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第二章
2-14♡
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私が身体を寄せると、アヴィス様も私の身体を抱いてくれた。今度は真正面から、顔を上げるとアヴィス様と目が合う。私たちはキスをした。キスをしながら、私たちは身体を絡ませる。
アヴィス様の手は、胸の上に置かれ、くりくりと私の胸の頂を弄っている。脚の間には彼の脚が差し込まれ、私の秘部を刺激している。彼の太ももが私の愛液で濡れる。私のお腹には大きな彼の肉棒が押し付けられる。それはまるで熱杭のように熱かった。先端から何かが出ているのか、私のお腹を湿らせていく。ぐいぐいとお腹に押し付けてくるものだから、早く私の膣内に入りたいと言われているようで、また私は濡らした。
「あっ、はぁっ! すごく、いい、いいよう……っ」
「もっと悦くしてやる」
アヴィス様は脚をスッと抜いたと思えば、今度は彼の手が差し込まれた。彼はまた私の秘芽を刺激したかと思えば、今度は蜜口に指を立てた。
ちゅぷ……ちゅぷ……にゅるん
蜜口を探るように少し動いた後、彼の指は難なく私の膣内に差し込まれる。
「あぁん、アヴィスさまっ!」
アヴィス様は私の耳にチュっとキスを落とすと、耳元で囁いた。
「濡らしすぎだ」
その声が熱くて、嬉しそうで、彼も興奮しているのが伝わってきて。頭が沸騰しそうだった。
挿入れられた一本の指は私の膣内を確認するように膣壁を撫でていく。それでいて乱暴さは微塵も感じられなくて、彼が大切に私の身体を触っていることが伝わってくる。
「ひっぁ……、へん! 気持ちよくてっ、へんになる……っ!」
「これだけ濡れてるなら」
彼がニィっと片方の唇の端を上げて笑った。
「あっ! ふえたぁ……! …………ぁんっ!」
膣内の指が増えた。二本? 三本? もはやその判断ができないくらい思考は溶けていて。気持ち良いところを掠めるけど、長くは刺激はしてくれなくて。身体の中の熱が溜まりすぎてお腹の奥がぎゅっと痛くて、私は涙を流していた。
「はあっ……もうっ、お願いだからぁ……っ」
「お願いされなくても、私ももう限界だ」
アヴィス様は膣内から指を抜くと、私に覆い被さった。彼の下には前回と変わらず、やっぱり大きなそれがあった。でも、彼の気持ちを知ったからか、不思議と前回ほど怖くなかった。
ゆっくりと蜜口にアヴィス様のそれがあてがわれる。ぬちゅっと音がして、私の蜜口がまるで媚びるかのように、彼の肉棒に吸い付いた。それだけでも、背中にぴりぴりとした甘い快感が走る。
アヴィス様は確認するように蜜口の部分をにゅるにゅると浅く滑った後、私にキスを一つ落とした。
「……メロディア、異変があればすぐに教えてくれ」
肉棒がゆっくり、ゆっくり挿入されていく。まるで焦らされているようなその挿入速度に腰がぞくぞくと揺れる。アヴィス様は私の表情を伺いながら、額に玉のような汗を浮かべていた。
「アヴィス、様……大丈夫……。すごく、気持ちいいから……っ」
私はアヴィス様の頬を両手で包んだ。実を言えば、大きすぎるその肉棒が少し苦しかったけど、彼に安心してほしくて、私は笑顔で彼の汗を拭った。彼は少しほっとしたような顔をして、ぐぐぐっと挿入を進めた。
「あっ、ひっ……」
私の一番奥にたどり着いたようで、彼は腰の動きを止めた。
「今回は最後まで繋がれた、な。痛く、ないか?」
「だい、じょうぶ……ん、うれしい。はぁっ……」
「そうだな。……ぅ、メロディアの膣内、私の形を覚えるかのようにいたるところから吸い付いてくる」
「そんなの、しらないぃ」
