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第3章 それぞれの巣立ち
第1話 馬鹿の一つ覚え
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激しく体を上下に振動させ、移り行く景色が流れている。
ヘイズの地に足をつけてから、半年が過ぎたばかりだった。
いろんなことがあり、何だか何年もずっといる気分にすらなる。
アルゴラの波止場で強盗にお金を盗まれたタルモ殿を助け、カウニス号に乗れば船底で働らかされていたエリアスに奇跡的に出会い。
留学を決めた理由、長寿の泉を探すために地図を見に行った。
その図書館で、偶然にも暗躍の話を聞いてしまう。
そこから目まぐるしく、きな臭い出来事が動き出す。
他人事の様な気になって、これまでのことを思い返していた。
「フゥ~、なんだか。
一気に年を取ったようだわ」
エリアスのお披露目で、出席する貴族たちに好印象を与えられるか。
胸がドキドキしてきて、まるで子を見守っている母の気持ちになりそう。
「プリムローズ様、初めての他国の晩餐会出席で緊張されてますか?」
隣に座る見知った女性の声が、心配そうに訊いてくる。
「マーシャル伯爵夫人。
旦那様が頑張って晩餐会に間に合わせて、御領地から王都へ参りましたのに。
どうして、伯爵様と別の馬車に乗りましたの」
「そんなつれないことを仰らないでくれまし。
夫婦揃うと注目されてしまいます。
気恥ずかしいのですわ」
引き籠り伯爵夫妻で有名ですからね。
その気持ちは、少しは理解できる。
王宮の前では、馬車の順番待ちで混み合っている様子だった。
「【馬鹿の一つ覚え】で、馬車に乗ってくるからな」
ギルが窓から外を見て話していると、隣の父ウィリアムが息子に注意してくる。
「ギャスパル、人前に出たら一切口を開くな。
絶対に、一言も喋るでない。
お前がバカだと、一瞬で貴族たちにバレてしまう。
いつも通り野蛮な言葉、を使い、アホなことをやりそうだからな」
「ホホホ、ギルは言葉遣いが乱暴ですからね。
行動も口調も馬鹿の一つ覚えで、いつもの癖が出てきそうですわ」
「バカだ、アホって言ってくれるぜ。
父上やお嬢は、2人して性格が悪すぎる。
俺はやれば出来る奴だし、猫かぶりもお手のもんだ」
「プッププ……、そうよね。
ウィル親方を親父って呼んでるのに、キチンと父上って使い分け出来ているわ。
今日のギルは、黙ってきたら貴族らしく見えてよ」
会話を黙って聞いていたマーシャル伯爵夫人は、堪えられずに吹き出して笑う。
それを見て、残りの三人も釣られて笑いだした。
笑っているうちに馬車が停まり、扉が静かに開けられるのだ。
出入口では、マルクス・マーシャル伯爵がモジャモジャの髭を剃り正装の軍服姿で妻を待っていた。
『ええっ?!
この人は、どこの誰?』
こんな顔をして、見ていたプリムローズの前を横切る人影。
それはマーシャル伯爵夫人だった。
笑顔でその男性の側に近づくと、自分の腕を絡ませている。
「マルクス、お髭を剃って来たのね。
男ぶりが上がって、女性から誘惑されてしまうんじゃない?」
「お、お前の為に剃ったのだ!
嫌われてしまったんじゃないかと思ってな」
人物を考える暇なく、目の前でイチャイチャしてくれていた。
『あらあら、お熱いことね!』
会ってそうそうに、こんな人目が多い場所でよくやるわ。
冷めた視線で伯爵夫婦を離れた所で見ていたプリムローズ。
スクード公爵夫妻と嫡男オスモが、彼女を見つけると声をかけてくれた。
「プリムローズ嬢、なかなか賑やかな登場の仕方ですね。
本日の主役の方だけあります」
「オスモ様、お久しぶりです。
あの時以来かしら?
スクード公爵様にニーナ様、ご機嫌如何ですか?
私などは、ついでのついでですわ。フフフ…」
彼女が公爵の嫡男オスモに嫌味を言ってくると、彼は気まずそうな顔をしていた。
それぞれ挨拶が終わると、晩餐会が開催される大広間へおもむく。
「予想した通り、注目の的になっている。
入るなり一斉に、睨まなくても宜しいのにね」
「マーシャル伯爵夫婦を、皆様ご覧になっておりますのよ。
お二人は自覚がございませんの」
「おお、そうか?!
