13 / 18
3.一緒に寝ましょう⑸
しおりを挟む
彼は、シャツの上から私の頂を探るように指先をくるくると回した。
「ひゃっ……やぁっ」
彼の指先が私の頂を掠める度に、自分の声じゃないような高い声が漏れてしまう。
直接触られているわけじゃないのに、シャツ越しに指一本で触られているだけなのに、シャツのさらりとした感触でさえ、気持ち良くて。
「あっ、駄目っ。セレーノ、さま」
「ここはそうは言ってない」
セレーノ様が頂をきゅっと摘まんだ。
「あんっ!」
ピリピリと身体に響いていた疼きが、快感となって、私を襲った。
「乳首をちょっと弄られただけでこんなに硬く勃ち上がって……
やらしいな、ウィンディアナは」
「そ、そんなこと……」
「あぁ、もっと強い刺激を与えたら、どうなるんだろうな……?」
セレーノ様はぷちっとシャツの一番上のボタンを外す。
「あ……」
ボタンを次々と外していく彼の手が肌に当たるたびに、身体が震えた。
それは期待しているからなのか、未知の経験に緊張しているからなのか分からない。
ボタンを外し終わった彼が、ゆっくりとシャツを開く。
暗闇でぼんやりとしか見えてないはずなのに、彼が熱く私を見つめているのが分かる。
彼の瞳にはパンティにシャツを一枚纏わせただけの、私の姿が確かに映っていた。
「ウィンディアナ……」
セレーノ様は、私に再びキスをくれた。
キスをくれながら、彼の手が私の胸に重なる。
最初は優しく胸の上を這う。でも、もうシャツの上から散々刺激された私の頂はそれじゃあ足りなくて、痛いくらいに勃ち上がる。
それに応えるように、セレーノ様は徐々に私の胸を揉みしだいた。
指の間には私の頂を挟み、時折ぎゅっと刺激を与えてくる。
「んっ……ふ、あぁんっ」
繋がった唇を離せば、どちらのものかわからない唾液が銀の橋を作った。そして、その唇は私の唇から胸の頂に標的を変えた。
セレーノ様の吐息がかかり、身体が震えた次の瞬間、私の頂は彼に捕えられた。
彼は口内に頂を含みつつ、丹念に舌で舐る。
「ひ、やっ、あぁんっ!」
初めての感覚に声なんて抑えられるはずもなくて。
気持ち良さが、胸に与えられた刺激が、身体の至るところに染み渡るように私を支配していく。
「せれーの、さまぁっ! あんっ、はぁっ!
ちくび、レロレロ……しちゃだめぇ!」
しかし、私の訴えもむなしく、セレーノ様は頂をぢゅるるっと強く吸った。
「やっ! あああんっ!!」
まるで電気が走るような初めての感覚に襲われる。
セレーノ様は私の胸を弄ることに満足したのか、上半身を起き上がらせて、私を見下げていた。
彼は唾液で濡れている唇を拭う。
はぁ……と彼の熱い吐息も聴こえる。
それに、暗闇の中で光る彼の橙の瞳は、まるで獣のようで……私は獲物になった気分。
頭の片隅で、
このまま食べられてしまうのかな……
でも、セレーノ様に食べられるならいいや。
なんて、馬鹿なことを思ったりした。
確かにいつものセレーノ様とは違うけれど、彼が優しいことをもう私は知っている。
私は……笑顔で彼に両手を伸ばした。
「セレーノ様……大丈夫ですよ」
はっとしたように彼が息を呑むのがわかった。ぎらぎらと厳しかった瞳にいつもの温かさが戻る。
すると、彼が私の方に倒れてきて、腕の中におさまった。
「悪かった……怖かった、だろ」
私は彼の背中に手を回して、片手では頭を撫でた。
「ううん、嬉しかったです。やめないでも良かったのに……」
私よりずっと大きなセレーノ様だけど、なんだか今は大きな猫のようで。
いや、セレーノ様ならライオンかなぁ……
彼が甘えてくれるようで嬉しくて、私は見た目に反して柔らかな彼の頭を撫で続けた。すると……
「随分と余裕なんだな」
セレーノ様が私の胸元でそう呟く。
「え、そんなことな――……ぃ!?」
