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番外編
執務室③♡
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執務室には似合わない嬌声と、ぱちゅんぱちゅんと生々しい水音が部屋の中に響き渡る。
「あんっ! やっ……はぁっ……! アヴィスさまぁ!」
「メロディアっ……メロディア……っ!」
私を呼ぶアヴィス様と目が合う。私たちは両手を重ね合わせて、ぎゅっと握り合わせた。彼は私に覆い被さるようにして、首筋を吸う。
「ひゃぅっ」
それは小さな刺激なのに、敏感になっている私の身体には大きすぎる刺激で思わず声が出てしまう。
「どこもかしこも敏感すぎるだろっ」
「らって……っ、あっ、んっ、すきなのぉっ!」
アヴィス様の陰茎が私の弱いところを容赦なくえぐってくる。目の前がチカチカして、今にも頭が白くなりそうな快感に襲われる。
「私も……っ、好きだっ! メロディアが好きだっ」
「あっ、ひっ、もぅ……っ」
「私もだ……、最後は……っ、奥、に」
アヴィス様は私の手をぐっと引いて、腰を前に出すと、最奥にキスをした。
「あああああああんっ!!」
熱く硬いアヴィス様の陰茎から白濁が吐き出され、私の膣奥を征服していく。いつもより長い射精の間、私は快感から戻ることは許されなくて、頭も身体もまるで沸騰したように熱かった。
アヴィス様が私の方に倒れてきて、やさしいキスをくれたところで、ようやく力が抜けた。
きっと執務机に寝そべる私は酷い顔をしているだろう。髪も服もぼさぼさで、彼の白濁を受けきることに精一杯で自分がどう見られているのか考えていなかった。でも……
「私の妻は、本当に可愛いな……」
ぼそっとアヴィス様が蕩けた顔で呟くものだから、急に恥ずかしくなって、私は顔を隠した。
「や、やめて……今、きっと酷い顔してます……」
「何を言っているんだ? 可愛いと言ったろう?」
アヴィス様がちゅっちゅっと柔らかなキスを顔中に落としていくものだから、くすぐったくて堪らない。
「それに今日のドレス姿は可愛すぎる。ピンクのドレスなんて普段着ないじゃないか」
今日のピンクのドレスは、シャシャが選んでくれたものだった。自分なら絶対選ばない色だが、私のことを一番知っている彼女に自由に選んでもらった。王都を離れる前に、彼女との思い出を増やしたかったから。
「これはシャシャが選んでくれたドレスで……」
「そうか……私も、メロディアにドレスを贈りたい……」
少し拗ねたようにそう言うアヴィス様が可愛くて、私は彼の頭を撫でた。
「私もアヴィス様が選んでくれたドレス着たいです。私も、アヴィス様の服を一緒に選びたいな……」
「確かに、一度もデートらしいデートをしていなかったな……。王都を離れる前に、二人で王都を回るか」
「いいんですか? お仕事――」
「明日には完全に終わりだ。じゃなきゃ、こんなことしてない」
「そ、そうなんですね……」
「でも、明日は仕事が捗りそうにないな」
「え……なんで?」
「この机に座れば、メロディアの今日の痴態を思い出してしまう」
ここは執務室なんだった。そんなことを今更思い出し、とんでもないことをしているという事実に顔から火が出そうに熱い。そ、それに……
「は、早く抜いてくださいぃ……」
アヴィス様のモノはまだ私の膣内にしっかり挿入ったままだった。
「今ここで抜いたら、私のとメロディアの混じったものが床を濡らすがそれでもいいのか?」
それはまずい気がする……。アヴィス様はこうなることが分かっていたのに、こんな強引なことをしたのかと、私は彼を涙目で睨みつけた。
「あぁ、その顔もいいな……」
私の中のアヴィス様のモノがまだ硬度を取り戻す。
「え? 嘘」
アヴィス様は膣内に陰茎を突き刺したまま、私のお尻を支えるように手を回した。そして、そのまま抱きかかえた。私は落ちそうで、彼にぎゅっと捕まる。
「大丈夫だ。落としはしない」
そう言って、一歩歩いた。ぐっと膣奥を亀頭が突き破ろうとする。
「はぁっ……」
私は息を止めて、その快感に耐える。少し身じろぐだけで膣奥が刺激されるものだから、じっとしているしかない。
「ひっ……ぅぅんっ……」
けれど、アヴィス様が一歩ずつソファへ歩みを進めていく。その間も膣奥が刺激される度に身体を震わせながら、その快感に耐える。執務机からソファまでは大した距離でもないのに、すごくすごく遠く感じる。気を抜いたら、このまま達してしまいそう……
「よく我慢した」
アヴィス様がそう声を掛けてくれて、ようやくソファまでたどり着いたことに気付く。
「はっ……ぁ……よかっ――……あぁっ!」
気付いた時にはそのまま身体を激しく揺さぶられていて、挿入れちゃいけない場所までアヴィス様の陰茎は侵入していた。身体がびりびりとふわふわの気持ちいいを繰り返していて、こんなの初めてで。
「ひっ……らめぇ……。こわっ……い……っ! きもち、よすぎてっ……やらぁっ!」
「大丈夫だっ、メロディア……私がついてる」
「あっ、あっ、や、やぁっ! あびしゅ、しゃまぁあああっ!!」
私は彼に足をぐっと巻き付けて、強く大きな快感の波に攫われ……意識を手放した。
「あんっ! やっ……はぁっ……! アヴィスさまぁ!」
「メロディアっ……メロディア……っ!」
私を呼ぶアヴィス様と目が合う。私たちは両手を重ね合わせて、ぎゅっと握り合わせた。彼は私に覆い被さるようにして、首筋を吸う。
「ひゃぅっ」
それは小さな刺激なのに、敏感になっている私の身体には大きすぎる刺激で思わず声が出てしまう。
「どこもかしこも敏感すぎるだろっ」
「らって……っ、あっ、んっ、すきなのぉっ!」
アヴィス様の陰茎が私の弱いところを容赦なくえぐってくる。目の前がチカチカして、今にも頭が白くなりそうな快感に襲われる。
「私も……っ、好きだっ! メロディアが好きだっ」
「あっ、ひっ、もぅ……っ」
「私もだ……、最後は……っ、奥、に」
アヴィス様は私の手をぐっと引いて、腰を前に出すと、最奥にキスをした。
「あああああああんっ!!」
熱く硬いアヴィス様の陰茎から白濁が吐き出され、私の膣奥を征服していく。いつもより長い射精の間、私は快感から戻ることは許されなくて、頭も身体もまるで沸騰したように熱かった。
アヴィス様が私の方に倒れてきて、やさしいキスをくれたところで、ようやく力が抜けた。
きっと執務机に寝そべる私は酷い顔をしているだろう。髪も服もぼさぼさで、彼の白濁を受けきることに精一杯で自分がどう見られているのか考えていなかった。でも……
「私の妻は、本当に可愛いな……」
ぼそっとアヴィス様が蕩けた顔で呟くものだから、急に恥ずかしくなって、私は顔を隠した。
「や、やめて……今、きっと酷い顔してます……」
「何を言っているんだ? 可愛いと言ったろう?」
アヴィス様がちゅっちゅっと柔らかなキスを顔中に落としていくものだから、くすぐったくて堪らない。
「それに今日のドレス姿は可愛すぎる。ピンクのドレスなんて普段着ないじゃないか」
今日のピンクのドレスは、シャシャが選んでくれたものだった。自分なら絶対選ばない色だが、私のことを一番知っている彼女に自由に選んでもらった。王都を離れる前に、彼女との思い出を増やしたかったから。
「これはシャシャが選んでくれたドレスで……」
「そうか……私も、メロディアにドレスを贈りたい……」
少し拗ねたようにそう言うアヴィス様が可愛くて、私は彼の頭を撫でた。
「私もアヴィス様が選んでくれたドレス着たいです。私も、アヴィス様の服を一緒に選びたいな……」
「確かに、一度もデートらしいデートをしていなかったな……。王都を離れる前に、二人で王都を回るか」
「いいんですか? お仕事――」
「明日には完全に終わりだ。じゃなきゃ、こんなことしてない」
「そ、そうなんですね……」
「でも、明日は仕事が捗りそうにないな」
「え……なんで?」
「この机に座れば、メロディアの今日の痴態を思い出してしまう」
ここは執務室なんだった。そんなことを今更思い出し、とんでもないことをしているという事実に顔から火が出そうに熱い。そ、それに……
「は、早く抜いてくださいぃ……」
アヴィス様のモノはまだ私の膣内にしっかり挿入ったままだった。
「今ここで抜いたら、私のとメロディアの混じったものが床を濡らすがそれでもいいのか?」
それはまずい気がする……。アヴィス様はこうなることが分かっていたのに、こんな強引なことをしたのかと、私は彼を涙目で睨みつけた。
「あぁ、その顔もいいな……」
私の中のアヴィス様のモノがまだ硬度を取り戻す。
「え? 嘘」
アヴィス様は膣内に陰茎を突き刺したまま、私のお尻を支えるように手を回した。そして、そのまま抱きかかえた。私は落ちそうで、彼にぎゅっと捕まる。
「大丈夫だ。落としはしない」
そう言って、一歩歩いた。ぐっと膣奥を亀頭が突き破ろうとする。
「はぁっ……」
私は息を止めて、その快感に耐える。少し身じろぐだけで膣奥が刺激されるものだから、じっとしているしかない。
「ひっ……ぅぅんっ……」
けれど、アヴィス様が一歩ずつソファへ歩みを進めていく。その間も膣奥が刺激される度に身体を震わせながら、その快感に耐える。執務机からソファまでは大した距離でもないのに、すごくすごく遠く感じる。気を抜いたら、このまま達してしまいそう……
「よく我慢した」
アヴィス様がそう声を掛けてくれて、ようやくソファまでたどり着いたことに気付く。
「はっ……ぁ……よかっ――……あぁっ!」
気付いた時にはそのまま身体を激しく揺さぶられていて、挿入れちゃいけない場所までアヴィス様の陰茎は侵入していた。身体がびりびりとふわふわの気持ちいいを繰り返していて、こんなの初めてで。
「ひっ……らめぇ……。こわっ……い……っ! きもち、よすぎてっ……やらぁっ!」
「大丈夫だっ、メロディア……私がついてる」
「あっ、あっ、や、やぁっ! あびしゅ、しゃまぁあああっ!!」
私は彼に足をぐっと巻き付けて、強く大きな快感の波に攫われ……意識を手放した。
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