3 / 14
第二話『毒の剣・カルミア・ラティフォリア』
しおりを挟む
「それでどうだったのかな、パテル君?」
ニヤつきながらそう言うのは、コウヤである。
俺がアーラの世界から帰ってきて、何を聞き出せたか気になっているらしいが、はっきりいってこれといった収穫はない。
「悪いがコウヤさんが望むようなことは聞けなかったよ。青い薔薇の中に一人の少女がいて、その少女にこの剣のことについて聞いたが聞けたのは聖剣・青薔薇っていうこの剣の名前だけ」
「そうだったか……その少女の見た目はどんなだった?」
「地面につくくらいの髪で、まだ子供みたいだったけど」
「そうかありがとう、パテル君……それじゃさよならだ」
そう言ったコウヤは何処かへと姿を消した。
テントのような場所に一人取り残されて、剣を持ち外に出る。
するとジャフダンワールドの中央辺りで、何か騒ぎになっている。気になるので急いで騒ぎの中心部に行くことにした。
コウヤがいた場所を後にして、走り出す。その騒ぎは思ったよりも近くで起きていたらしく、騒ぎの場所に着いた。
「どこにいる?青薔薇ーーー‼」
その騒ぎを起こしていたのは、長い紫色の髪に薄い紫の肌をした女性だった。青薔薇を探しながら手に持つ剣を無暗矢鱈に振っている。
その様子を見て、自分の剣のことを言っているのかと思いその女性に近づくと、
「お前のその剣……青薔薇か?」
「そうだけど、何で君は暴れてるの」
「そんなことはどうでもいい、その剣を私に渡せ」
というと体を前傾にして、足を踏み出しそのまま突っ込んできた。
咄嗟の判断で右に避けるが、今度は持っている剣を振りかざす。その剣を聖剣・青薔薇で受け止める。
「受け止められるんだ……でも私の剣のこと知らないでしょ?」
「そりゃ君のことも知らないから、剣の事なんてもっと知らないよ」
「あっ確かに名前を言ってなかった、私はウェネームよろしくね。そしてさよなら」
さよならと言うと、剣に入れる力を緩めるウェネーム。その隙を見て力を入れた瞬間に、ウェネームの薄い桃色の剣から液体が飛んできた。
その液体が飛んだのを確認したウェネームは後ろに下がる、余裕そうな顔で立っているウェネーム目掛けて剣を振りかざそうとしたところで、体に力が入らなくなる。俺のライフゲージを見ると少しづつ減っていくのが分かる。
体に力が入らなくなり周りに助けを求めようしたが、周りにはどこかに避難したのか誰もいなくなっていた。
「あら、もう力が入らなくなっちゃったみたいね。どうせ死ぬんだし私の剣の名前くらい教えてあげるね、私のこの美しい白と桜の色が混ざったような剣はカルミア・ラティフォリア」
カルミア・ラティフォリア、花に詳しくはないため全く分からない。だがこの吐き気はあの件の仕業か……だとしたら毒の花の類。でもVRMMOの世界は痛覚までも再現するのか。
何かを察したウェネームは、不気味なほど優しい口調になり、
「もしかして貴方この世界に来たばかりかしら?でもその顔何となく察しはついたみたい、そうこの花には毒がある。そして時間が経てば貴方は死ぬ残念だったわね……最後に名前だけ聞いておこうかしら」
「俺の名前は……パテルだ」
そういって残った力で剣をウェネームに向けると、驚いた表情をしたが簡単に避けられてしまう。
かかった液体は運悪く口に入ってしまったため、毒のまわりも早く、動けていた体が重くなりその場で何度も嘔吐する。
その様子を上から蔑んだ目で見ている。視線をやるとニコッと笑い首に手を掛けられ、手を滑らせて顎に手を置き上に向けられる。吐いた液体が口の横から溢れていく。苦しそうな表情を笑顔で見つめながら、
「苦しいかなーパテル。それならもっと苦しくしてあげようね」
そう言って口元に剣を突き付けて、カルミア・ラティフォリアから出る蜜を口に流し込まれる。
段々と意識も遠のき、息もしづらくなっていく。体が動かなくなるの感じて諦めかけていたところで、七日の声が聞こえた。
「死なないで……死なないでっ」