それよりヘレン、何年ぶりだろうか。
二人で正装して、こうして晩餐会に参加したのはー」
マーシャル伯爵が、奥方のドレス姿に鼻の下を伸ばして隣に張り付いている。
「私たちはどうもお邪魔のようです。
ギルとウィリアム様。
そろそろ、ヘイズ王が参る前に所定の位置へ参りませんか?」
玉座がある方へ歩きだすと、彼女の名を呼ぶ声がする。
「これは、クラレンス公爵令嬢。
ご機嫌いかがですか?
ベルナドッテのヨハンです」
「ベルナドッテ公爵令息、ごきげんよう。
以前よりも、顔色も体調もよくなった様にみえます」
プリムローズたちの会話に、ベルナドッテ公爵が機嫌良く割って入ってきた。
「君が来てから、息子は食事の量が増えました。
かかりつけの医師が驚くほどだ。
前とは比べられないぐらいに、このように健康になっている」
『よかったわ。
それに前より、この親子明るい雰囲気がする』
長寿の泉の効果は抜群ね。
これなら、エリアスもまた一段と回復しているはずだわ。
期待に笑みが溢れてきて、ヘイズ王が座る玉座がある前方へまた歩きだした。
次々と列席されている貴族たちは、場に馴れてきたのか噂話の花を咲かせている。
「あの方は、エテルネルから来た公爵令嬢?
遠目ですが、お綺麗で可愛らしく見えますね」
「それより、あちらをご覧になってよ!
ベルナドッテ公爵様とご嫡男ヨハン様が、親子揃って出席されていますわ」
「それもだが、引き篭もりで有名な南の将軍夫妻も出席しておるぞ!」
「おやっ、前に歩かれている方だが何処かで見覚えがあるような?」
元ゲラン伯爵のウィリアムを見ては、怪訝そうにする初老の男性貴族。
この噂話も貴族たちのお決まり、馬鹿の一つ覚えに違いない。
ヘイズ王のお出ましが近づくと、少しずつ話す声が静かになってゆく。
派手な銅鑼の音が、和解の間に鳴り響き。
扉が開き赤い絨毯の上をヘイズ王筆頭に王妃が続き姿を現した。
人々は下を向きつつお辞儀し、王族の中にエリアスを確認すると驚きの声がするのだ。
その声は、エリック様に生き写しだと口々に漏れ聞こえる。
「皆の者、面を挙げよ!
もう挙げている者もおるようじゃな。
新年の新しき年を、そなた達と迎えることを嬉しく思うぞ!」
ヘイズ王の挨拶に対し、臣下の貴族たちや王宮に仕えるものが返礼する。
「新年おめでとうございます!国王陛下ー!!」
真正面の玉座の前に立つ王は、希望に満ちたような笑顔でゆっくりと集まった者たちの顔を見ているように感じる。
「コチラにおるのが、我が亡くなった弟エリックの息子である。
よく面差しが似ていて、そっくりだろう。
見つかった経緯は、後に話すとしよう。
エリアス、集まった方々へ挨拶しなさい!」
ヘイズ王を真ん中に右側に王妃、左側にエリアスを立たせる。
彼の肩に手をかけ、ご機嫌麗しく豪快に笑う。
『この話の流れだと、エリアスが大勢の貴族たちの前で挨拶するのね。
そうすると思っていたけど、こっちまでドキドキするわ』
興味津々でココに来た貴族たちの中には、期待とは裏腹に失敗を望む者もいるだろう。
「おっ!エリアス、挨拶するんかい。
ああしていると、王子様らしくなったなぁ~」
「バカもん!
場所をわきまえろ。
静かにしろ、ギャスパル!」
【馬鹿の一つ覚え】親子の漫談を無視して、プリムロ馬鹿の一つ覚えーズは心のなかでエールを送る。
『頑張れー、頑張って!