彼の手はいつの間にか私の股まで伸びていて、パンティの上から割れ目をなぞった。
「うっ、ふぅっ……」
ぞわぞわとした感覚がどんどんと腰に満ちていく。
これがなんだか分からなくて、私は彼に強くしがみついた。
「胸を愛撫しただけで、ここまで濡れるなんてな」
「やっ……はぁっん……!」
「直接触ったら、すぐにイけそうだ」
セレーノ様の指がパンティの横から侵入してくる。
ぬちょ……っと生々しい水音が響く。
これが私のあそこから聴こえたなんて、恥ずかしくて、私は目をぎゅっと瞑った。
「これはすごいな。指を添えただけで、吸い付いてくる」
「あっ、あぁ」
私の蜜口はすでにドロドロに溶かされていて、彼の太い指が置かれただけで気持ちよかった。
でも、それを奥には挿入れてくれなくて、彼の指は私の愛液だけ纏わせて、上にスライドする。
「ここは、どうかな?」
「ひゃあっっ!! ひっ、やっ、なんかっ、そこ……らめぇっ!」
彼はリズミカルにある一点を擦った。
頭に靄がかかるように、痛いくらいの気持ちよさが私を支配していく。
「クリも弱いんだな。ったく、姫なのにこんなに股が緩くていいのか?」
「あっ、やっ、ちが……っ!
あんっ、せれー……の、さまっ……だけっ! あっ、はぁっ!!」
「乳首も、クリも、雑魚すぎて、ほんと心配だ。……ほら、ご褒美だ」
「ひゃっ、あっ! やぁあんっ!!」
ビリビリっとした快感が身体に走った。
そして、すぐに心地よいフワフワとした感覚に襲われる。
頭が真っ白になって、まるで雲の上にいるようだった。
「おやすみ、ウィンディアナ……」
私はそこから意識を失った。
「ひゃっ……やぁっ」
彼の指先が私の頂を掠める度に、自分の声じゃないような高い声が漏れてしまう。
直接触られているわけじゃないのに、シャツ越しに指一本で触られているだけなのに、シャツのさらりとした感触でさえ、気持ち良くて。
「あっ、駄目っ。セレーノ、さま」
「ここはそうは言ってない」
セレーノ様が頂をきゅっと摘まんだ。
「あんっ!」
ピリピリと身体に響いていた疼きが、快感となって、私を襲った。
「乳首をちょっと弄られただけでこんなに硬く勃ち上がって……
やらしいな、ウィンディアナは」
「そ、そんなこと……」
「あぁ、もっと強い刺激を与えたら、どうなるんだろうな……?」
セレーノ様はぷちっとシャツの一番上のボタンを外す。
「あ……」
ボタンを次々と外していく彼の手が肌に当たるたびに、身体が震えた。
それは期待しているからなのか、未知の経験に緊張しているからなのか分からない。
ボタンを外し終わった彼が、ゆっくりとシャツを開く。
暗闇でぼんやりとしか見えてないはずなのに、彼が熱く私を見つめているのが分かる。
彼の瞳にはパンティにシャツを一枚纏わせただけの、私の姿が確かに映っていた。
「ウィンディアナ……」
セレーノ様は、私に再びキスをくれた。
キスをくれながら、彼の手が私の胸に重なる。
最初は優しく胸の上を這う。でも、もうシャツの上から散々刺激された私の頂はそれじゃあ足りなくて、痛いくらいに勃ち上がる。
それに応えるように、セレーノ様は徐々に私の胸を揉みしだいた。
指の間には私の頂を挟み、時折ぎゅっと刺激を与えてくる。
「んっ……ふ、あぁんっ」
繋がった唇を離せば、どちらのものかわからない唾液が銀の橋を作った。そして、その唇は私の唇から胸の頂に標的を変えた。
セレーノ様の吐息がかかり、身体が震えた次の瞬間、私の頂は彼に捕えられた。
彼は口内に頂を含みつつ、丹念に舌で舐る。
「ひ、やっ、あぁんっ!」
初めての感覚に声なんて抑えられるはずもなくて。
気持ち良さが、胸に与えられた刺激が、身体の至るところに染み渡るように私を支配していく。
「せれーの、さまぁっ! あんっ、はぁっ!