「アーラか、悪いが俺は……もう」
諦めかけながらアーラの声がしたほうに顔を向けると、涙を流しているアーラがいた。
歯を食いしばりながら泣いてる姿を見て、諦めかけていた自分がみっともなく思えた。
アーラは腕をつかみ何度も体を揺らして、死なないで死なないでと言ってくる。だが体はもう動かない、死ぬ瞬間っていうのは痛みを通り越して何も痛みを感じないものだ、アーラの声を聞きながら目が閉じていきそうになる。
「死なないでパテルーーーー!」
その声が自分の中に広がっていく、その時だった横を見ると聖剣・青薔薇が輝きだし自分の体を包み、苦しさや吐き気が消えていく。この時ライフゲージは、見えるか見えないかくらいであった。
体も楽になり、立ち上がる。死んで天国にでも来たのかと考えたが。目の前にはウェネームがいる。
立ち上がる俺を見て衝撃を受けた表情を浮かべるウェネーム。
「な、何故起きあがれる?」
その問いに答えるように剣を構えて、ウェネームに斬りかかりながら、
「それは、俺が一番知りたいよ!」
「な、なにっ……」
斬撃がウェネームの薄紫の肌である右腕を掠める。
血が垂れる右腕を押さえながら、睨みつけてくる。そして気迫とともに襲い掛かってくるが、
「星の騎士を呼べ、イフェイオン!」
そう叫んだ銀髪の少年は、剣を天へと掲げる。
星が銀髪の少年に集まり、周りには無数の白騎士が現れる。その騎士に命令を出し、すべての騎士をウェネームに向かわせる。ウェネームは動揺しながら、
「お前は何者だ?」
「そんなこと聞くより、逃げた方がいいんじゃないかな」
「そのようだな……」
向かってくる騎士を前に、危機を感じたウェネームは姿を消した。
姿が消えたのを確認して後ろを振り返り、手を差し伸べる。
「大丈夫かい、えっと君は」
「俺はパテルだ、助かったよありがとう」
「いやいや助けるのは当然の事さパテル。僕はエトワっていうんだよろしくね」
お礼を言ったあと、エトワはこの世界の事情に詳しそうだと思い質問をしてみることにした。
「あの毒の剣を持ったやつは何か知ってるか」
「僕も詳しくは知らないけど、最近現れるようになったと聞いているよ。薄紫の肌をした人間が現れた時は避難せよってなってるくらいだからね」
エトワでも分からないことだったらしく、結局薄紫の肌の人間については見かけたら避難しろということだけだった。
気分が悪そうだったのが伝わったのか、エトワは俺の顔を見て、
「僕は少しやらなきゃいけないことがあるから行くけど、パテルは具合が悪そうだから休んだ方がいい。僕の知り合いの宿屋に行くと良い、これを見せれば無料で入れるからさ」
「お、おうありがとな」
案内の地図とプラスチックの素材をしたカードを渡し、見えない速さでエトワは去っていく。
その地図を頼りに辺りを見回しながら歩いていると、その地図の場所に着いた。
その宿屋には体格のいいおじさんと若いお姉さんがいた。その二人に話しかけて、貰ったカードを見せると、
「おーエトワの友達か、俺はガーフだ。そしてこの横にいるのが俺の娘、イレイナだ。ゆっくりしていくといい」
「ありがとうございます」
体格のいいガーフに肩を組まれながら挨拶をされ、その様子を見たイレイナは笑っていた。
言われるがままに宿屋の中に入り、空いている部屋を案内されるとそこは広くもないが狭くもない一人では十分な部屋だった。早速疲れを癒すように横になると疲れていたせいか、すぐに意識がなくなり……
ここは何処だ。そう考えていると目の前に少女が現れ、
「生きててくれたんだね……ありがとうパテル」
その声はアーラだった。
ニヤつきながらそう言うのは、コウヤである。
俺がアーラの世界から帰ってきて、何を聞き出せたか気になっているらしいが、はっきりいってこれといった収穫はない。
「悪いがコウヤさんが望むようなことは聞けなかったよ。青い薔薇の中に一人の少女がいて、その少女にこの剣のことについて聞いたが聞けたのは聖剣・青薔薇っていうこの剣の名前だけ」
「そうだったか……その少女の見た目はどんなだった?」