気持ちも、身体もアヴィス様でいっぱいだった。前回の初夜のことを思い出して、あの時と彼の視線が全然違うことに嬉しくなる。……私たち、ちゃんと繋がれた。
「動いても、大丈夫か?」
私がこくんと頷くと、アヴィス様は私を抱きしめて、腰を揺らした。
彼の大きすぎる肉棒が私の膣内を出たり入ったりして、その度にびりびりとした快楽の波が襲ってくる。最初は慎重に腰を振っていた彼も徐々に抽送の速度を上げていく。
「あっ! やぁっ、すごいっ気持ちいいっ、よぅ! あんっ……アヴィス、さまぁっ」
「私もだ。あぁ、メロディアの嬌声が腰に響いて……っ、変になりそうだ」
「変に、なろぉ! あっ、ふぁっ……私も、へんに、へんになるからぁ……っ!」
私の口が開くとすかさずアヴィス様の舌が挿入された。上も下も彼と繋がっていることが嬉しくてたまらない。全てを彼に支配されていたいとさえ思う。
私の愛液が溢れ出した蜜口からは、恥ずかしいくらいの水音が聴こえる。最初に感じた違和感はとうに感じられなくなっていて、身体の中を満たすのは、アヴィス様への愛しい気持ちと、絶え間なく与えられる快楽だけ。
「メロディア、メロディア!」
「アヴィス、さまぁ!! もうっ、あん……っ、あぁぁぁあーっ!!」
「っ……ぐ」
白濁が私の中に注がれた。それはとても熱く、勢いよく私の膣奥を染め上げた。
「はぁっはぁっ……はぁ……」
私たちは重なり合ったまま、呼吸を整える。アヴィス様の重みが心地よくて、私は彼にぎゅっと抱きついた。
「……抱きつくのはいいが、膣内までしめるな。またしたくなるだろうが」
アヴィス様はあっさりと私の膣内から出て行った。さっきまで隙間なくはまっていたピースがなくなってしまったような感覚に襲われる。
「そんなにしょぼくれた顔をするな。意識を飛ばさず、最後までできることが分かったんだ。また、すればいいだろう。無事で、良かった」
私の頭を撫でながら……彼が笑った。確かに笑った。
銀髪の隙間から優しい新緑の瞳で見つめて、笑ってくれた。。
長かった夜が明けようとしていた。
アヴィス様の手は、胸の上に置かれ、くりくりと私の胸の頂を弄っている。脚の間には彼の脚が差し込まれ、私の秘部を刺激している。彼の太ももが私の愛液で濡れる。私のお腹には大きな彼の肉棒が押し付けられる。それはまるで熱杭のように熱かった。先端から何かが出ているのか、私のお腹を湿らせていく。ぐいぐいとお腹に押し付けてくるものだから、早く私の膣内に入りたいと言われているようで、また私は濡らした。
「あっ、はぁっ! すごく、いい、いいよう……っ」
「もっと悦くしてやる」
アヴィス様は脚をスッと抜いたと思えば、今度は彼の手が差し込まれた。彼はまた私の秘芽を刺激したかと思えば、今度は蜜口に指を立てた。
ちゅぷ……ちゅぷ……にゅるん
蜜口を探るように少し動いた後、彼の指は難なく私の膣内に差し込まれる。
「あぁん、アヴィスさまっ!」
アヴィス様は私の耳にチュっとキスを落とすと、耳元で囁いた。
「濡らしすぎだ」
その声が熱くて、嬉しそうで、彼も興奮しているのが伝わってきて。頭が沸騰しそうだった。
挿入れられた一本の指は私の膣内を確認するように膣壁を撫でていく。それでいて乱暴さは微塵も感じられなくて、彼が大切に私の身体を触っていることが伝わってくる。
「ひっぁ……、へん! 気持ちよくてっ、へんになる……っ!」
「これだけ濡れてるなら」
彼がニィっと片方の唇の端を上げて笑った。
「あっ! ふえたぁ……! …………ぁんっ!」
膣内の指が増えた。二本? 三本? もはやその判断ができないくらい思考は溶けていて。気持ち良いところを掠めるけど、長くは刺激はしてくれなくて。身体の中の熱が溜まりすぎてお腹の奥がぎゅっと痛くて、私は涙を流していた。
