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制服を改造しよう(中)
しおりを挟むまず最初に、使うのと使わないの、使えないのにわける。
使えないってのは、小さすぎたりしてその鉱石としての用途にあわないやつ。
捨てるんじゃないよ?溶かしたり、すり潰したりして有効活用。
使わないのは片付ける。置いてあっても邪魔だからね。
そんで、大雑把に鉱物の分別をしよう。
見た目重視の、性能重視の、どっちもの、使えないの。
え、鉱物の種類ごとじゃないのかって?
ふっふっふー、おぬしもまだまだまだじゃな!
見た目重視のは綺麗に研磨できる方法がそれぞれ違ったりする。めんどい。
性能重視なのは見た目関係ないから一括りでイケる。
どっちもなのは一番気ぃつかう。
だって、見た目も良くて性能も良いってなったら価値が上がるでしょ?
ダイヤモンドみたいに、飾れるし歯医者さんや携帯で使えたりするってかんじ?
まあ、携帯とかのは人工ダイヤモンドで、飾るのより安いからちょっと違うか。磨き方も全然違うし。
うん、難易度ごとみたいなもんさ!
種類で分けるのはその後。
いっぱいとってきたから、取り敢えずの仕分けがタ・イ・セ・ツ♡(断じて適当にとってきた訳ではない)
…ふう、終わった。
『終わりました!』
あちらも終わったらしい。
「じゃあ、もうもどっt…」
なんだ、この目は…
なんでそんな目で私を見るんだ…
みんながみんな、まるで幼児かのように澄んだ瞳で、目に涙をためて見てくる。
よ、よし。
「熱血と脳筋になまはげ、食欲は体を鍛えよう。
ダイエットしといて!」
『イエス、マム!』
「サド!マゾ!偏見!
水呼びでミーストピアリーの王城の庭に池作ってやって!溺れる感じの!
町には水やるなよ!」
『ンフッ!ンフフフフッ!』
「病み期に厨二!
クッキー作って!
美味しいやつ!」
『オーケー、マム!/…了解。』
「ビビりにツッコミ!
植物の種いっぱい作りな!
便利なやつ!あと野菜!」
『了解です!』
みんな思い思いの方向に走って行った。
…なんか、疲れる。指示テキトーだってばれなかったかな。いや、バレても良いんだけど。
作業に入ろう。
石はいったん置いといて、さっき魔力を込めてもらった始祖龍の皮の加工をしよう。
皮って言っても、レザーの服着たイカついチャンニーみたいにするんではない。
ここで余談なのだが、始祖龍は…仰々しい名前とは裏腹に、意外と、そう…モフいのである。
龍はトカゲと同じく脱皮をするのだが、新陳代謝的なものが活発なため、やろうと思えば毎日脱皮するぐらいはできる。
だが、毛付き皮…その名の通り、毛のついた皮なのだが、この毛皮は1年に一度生え変わるだけ。つまり、少しお高め。
全身もふもふという訳ではなく、胸、手の甲、おでこあたり、頭から尻尾の上側(たてがみっぽい)がモフい。
何せデカイので、全身モッフモフではなくとも量には何ら問題ない。
寧ろ全身モッフモフだったら脱皮する事は無かったかもしれないので、全身モッフモフになった時の方が問題だ。
毛付きの部分と、頭の皮、腕・脚の皮、胴体の皮、しっぽの皮に分ける。
ちなみに、蛇と同じく目も脱皮する。
目はガチャポンの片側みたいだ。分かりにくい?ZeブリのOh蟲の目だよ。
レアもの全身分買っといてアレなんだけど、普通の皮のところしかつかいません。
もふもふ?目?つかいません。
というか皮も胴体の分ちょっとだけで足ります。
え、無駄遣い?もふもふの話いらない?
…テヘペロッ★
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