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第1章 奇跡の巡り合わせ
第15話 長幼の序
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この女性は、西の将軍様の奥方様にまず間違いない。
シンプルなドレスだが、良い生地を使っている。
護衛も目立たないように複数人いるわ。
まったく役立たずの護衛たちだったが、では女性の隣にいる大男は旦那様なのかしら?
プリムローズとギルは、無言で前に立っている人たちを直視した。
この場合は、私から方から名乗るのが普通なのか。
エテルネルとヘイズでは、国力はどちらが上なの?
それに私は、アルゴラの王族の血が流れている。
アルゴラでは、何故か神の様な扱いですわ。
アルゴラ王だって、私の言いなりですもん。
そんな態度は良くない。
「【長幼の序】という言葉があるわ。
年下は、目上の方を立てなくてはいれません」
「お嬢、心の声がだだ漏れてます。
アルゴラでは神扱いよ。
王様は言いなりだもん、とか。
長幼の序まで、すっかり喋っていますよ」
ギルはプリムローズの肩を叩き、教えてから深くため息を漏らす。
「えっ、えー!ギル!
それってほぼ全部ではない?!
私はやってしまったの?
きっと、生意気な子供と思われたわ。
どうしょう、そんなつもりないのに…」
プリムローズは両手で顔を隠して、うつ向いてしまった。
あ、穴があったら入りたい気分よ。
どうして、思ったことを口に出すのかしら?
私は、いつかはこれで身を滅ぼすわ。
「お嬢が身を滅ぼしたら、俺たちはどうなるんですかね?
お嬢は主人だぜ!」
「ギルったら、お黙りなさい!
何で、わかるのよ。
あぁ、また言ってしまったの?」
プリムローズは、首を左右に振りながら顔を下に向ける。
そして、覚悟を決めて、急ぎカーテシーして謝罪した。
「これは大変、失礼致しました。
私はエテルネルから、留学をしに貴国へ参りました者です。
名を名乗るのをお許しください」
「これは此方も失礼をした。
助けて頂き感謝しますぞ」
大男が大笑いをし、夫人もクスクス笑っているではないか。
もう1人も笑いを堪えていて、目から涙を浮かべていた。
…、終わった。
まだ留学もしていないのに。
まだヘイズに着いて1時間も経ってもないのよ。
「お嬢、落ち込まないで下さい。まだ10歳の子供です。
あっ、もうじき11になるか。
大丈夫、まだ幼いしな」
ギルは笑いながら、プリムローズの背中をバチーンと叩いた。
「いっ、痛いなぁ~。
主人が落ち込んで謝罪しているのに、何であんたは謝らないのよ。ほら、一緒に謝ってよ。
エテルネルから何もせず、帰ることになるかもしれないのに」
「いいえ、助けて頂いた恩人にそんな事は致しませんわ。
ねぇ、旦那さま?!」
ブルネットの髪を結い、明るい薄茶の瞳をプリムローズに向けた。
大男では無いもう1人の男性が、笑いを堪えながら返事をした。
「笑いすぎて苦しかったよ。
名前を名乗るのは、私が先にします。ご令嬢」
「私のご無礼を許してくれるのですか?!」
プリムローズは、美しい紫の瞳をウルウルして輝かせた。
赤みがかった長い茶髪を後ろに結び、夜空の様な青い瞳に均整がとれた背が高い人が笑いを納めて言う。
「この西側のランシを納める、エドアルド・ヴェントと申します。
妻を危ないとこから、助けてくれて感謝致します」
騎士の礼をプリムローズにして、お辞儀をしながら自己紹介する。
「妻のセレーナ・ヴェントです。
危険を顧みず、こうして助けて下さり御礼を申します」
コチラが御夫婦でしたか、では大男さんはどちらの方でいらっしゃるの?
「ご丁寧に有り難うございます。
私はプリムローズ・ド・クラレンスと申します。
この者は、護衛のギルと申しますわ。
数々のご無礼をお許し下さいませ」
プリムローズはカーテシーすると、後ろに控えていたギルもお辞儀する。
プリムローズの美しい完璧なお辞儀を見ていた3人は、感嘆な声を自然に漏らした。
「おー、おぉ~!
グレゴリー様のお孫さんですか!
なるほど、お強いわけだ。
失礼、儂は東を納めるオレフ・スクードです。
お迎えに参りましたよ。
ご令嬢、ようこそ参った!
我が国ヘイズに歓迎しますぞ」
グレーの髪に赤に近い茶色の瞳が、印象的な男性。
この方が、お祖父様が沈黙の間で話していた助けた方なの?
違うわよね?
商人って言ってたわ。
お祖父様とこの方の関係は、それに話からすると東の将軍はこの方なの?
まったく判断できない。
それに、メリーたちを呼びに行かなくてはいけないわ。
「波止場に連れたちと、馬が1頭います。
コチラに、呼んで来ても宜しいですか?!」
プリムローズが断りをいれると、ギルが走って知らせに向かった。
ギルたちが来るまで夫人が、露店で買おうとしていた甘いお菓子を食べていた。
「これは美味しいですわ。
甘くて、疲れが飛びますわね」
プリムローズは先ほどのやり取りで、精神的に消耗をしていた。
自分で勝手に自爆していたので、誰にも文句は言えないのだが。
「お嬢様、お迎えの方にお会い出来たのですね。
突然に走り出すから、ビックリ致しましたわ」
メリーはプリムローズしか目に映らなかったのか、隣にいる夫人に驚きの声で謝罪をした。
「これはこれは、ご無礼を致しました」と、メリーは深々と頭を下げる。
「申し訳ございません。
連れが失礼しました。
メリー、此方はヴェント夫人ですよ。
無知で申し訳ありませんが、爵位はどの位ですか?!」
プリムローズは、素直に夫人にお伺いをした。
タルモは驚いてお辞儀すると、横にいるプリムローズに伝える。
「プリムローズ様、此方の方は西の将軍様の奥方侯爵夫人でございますよ」
「まぁ、やはりそうでしたの。
気品あるお方だと思いましたわ。
重ねて失礼してしまいました。
あの、お誕生日おめでとうございます」
真っ赤な顔をして話す姿に、侯爵夫人は笑っていた。
「まぁまぁ、有り難うね!
私の誕生日を知っていてくれていたの」
片手にお菓子の入った紙袋を持ち、口に手を当てて微笑んだ。
庶民的とタルモ殿が話していたが、本当に気さくな方なのね。
プリムローズがそんな事を考えていたら、道に立派な馬車が4台も連なっていた。
「皆さま、遠路はるばるヘイズにようこそ!
今日は我が屋敷にお泊まりください。
スクード公爵、妻を助けて頂いた恩人をもてなしたいのです」
ヴェント侯爵が頼むと、スクード公爵は笑って頷いて承諾した。
どことなく祖父に似た笑いかたのスクード公爵に、何だか親近感を覚えるのだ。
シンプルなドレスだが、良い生地を使っている。
護衛も目立たないように複数人いるわ。
まったく役立たずの護衛たちだったが、では女性の隣にいる大男は旦那様なのかしら?
プリムローズとギルは、無言で前に立っている人たちを直視した。
この場合は、私から方から名乗るのが普通なのか。
エテルネルとヘイズでは、国力はどちらが上なの?
それに私は、アルゴラの王族の血が流れている。
アルゴラでは、何故か神の様な扱いですわ。
アルゴラ王だって、私の言いなりですもん。
そんな態度は良くない。
「【長幼の序】という言葉があるわ。
年下は、目上の方を立てなくてはいれません」
「お嬢、心の声がだだ漏れてます。
アルゴラでは神扱いよ。
王様は言いなりだもん、とか。
長幼の序まで、すっかり喋っていますよ」
ギルはプリムローズの肩を叩き、教えてから深くため息を漏らす。
「えっ、えー!ギル!
それってほぼ全部ではない?!
私はやってしまったの?
きっと、生意気な子供と思われたわ。
どうしょう、そんなつもりないのに…」
プリムローズは両手で顔を隠して、うつ向いてしまった。
あ、穴があったら入りたい気分よ。
どうして、思ったことを口に出すのかしら?
私は、いつかはこれで身を滅ぼすわ。
「お嬢が身を滅ぼしたら、俺たちはどうなるんですかね?
お嬢は主人だぜ!」
「ギルったら、お黙りなさい!