「地面につくくらいの髪で、まだ子供みたいだったけど」
「そうかありがとう、パテル君……それじゃさよならだ」
そう言ったコウヤは何処かへと姿を消した。
テントのような場所に一人取り残されて、剣を持ち外に出る。
するとジャフダンワールドの中央辺りで、何か騒ぎになっている。気になるので急いで騒ぎの中心部に行くことにした。
コウヤがいた場所を後にして、走り出す。その騒ぎは思ったよりも近くで起きていたらしく、騒ぎの場所に着いた。
「どこにいる?青薔薇ーーー‼」
その騒ぎを起こしていたのは、長い紫色の髪に薄い紫の肌をした女性だった。青薔薇を探しながら手に持つ剣を無暗矢鱈に振っている。
その様子を見て、自分の剣のことを言っているのかと思いその女性に近づくと、
「お前のその剣……青薔薇か?」
「そうだけど、何で君は暴れてるの」
「そんなことはどうでもいい、その剣を私に渡せ」
というと体を前傾にして、足を踏み出しそのまま突っ込んできた。
咄嗟の判断で右に避けるが、今度は持っている剣を振りかざす。その剣を聖剣・青薔薇で受け止める。
「受け止められるんだ……でも私の剣のこと知らないでしょ?」
「そりゃ君のことも知らないから、剣の事なんてもっと知らないよ」
「あっ確かに名前を言ってなかった、私はウェネームよろしくね。そしてさよなら」
さよならと言うと、剣に入れる力を緩めるウェネーム。その隙を見て力を入れた瞬間に、ウェネームの薄い桃色の剣から液体が飛んできた。
その液体が飛んだのを確認したウェネームは後ろに下がる、余裕そうな顔で立っているウェネーム目掛けて剣を振りかざそうとしたところで、体に力が入らなくなる。俺のライフゲージを見ると少しづつ減っていくのが分かる。
体に力が入らなくなり周りに助けを求めようしたが、周りにはどこかに避難したのか誰もいなくなっていた。
「あら、もう力が入らなくなっちゃったみたいね。どうせ死ぬんだし私の剣の名前くらい教えてあげるね、私のこの美しい白と桜の色が混ざったような剣はカルミア・ラティフォリア」
カルミア・ラティフォリア、花に詳しくはないため全く分からない。だがこの吐き気はあの件の仕業か……だとしたら毒の花の類。でもVRMMOの世界は痛覚までも再現するのか。
何かを察したウェネームは、不気味なほど優しい口調になり、
「もしかして貴方この世界に来たばかりかしら?でもその顔何となく察しはついたみたい、そうこの花には毒がある。そして時間が経てば貴方は死ぬ残念だったわね……最後に名前だけ聞いておこうかしら」
「俺の名前は……パテルだ」
そういって残った力で剣をウェネームに向けると、驚いた表情をしたが簡単に避けられてしまう。
かかった液体は運悪く口に入ってしまったため、毒のまわりも早く、動けていた体が重くなりその場で何度も嘔吐する。
その様子を上から蔑んだ目で見ている。視線をやるとニコッと笑い首に手を掛けられ、手を滑らせて顎に手を置き上に向けられる。吐いた液体が口の横から溢れていく。苦しそうな表情を笑顔で見つめながら、
「苦しいかなーパテル。それならもっと苦しくしてあげようね」
そう言って口元に剣を突き付けて、カルミア・ラティフォリアから出る蜜を口に流し込まれる。
段々と意識も遠のき、息もしづらくなっていく。体が動かなくなるの感じて諦めかけていたところで、七日の声が聞こえた。
「死なないで……死なないでっ」
「アーラか、悪いが俺は……もう」
諦めかけながらアーラの声がしたほうに顔を向けると、涙を流しているアーラがいた。
歯を食いしばりながら泣いてる姿を見て、諦めかけていた自分がみっともなく思えた。
アーラは腕をつかみ何度も体を揺らして、死なないで死なないでと言ってくる。だが体はもう動かない、死ぬ瞬間っていうのは痛みを通り越して何も痛みを感じないものだ、アーラの声を聞きながら目が閉じていきそうになる。
「死なないでパテルーーーー!」
