の光も届かぬ蔵の中にいる、神の花嫁として。
蔵の中。蠢く暗闇の存在と出会う――
番外編
四季折々怪異夫婦録
(性描写有R18の為、苦手な方はご注意下さい)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/917543595/690797975
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
お姉様なんて死ねばいいのにと言われ心が壊れそうになった聖女は婚約破棄され冤罪で入った少年院はイケメンだらけで!?幸せでも復讐はしますねざまぁ
甘いからあげ
ファンタジー
「お姉様なんて死ねばいいのに」
!!妹のアリーシャは私に、平気で心が壊れるような事を言ってきます。
毎日毎日幼い頃からずっと、私に『お姉様なんて死ねばいいのに』と言ってきます。
私は死にたくありません。
もう、心が完全に壊れてしまいそうです。
心が死んでしまいそうです。
心を護らないといけません。
心が死んでしまって生きているといえるのでしょうか。
「辞めてお姉様。だから、お姉様なんて死ねばいいのよ」
「聖女の仕事もろくにしないで、勉強もしない。お姉様なんて生きてる価値がないのよ。
何かあるとすぐに殴って。最低ね。お姉様なんて死ーーー」
「ほら、どうしたのよ。教科書で勉強してるんでしょう」
アリーシャは勉強しているはずですが、勉強の成果を出せていませんでした。
はは、ざまぁ。
「アリーシャは病弱じゃなくて自称病弱だ」
心が壊れてない者は、こんな時悲しい時涙が出るのでしょうか。
妹が病気で死んだというのに、泣くこともできない私をお父様お母様は社会は責め立てるのでしょうか。
皆で私をいじめるのですね。
この世界は私をいじめるために存在してるのでしょうか。
皆して、社会が世界が私を虐める、そんな世界の何が正しいのでしょうか。
私の心を一番壊していたのはアリーシャなんですから、貴女が死んだというのに涙も流さなくても
私を冷たいお姉様だなんて恨まないで下さいね。
自業自得というやつですよアリーシャ。
ざまぁ!!
「ビルギット、お前とは婚約破棄だ」
「あら殿下。冤罪という言葉を知らないのかしら」
私は無実を訴えても、冤罪で少年院に入る事になりました。
けれど私が入った少年院はイケメン美男子美少年イケメン少年だらけで!?
毎日イケメン美男子に囲まれ溺愛され少年院にはもふもふもいて。
あら、結構この少年院生活幸せかもしれません。
それでも、冤罪で婚約破棄され少年院に入れられた恨みは消えません。
冤罪で私を少年院に入れた元婚約者は許せません。
復讐します。
アリーシャばかり可愛がり、私の事を虐待して蔑ろにしてきた毒両親も、
このまま復讐せずにはいられません。
今更謝ってももう遅い。
ざまあしてやります。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る