俺と吸血鬼

クローバー

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ベットの住人※?

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おはようございます...
体が重い、怠い、痛いの三重苦に苦しめられている俺です。
あー、まあ、うん。
昨日の今日だからね。
仕方ない仕方ない。
だから絶対に発狂しないよ。
...
んでこの状況は何?
脳が情報を処理することを拒否してたから無視してたけど、直視しないと駄目かな。
ジャックに後ろから抱きつかれてた。
うん。
落ち着けー落ち着けー?
後ジャックさん。
割と強めにホールドするのをやめていただけませんか?
身動き取れないんだけど。
背中のところに何かが挟まってるような違和感があるから何なのか確認したいんだけど。
「...」
後ろからは寝息しか聞こえない。
寝てるのジャック?
俺はどうしたらいいの?
ジャックが起きるまでずっとこのまま?
嫌だー!
ていうかジャックの腕が乳首に当たってて、呼吸するたびに擦れて感じてしまうんだけど。
あーやばい心折れそう。
てか発狂しそう。
落ち着けー落ち着けー?
すぅー...はぁー...
...鉄板ネタのラマーズ法が出ないってことは相当混乱してるな。
ていうか深呼吸したせいで余計に擦れたんだけど...
「ーっ!ぁ...はぁ...」
やばい乳首が気持ちいい。
駄目だってわかってるんだけど体が勝手に動いてジャックの腕に乳首を擦りつけてしまう。
ふと昨日の夜のアレがフラッシュバックする。
まだ、寝てるし...入れていいよね?
お尻の奥が疼いて我慢ができない。
昨日みたいにぐちゃぐちゃに犯してほしい...
のぼせ上がった思考のままジャックのちんこに手を伸ばす。
その時、なにかに手が触れた。
触れた瞬間ゾクッと体が泡立つ感じがし、その直後に体がムズムズしてくる。
なにこれ...?
触ってたら気持ちいい?
触られてる感覚がするってことは繋がってる?
謎の物体をなぞっていき、根本を探す。
「はぁ...っ、はぁ」
気持ち良すぎて声が出そうになるのを必死で我慢しながら根本を探っていった。
...やばい、腰のあたりから生えてるわこれ。
「痛...!!」
なんか嫌な予感がして引き抜こうとしたらめっちゃ痛かった。
これ、完全に体の一部じゃない?
いやけど人体にこんなパーツは存在しなくない?
だってこれ完全に尻尾だよね?
とりあえず全体像の確認をする。
なんかもう混乱が天元突破して逆に冷静になってきてるな。
普通こんな異常事態を前に呑気に確認しようなんて言わないし。
まあいいか。
とりあえず挟まってるっぽいから引っ張り出そう。
「あぁ!?くぅ、ふ...ぁ」
ちょっと引っ張った瞬間体に電気でも流されたのかと思うほどの衝撃を感じた。
なのにその後は全身を締め付けるかのような快楽に変換される。
やっば、これだけでイッてしまいそう...
シーツを掴んで耐える。
ちょこっと引いただけでこんなになるって相当やばい。
イッてしまわないようにシーツを掴んで耐えていると、突然尻尾に触れられる感覚がした。
「っ、はぁ、あっ!?ゃめ、あぁ!!」
「おはよう。トモヤの叫び声で目が覚めたが、面白いことになってるな」
ジャックがなにか言ってるけどよくわからない。
撫でるように触ったかと思えば、根本のとこを擽るように触れてくる。
「耳の形も変わってるし、半分人間じゃなくなってるぞ」
「ぁう、じゃ、くぅ...しっぽ、さわるなぁ...」
喘ぎながらやめろと頼んだらパッと止められた。
止めろとは言ったけど、実際に止められるともっとしてほしいってなるこのジレンマ。
「とりあえず、挟まってる尻尾を抜いてもいい?」
「これか?」
そう言って体を押し付けてきた。
「やめろ!尻尾がアホみたいに敏感だから、あんまり刺激しないで!」
