日高見の空舞う鷹と天翔る龍 異界転生編

西八萩 鐸磨

文字の大きさ
上 下
19 / 35

19.法技 空間操作!

しおりを挟む


 
「重さを感じないんでしょう・・・。」

 なんか無かったけ?


「ステータス!(特殊技能以下)」


************


特殊技能階級:法技5(法力)、神技5(神通力)、気配察知3(眼力)、空間把握2(速知、眼力)

NEW!
虚空庫1(空間把握の階級が2になった時に取得、補正はない、階級により容量が変化)


加護:
不空金剛の加護5(法力、神通力、速知、眼力)
虚空蔵菩薩の加護5(法力、神通力、速知、眼力)
大日如来の加護5(法力、神通力、速知、眼力)
天之御中主神の加護12(法力、神通力、速知、眼力)
天太玉命の加護2(速知、眼力)
豊受大神の加護2(体力、防力、法力、神通力)
水波女神の加護2(武力、防力)
大己貴命の加護2(体力、武力、防力)
闇靇高靇の加護2(武力)
大龍神の加護2(武力)
大雷神の加護2(武力)
四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)の加護2(武力、防力)


その他:加護による付加能力
天候操作1(闇靇高靇、 大龍神、大雷神の加護で付与)
水操作2(水波女神の加護で付与)
生物成長操作1(豊受大神の加護で付与)
食物操作1(豊受大神の加護で付与)
経済操作1(大己貴命の加護で付与)
土木操作2(大己貴命の加護で付与)
織物操作1(天太玉命の加護で付与)
空間操作2(虚空蔵菩薩の加護で付与)
眷属の使役1(四天王の加護で付与)
 持国天 - 東勝神洲を守護する。乾闥婆、毘舎遮を眷属とする。
 増長天 - 南瞻部洲を守護する。鳩槃荼、薜茘多(餓鬼)を眷属とする。
 広目天 - 西牛貨洲を守護する。龍神、富単那を眷属とする。
 多聞天 - 北倶廬洲を守護する。夜叉、羅刹を眷属とする。

(その他***)



************


「あ、なんか増えてる!」


 マップを使いまくったおかげで、空間把握が2になったのか。

  
「で、虚空庫が使えるようになったと・・・。」


 どうやって使えば良いんだ?


「え~と、『虚空庫』。」


 お、マップの時みたいに額の左前方の空間に、仕切りのある倉庫のような空間が現れた!

 で、持っていきたい巻物を見てから、入れたい場所を見る。


「おほっ!入った。」


 これは面白い!


「次いこう!」

  


「・・・・意外と入るもんだな。」


 でも、あんまり持っていくと目立つかな?


「よし、これくらいにしておこう。」



************


 次の日。

 俺は、獅子の岩窟にやってくると、さっそく虚空庫を展開する。


「虚空庫。」


 そして、仕舞ったときと反対の動作をしてみる。


「おお、できた!」


 目の前に、巻物の山ができた。


「便利だな。」


「うまくいったようじゃの。」


「そうだね・・・って誰だよ!」


 突然背後から声がして、俺は思わずのけぞった。

 例の丸い穴(窓)から、白髪白鬚の爺さんの顔が覗いている。


「その窓、結構高い位置に有ると思うんですけど?」

「そうかの?まあ気にしなさんな、よっこらしょっと。」

「ど、どこから入ってくんねん!!」


 『あめみな』が、直径30cmくらいの穴(窓)から、身体を細長く変形してすり抜けて中に入ってきた。


「あんたは、バー○パパか!」

「至高神したるワシを、オバケ風情と一緒にするでない。」

「だったら、それらしい態度と行動があるでしょう!」

「まあ、まあ。落ち着きなされ。」

「なんで、俺が勝手に興奮しているみたいになっているんですか!」


 『あめみな』が、ふわふわと飛んできて、俺の目の前に来ると、両の手のひらを下へ向けて上下に振る動作をしてきた。

 空中30cmくらいの高さに浮かんでいるのが、なんかムカつく。


「ところで、今日はなんの用事ですか?」

「用事がないと会いに来てはいけないのかの?つれないのう・・・。」

「なに、甘えてるんですか。」

「冗談はこれくらいにしてだな、まだ四天王の眷属を召喚していないようだの?」

「冗談かい!そういえば、すっかり忘れてたな。」

「なかなかクセのあるモノばかりじゃから、今のうちに顔を見せて仲良くなっておいたほうが良いぞ。」

「そうなんだ、じゃあ呼んでみようかな。」

「そういうわけで、ワシは帰るぞ。」

「え!もう、帰るの?」

「では、またな。」


 『あめみな』はそう一言いうと、一瞬にしてスッと消え去った。


「慌ただしい神様だなあ・・・。」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


あめみなのキャラが崩壊してきたなあ・・・。(苦笑)



今回もお読みくださいまして有難うございました。
今後ともよろしくお願いします。 


あと、ご感想お待ちしております。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。

ファンタジー
〈あらすじ〉 信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。 目が覚めると、そこは異世界!? あぁ、よくあるやつか。 食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに…… 面倒ごとは御免なんだが。 魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。 誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。 やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

Link's

黒砂糖デニーロ
ファンタジー
この世界には二つの存在がいる。 人類に仇なす不死の生物、"魔属” そして魔属を殺せる唯一の異能者、"勇者” 人類と魔族の戦いはすでに千年もの間、続いている―― アオイ・イリスは人類の脅威と戦う勇者である。幼馴染のレン・シュミットはそんな彼女を聖剣鍛冶師として支える。 ある日、勇者連続失踪の調査を依頼されたアオイたち。ただの調査のはずが、都市存亡の戦いと、その影に蠢く陰謀に巻き込まれることに。 やがてそれは、世界の命運を分かつ事態に―― 猪突猛進型少女の勇者と、気苦労耐えない幼馴染が繰り広げる怒涛のバトルアクション!

転生少女、運の良さだけで生き抜きます!

足助右禄
ファンタジー
【9月10日を持ちまして完結致しました。特別編執筆中です】 ある日、災害に巻き込まれて命を落とした少女ミナは異世界の女神に出会い、転生をさせてもらう事になった。 女神はミナの体を創造して問う。 「要望はありますか?」 ミナは「運だけ良くしてほしい」と望んだ。 迂闊で残念な少女ミナが剣と魔法のファンタジー世界で様々な人に出会い、成長していく物語。

婚約破棄されたら魔法が解けました

かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」 それは学園の卒業パーティーでのこと。 ……やっぱり、ダメだったんだ。 周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間でもあった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、第一王子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表する。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放。そして、国外へと運ばれている途中に魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。 「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」 あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。 「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」 死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー! ※毎週土曜日の18時+気ままに投稿中 ※プロットなしで書いているので辻褄合わせの為に後から修正することがあります。

婚約破棄された国から追放された聖女は隣国で幸せを掴みます。

なつめ猫
ファンタジー
王太子殿下の卒業パーティで婚約破棄を告げられた公爵令嬢アマーリエは、王太子より国から出ていけと脅されてしまう。 王妃としての教育を受けてきたアマーリエは、女神により転生させられた日本人であり世界で唯一の精霊魔法と聖女の力を持つ稀有な存在であったが、国に愛想を尽かし他国へと出ていってしまうのだった。

処理中です...