「はあっ……もうっ、お願いだからぁ……っ」
「お願いされなくても、私ももう限界だ」
アヴィス様は膣内から指を抜くと、私に覆い被さった。彼の下には前回と変わらず、やっぱり大きなそれがあった。でも、彼の気持ちを知ったからか、不思議と前回ほど怖くなかった。
ゆっくりと蜜口にアヴィス様のそれがあてがわれる。ぬちゅっと音がして、私の蜜口がまるで媚びるかのように、彼の肉棒に吸い付いた。それだけでも、背中にぴりぴりとした甘い快感が走る。
アヴィス様は確認するように蜜口の部分をにゅるにゅると浅く滑った後、私にキスを一つ落とした。
「……メロディア、異変があればすぐに教えてくれ」
肉棒がゆっくり、ゆっくり挿入されていく。まるで焦らされているようなその挿入速度に腰がぞくぞくと揺れる。アヴィス様は私の表情を伺いながら、額に玉のような汗を浮かべていた。
「アヴィス、様……大丈夫……。すごく、気持ちいいから……っ」
私はアヴィス様の頬を両手で包んだ。実を言えば、大きすぎるその肉棒が少し苦しかったけど、彼に安心してほしくて、私は笑顔で彼の汗を拭った。彼は少しほっとしたような顔をして、ぐぐぐっと挿入を進めた。
「あっ、ひっ……」
私の一番奥にたどり着いたようで、彼は腰の動きを止めた。
「今回は最後まで繋がれた、な。痛く、ないか?」
「だい、じょうぶ……ん、うれしい。はぁっ……」
「そうだな。……ぅ、メロディアの膣内、私の形を覚えるかのようにいたるところから吸い付いてくる」
「そんなの、しらないぃ」
気持ちも、身体もアヴィス様でいっぱいだった。前回の初夜のことを思い出して、あの時と彼の視線が全然違うことに嬉しくなる。……私たち、ちゃんと繋がれた。
「動いても、大丈夫か?」
私がこくんと頷くと、アヴィス様は私を抱きしめて、腰を揺らした。
彼の大きすぎる肉棒が私の膣内を出たり入ったりして、その度にびりびりとした快楽の波が襲ってくる。最初は慎重に腰を振っていた彼も徐々に抽送の速度を上げていく。
「あっ! やぁっ、すごいっ気持ちいいっ、よぅ! あんっ……アヴィス、さまぁっ」
「私もだ。あぁ、メロディアの嬌声が腰に響いて……っ、変になりそうだ」
「変に、なろぉ! あっ、ふぁっ……私も、へんに、へんになるからぁ……っ!」
私の口が開くとすかさずアヴィス様の舌が挿入された。上も下も彼と繋がっていることが嬉しくてたまらない。全てを彼に支配されていたいとさえ思う。
私の愛液が溢れ出した蜜口からは、恥ずかしいくらいの水音が聴こえる。最初に感じた違和感はとうに感じられなくなっていて、身体の中を満たすのは、アヴィス様への愛しい気持ちと、絶え間なく与えられる快楽だけ。
「メロディア、メロディア!」
「アヴィス、さまぁ!! もうっ、あん……っ、あぁぁぁあーっ!!」
「っ……ぐ」
白濁が私の中に注がれた。それはとても熱く、勢いよく私の膣奥を染め上げた。
「はぁっはぁっ……はぁ……」
私たちは重なり合ったまま、呼吸を整える。アヴィス様の重みが心地よくて、私は彼にぎゅっと抱きついた。
「……抱きつくのはいいが、膣内までしめるな。またしたくなるだろうが」
アヴィス様はあっさりと私の膣内から出て行った。さっきまで隙間なくはまっていたピースがなくなってしまったような感覚に襲われる。
「そんなにしょぼくれた顔をするな。意識を飛ばさず、最後までできることが分かったんだ。また、すればいいだろう。無事で、良かった」
私の頭を撫でながら……彼が笑った。確かに笑った。
銀髪の隙間から優しい新緑の瞳で見つめて、笑ってくれた。。
長かった夜が明けようとしていた。
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