「はいはい」
そう言ってジャックが俺から離れる。
そ、そんな離れなくていいじゃん...
とりあえず寝っ転がったまんまだったから起き上がる。
「あー...」
...なんかジャックの視線が生暖かいな。
んーちょっとまって?
さっきまで布団かぶってたからアレだけど、今は起きた拍子で布団が剥がれた...
んで俺はさっきまでの下りで勃起している。
...ちょっとまって?
「わあああ!ちょ、見ないで!」
前から見られてるけど、何なら触られまくってるけど、流石にこれは慣れるもんじゃない。
布団で防御!
「とりあえず俺は部屋を出とくから、後で下に降りて来な」
あれ?
「あ、うん...ありがと...」
パタンとドアが閉まる。
...
しゃ、釈然としねぇー!
ま、まぁ、ね?
多分ジャックもそういう気分だったんだよ。
...
それはそれで寂しいと思ってしまうのは俺がジャックに毒されたからかな。
とりあえずさっさと抜いて降りるか。
「ん、んん...?」
なんか違う...
とりあえず尻尾を弄る。
...気持ちいいよ?
気持ちいいんだけど、なにか足りないような...
悶々としながら根本と先っぽを同時に触る。
なんかなぁ。
...こっちも弄っちゃう?
お尻。
けど指を入れるわけには...
あ。
尻尾があるじゃない。
...一人遊び(意味深)が人外じみてきてる。
とりあえずローションなんて気の利いたものなんて無いから尻尾を舐める。
尻尾を動かして顔のところに持ってくる。
体を動かすように普通に動かせるのすごいな。
「ん、ちゅう...はぁ、ぁぐ!?ゲホゲホ!ゴホッ、おぇ...」
危なっ!?
尻尾が口の中でビクッて動いて喉の奥まで入ってきた。
反射的にも動くんだなこれ。
とりあえず尻尾の先っぽをお尻に擦りつける。
「ん、ぅ、あぁ...」
しばらく擦りつけて解れてきたかなってところで入り口のところをグチュグチュと入り口のところを浅く嬲る。
なんか我慢できなくなって一気に奥まで突っ込む。
一気に入ってくる衝撃と、尻尾から感じる、締め付けてくるような感覚に思いっきり仰け反る。
まあ、拡大解釈すればいま一人でセッ...をしてるからね。
なんだろう、自分が攻めなのが受けなのかよくわからない。
「ぁあ...まって...そこ、だめ...」
ある点に尻尾が当たったときにこれまでとはぜんぜん違うくらい感じてしまう。
自分の意志で動かしてるはずなのに、他人が尻尾を動かしてるような錯覚に陥る。
全身がゾワゾワして、脳がピリピリと甘く痺れてやばい。
それなのにイけない。
ただただ気持ちよくなるだけ、イけそうでイけない。
ちんこを扱いても同じようにイけなくて、乳首を弄っても喘ぎ声が漏れ出て気持ちよくなるだけ。
頭がおかしくなりそう。
...まあどうしようもないし服着て下降りるか。
いや、どんな顔をして降りればいいんだ!?
だーもう!
なんであんなにアホみたいに弄ったのにイけないんだよ...
体がムズムズするし怠いし。
まあ泣き言言ってもしょうがないし、さっさと下に...
(あ、これやばいやつ!ガード!ガードォ!!)
ドゴオオン!!
「ヒャイ!?」
部屋から出ようとした瞬間謎の声が聞こえ、その後地震のような揺れと、インフレファンタジーに出てくるキャラが物を投げつけたときみたいな爆音が聞こえた。
...インフレファンタジーに出てくるキャラが物を投げつけたときみたいな爆音ってなんだ?
まあとにかく下からドゴオオンって音がした。
...は!?
急いで下に降りる。
そこには倒れたジャックとそれを冷めた目で見下ろす誰かがいた。
...は?
「あ、兄ちゃん。おはよう」
「あ、え?誰...?」
何がなんだかよくわからなくて階段のところでフリーズすることしかできなかった。
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