その声が自分の中に広がっていく、その時だった横を見ると聖剣・青薔薇が輝きだし自分の体を包み、苦しさや吐き気が消えていく。この時ライフゲージは、見えるか見えないかくらいであった。
体も楽になり、立ち上がる。死んで天国にでも来たのかと考えたが。目の前にはウェネームがいる。
立ち上がる俺を見て衝撃を受けた表情を浮かべるウェネーム。
「な、何故起きあがれる?」
その問いに答えるように剣を構えて、ウェネームに斬りかかりながら、
「それは、俺が一番知りたいよ!」
「な、なにっ……」
斬撃がウェネームの薄紫の肌である右腕を掠める。
血が垂れる右腕を押さえながら、睨みつけてくる。そして気迫とともに襲い掛かってくるが、
「星の騎士を呼べ、イフェイオン!」
そう叫んだ銀髪の少年は、剣を天へと掲げる。
星が銀髪の少年に集まり、周りには無数の白騎士が現れる。その騎士に命令を出し、すべての騎士をウェネームに向かわせる。ウェネームは動揺しながら、
「お前は何者だ?」
「そんなこと聞くより、逃げた方がいいんじゃないかな」
「そのようだな……」
向かってくる騎士を前に、危機を感じたウェネームは姿を消した。
姿が消えたのを確認して後ろを振り返り、手を差し伸べる。
「大丈夫かい、えっと君は」
「俺はパテルだ、助かったよありがとう」
「いやいや助けるのは当然の事さパテル。僕はエトワっていうんだよろしくね」
お礼を言ったあと、エトワはこの世界の事情に詳しそうだと思い質問をしてみることにした。
「あの毒の剣を持ったやつは何か知ってるか」
「僕も詳しくは知らないけど、最近現れるようになったと聞いているよ。薄紫の肌をした人間が現れた時は避難せよってなってるくらいだからね」
エトワでも分からないことだったらしく、結局薄紫の肌の人間については見かけたら避難しろということだけだった。
気分が悪そうだったのが伝わったのか、エトワは俺の顔を見て、
「僕は少しやらなきゃいけないことがあるから行くけど、パテルは具合が悪そうだから休んだ方がいい。僕の知り合いの宿屋に行くと良い、これを見せれば無料で入れるからさ」
「お、おうありがとな」
案内の地図とプラスチックの素材をしたカードを渡し、見えない速さでエトワは去っていく。
その地図を頼りに辺りを見回しながら歩いていると、その地図の場所に着いた。
その宿屋には体格のいいおじさんと若いお姉さんがいた。その二人に話しかけて、貰ったカードを見せると、
「おーエトワの友達か、俺はガーフだ。そしてこの横にいるのが俺の娘、イレイナだ。ゆっくりしていくといい」
「ありがとうございます」
体格のいいガーフに肩を組まれながら挨拶をされ、その様子を見たイレイナは笑っていた。
言われるがままに宿屋の中に入り、空いている部屋を案内されるとそこは広くもないが狭くもない一人では十分な部屋だった。早速疲れを癒すように横になると疲れていたせいか、すぐに意識がなくなり……
ここは何処だ。そう考えていると目の前に少女が現れ、
「生きててくれたんだね……ありがとうパテル」
その声はアーラだった。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
freely fantastic online
nanaさん
SF
「この世界はただの仮想では無い第2の現実だ」
かつて誰もが願っただろう ゲームの世界が現実であればいいのにと
強大な魔王を倒し英雄となる自分の姿
仲間と協力して強大な生物を倒し達成感に包まれる自分の姿
ゲームの中の 現実とは全く違う自分の姿
誰もがゲームのキャラと自分を頭の中で置き換えたはずだ
そんな中 ある会社が名を挙げた
『ゲームでは無く第2の現実となる世界を創る』
そんなスローガンを掲げ突然現れた会社
その名も【Fate】
【Fate】が創り出した 第2の現実となる世界となる舞台
【Freely Fantastic online】
通称FFO
ごく普通のサラリーマンである赤鷺翔吾は後輩である新宮渚から勧められこのゲームを始めることとなる...
