俺と吸血鬼

クローバー

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抗えない※

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「んんっ...むぅん...」
ベットの上に横になって、抱き合うような形でキスをする。
「ふふっ、もう完全に抵抗しなくなっちゃったね。それにあんなことをしてきたのは俺も予想外だったよ」
「ちがう...ちがう...!」
首を全力で横に振って否定する。
たぶん今の俺の顔は茹でダコみたいに真っ赤になってると思う。
「てつお、ごめっ、さっきのは...その...」
「テンパってる兄ちゃん可愛い。また泣かせたくなっちゃうじゃん」
「やだ、ちがうんだよほんとに...!」
「何も違くないよ。自分から求めてたでしょ?」
ほんとに性格悪いなこいつ。
「てことで今度は俺の番ね」
どういうことで!?
脈絡なくぶっ込んでくるのやめてくれない?
「そんなにビビらなくて大丈夫だよ。ちゃんと優しくするから」
「信用できねーよ!」
「はいはい。そんなに意地はらなくていいから」
「ちょっと話を、え?ちょ、だめだって...っっ、くっ...あっ、なに、それは...!あ、あっ!」
話しているのを遮って、哲生が俺のちんこを咥える。
それだけじゃなくて、穴に指を入れてきた。
両方とも俺が感じるところを的確に弄ってきて、体がビクビク痙攣する。
「ふふっ、こんなに感じちゃって。俺のを入れたらどうなっちゃうんだろうね?」
「や、むり...もうほんとに...」
「大丈夫だって」
俺が大丈夫じゃない。
「いっ、あああっ!」
割と勢いよく入ってきて、衝撃で仰け反ってしまう。
そしとなぜだかはわからないけど、涙が出てきた。
「兄ちゃん大丈夫?」
大丈夫なわけがない。
だけど、足りない。
動かないでじっとしているから物足りなく感じてしまう。
「あっ、あっ...はぁ...」
腰が勝手に動いて口から声が漏れ出る。
そこでふと我に返る。
あ、これ...
チラッと哲生の方を見ると、めっちゃニヤニヤしてた。
「兄ちゃんって結構、淫乱なんだね」
いやああああ!!
待って、ちょ、待って待って!
「あ...あっ...こ...これは、ちがう!ちょっとはなして!」
「なんで?」
「今日はもう終わりにしよう!?ほら、また明日すればいいじゃん!!」
恥ずかしさからここから逃げようとして続きはまた明日にしようと哲生に頼む。
「やだ。絶対に逃さないから覚悟してよね」
頬を撫でながらいい笑顔で凄まれた。
うん。
ごめんなさいわかってました言ってみただけなので許してください。
こいつ獣みたいなギラギラした目ををしてるけど大丈夫かな?
弟に殺されるとか無いよね?
羞恥心とか恐怖心とかが限界突破して一瞬だけ冷静になれた。
一瞬だけ。
「痛くはしないから、今夜は俺に使われてよ」
怖い。
弟がめちゃくちゃ怖い。
何使われるって。
ほんとに俺大丈夫なの!?

それから数分後。
「あぁっ...っあっ、てつおぉ...はやく、ださせてよ...」
めちゃくちゃにされた。
たった数分で。
ジャックのせいで体が作り変わったからか、先に相手に出してもらわないと出せない体になってしまったから気持ちいいのが発散されなくてめっちゃきつい。
何を出せないのかは口に出したくないけど。
「んー?何をか言ってくれないとわからないなー」
「っ...!なんで、うごきとめるの...」
「だってこうしないと絶対に言わないじゃん」
ほんっとに性格悪い。
けど、早く終わらさてほしいから言うしか無いだろうし...
いやけど流石に...
だーもうどうにでもなれ!
「...し...」
「なんて?」
「...いし」
「もっと大きい声で言ってもらわないと」
「ぶっ殺すよお前!?」
「ふーん。そんなこと言っちゃうんだ」
そう言って乳首だけをまた弄り始める。
「~~~っっ!!?」
やばい、片方だけしかされてないのに理性が吹っ飛びそうなほど気持ちいい。
「ほらほら、早く言わないと両方弄るよ?」
「んんっ!ちょ、ま、いう、いうからぁ!だからやめてくれ...!」
「じゃあ早く言ってよ」
...こいつ、後でシメよう。
いや、絶対返り討ちに合うからやっぱりやめとこう。
「っ...せ、せいしを、ださせて、くださぃ...」
羞恥心で泣きそうになりながら言う。
死にたい。
誰か俺を殺してくれー!
「兄ちゃんってほんとにかわいい。ごめんね意地悪しちゃって。そろそろ終わりにしよう」
「...」
「不貞腐れないでよ」
「...」
「まぁいいか。兄ちゃん、上と下どっちがいい?」
「?え、何?あ、強いて言うなら上、かな?」
何この急な意味不明な質問。
なんとなくで上って言ったけどこれ選択ミスったら詰む系のやつじゃないよね?
「おっけー。それなら...よいしょ」
「!?」
グイッと引っ張られて哲生の上に乗っかる感じに動かされた。
ジャックもそうだけど、なんで俺のことをこんなに簡単に動かせるんだろう。
平均的な体型をしてると思うからそんなに軽くないと思うんだけど。
俺もやしっ子じゃないよ?
...現実を見よう。
「えっと、哲生?いや哲生さん?今から何をするのですか?」
「気持ちいいこと」
...スルー推奨。
「...もし俺が下がいいって言ったらどうしてたの?」
「そのままの体勢ですることになったね」
...
つまり、俺が哲生の上に乗っかるかどうかの質問だったってことでしょ?
どっち選ぼうがほとんど変わんないね。
「じゃ、話はおしまい」
「ヒッ!ちょ、ちょっとま、ああぁ!」
下から突き上げてきて浅い所を犯してくる。
「は、あっ!やば、おかしく、なる...!」
「もうおかしくなってると思うけどね!そんな顔しちゃってさ。けどもっとおかしくしてもいいよ、ね!」
「!?あ"あ"あ"っっ!!」
やばい!死ぬ!!
腹裂けて死ぬ!
だけど痛かったのは一瞬で快楽に変換される。
体の痙攣が収まらない。
まぁそれもそのはずで、哲生が容赦なくド突いてくるからね。
「はぁ、イく、ナカだすよ!」
次の瞬間熱いものが流れ込んでくる。
それに呼応するように俺も白濁を放つ。
視界がバチバチと点滅してこれまで感じたことの無いような快楽が俺を襲う。
そのまま脱力して前のめりに倒れ込む。
けど当たり前のように哲生が受け止めてくれた。
「大丈夫?」
大丈夫じゃないです。
てかあんた何回大丈夫か聞くの?
とりあえず頷いといたけど。
「もう動かないでいいから。ありがとね、それじゃおやすみ」
ものすごい早業で服を着せてきて、そのまま寝かしつけられる。
...あの、哲生さん?
これって腕枕ってやつなのでは?
なんで弟ならとにかくあなたの兄に腕枕をしてるんですか?
...まあいいか。
眠たい。
指摘するのがめんどくさい。
明日覚えてたら言おう。
そこまで考えて気力が尽きたのか、一気に睡魔が襲ってきてそのまま眠りについた。
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