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第2章 新天地にて
第3話 年問わんより世を問え
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気恥ずかし過ぎてどうしていいか分からない主人に、お茶が入ったコップを無言で手渡しする専属メイドのメリー。
これは、これでも飲んで落ち着けという心遣いだろう。
前の席での主従のやり取りを、公爵は微笑ましい主従関係者だと思う。
『なるほどのう。
よくよく見てみると、愛らしく美しい少女だ』
肖像画を自慢気に3枚も送って寄越すとは、爺バカと思っていたが違うのかも。
『グレゴリー殿の真意は、ヘイズで婿でも探してくれということか?』
スクード公爵は、余計な憶測し始める。
グレゴリーにしてみれば、ただ孫娘を自慢しただけのこと。
城が間近に見えてくる頃には、太陽が真上になっていた。
プリムローズはすっかり落ち着きを取り戻し、これから入る公爵の城を見上げる。
クラレンス公爵領地の城は、山を背にしていた。
こちらは、湖の中洲に作られたお城なのね。
それも外観は黒く、まるで魔女や魔王が住んでいそうな気配。
立派な古めかしい石畳の橋を渡ると、綺麗な花が咲き乱れた庭があった。
馬車が正面に着くと、馭者がドアを開けてくれる。
先に公爵さまが馬車から降りると、私に手を差し出してくれた。
『あらっ、これはレディーファーストね?!』
差し出した大きな手に、小さなプリムローズの手が重なった。
今日のドレスは、爽やかは水色に銀の薔薇を刺繍を施していた。
小さな白い真珠が目立たない程度に散らされている。
シンプルに見えるがいが、見る人が見たら驚く逸品だ。
「公爵さま、有り難うございます。
素敵なお城ですね!」
心とは裏腹の言葉を、ぬけぬけと笑んでお世辞を言ってみる。
不気味な感じがする城。
本当にどこからか、魔女でも出てきそうよ。
この齢でここまで裏表ある態度ができ、これから末恐ろしいプリムローズ。
「おやっ、帰りましたね。
オレフ坊っちゃん!」
「うわぁー、本当にいた!
魔女さんですわぁ~!」
黒い服に白のエプロンを着たお婆さんに、正直に言い思わず叫ぶ。
背が自分より少し高い腰をちょっと曲げたお婆さんと、目が合ってしまい固まってしまう。
これは、かなり不味い。
見知らぬ方に魔女とは、失礼この上ないわ。
「うむっ、魔女か!
確かに、言われれば魔女じゃ。
ホウキを持っとるしのう」
「大変、失礼を申しました。
私はエテルネルから参りました。
プリムローズ・ド・クラレンスです。
ご厄介になりますが、宜しくお願い致します」
すぐ本人へ謝罪し、カーテシーも完璧に挨拶する。
「ほぉほぉ、これはご立派な御挨拶をいただきました。
私は、メイド長のイーダと申します」
「儂の母みたいなもんじゃあ。
母上が亡くなってから、育ててくれたからのう。
イーダ、無事に帰ったぞ!
此方は大事なお客様だ、宜しく頼む」
公爵がそう話すと、イーダはプリムローズを見て不気味に1度笑ってみせた。
ギルたちは、裏から使用人が出入りする入口に向かう。
メリーも軽くカーテシーしてから、彼らと一緒に歩いて行く。
公爵様とメイド長のお婆さん、イーダさんと城の玄関に入ると綺麗な女性が笑顔で立っていた。
後ろには、20名ぐらいの使用人たちが控えて出迎えている。
娘さんかしら、ちょっと何歳か不明ですわね。
「旦那様~!
よくご無事で、お帰りなさいませ!」
スクード公爵に軽く抱きつく、綺麗な女性。
二人は抱擁すると、顔を近づけて頬にキスし合っているではないか。
この方はもしかして、後妻さんですか?
それとも、年の離れた妹?
好奇の目で見ては、彼女は無理やり笑みを浮かべていた。
「お嬢様は、勘違いをなさっただろう。
初めてあの夫婦を見ると、お客人は同じ顔つきをしますよ」
後ろ斜めにいるイーダが、彼女だけに聞こえるように話した。
『やはり、この方は魔女だわ。
私の心を読める。
ヘイズは、本格的な魔女のいる国なのね』
どんな魔女だよって、どこからか苦情が来そうだ。
「これこれ、違いますよ。
お嬢様が独り言を、勝手に仰っておりますので分かるのです。
私は魔女ではございません」
「何度も失礼を致しましたわ。イーダさん」
またしても、プリムローズは自覚無しに思った事を言っていたようだ。
「こちらのご令嬢が、エテルネルのクラレンス公爵令嬢のプリムローズ様ですね。
お初にお目にかかります。
私は妻で、ニーナ・スクードと申します」
奥方様は、黒髪に水色がかったグレーの瞳をしていた。
スクード公爵の体格が際立ってか、細く可憐な容姿。
野獣に美女という言葉がぴったりの夫婦であった。
野獣よりは品があり、公爵は立派な紳士ではあるがー。
「申し訳ございません!
私から御挨拶しなくては、いけませんのに!
ご無礼しました。
プリムローズ・ド・クラレンスと申します。
以後お見知りおき下さいませ」
プリムローズは、祖母直伝のカーテシーを夫妻にする。
ニーナはその美しい所作に驚きの表情を返した。
このお年でここまで完璧とは、流石にアルゴラ元第1王女殿下のお孫様ですわ。
スクード公爵夫妻は感心して、目の前の幼い令嬢に微笑んだ。
「うふふ、オレフは老け顔なの。
そういう人って、ある日突然に老けなくなるそうよ」
プリムローズは夫人が、プリムローズとイーダの会話が聞こえていたのを知った。
「【年問わんより世を問え】って言葉があるもんだ。
そうでしょう、オレフ坊っちゃん」
公爵に笑いながらニヤニヤして、底意地悪い顔を向けた。
このやり取りを見て、スクード公爵家ではこのお婆さんが一番の権力者と把握した。
第一印象に失敗したプリムローズは、かなり落ち込んでいたが顔に出さずにひたすら笑顔で対応する。
挽回はできると機会を狙う。
「もうイーダったら、旦那様をイジメないでね。
クラレンス公爵令嬢は、旦那様をお幾つと思いましたか?!」
ニーナは、プリムローズに首を傾げて質問してきた。
顔に似合わず、意地悪な。
そんな愚かな質問は、叩き返して頂くわよ。
「スクード公爵様は、とてもご立派な体型でこざいますわ。
日頃から鍛練されているとお見受けしました。
手にも剣ダコがあり、かなり若い頃から振っておられると推測しますわ。
是非とも、剣術のご指南をして下さいませ」
プリムローズは、一切年齢を無視して返答しなかった。
機転を利かせている、その返事を気に入ったようだった。
「お嬢様の仰るとおり!
年齢よりも、その人がどう生きたかが大事です。
お嬢様を気に入りましたぞ。
困った時は、このイーダになんでも仰るがよい!
ワァーハハハ!」
公爵より偉そうに豪快に笑う、メイド長イーダ。
公爵家の中でも、1番の変わり者で影の権力者を味方につけたようだった。
これは、これでも飲んで落ち着けという心遣いだろう。
前の席での主従のやり取りを、公爵は微笑ましい主従関係者だと思う。
『なるほどのう。
よくよく見てみると、愛らしく美しい少女だ』
肖像画を自慢気に3枚も送って寄越すとは、爺バカと思っていたが違うのかも。
『グレゴリー殿の真意は、ヘイズで婿でも探してくれということか?』
スクード公爵は、余計な憶測し始める。
グレゴリーにしてみれば、ただ孫娘を自慢しただけのこと。
城が間近に見えてくる頃には、太陽が真上になっていた。
プリムローズはすっかり落ち着きを取り戻し、これから入る公爵の城を見上げる。
クラレンス公爵領地の城は、山を背にしていた。
こちらは、湖の中洲に作られたお城なのね。
それも外観は黒く、まるで魔女や魔王が住んでいそうな気配。
立派な古めかしい石畳の橋を渡ると、綺麗な花が咲き乱れた庭があった。
馬車が正面に着くと、馭者がドアを開けてくれる。
先に公爵さまが馬車から降りると、私に手を差し出してくれた。
『あらっ、これはレディーファーストね?!』
差し出した大きな手に、小さなプリムローズの手が重なった。
今日のドレスは、爽やかは水色に銀の薔薇を刺繍を施していた。
小さな白い真珠が目立たない程度に散らされている。
シンプルに見えるがいが、見る人が見たら驚く逸品だ。
「公爵さま、有り難うございます。
素敵なお城ですね!」
心とは裏腹の言葉を、ぬけぬけと笑んでお世辞を言ってみる。
不気味な感じがする城。
本当にどこからか、魔女でも出てきそうよ。
この齢でここまで裏表ある態度ができ、これから末恐ろしいプリムローズ。
「おやっ、帰りましたね。
オレフ坊っちゃん!」
「うわぁー、本当にいた!
魔女さんですわぁ~!」
黒い服に白のエプロンを着たお婆さんに、正直に言い思わず叫ぶ。
背が自分より少し高い腰をちょっと曲げたお婆さんと、目が合ってしまい固まってしまう。
これは、かなり不味い。
見知らぬ方に魔女とは、失礼この上ないわ。
「うむっ、魔女か!
確かに、言われれば魔女じゃ。
ホウキを持っとるしのう」
「大変、失礼を申しました。
私はエテルネルから参りました。
プリムローズ・ド・クラレンスです。
ご厄介になりますが、宜しくお願い致します」
すぐ本人へ謝罪し、カーテシーも完璧に挨拶する。
「ほぉほぉ、これはご立派な御挨拶をいただきました。
私は、メイド長のイーダと申します」
「儂の母みたいなもんじゃあ。
母上が亡くなってから、育ててくれたからのう。
イーダ、無事に帰ったぞ!
此方は大事なお客様だ、宜しく頼む」
公爵がそう話すと、イーダはプリムローズを見て不気味に1度笑ってみせた。
ギルたちは、裏から使用人が出入りする入口に向かう。
メリーも軽くカーテシーしてから、彼らと一緒に歩いて行く。
公爵様とメイド長のお婆さん、イーダさんと城の玄関に入ると綺麗な女性が笑顔で立っていた。
後ろには、20名ぐらいの使用人たちが控えて出迎えている。
娘さんかしら、ちょっと何歳か不明ですわね。
「旦那様~!
よくご無事で、お帰りなさいませ!」
スクード公爵に軽く抱きつく、綺麗な女性。
二人は抱擁すると、顔を近づけて頬にキスし合っているではないか。
この方はもしかして、後妻さんですか?
それとも、年の離れた妹?
好奇の目で見ては、彼女は無理やり笑みを浮かべていた。
「お嬢様は、勘違いをなさっただろう。
初めてあの夫婦を見ると、お客人は同じ顔つきをしますよ」
後ろ斜めにいるイーダが、彼女だけに聞こえるように話した。
『やはり、この方は魔女だわ。
私の心を読める。
ヘイズは、本格的な魔女のいる国なのね』
どんな魔女だよって、どこからか苦情が来そうだ。
「これこれ、違いますよ。
お嬢様が独り言を、勝手に仰っておりますので分かるのです。
私は魔女ではございません」
「何度も失礼を致しましたわ。イーダさん」
またしても、プリムローズは自覚無しに思った事を言っていたようだ。
「こちらのご令嬢が、エテルネルのクラレンス公爵令嬢のプリムローズ様ですね。
お初にお目にかかります。
私は妻で、ニーナ・スクードと申します」
奥方様は、黒髪に水色がかったグレーの瞳をしていた。
スクード公爵の体格が際立ってか、細く可憐な容姿。
野獣に美女という言葉がぴったりの夫婦であった。
野獣よりは品があり、公爵は立派な紳士ではあるがー。
「申し訳ございません!
私から御挨拶しなくては、いけませんのに!
ご無礼しました。
プリムローズ・ド・クラレンスと申します。
以後お見知りおき下さいませ」
プリムローズは、祖母直伝のカーテシーを夫妻にする。
ニーナはその美しい所作に驚きの表情を返した。
このお年でここまで完璧とは、流石にアルゴラ元第1王女殿下のお孫様ですわ。
スクード公爵夫妻は感心して、目の前の幼い令嬢に微笑んだ。
「うふふ、オレフは老け顔なの。
そういう人って、ある日突然に老けなくなるそうよ」
プリムローズは夫人が、プリムローズとイーダの会話が聞こえていたのを知った。
「【年問わんより世を問え】って言葉があるもんだ。
そうでしょう、オレフ坊っちゃん」
公爵に笑いながらニヤニヤして、底意地悪い顔を向けた。
このやり取りを見て、スクード公爵家ではこのお婆さんが一番の権力者と把握した。
第一印象に失敗したプリムローズは、かなり落ち込んでいたが顔に出さずにひたすら笑顔で対応する。
挽回はできると機会を狙う。
「もうイーダったら、旦那様をイジメないでね。
クラレンス公爵令嬢は、旦那様をお幾つと思いましたか?!」
ニーナは、プリムローズに首を傾げて質問してきた。
顔に似合わず、意地悪な。
そんな愚かな質問は、叩き返して頂くわよ。
「スクード公爵様は、とてもご立派な体型でこざいますわ。
日頃から鍛練されているとお見受けしました。
手にも剣ダコがあり、かなり若い頃から振っておられると推測しますわ。
是非とも、剣術のご指南をして下さいませ」
プリムローズは、一切年齢を無視して返答しなかった。
機転を利かせている、その返事を気に入ったようだった。
「お嬢様の仰るとおり!
年齢よりも、その人がどう生きたかが大事です。
お嬢様を気に入りましたぞ。
困った時は、このイーダになんでも仰るがよい!
ワァーハハハ!」
公爵より偉そうに豪快に笑う、メイド長イーダ。
公爵家の中でも、1番の変わり者で影の権力者を味方につけたようだった。
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