エリアス~!!』
プリムローズは胸の前で両手を合わせて、心の中で祈るような気持ちで見守っていた。
彼の挨拶でしだいで、運命が定まると言っても大袈裟でない。
エリアスが王族として、器量を図る大事な一歩となるからだ。
ヘイズの地に足をつけてから、半年が過ぎたばかりだった。
いろんなことがあり、何だか何年もずっといる気分にすらなる。
アルゴラの波止場で強盗にお金を盗まれたタルモ殿を助け、カウニス号に乗れば船底で働らかされていたエリアスに奇跡的に出会い。
留学を決めた理由、長寿の泉を探すために地図を見に行った。
その図書館で、偶然にも暗躍の話を聞いてしまう。
そこから目まぐるしく、きな臭い出来事が動き出す。
他人事の様な気になって、これまでのことを思い返していた。
「フゥ~、なんだか。
一気に年を取ったようだわ」
エリアスのお披露目で、出席する貴族たちに好印象を与えられるか。
胸がドキドキしてきて、まるで子を見守っている母の気持ちになりそう。
「プリムローズ様、初めての他国の晩餐会出席で緊張されてますか?」
隣に座る見知った女性の声が、心配そうに訊いてくる。
「マーシャル伯爵夫人。
旦那様が頑張って晩餐会に間に合わせて、御領地から王都へ参りましたのに。
どうして、伯爵様と別の馬車に乗りましたの」
「そんなつれないことを仰らないでくれまし。
夫婦揃うと注目されてしまいます。
気恥ずかしいのですわ」
引き籠り伯爵夫妻で有名ですからね。
その気持ちは、少しは理解できる。
王宮の前では、馬車の順番待ちで混み合っている様子だった。
「【馬鹿の一つ覚え】で、馬車に乗ってくるからな」
ギルが窓から外を見て話していると、隣の父ウィリアムが息子に注意してくる。
「ギャスパル、人前に出たら一切口を開くな。
絶対に、一言も喋るでない。
お前がバカだと、一瞬で貴族たちにバレてしまう。
いつも通り野蛮な言葉、を使い、アホなことをやりそうだからな」
「ホホホ、ギルは言葉遣いが乱暴ですからね。
行動も口調も馬鹿の一つ覚えで、いつもの癖が出てきそうですわ」
「バカだ、アホって言ってくれるぜ。
父上やお嬢は、2人して性格が悪すぎる。
俺はやれば出来る奴だし、猫かぶりもお手のもんだ」
「プッププ……、そうよね。
ウィル親方を親父って呼んでるのに、キチンと父上って使い分け出来ているわ。
今日のギルは、黙ってきたら貴族らしく見えてよ」
会話を黙って聞いていたマーシャル伯爵夫人は、堪えられずに吹き出して笑う。
それを見て、残りの三人も釣られて笑いだした。
笑っているうちに馬車が停まり、扉が静かに開けられるのだ。
出入口では、マルクス・マーシャル伯爵がモジャモジャの髭を剃り正装の軍服姿で妻を待っていた。
『ええっ?!
この人は、どこの誰?』
こんな顔をして、見ていたプリムローズの前を横切る人影。
それはマーシャル伯爵夫人だった。
笑顔でその男性の側に近づくと、自分の腕を絡ませている。
「マルクス、お髭を剃って来たのね。
男ぶりが上がって、女性から誘惑されてしまうんじゃない?」
「お、お前の為に剃ったのだ!
嫌われてしまったんじゃないかと思ってな」
人物を考える暇なく、目の前でイチャイチャしてくれていた。
『あらあら、お熱いことね!』
会ってそうそうに、こんな人目が多い場所でよくやるわ。
冷めた視線で伯爵夫婦を離れた所で見ていたプリムローズ。
スクード公爵夫妻と嫡男オスモが、彼女を見つけると声をかけてくれた。
「プリムローズ嬢、なかなか賑やかな登場の仕方ですね。
本日の主役の方だけあります」
「オスモ様、お久しぶりです。
あの時以来かしら?
スクード公爵様にニーナ様、ご機嫌如何ですか?
私などは、ついでのついでですわ。フフフ…」
彼女が公爵の嫡男オスモに嫌味を言ってくると、彼は気まずそうな顔をしていた。
それぞれ挨拶が終わると、晩餐会が開催される大広間へおもむく。
「予想した通り、注目の的になっている。
入るなり一斉に、睨まなくても宜しいのにね」
「マーシャル伯爵夫婦を、皆様ご覧になっておりますのよ。
お二人は自覚がございませんの」
「おお、そうか?!
それよりヘレン、何年ぶりだろうか。
二人で正装して、こうして晩餐会に参加したのはー」
マーシャル伯爵が、奥方のドレス姿に鼻の下を伸ばして隣に張り付いている。
「私たちはどうもお邪魔のようです。
ギルとウィリアム様。
そろそろ、ヘイズ王が参る前に所定の位置へ参りませんか?」
玉座がある方へ歩きだすと、彼女の名を呼ぶ声がする。
「これは、クラレンス公爵令嬢。
ご機嫌いかがですか?
ベルナドッテのヨハンです」
「ベルナドッテ公爵令息、ごきげんよう。
以前よりも、顔色も体調もよくなった様にみえます」
プリムローズたちの会話に、ベルナドッテ公爵が機嫌良く割って入ってきた。
「君が来てから、息子は食事の量が増えました。
かかりつけの医師が驚くほどだ。
前とは比べられないぐらいに、このように健康になっている」
『よかったわ。
それに前より、この親子明るい雰囲気がする』
長寿の泉の効果は抜群ね。
これなら、エリアスもまた一段と回復しているはずだわ。
期待に笑みが溢れてきて、ヘイズ王が座る玉座がある前方へまた歩きだした。
次々と列席されている貴族たちは、場に馴れてきたのか噂話の花を咲かせている。
「あの方は、エテルネルから来た公爵令嬢?
遠目ですが、お綺麗で可愛らしく見えますね」
「それより、あちらをご覧になってよ!
ベルナドッテ公爵様とご嫡男ヨハン様が、親子揃って出席されていますわ」
「それもだが、引き篭もりで有名な南の将軍夫妻も出席しておるぞ!」
「おやっ、前に歩かれている方だが何処かで見覚えがあるような?」
元ゲラン伯爵のウィリアムを見ては、怪訝そうにする初老の男性貴族。
この噂話も貴族たちのお決まり、馬鹿の一つ覚えに違いない。
ヘイズ王のお出ましが近づくと、少しずつ話す声が静かになってゆく。
派手な銅鑼の音が、和解の間に鳴り響き。
扉が開き赤い絨毯の上をヘイズ王筆頭に王妃が続き姿を現した。
人々は下を向きつつお辞儀し、王族の中にエリアスを確認すると驚きの声がするのだ。
その声は、エリック様に生き写しだと口々に漏れ聞こえる。
「皆の者、面を挙げよ!
もう挙げている者もおるようじゃな。
新年の新しき年を、そなた達と迎えることを嬉しく思うぞ!」
ヘイズ王の挨拶に対し、臣下の貴族たちや王宮に仕えるものが返礼する。
「新年おめでとうございます!国王陛下ー!!」
真正面の玉座の前に立つ王は、希望に満ちたような笑顔でゆっくりと集まった者たちの顔を見ているように感じる。
「コチラにおるのが、我が亡くなった弟エリックの息子である。
よく面差しが似ていて、そっくりだろう。
見つかった経緯は、後に話すとしよう。
エリアス、集まった方々へ挨拶しなさい!」
ヘイズ王を真ん中に右側に王妃、左側にエリアスを立たせる。
彼の肩に手をかけ、ご機嫌麗しく豪快に笑う。
『この話の流れだと、エリアスが大勢の貴族たちの前で挨拶するのね。
そうすると思っていたけど、こっちまでドキドキするわ』
興味津々でココに来た貴族たちの中には、期待とは裏腹に失敗を望む者もいるだろう。
「おっ!エリアス、挨拶するんかい。
ああしていると、王子様らしくなったなぁ~」
「バカもん!
場所をわきまえろ。
静かにしろ、ギャスパル!」
【馬鹿の一つ覚え】親子の漫談を無視して、プリムロ馬鹿の一つ覚えーズは心のなかでエールを送る。
『頑張れー、頑張って!
エリアス~!!』
プリムローズは胸の前で両手を合わせて、心の中で祈るような気持ちで見守っていた。
彼の挨拶でしだいで、運命が定まると言っても大袈裟でない。
エリアスが王族として、器量を図る大事な一歩となるからだ。
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