何で、わかるのよ。
あぁ、また言ってしまったの?」
プリムローズは、首を左右に振りながら顔を下に向ける。
そして、覚悟を決めて、急ぎカーテシーして謝罪した。
「これは大変、失礼致しました。
私はエテルネルから、留学をしに貴国へ参りました者です。
名を名乗るのをお許しください」
「これは此方も失礼をした。
助けて頂き感謝しますぞ」
大男が大笑いをし、夫人もクスクス笑っているではないか。
もう1人も笑いを堪えていて、目から涙を浮かべていた。
…、終わった。
まだ留学もしていないのに。
まだヘイズに着いて1時間も経ってもないのよ。
「お嬢、落ち込まないで下さい。まだ10歳の子供です。
あっ、もうじき11になるか。
大丈夫、まだ幼いしな」
ギルは笑いながら、プリムローズの背中をバチーンと叩いた。
「いっ、痛いなぁ~。
主人が落ち込んで謝罪しているのに、何であんたは謝らないのよ。ほら、一緒に謝ってよ。
エテルネルから何もせず、帰ることになるかもしれないのに」
「いいえ、助けて頂いた恩人にそんな事は致しませんわ。
ねぇ、旦那さま?!」
ブルネットの髪を結い、明るい薄茶の瞳をプリムローズに向けた。
大男では無いもう1人の男性が、笑いを堪えながら返事をした。
「笑いすぎて苦しかったよ。
名前を名乗るのは、私が先にします。ご令嬢」
「私のご無礼を許してくれるのですか?!」
プリムローズは、美しい紫の瞳をウルウルして輝かせた。
赤みがかった長い茶髪を後ろに結び、夜空の様な青い瞳に均整がとれた背が高い人が笑いを納めて言う。
「この西側のランシを納める、エドアルド・ヴェントと申します。
妻を危ないとこから、助けてくれて感謝致します」
騎士の礼をプリムローズにして、お辞儀をしながら自己紹介する。
「妻のセレーナ・ヴェントです。
危険を顧みず、こうして助けて下さり御礼を申します」
コチラが御夫婦でしたか、では大男さんはどちらの方でいらっしゃるの?
「ご丁寧に有り難うございます。
私はプリムローズ・ド・クラレンスと申します。
この者は、護衛のギルと申しますわ。
数々のご無礼をお許し下さいませ」
プリムローズはカーテシーすると、後ろに控えていたギルもお辞儀する。
プリムローズの美しい完璧なお辞儀を見ていた3人は、感嘆な声を自然に漏らした。
「おー、おぉ~!
グレゴリー様のお孫さんですか!
なるほど、お強いわけだ。
失礼、儂は東を納めるオレフ・スクードです。
お迎えに参りましたよ。
ご令嬢、ようこそ参った!
我が国ヘイズに歓迎しますぞ」
グレーの髪に赤に近い茶色の瞳が、印象的な男性。
この方が、お祖父様が沈黙の間で話していた助けた方なの?
違うわよね?
商人って言ってたわ。
お祖父様とこの方の関係は、それに話からすると東の将軍はこの方なの?
まったく判断できない。
それに、メリーたちを呼びに行かなくてはいけないわ。
「波止場に連れたちと、馬が1頭います。
コチラに、呼んで来ても宜しいですか?!」
プリムローズが断りをいれると、ギルが走って知らせに向かった。
ギルたちが来るまで夫人が、露店で買おうとしていた甘いお菓子を食べていた。
「これは美味しいですわ。
甘くて、疲れが飛びますわね」
プリムローズは先ほどのやり取りで、精神的に消耗をしていた。
自分で勝手に自爆していたので、誰にも文句は言えないのだが。
「お嬢様、お迎えの方にお会い出来たのですね。
突然に走り出すから、ビックリ致しましたわ」
メリーはプリムローズしか目に映らなかったのか、隣にいる夫人に驚きの声で謝罪をした。
「これはこれは、ご無礼を致しました」と、メリーは深々と頭を下げる。
「申し訳ございません。
連れが失礼しました。
メリー、此方はヴェント夫人ですよ。
無知で申し訳ありませんが、爵位はどの位ですか?!」
プリムローズは、素直に夫人にお伺いをした。
タルモは驚いてお辞儀すると、横にいるプリムローズに伝える。
「プリムローズ様、此方の方は西の将軍様の奥方侯爵夫人でございますよ」
「まぁ、やはりそうでしたの。
気品あるお方だと思いましたわ。
重ねて失礼してしまいました。
あの、お誕生日おめでとうございます」
真っ赤な顔をして話す姿に、侯爵夫人は笑っていた。
「まぁまぁ、有り難うね!
私の誕生日を知っていてくれていたの」
片手にお菓子の入った紙袋を持ち、口に手を当てて微笑んだ。
庶民的とタルモ殿が話していたが、本当に気さくな方なのね。
プリムローズがそんな事を考えていたら、道に立派な馬車が4台も連なっていた。
「皆さま、遠路はるばるヘイズにようこそ!
今日は我が屋敷にお泊まりください。
スクード公爵、妻を助けて頂いた恩人をもてなしたいのです」
ヴェント侯爵が頼むと、スクード公爵は笑って頷いて承諾した。
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