ちくび、レロレロ……しちゃだめぇ!」
しかし、私の訴えもむなしく、セレーノ様は頂をぢゅるるっと強く吸った。
「やっ! あああんっ!!」
まるで電気が走るような初めての感覚に襲われる。
セレーノ様は私の胸を弄ることに満足したのか、上半身を起き上がらせて、私を見下げていた。
彼は唾液で濡れている唇を拭う。
はぁ……と彼の熱い吐息も聴こえる。
それに、暗闇の中で光る彼の橙の瞳は、まるで獣のようで……私は獲物になった気分。
頭の片隅で、
このまま食べられてしまうのかな……
でも、セレーノ様に食べられるならいいや。
なんて、馬鹿なことを思ったりした。
確かにいつものセレーノ様とは違うけれど、彼が優しいことをもう私は知っている。
私は……笑顔で彼に両手を伸ばした。
「セレーノ様……大丈夫ですよ」
はっとしたように彼が息を呑むのがわかった。ぎらぎらと厳しかった瞳にいつもの温かさが戻る。
すると、彼が私の方に倒れてきて、腕の中におさまった。
「悪かった……怖かった、だろ」
私は彼の背中に手を回して、片手では頭を撫でた。
「ううん、嬉しかったです。やめないでも良かったのに……」
私よりずっと大きなセレーノ様だけど、なんだか今は大きな猫のようで。
いや、セレーノ様ならライオンかなぁ……
彼が甘えてくれるようで嬉しくて、私は見た目に反して柔らかな彼の頭を撫で続けた。すると……
「随分と余裕なんだな」
セレーノ様が私の胸元でそう呟く。
「え、そんなことな――……ぃ!?」
彼の手はいつの間にか私の股まで伸びていて、パンティの上から割れ目をなぞった。
「うっ、ふぅっ……」
ぞわぞわとした感覚がどんどんと腰に満ちていく。
これがなんだか分からなくて、私は彼に強くしがみついた。
「胸を愛撫しただけで、ここまで濡れるなんてな」
「やっ……はぁっん……!」
「直接触ったら、すぐにイけそうだ」
セレーノ様の指がパンティの横から侵入してくる。
ぬちょ……っと生々しい水音が響く。
これが私のあそこから聴こえたなんて、恥ずかしくて、私は目をぎゅっと瞑った。
「これはすごいな。指を添えただけで、吸い付いてくる」
「あっ、あぁ」
私の蜜口はすでにドロドロに溶かされていて、彼の太い指が置かれただけで気持ちよかった。
でも、それを奥には挿入れてくれなくて、彼の指は私の愛液だけ纏わせて、上にスライドする。
「ここは、どうかな?」
「ひゃあっっ!! ひっ、やっ、なんかっ、そこ……らめぇっ!」
彼はリズミカルにある一点を擦った。
頭に靄がかかるように、痛いくらいの気持ちよさが私を支配していく。
「クリも弱いんだな。ったく、姫なのにこんなに股が緩くていいのか?」
「あっ、やっ、ちが……っ!
あんっ、せれー……の、さまっ……だけっ! あっ、はぁっ!!」
「乳首も、クリも、雑魚すぎて、ほんと心配だ。……ほら、ご褒美だ」
「ひゃっ、あっ! やぁあんっ!!」
ビリビリっとした快感が身体に走った。
そして、すぐに心地よいフワフワとした感覚に襲われる。
頭が真っ白になって、まるで雲の上にいるようだった。
「おやすみ、ウィンディアナ……」
私はそこから意識を失った。
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。

若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~
雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」
夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。
そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。
全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……

巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる