26 / 27
連載
番外編 賢者とジルベルト
しおりを挟む
午後の始めに捻挫をしたという騎士がやってきたのを処置してやり、その後に書類仕事をひとしきり終え、一息つく。そろそろ休憩でも…と、愛飲している東方の茶を戸棚から出す。
お湯が沸くのを待つ間、窓から見える庭園を観察する。最近、庭師が変わり、庭園の雰囲気も変わった。それに加え、新たな軍神の彫刻が置かれた。どことなくジルベルトを思い出させるその造形にトリスタンが彫った物かと笑みが溢れる。
自分にはジルベルトとシルヴィは可愛らしい孫のような存在で、あんな彫刻のようには見えない。いつまで経っても、出会った頃の十五歳と十四歳の少年少女に見えてしまう。
そろそろお湯が沸くかという時に医務室の扉が開く。
「あぁ、ジルベルトか。どうした?」
いつもならスタスタと入ってくるくせに、今日は入口のところで立ち止まり、俯いている。そして、小さな声で呟く。
「…そ、相談があるんだ。」
ジルベルトがこんなに歯切れ悪く話すことも珍しい。何か深刻な悩みでもあるのかもしれない、と椅子に座るよう促す。
「そろそろ湯が沸くからの。茶でも飲みながら話そう。いつもの東方の茶じゃ。」
「ありがとう…。」
お茶を淹れ、席に着く。
「で、相談とは何じゃ?」
ジルベルトはじっと茶を見つめたまま動かない。これは相当話しづらいことなのだろう。こちらもじっと待つ。
すると、ジルベルトは観念したように話し出した。
「…女性の身体について教えてほしいんだ。」
ほほう…こりゃまた珍しい。内心ではこれは楽しそうだと小躍りしながら、それを隠し、あくまでも真剣に聞く。
「随分とざっくりとした相談じゃな。医学書ならそこにあるが…具体的には何が知りたいんじゃ?」
ジルベルトはぐっと唇を噛み締める。ジルベルトが欲しい情報は何となく分かるが、ただ教えるだけではつまらない。少し遊ばせてもらおう。
「………ど、どうやったら…
…気持ちよく…させられるんだ?」
脳内では自分の分身が笑い転げている。
耳がいい自分にはしっかり聞こえたが、かなり小さい声だった。聞き取れなくてもおかしくない。
「なんじゃって?
ちょっと年寄りに話すには声が小さいぞ。」
ジルベルトは、耳を赤くしながらしっかりと言った。
「女性を性的に気持ちよくさせるにはどうしたらいいのかと聞いている!」
思わず顔がニヤけてしまう。可愛い孫にようやく春がやって来たのかと、頬が緩む。それを見て、ジルベルトが苦虫を潰したような顔をする。
「なんだ、パデル。気持ち悪い。」
「いやぁ…ジルベルトにもようやくそういう相手が出来たんだと思うと嬉しくてな。相手は誰じゃ?」
ジルベルトは目を逸らす。
「そ、そんなんじゃない…!お、男として、そういうことも知っておいた方がいいと思っただけだ!」
…騎士団長ともあろう者が動揺しすぎだ。これは鍛え直す必要がありそうだな、と思いつつ、核心を突く。
「別に教えてくれなくても構わないがな。
そういえば、さっき庭園でマリエルがウィルと抱き合ってー」
わしが言い終えるより先にジルベルトは両手で机を強く叩き、立ち上がり言った。
「そ、そんなはずない!!」
「あぁ、嘘じゃ。」
呆然とするジルベルトに笑顔で告げる。
「…教えてくれないのでな、ちょっと意地悪をした。その反応からするに、相手はマリエルじゃな。お主があの子を好いておるのは知っておったが、いつから付き合い始めた?」
ジルベルトは、大きく溜息を吐き、話し出した。
「そこまで知られてれば、パデルには嘘もつけないな。
…相手はマリエルだ。でも付き合ってはいない。」
「なんじゃ、身体だけの関係か?」
ジルベルトは、顔を真っ赤にして言った。
「いや…胸を触るだけ、だ。」
全く意味が分からなかったので、結局ジルベルトに経緯を全て説明させた。
「はっはっはっ!シルヴィの提案か!!
まぁ、いいんじゃないか?
これを機にマリエルに気持ちを伝えたらよい。」
ジルベルトは首を横に振る。
「…駄目だ。マリエルは、元婚約者がまだ好きなんだ…俺はそいつを取り戻すために協力するだけだ。」
マリエルはそんなことのために他人を利用するような子ではないと思うが…ジルベルトはそう思い込んでいるようだった。…まだ愛される自信がないのかもしれんな。
「まぁ、わしは口を出さんよ。上手くやれ。」
「あぁ。」
可愛い孫の恋を叶えるために出来るだけのことはしたいと思った。でも、きっとジルベルトは娼館などに連れて行ってやっても、他の女の身体など触りたがらないだろうし……。
その時、ある本のことを思い出した。
「そういうことなら、ちょっと待っておれ。」
一番奥の戸棚は自分以外触れられないようにしていて、貴重な本や記録が置いてある。常に鍵は肌身離さず持っているし、人前で開けたことはない。ジルベルトが初めてだ。
そこから紐で纏められた少し古い紙束を取り出す。
それをそっとジルベルトの前に置いた。
「これは?」
ジルベルトが不思議そうに尋ねる。
「遠い国の閨指南本じゃ。医学的観点からしても素晴らしい内容だったので、取っておいた。わしから話すよりもこれを読み込んで、実践した方がよっぽど良いじゃろう。一週間貸してやるぞい。」
ジルベルトは優秀だ。言われたらその通りに出来る。だから、変に知識を入れるより、教本という形で教えてやった方が良いと思った。
「閨指南本…。」
本をじっと見つめながら、ジルベルトは呟いた。
「我が国でよく出回っている教本とは違う。実践的な内容で、キスや前戯のやり方から丁寧に書いてある。それにこの教本の最も素晴らしいところは女性のことを第一に考えた、女性が書いた物だと言うところなんじゃ。
よいか、ジルベルト。男は挿入すれば気持ちいいが、女性はそうではない。時間をかけて、ゆっくり、ゆっくりほぐしてやることが大切じゃ。男は我慢じゃぞ。焦るなよ。」
ジルベルトはしっかりと頷いた。
その真剣な眼差しはなんだか可笑しかったが、少しジルベルトの成長を感じられた気がして嬉しかった。
茶を飲み終えると、御礼を言って、ジルベルトは大切にその本を抱えて出て行った。
マリエルは良い子だ。流れとは言え、ジルベルトにそういうことをお願い出来るということは、マリエルも少なからずジルベルトに惹かれているのだろう…本人が気付いているかは別として。
…これは何とかまとまるかもしれんな。
一人、外を眺めながら二杯目のお茶を啜る。
「残るはシルヴィじゃな…。」
その時、窓枠に鴉が止まり、私の手の上に手紙を落とした。
「おぉ、ヴァンからか。いつもありがとな。」
頭を撫でようと手を伸ばすと、鴉はふいっとそっぽを向き、飛び立って行った。どうやら赤い目の主人にしか愛想は振りまかないらしい。
わしは、鴉の後ろ姿を見ながら、紫の瞳の少女の未来に想いを馳せた。
★ ☆ ★ ☆ ★
同シリーズの『女騎士と鴉の秘密』が完結したので、それと通じる話として、こちらの番外編を投稿しました(^^)
お湯が沸くのを待つ間、窓から見える庭園を観察する。最近、庭師が変わり、庭園の雰囲気も変わった。それに加え、新たな軍神の彫刻が置かれた。どことなくジルベルトを思い出させるその造形にトリスタンが彫った物かと笑みが溢れる。
自分にはジルベルトとシルヴィは可愛らしい孫のような存在で、あんな彫刻のようには見えない。いつまで経っても、出会った頃の十五歳と十四歳の少年少女に見えてしまう。
そろそろお湯が沸くかという時に医務室の扉が開く。
「あぁ、ジルベルトか。どうした?」
いつもならスタスタと入ってくるくせに、今日は入口のところで立ち止まり、俯いている。そして、小さな声で呟く。
「…そ、相談があるんだ。」
ジルベルトがこんなに歯切れ悪く話すことも珍しい。何か深刻な悩みでもあるのかもしれない、と椅子に座るよう促す。
「そろそろ湯が沸くからの。茶でも飲みながら話そう。いつもの東方の茶じゃ。」
「ありがとう…。」
お茶を淹れ、席に着く。
「で、相談とは何じゃ?」
ジルベルトはじっと茶を見つめたまま動かない。これは相当話しづらいことなのだろう。こちらもじっと待つ。
すると、ジルベルトは観念したように話し出した。
「…女性の身体について教えてほしいんだ。」
ほほう…こりゃまた珍しい。内心ではこれは楽しそうだと小躍りしながら、それを隠し、あくまでも真剣に聞く。
「随分とざっくりとした相談じゃな。医学書ならそこにあるが…具体的には何が知りたいんじゃ?」
ジルベルトはぐっと唇を噛み締める。ジルベルトが欲しい情報は何となく分かるが、ただ教えるだけではつまらない。少し遊ばせてもらおう。
「………ど、どうやったら…
…気持ちよく…させられるんだ?」
脳内では自分の分身が笑い転げている。
耳がいい自分にはしっかり聞こえたが、かなり小さい声だった。聞き取れなくてもおかしくない。
「なんじゃって?
ちょっと年寄りに話すには声が小さいぞ。」
ジルベルトは、耳を赤くしながらしっかりと言った。
「女性を性的に気持ちよくさせるにはどうしたらいいのかと聞いている!」
思わず顔がニヤけてしまう。可愛い孫にようやく春がやって来たのかと、頬が緩む。それを見て、ジルベルトが苦虫を潰したような顔をする。
「なんだ、パデル。気持ち悪い。」
「いやぁ…ジルベルトにもようやくそういう相手が出来たんだと思うと嬉しくてな。相手は誰じゃ?」
ジルベルトは目を逸らす。
「そ、そんなんじゃない…!お、男として、そういうことも知っておいた方がいいと思っただけだ!」
…騎士団長ともあろう者が動揺しすぎだ。これは鍛え直す必要がありそうだな、と思いつつ、核心を突く。
「別に教えてくれなくても構わないがな。
そういえば、さっき庭園でマリエルがウィルと抱き合ってー」
わしが言い終えるより先にジルベルトは両手で机を強く叩き、立ち上がり言った。
「そ、そんなはずない!!」
「あぁ、嘘じゃ。」
呆然とするジルベルトに笑顔で告げる。
「…教えてくれないのでな、ちょっと意地悪をした。その反応からするに、相手はマリエルじゃな。お主があの子を好いておるのは知っておったが、いつから付き合い始めた?」
ジルベルトは、大きく溜息を吐き、話し出した。
「そこまで知られてれば、パデルには嘘もつけないな。
…相手はマリエルだ。でも付き合ってはいない。」
「なんじゃ、身体だけの関係か?」
ジルベルトは、顔を真っ赤にして言った。
「いや…胸を触るだけ、だ。」
全く意味が分からなかったので、結局ジルベルトに経緯を全て説明させた。
「はっはっはっ!シルヴィの提案か!!
まぁ、いいんじゃないか?
これを機にマリエルに気持ちを伝えたらよい。」
ジルベルトは首を横に振る。
「…駄目だ。マリエルは、元婚約者がまだ好きなんだ…俺はそいつを取り戻すために協力するだけだ。」
マリエルはそんなことのために他人を利用するような子ではないと思うが…ジルベルトはそう思い込んでいるようだった。…まだ愛される自信がないのかもしれんな。
「まぁ、わしは口を出さんよ。上手くやれ。」
「あぁ。」
可愛い孫の恋を叶えるために出来るだけのことはしたいと思った。でも、きっとジルベルトは娼館などに連れて行ってやっても、他の女の身体など触りたがらないだろうし……。
その時、ある本のことを思い出した。
「そういうことなら、ちょっと待っておれ。」
一番奥の戸棚は自分以外触れられないようにしていて、貴重な本や記録が置いてある。常に鍵は肌身離さず持っているし、人前で開けたことはない。ジルベルトが初めてだ。
そこから紐で纏められた少し古い紙束を取り出す。
それをそっとジルベルトの前に置いた。
「これは?」
ジルベルトが不思議そうに尋ねる。
「遠い国の閨指南本じゃ。医学的観点からしても素晴らしい内容だったので、取っておいた。わしから話すよりもこれを読み込んで、実践した方がよっぽど良いじゃろう。一週間貸してやるぞい。」
ジルベルトは優秀だ。言われたらその通りに出来る。だから、変に知識を入れるより、教本という形で教えてやった方が良いと思った。
「閨指南本…。」
本をじっと見つめながら、ジルベルトは呟いた。
「我が国でよく出回っている教本とは違う。実践的な内容で、キスや前戯のやり方から丁寧に書いてある。それにこの教本の最も素晴らしいところは女性のことを第一に考えた、女性が書いた物だと言うところなんじゃ。
よいか、ジルベルト。男は挿入すれば気持ちいいが、女性はそうではない。時間をかけて、ゆっくり、ゆっくりほぐしてやることが大切じゃ。男は我慢じゃぞ。焦るなよ。」
ジルベルトはしっかりと頷いた。
その真剣な眼差しはなんだか可笑しかったが、少しジルベルトの成長を感じられた気がして嬉しかった。
茶を飲み終えると、御礼を言って、ジルベルトは大切にその本を抱えて出て行った。
マリエルは良い子だ。流れとは言え、ジルベルトにそういうことをお願い出来るということは、マリエルも少なからずジルベルトに惹かれているのだろう…本人が気付いているかは別として。
…これは何とかまとまるかもしれんな。
一人、外を眺めながら二杯目のお茶を啜る。
「残るはシルヴィじゃな…。」
その時、窓枠に鴉が止まり、私の手の上に手紙を落とした。
「おぉ、ヴァンからか。いつもありがとな。」
頭を撫でようと手を伸ばすと、鴉はふいっとそっぽを向き、飛び立って行った。どうやら赤い目の主人にしか愛想は振りまかないらしい。
わしは、鴉の後ろ姿を見ながら、紫の瞳の少女の未来に想いを馳せた。
★ ☆ ★ ☆ ★
同シリーズの『女騎士と鴉の秘密』が完結したので、それと通じる話として、こちらの番外編を投稿しました(^^)
0
お気に入りに追加
2,329
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。

【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。