*作者の自己満で書いてます 好きなことを好きに書きます それと面倒くさがりなので基本 誤字脱字の報告をしてくださっても直さないか後から纏めてやるパターンが多いです その点が大丈夫な方は是非読み進めてください
【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
元総長達が行くVRMMO
ザナスト
SF
龍骨組三代目総長我龍虎彦は引退した後やりたいことが無かったが副総長雨乞龍海に誘われてゲームを始める
そこで出会う面白おかしいヤツらと喧嘩したり笑いあったりして楽しいゲームをやっていく
虎彦はどんなプレイを魅せてくれるのか乞うご期待!
チート級スキルを得たゲーマーのやりたいことだけするVRMMO!
しりうす。
ファンタジー
VRゲーム【Another world・Online】βテストをソロでクリアした主人公──────雲母八雲。
βテスト最後のボスを倒すと、謎のアイテム【スキルの素】を入手する。不思議に思いつつも、もうこのゲームの中に居る必要はないためアイテムの事を深く考えずにログアウトする。
そして、本サービス開始時刻と同時に【Another world・Online】にダイブし、そこで謎アイテム【スキルの素】が出てきてチート級スキルを10個作ることに。
そこで作ったチート級スキルを手に、【Another world・Online】の世界をやりたいことだけ謳歌する!
※ゆるーくやっていくので、戦闘シーンなどの描写には期待しないでください。
※処女作ですので、誤字脱字、設定の矛盾などがあると思います。あったら是非教えてください!
※感想は出来るだけ返信します。わからない点、意味不明な点があったら教えてください。(アンチコメはスルーします)
Ancient Unfair Online ~万能武器ブーメラン使いの冒険記~
草乃葉オウル
ファンタジー
『Ancient Unfair Online(エンシェント アンフェア オンライン)』。
それは「不平等」をウリにした最新VRMMORPG。
多くの独自スキルやアイテムにイベントなどなど、様々な不確定要素が織りなすある意味自由な世界。
そんな風変わりな世界に大好きなブーメランを最強武器とするために飛び込む、さらに風変わりな者がいた!
レベルを上げ、スキルを習得、装備を強化。
そして、お気に入りの武器と独自の戦闘スタイルで強大なボスをも撃破する。
そんなユニークなプレイヤーの気ままな冒険記。
※小説家になろう様にも投稿しています。
モノ作りに没頭していたら、いつの間にかトッププレイヤーになっていた件
こばやん2号
ファンタジー
高校一年生の夏休み、既に宿題を終えた山田彰(やまだあきら)は、美人で巨乳な幼馴染の森杉保奈美(もりすぎほなみ)にとあるゲームを一緒にやらないかと誘われる。
だが、あるトラウマから彼女と一緒にゲームをすることを断った彰だったが、そのゲームが自分の好きなクラフト系のゲームであることに気付いた。
好きなジャンルのゲームという誘惑に勝てず、保奈美には内緒でゲームを始めてみると、あれよあれよという間にトッププレイヤーとして認知されてしまっていた。
これは、ずっと一人でプレイしてきたクラフト系ゲーマーが、多人数参加型のオンラインゲームに参加した結果どうなるのかと描いた無自覚系やらかしVRMMO物語である。
※更新頻度は不定期ですが、よければどうぞ
Bless for Travel ~病弱ゲーマーはVRMMOで無双する~
NotWay
SF
20xx年、世に数多くのゲームが排出され数多くの名作が見つかる。しかしどれほどの名作が出ても未だに名作VRMMOは発表されていなかった。
「父さんな、ゲーム作ってみたんだ」
完全没入型VRMMOの発表に世界中は訝、それよりも大きく期待を寄せた。専用ハードの少数販売、そして抽選式のβテストの両方が叶った幸運なプレイヤーはゲームに入り……いずれもが夜明けまでプレイをやめることはなかった。
「第二の現実だ」とまで言わしめた世界。
Bless for Travel
そんな世界に降り立った開発者の息子は……病弱だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる