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第一章
1.二人の公爵令嬢
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「施されたら、ちゃんとその恩に報いるんだよ。」
大好きなおばあちゃんは、いつも口癖のように言っていた。
だから、私は助けられたこの命をあの子の為に使うの。
優しいあの子を死なせちゃいけない。
あのゲームのようには絶対にさせない…!
◆ ◇ ◆
何、今の?
最後に誰かの決意みたいな声が頭に響いて、目が覚めた。
目覚めるといつものベッドに、いつもの天井。何一つ変わったところはないのに、私の身体は汗でびっしょりと濡れていた。
まるで誰かの記憶が流れ込んできたように脳内に膨大な映像が映し出され、まるで頭が割れそうに痛かった。
情報が多すぎて、何一つまともに覚えていないけど…でも、見慣れない服を着た老婆の言葉だけはしっかりと耳に残った。
「施されたら、恩に報いる…。」
ぽそっとその言葉を呟いてみる。それはとても大事なことのように思えて、じわっと胸が温かくなった。
「恩に報いる相手がいるとしたら、間違いなくソフィアだわ。ソフィアの為なら何だって出来る。」
私は微笑みながら、壁に掛けてある親友からの贈り物である刺繍のハンカチを見つめる。そのハンカチを見ていると、ソフィアの美しい笑顔が思い出されて、幸せな気持ちになる。
その時、扉がノックされた。
「お嬢様、起きていらっしゃいますか?」
専属侍女のオルヒだ。
「うん、起きてる。入って。」
オルヒは部屋に入ると、私の額に手をやって、熱を確認する。
「熱は下がったようですね。それにしても、すごい汗です。着替えましょう。シーツも…替えた方が良さそうですね。」
オルヒは幼い頃から私に付いてくれている侍女だ。もう四十近い女性で、私にとっては母のような存在だ。今もテキパキと動き、私のために本当によく働いてくれる。
「ありがとう…いつもごめんね。」
「いいえ。可愛らしいお嬢様にお仕え出来ることが、私の幸せですから。いつまでもお元気でいて下さいましね。」
そう言ってオルヒは私に笑いかけた。
◆ ◇ ◆
私が住むディベルディ王国には二つの公爵家がある。
智の公爵家と呼ばれるルデンス家。
武の公爵家と呼ばれるクウェス家。
公爵家にはそれぞれ一人の娘がいた。
一人がソフィア・ルデンス。長くサラサラと輝く水色の髪と、夜空のような紺碧の瞳を持つ妖精のような美しい少女だという。彼女は現宰相の娘である。
もう一人がアンナ・クウェス。私である。
私はソフィア嬢とは違い、少し珍しい赤茶色の髪と瞳を持つごく平凡な容姿だ。
そして、この元気が良過ぎる髪色とは逆に私は大変病弱な令嬢であった。
武の公爵家の名に相応しい体格を持った現騎士団長であるお父様は、とにかく強い人だ。なのに、私がこんなに病弱なのは、私を産んで亡くなったお母様に似たのだろう。
お母様は元々身体が弱い人で、ほとんど外に出ることがなかったらしい。しかし、たった一度、お母様が出た夜会でお父様と恋に落ち、公爵家に嫁ぐことになったと聞いた。そして、産後の肥立ちが悪く、そのまま亡くなったらしい。
その母に似たのか、私は赤ん坊の頃から小さく、よく熱を出す身体の弱い子供だった。そんな私をお父様は大変過保護に育て、屋敷から出すことは殆どなかった。庭で駆け回った記憶さえほぼない。
武の公爵家の娘だとは思えない深窓の令嬢ぶりだ。
そんな風に過ごしているため、十歳になっても、私には友人の一人もいなかった。物語を読み、友人とはどんな存在だろうと想いを馳せた。
私が運命の出会いを果たしたのは、十歳になって、初めて訪れた花祭りだった。花祭りとは王都で三日三晩行われる祭りのことで、ここ一ヶ月は熱を出していなかったことで初めてお父様から行ってもいいと許可が出たのだった。
私は嬉しくて、堪らなかった。いつも窓から花祭りを楽しんでいる人たちの様子を遠くから見るだけだったのが、自分もその一部になれるなんて夢のようだった。
そんな風に浮かれているのが良くなかった。あっちにこっちにと興味を移し、色んな屋台を見て回っているうちに私は一人になっていた。
護衛も侍女も一緒に来ていたはずなのに…と呆然とした。ひどい人混みを縫って歩き、大人では通れないような隙間もスルスルと歩いてきてしまったのが失敗だったと気付いた時にはもう遅かった。
道の端に座り込み、途方に暮れる。
その時、私に手を差し伸べる大人がいた。綺麗な格好をしたその男性は、まるで貴族のようだった。
「お嬢ちゃん?大丈夫かい?」
男性は私を安心させるように優しく笑いかけた。
いかにも良い人そうな笑顔に私は安心して、その手を掴もうとした。
次の瞬間、美しく凛とした声がその場に響いた。
「おやめなさいっ!」
突然の声に驚いた私が手を引っ込めると、私とその男性の間に水色の髪の一人の少女が割り入った。少女は私を庇うように立つ。
「この少女が誰かと知った上での無礼ですか!?
恥を知りなさい!!」
…無礼?この人は私を助けてくれようとしただけでー
と言おうとした瞬間、その男性は顔を醜く歪めて、舌打ちをした。
…ひ、人が変わった。今の顔は極悪人のようだ。
「お前も一緒に攫ってやる!」
「やりなさい。」
少女がそう呟くと、あっという間にその貴族風の男はどこからか出て来た護衛らしき人々に取り押さえられた。少女は扇子をピッとその男に突きつけると、言い放った。
「貴方、花祭りになると、出没する人身売買業者でしょう?騎士団に引き渡して、しっかり調べてもらうから、そのつもりで。牢の中で、この国の華に手を出そうとしたことを後悔するといいわ。」
その男は悪態をつきながら、騒ぎを聞きつけて来た騎士に連れて行かれた。
少女は男が連行されたことを確認すると、私の方に向き直った。キッと鋭く紺碧の瞳でこちらを睨みつけている。
「あ、ありがとう…助けてくれて…。」
少女は私の言葉を聞くと、はぁ~と息を吐いた。
「貴女ねぇ…公爵令嬢なのに危機感なさすぎよ。捕まったら最悪、他国に売り飛ばされる可能性もあったのよ?!
それに護衛はどうしたの?大体、貴女、身体が弱いんじゃなかったの?」
「え…なんで公爵令嬢だってー」
「その外套に刺繍してある家紋はクウェス家でしょう。それで、私と同じくらいの年齢って言ったら、公爵令嬢の貴女しかいないじゃない。」
「すごいね…家紋で分かっちゃうなんて…!」
ソフィアは腕を組み、ツンっとそっぽを向く。
「こ、こんなの常識よ!」
「あの、私はー」
「クウェス公爵家のアンナ嬢でしょ?
それくらい当然覚えているわ。
貴女はわからないだろうから、仕方なく教えてあげるけど、私はルデンス公爵家のソフィアよ。」
「え?!公爵家?!」
確かに以前、智の公爵家にも私と同い年の令嬢がいるとお父様から聞いた気がする…。
「そうよ。貴女と同じこの国で最も高貴な令嬢よ。とは言っても、貴女は高貴とは程遠いー」
「うわぁ!ソフィアはすごいわね!まだ十歳なのに、色んなことを知ってるし、もう令嬢としても完璧なんだもの。惚れ惚れしちゃうわ!」
「…そ、そうかしら。」
ソフィアは頬を赤らめた。
真っ白な肌だから、よく目立つ。
「そうよ!すごいわ!!しかも、すごく美人だし!
この真っ直ぐでサラサラな髪、素晴らしいわね!色も水色なんて妖精みたいで素敵だわ!瞳もキラキラしててまるで満点の星空みたいだもの!」
ソフィアはさっきまでの態度が嘘のようにシュンとしながら、上目遣いで私を見た。
「…ほ、ほんとに?
髪も瞳も冷たい印象を与えてしまうからあまり好きじゃないのだけれど。周りからは氷のようだと言われるわ…。」
「氷なんて、素敵じゃない!私、キラキラしていて大好きだわ!それに冷たいから、熱が出た時に私はいつもお世話になってる!」
ソフィアは私の返答に目をパチクリさせた後、花が綻ぶように笑った。
「…ふふっ。アンナって面白い子なのね。」
「ソフィアは美しくて、可愛くて、聡明だわ!
ねぇ、是非助けてくれた御礼をさせて?
うちに招待してもいいかしら?」
「私を…?」
「えぇ、他に誰がいるの?」
「そ、それもそうね。
そこまで言うなら行ってあげなくもないわ!」
「ありがとう!」
こうして私は、親友であるソフィアと出会ったのだった。
大好きなおばあちゃんは、いつも口癖のように言っていた。
だから、私は助けられたこの命をあの子の為に使うの。
優しいあの子を死なせちゃいけない。
あのゲームのようには絶対にさせない…!
◆ ◇ ◆
何、今の?
最後に誰かの決意みたいな声が頭に響いて、目が覚めた。
目覚めるといつものベッドに、いつもの天井。何一つ変わったところはないのに、私の身体は汗でびっしょりと濡れていた。
まるで誰かの記憶が流れ込んできたように脳内に膨大な映像が映し出され、まるで頭が割れそうに痛かった。
情報が多すぎて、何一つまともに覚えていないけど…でも、見慣れない服を着た老婆の言葉だけはしっかりと耳に残った。
「施されたら、恩に報いる…。」
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「恩に報いる相手がいるとしたら、間違いなくソフィアだわ。ソフィアの為なら何だって出来る。」
私は微笑みながら、壁に掛けてある親友からの贈り物である刺繍のハンカチを見つめる。そのハンカチを見ていると、ソフィアの美しい笑顔が思い出されて、幸せな気持ちになる。
その時、扉がノックされた。
「お嬢様、起きていらっしゃいますか?」
専属侍女のオルヒだ。
「うん、起きてる。入って。」
オルヒは部屋に入ると、私の額に手をやって、熱を確認する。
「熱は下がったようですね。それにしても、すごい汗です。着替えましょう。シーツも…替えた方が良さそうですね。」
オルヒは幼い頃から私に付いてくれている侍女だ。もう四十近い女性で、私にとっては母のような存在だ。今もテキパキと動き、私のために本当によく働いてくれる。
「ありがとう…いつもごめんね。」
「いいえ。可愛らしいお嬢様にお仕え出来ることが、私の幸せですから。いつまでもお元気でいて下さいましね。」
そう言ってオルヒは私に笑いかけた。
◆ ◇ ◆
私が住むディベルディ王国には二つの公爵家がある。
智の公爵家と呼ばれるルデンス家。
武の公爵家と呼ばれるクウェス家。
公爵家にはそれぞれ一人の娘がいた。
一人がソフィア・ルデンス。長くサラサラと輝く水色の髪と、夜空のような紺碧の瞳を持つ妖精のような美しい少女だという。彼女は現宰相の娘である。
もう一人がアンナ・クウェス。私である。
私はソフィア嬢とは違い、少し珍しい赤茶色の髪と瞳を持つごく平凡な容姿だ。
そして、この元気が良過ぎる髪色とは逆に私は大変病弱な令嬢であった。
武の公爵家の名に相応しい体格を持った現騎士団長であるお父様は、とにかく強い人だ。なのに、私がこんなに病弱なのは、私を産んで亡くなったお母様に似たのだろう。
お母様は元々身体が弱い人で、ほとんど外に出ることがなかったらしい。しかし、たった一度、お母様が出た夜会でお父様と恋に落ち、公爵家に嫁ぐことになったと聞いた。そして、産後の肥立ちが悪く、そのまま亡くなったらしい。
その母に似たのか、私は赤ん坊の頃から小さく、よく熱を出す身体の弱い子供だった。そんな私をお父様は大変過保護に育て、屋敷から出すことは殆どなかった。庭で駆け回った記憶さえほぼない。
武の公爵家の娘だとは思えない深窓の令嬢ぶりだ。
そんな風に過ごしているため、十歳になっても、私には友人の一人もいなかった。物語を読み、友人とはどんな存在だろうと想いを馳せた。
私が運命の出会いを果たしたのは、十歳になって、初めて訪れた花祭りだった。花祭りとは王都で三日三晩行われる祭りのことで、ここ一ヶ月は熱を出していなかったことで初めてお父様から行ってもいいと許可が出たのだった。
私は嬉しくて、堪らなかった。いつも窓から花祭りを楽しんでいる人たちの様子を遠くから見るだけだったのが、自分もその一部になれるなんて夢のようだった。
そんな風に浮かれているのが良くなかった。あっちにこっちにと興味を移し、色んな屋台を見て回っているうちに私は一人になっていた。
護衛も侍女も一緒に来ていたはずなのに…と呆然とした。ひどい人混みを縫って歩き、大人では通れないような隙間もスルスルと歩いてきてしまったのが失敗だったと気付いた時にはもう遅かった。
道の端に座り込み、途方に暮れる。
その時、私に手を差し伸べる大人がいた。綺麗な格好をしたその男性は、まるで貴族のようだった。
「お嬢ちゃん?大丈夫かい?」
男性は私を安心させるように優しく笑いかけた。
いかにも良い人そうな笑顔に私は安心して、その手を掴もうとした。
次の瞬間、美しく凛とした声がその場に響いた。
「おやめなさいっ!」
突然の声に驚いた私が手を引っ込めると、私とその男性の間に水色の髪の一人の少女が割り入った。少女は私を庇うように立つ。
「この少女が誰かと知った上での無礼ですか!?
恥を知りなさい!!」
…無礼?この人は私を助けてくれようとしただけでー
と言おうとした瞬間、その男性は顔を醜く歪めて、舌打ちをした。
…ひ、人が変わった。今の顔は極悪人のようだ。
「お前も一緒に攫ってやる!」
「やりなさい。」
少女がそう呟くと、あっという間にその貴族風の男はどこからか出て来た護衛らしき人々に取り押さえられた。少女は扇子をピッとその男に突きつけると、言い放った。
「貴方、花祭りになると、出没する人身売買業者でしょう?騎士団に引き渡して、しっかり調べてもらうから、そのつもりで。牢の中で、この国の華に手を出そうとしたことを後悔するといいわ。」
その男は悪態をつきながら、騒ぎを聞きつけて来た騎士に連れて行かれた。
少女は男が連行されたことを確認すると、私の方に向き直った。キッと鋭く紺碧の瞳でこちらを睨みつけている。
「あ、ありがとう…助けてくれて…。」
少女は私の言葉を聞くと、はぁ~と息を吐いた。
「貴女ねぇ…公爵令嬢なのに危機感なさすぎよ。捕まったら最悪、他国に売り飛ばされる可能性もあったのよ?!
それに護衛はどうしたの?大体、貴女、身体が弱いんじゃなかったの?」
「え…なんで公爵令嬢だってー」
「その外套に刺繍してある家紋はクウェス家でしょう。それで、私と同じくらいの年齢って言ったら、公爵令嬢の貴女しかいないじゃない。」
「すごいね…家紋で分かっちゃうなんて…!」
ソフィアは腕を組み、ツンっとそっぽを向く。
「こ、こんなの常識よ!」
「あの、私はー」
「クウェス公爵家のアンナ嬢でしょ?
それくらい当然覚えているわ。
貴女はわからないだろうから、仕方なく教えてあげるけど、私はルデンス公爵家のソフィアよ。」
「え?!公爵家?!」
確かに以前、智の公爵家にも私と同い年の令嬢がいるとお父様から聞いた気がする…。
「そうよ。貴女と同じこの国で最も高貴な令嬢よ。とは言っても、貴女は高貴とは程遠いー」
「うわぁ!ソフィアはすごいわね!まだ十歳なのに、色んなことを知ってるし、もう令嬢としても完璧なんだもの。惚れ惚れしちゃうわ!」
「…そ、そうかしら。」
ソフィアは頬を赤らめた。
真っ白な肌だから、よく目立つ。
「そうよ!すごいわ!!しかも、すごく美人だし!
この真っ直ぐでサラサラな髪、素晴らしいわね!色も水色なんて妖精みたいで素敵だわ!瞳もキラキラしててまるで満点の星空みたいだもの!」
ソフィアはさっきまでの態度が嘘のようにシュンとしながら、上目遣いで私を見た。
「…ほ、ほんとに?
髪も瞳も冷たい印象を与えてしまうからあまり好きじゃないのだけれど。周りからは氷のようだと言われるわ…。」
「氷なんて、素敵じゃない!私、キラキラしていて大好きだわ!それに冷たいから、熱が出た時に私はいつもお世話になってる!」
ソフィアは私の返答に目をパチクリさせた後、花が綻ぶように笑った。
「…ふふっ。アンナって面白い子なのね。」
「ソフィアは美しくて、可愛くて、聡明だわ!
ねぇ、是非助けてくれた御礼をさせて?
うちに招待してもいいかしら?」
「私を…?」
「えぇ、他に誰がいるの?」
「そ、それもそうね。
そこまで言うなら行ってあげなくもないわ!」
「ありがとう!」
こうして私は、親友であるソフィアと出会ったのだった。
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