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21.発作
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次に気付いた時には、私はベッドにいた。
手首に縄をかけられ、ベッドの柵に固定されている。
部屋には私一人だけ。乳母が面倒をみているのかもしれないがレティシアの姿は見えなかった。
「レティシア! レティシア、どこにいるの?!」
呼んでみても泣き声ひとつ聞こえない。
……こんなに静寂が恐ろしいと感じたことはなかった。
すると、扉が開き、不気味な笑いを顔に貼り付けたイリルさんが出てきた。
「ようやく目覚めたか。先に始めてても良かったんだが、俺たちの初めてだからな。お前が起きるのを待ってやったぞ」
私は思いきりイリルさんを睨み付けた。
「拘束を解きなさい!!」
「解いたら逃げるだろう? まずは頭も身体も俺で満たしてからだ。みっちり教え込んでやる」
ギシッとベッドが軋む音と共に彼がベッドに上がってくる。
今までなんとも思わなかったはずなのに、ふいに彼の匂いが鼻を掠め、吐き気がする。
「離れて! 嫌、近寄らないで……!」
「ククッ。恐れが瞳に映って……なんとも美しいじゃないか」
「ば、馬鹿にしないで!!」
「そう言いながらも、震えてるぞ。まったく強情な奴だ」
彼は私に跨って、私を見下ろす。そして、手を伸ばし、私の髪をグッと引っ張った。プチプチと二、三本髪が抜ける音がする。
彼は私に顔を近づけた。全身に虫唾が走る……
私は彼を避けようと必死に顔を振り、足をばたつかせた。
「随分と暴れてくれるじゃないか。まぁ、いい。お前の絶望に満ちた顔はなんとも魅力的だからな」
「変態……っ」
「昨日までは指一本も触れず紳士だったろう?
今日からは……違うが」
彼は人差し指を一本立てると、私の唇にトンと置いた。
私は噛みついてやろうと思ったが、すぐに指は動いていく。
私の唇から頬……首筋から胸の谷間に移動する。そこから胸をのぼり、かすかに頂を掠める。反応なんてしたくないのに、ゾクゾクとした感覚が身体を包み始める。
「や……お願い、やめて……っ」
涙を流しながら、必死に訴えるが、彼はそれをうっとりと見つめた。
「あぁ、可愛いじゃないか。予想以上にクるな……
ほら、もうこんなにーー」
そう言って、彼は腰を落として、自らの昂りを私に押し付けた。
「いやぁ!」
熱くて、硬くて……気持ち悪い……っ。
三人に抱かれている時はあんなに幸せだったのに、彼が触れている部分は、自分が黒く塗りつぶされているような感覚にさえ陥る。
……アレス様の、ルゥ君の、ゼノアの感覚が……消えちゃう……!
私は目を瞑って必死に三人の顔を思い浮かべるが、それはすぐに消えていってしまう。私は、グスグスとみっともなく泣いた。
イリルさんはそれを見て、私に顔を寄せ……涙を舐めた。
「美味いな」
……もう三人の元には戻れないんだ。そう、思った。
私はここでこの男に抱き潰され、道具のように扱われ……
レティシアも……
愛しい彼女の顔が浮かぶ。
何故か三人によく似た最愛の娘……
……駄目だ! この男の思い通りになんてさせない。
レティシアを生かすことを諦めるわけにはいかない……!!
私は足を再びばたつかせて、叫んだ。
「誰か助けてっ!!」
「ふふっ。無駄だ。
今、この家の中には俺とお前しかいないからな」
それでも、私は叫び続けた。
「助けて!! 誰か、だれか助けてっ!!」
私が叫び続けるのを、イリルさんは呆れたように見つめる。
「だから、無駄だって言ってるだろ?」
「アレス様! ルゥ君! ゼノっ!!」
「ったく。嫌がるのは良いが男の名前を出されるのは気分が悪い。こうなったらーー」
イリルさんは私の胸の上に掌を押し付けた。
心臓がグッと掴まれたように痛くなる。
「かっ……はっ……」
この感覚、最初に呪術を受けた時と似てる……
「強制的に発作を起こしたが、どうだ?
身体が熱くなって、俺が欲しくてーー」
イリルさんの声がどんどん遠くなる。身体が燃えるように熱く、疼く。前回と同じように熱に浮かされた頭は朦朧として正常な思考を奪っていく。
このままイリルさんが抱いてくれたら……
そう頭によぎり、私はハッとした。
私はぐっと、唇を強く強く噛んだ。口の中には鉄の味が広がる。
痛い……けど、体の疼きは弱まった。
「チッ……余計なことを….…っ」
「アレス……さま、ルゥくん……、ゼノ……!」
再び、私は掠れた声で愛しい人の名前を呼んだ。
「だから誰も来ないとーー」
しかし、次の瞬間。
「クレアッ!!」
そう呼ぶ声と共に扉が蹴破られた。
そこに立っていたのは……
アレス様だった。
姿を確認したいのに、涙がブワッと溢れて、視界が滲んで見えない。……本当に……助けに来てくれた……。胸にグッと愛おしさが溢れる。
「だ、誰だっ! どうやってここに?!」
まさかの展開にイリルさんは動揺しているようだった。
「王宮騎士団だ。
王妃殺害未遂の容疑で、イリル・ガズン、お前を拘束する。
そして……今すぐに、クレアの上から降りろ……っ!」
アレス様の声は震えていて、必死に怒りを抑えているようだった。その形相は恐ろしく、今にもその手に持った剣でイリルさんに斬りかかりそうなほどだ。
イリルさんはその迫力に押されて、降参の意を示すように両手を挙げ、ゆっくり私の上から降りた。
「ま、待ってくれ。俺はこの国のために魔術師をーー」
眉を下げ、そう話しながら、ベッドから離れ、後ずさる。
その後ろには窓があった。
まずい……このままじゃ逃げられる……!
そう思っても、頭が熱くて、上手く言葉が紡げない。
案の定イリルさんは窓を開けて、そこに手をかけた。
「ははっ、馬鹿め!!」
だが、そう言って飛び出そうとした彼は、外側から飛び込んできた影に蹴り飛ばされ、床に勢いよく倒れ込んだ。
そして、窓から入ってきて、しっかりと着地した小柄なその影は……
ルゥ君だった。
ルゥ君も……来てくれた……!
もはや、私は涙を止めることができなかった。
「逃げられると思うなよ、このクソ野郎が」
そう吐き捨てるように言ったルゥ君の声は恐ろしく低く響いた。
なんだか、前のルゥ君と違う気までする。
床に転がったイリルさんの喉元にルゥ君が鋭い剣先を突き付ける。ゆっくり、一滴の血が喉元を伝っていく。
イリルさんの緊張した息遣いが、部屋に響いた。
「ルゥシャ……気持ちは分かるが、殺すなよ。
こいつにはまだ話を聞かなきゃなんないんだ」
そうアレス様が言うと、ルゥ君はゆっくりと剣を下げたが、その剣先を太ももにグッと沈めた。
「ここなら、許されますよね……?」
「ぐあ゛ぁああ!!」
イリスさんの叫び声が室内を覆う。
「まったく……」
アレス様は呆れたように溜息を吐いた。そして、自分の背後にいた騎士に命令した。
「お前たちはこの呪術師を捕らえて外に連れて行け。俺とルゥシャは、ここに残る。しばらく入るな」
二人以外の騎士は、イリルさんを連れて、部屋の外に出た。
その扉の間から、僅かにレティシアの泣き声が聴こえた。それをあやす乳母の声も。
……良かった、無事だったんだ。騎士団の人といるなら大丈夫ね。
ホッと胸を撫で下ろしたところで、扉が閉まった。
安心したと同時に一旦おさまったはずの熱が身体中にじわじわの広がっていく。
「クレア、今外してあげる」
アレス様が手を伸ばして、私の手の縄を解いてくれる。
その時、不意にアレス様の指が私の手に触れた。
「ひゃあっ♡」
思わず出てしまった声に、アレス様とルゥ君がそろって驚いたように目を見開く。
「クレア? ……もしかして、発作が?」
「……うん……。あついの……からだが」
だから、早く抱いて……そう言いたかったけれど、彼らから逃げた私がそんなことを言う資格があるのかわからなくて……
「触ってもいい?」
その時、ルゥ君が私に尋ねた。不安を瞳に浮かべながら。
「クレア、抱かせて?
僕さ、半年もしてなくて、死にそうなんだ」
ルゥ君がそう言って微笑んでくれる。
抱いてって言えない私に代わって言ってくれた……その優しさに涙が溢れる。
「うん……ルゥ君……。抱いて」
ルゥ君の手がスッと私の胸に伸ばされる
すると、右側からはアレス様が私のスカートの中にスッと手を入れて、太ももを触った。あたたかなその手が気持ちいい。
「あ……♡」
「それを言うなら私も同じだ。
この半年間、クレアを想って、何度身体を熱くしたことか」
「アレス……様」
「クレア、好きだ。君を抱きたい」
「僕も。クレアを愛してる」
二人の熱い視線が、想いの強さを伝えてくれる。
「うん……嬉しい……。私も、好き。
アレス様も……ルゥ君も……大好きなの」
「やっと言ってもらえた」
ルゥ君が破顔する。
アレス様も穏やかな顔で頷いた。
「本当だな。ゼノアだけずるいと思ってたんだ」
二人は愛おしげに私を見つめる。
もう私の身体は限界だった。
「アレス様、ルゥ君……くるしいの♡はやく……きて♡」
ルゥ君は私の左側に寝そべると、器用にシャツのボタンを外し、乳房の感触を堪能するように触る。時々頂を刺激されれば、私の身体は大きく跳ねた。
アレス様は、私の右側に寝そべり、私の下腹部に手を伸ばした。
もうその意味を成さないほど、ぐっしょりと濡れた下着を取り払うと、アレス様は十分に濡れた蜜口にゆっくりと指を呑み込ませていく。
「ふふっ……クレアのここ、すぐにでも受け入れられそうだ」
アレス様が嬉しそうにそう呟く。
私の弱いところを確認するかのようにねっとりと弄っていく。
「あっ♡はぁっ♡アレス、さまぁ……っ♡」
「クレア、キスしよ?」
今度はルゥ君の舌が唇の隙間から挿し入れられる。
先ほど噛んだところは痛かったが、ルゥ君はそれに配慮するように優しいキスをくれた。激しくはないが、私を味わうようなそのキスは私の頭を痺れさせた。
「じゃあ、私はこちらを」
アレス様は身体をずらすと、私の脚の間に顔を埋めた。
以前と変わらず、私の気持ちいいところばかり責めてくる。私の身体を覚えてくれているんだと思ったら嬉しくて……
私はあっという間にイった。でも、まだ足りない。
「もっと、もっとほしいの……っ♡
私の奥、擦って、いっぱい出して♡」
「クレア、相変わらずエロいね。最高」
ルゥ君は私の胸の頂をぎゅっと摘む。
「あぁんっ♡♡」
ゴクっとアレス様が喉を鳴らす。
「……外に他の隊員を待たせてるんだがーー」
「アレスさま……行っちゃ……やらぁ♡」
私はアレス様に手を伸ばした。アレス様はその手を繋ぎ合わせてくれた。
「……クレアの治療が先だよな」
「僕に任せてくれてもいいのに」
ルゥ君がそう言って、私を後ろから抱きしめる。
私はいつの間にか這い回るルゥ君の手によってすっかり服を脱がされていた。私は振り向きルゥ君にキスを贈った。
「ん♡ちゅっ♡ルゥくんもぉ♡♡
アレスさまもっ、ルゥくんもほしいのっ♡♡」
ルゥ君も私のキスに応えてくれる。
すると、アレス様の手が私の腰を撫でる。
「んぅ♡アレスさまぁ♡♡」
「クレア、随分と欲張りになったんじゃないか?」
「うんっ♡そうなの♡ずっと、ずっと欲しかったの♡
二人ので、私の中ぐちゃぐちゃにかき混ぜてぇ♡」
アレス様は服を脱ぎ捨て、仰向けになると、私を呼んだ。
吸い寄せられるように、私はそこに濡れそぼった蜜口を添えた。
「好きに使って、クレア」
「ん、はぁ……ん♡♡」
腰を落とし、中にその陰茎を突き刺していく。
私の膣内は待ち望んだそれに喜んで吸い付く。その形を再び覚えようとするように、隙間なく陰茎を抱きしめた。
「……っく。きついな」
アレス様の感じてる顔がかわいい。私はアレス様にキスをする。
私の唾液を流し込めば、彼はそれを嬉々として飲み込んでくれた。
私は身体を起こして、アレス様に見せつけるように動いた。
もう、気持ち良すぎて、腰が止まらない。
「はっ♡あっ♡アレスさま♡♡アレスさまぁ♡♡」
「クレア。くっ、好きだ、好きだっ!」
「私もっ、すき♡あっ♡だいしゅき♡♡」
その時、騎乗位をする私の背後から手が伸びて、胸を痛いくらいに揉みしだかれる。
「あんっ♡ルゥくんっ♡あっ♡」
「妬いちゃうなぁー。クレア、僕はほったらかしなの?」
「んっ♡ごめんなさいっ♡あっ♡でも、腰とまんないっ♡」
「違うでしょ? クレア、他にもあるでしょ?
クレアのかわいい穴が」
「あんっ♡でもぉ……」
こわい。こんなに気持ちいいのに、あっちの穴にまでルゥ君のおっきいのを挿れたら、どうなっちゃうのか……
ルゥ君が耳元で囁く。
「大丈夫。クレアも早く楽になりたいでしょ?
その為には、こっちの穴も満たしてあげなきゃ」
ルゥ君の手がお尻の穴の周りをクルクルと刺激する。
「やっ、らぁめぇ♡」
「あっ……クレア、締まる……っ」
「あぁっ♡♡♡」
ビュビューっ!!
私とアレス様はイってしまった。
汗だくのまま、私はアレス様に倒れ込む。
「あーあ。二人だけでイっちゃうなんて、酷いんだから。
これは、お仕置き、かな」
ルゥ君はそう言って、お尻の穴に指を挿れていく。
「あっ♡ひっ♡いぃ♡」
「大丈夫……いけそうだね。
発作が出てる時は、受け入れやすくなるのかな?」
中にアレス様が入ったままなのに、お尻に指を挿れられているなんて……おかしくなりそう……。腰に快感が満ち満ちていく。
「うぅ……クレア……っ」
私の中が蠢き、またアレス様の陰茎が硬くなっていくのがわかる。クチュクチュと私のお尻の穴で遊んでいたルゥ君が「よしっ!」と言って、勢いよく指を引き抜けば、私はまたみっともなくイってしまった。
しかし、ルゥ君は止める気配もなく、ズボンから大きな陰茎を取り出し、私の蜜口に添えた。
「いくよ、クレア」
「ゔっ……あぁあ♡」
ゆっくりルゥ君が腰を進めていく。
「あー……気持ちいい。まじ、持ってかれそう」
ルゥ君がそう言うと、アレス様まで同調する。
「あぁ……私も……っ、これは……まずい」
「はっ♡ひっ♡いっ……♡」
私はもう普通に言葉を発することなんて出来なかった。身体が二人で埋め尽くされて、苦しくて、キツくて。でも……幸せだった。
快感の中には僅かに混じるこの痛みさえも、二人と繋がっている証拠だと思えて、愛おしいくらいだった。
「クレア、いくよ……」
ルゥ君はゆさゆさと私を突いた。そこまで激しい動きじゃないはずなのに、気持ち良すぎて……全身の血が沸騰しそうだった。
「あ、ひっ♡も、むり♡♡ばかになるぅ♡♡♡」
「僕も。クレアが好きすぎて馬鹿になりそ♡」
「私もだ。クレア……っ、愛してる!」
アレス様にも、ルゥ君にも求められて、腰が……頭が、気持ち良さで溶けるかと思った。両側からガツガツと二人に膣内を擦られ、私は潮を吹き、絶頂した。
アレス様とルゥ君に熱い熱い精液をたっぷりと注ぎ込まれた私は、幸福感と少しの寂しさに包まれて、いつの間にか気を失っていた。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
こちらのスペースで失礼します!
本日「騎士団長と秘密のレッスン」がアルファポリス様より無事に刊行の運びとなりましたヽ(´▽`)/今日まで応援してくださった皆様のおかげです♪ありがとうございます(^^)
ぜひ手に取っていただければ嬉しいです!
引き続き皆様に楽しんでいただけるような物語を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
クレアもとりあえず一安心……♪笑
手首に縄をかけられ、ベッドの柵に固定されている。
部屋には私一人だけ。乳母が面倒をみているのかもしれないがレティシアの姿は見えなかった。
「レティシア! レティシア、どこにいるの?!」
呼んでみても泣き声ひとつ聞こえない。
……こんなに静寂が恐ろしいと感じたことはなかった。
すると、扉が開き、不気味な笑いを顔に貼り付けたイリルさんが出てきた。
「ようやく目覚めたか。先に始めてても良かったんだが、俺たちの初めてだからな。お前が起きるのを待ってやったぞ」
私は思いきりイリルさんを睨み付けた。
「拘束を解きなさい!!」
「解いたら逃げるだろう? まずは頭も身体も俺で満たしてからだ。みっちり教え込んでやる」
ギシッとベッドが軋む音と共に彼がベッドに上がってくる。
今までなんとも思わなかったはずなのに、ふいに彼の匂いが鼻を掠め、吐き気がする。
「離れて! 嫌、近寄らないで……!」
「ククッ。恐れが瞳に映って……なんとも美しいじゃないか」
「ば、馬鹿にしないで!!」
「そう言いながらも、震えてるぞ。まったく強情な奴だ」
彼は私に跨って、私を見下ろす。そして、手を伸ばし、私の髪をグッと引っ張った。プチプチと二、三本髪が抜ける音がする。
彼は私に顔を近づけた。全身に虫唾が走る……
私は彼を避けようと必死に顔を振り、足をばたつかせた。
「随分と暴れてくれるじゃないか。まぁ、いい。お前の絶望に満ちた顔はなんとも魅力的だからな」
「変態……っ」
「昨日までは指一本も触れず紳士だったろう?
今日からは……違うが」
彼は人差し指を一本立てると、私の唇にトンと置いた。
私は噛みついてやろうと思ったが、すぐに指は動いていく。
私の唇から頬……首筋から胸の谷間に移動する。そこから胸をのぼり、かすかに頂を掠める。反応なんてしたくないのに、ゾクゾクとした感覚が身体を包み始める。
「や……お願い、やめて……っ」
涙を流しながら、必死に訴えるが、彼はそれをうっとりと見つめた。
「あぁ、可愛いじゃないか。予想以上にクるな……
ほら、もうこんなにーー」
そう言って、彼は腰を落として、自らの昂りを私に押し付けた。
「いやぁ!」
熱くて、硬くて……気持ち悪い……っ。
三人に抱かれている時はあんなに幸せだったのに、彼が触れている部分は、自分が黒く塗りつぶされているような感覚にさえ陥る。
……アレス様の、ルゥ君の、ゼノアの感覚が……消えちゃう……!
私は目を瞑って必死に三人の顔を思い浮かべるが、それはすぐに消えていってしまう。私は、グスグスとみっともなく泣いた。
イリルさんはそれを見て、私に顔を寄せ……涙を舐めた。
「美味いな」
……もう三人の元には戻れないんだ。そう、思った。
私はここでこの男に抱き潰され、道具のように扱われ……
レティシアも……
愛しい彼女の顔が浮かぶ。
何故か三人によく似た最愛の娘……
……駄目だ! この男の思い通りになんてさせない。
レティシアを生かすことを諦めるわけにはいかない……!!
私は足を再びばたつかせて、叫んだ。
「誰か助けてっ!!」
「ふふっ。無駄だ。
今、この家の中には俺とお前しかいないからな」
それでも、私は叫び続けた。
「助けて!! 誰か、だれか助けてっ!!」
私が叫び続けるのを、イリルさんは呆れたように見つめる。
「だから、無駄だって言ってるだろ?」
「アレス様! ルゥ君! ゼノっ!!」
「ったく。嫌がるのは良いが男の名前を出されるのは気分が悪い。こうなったらーー」
イリルさんは私の胸の上に掌を押し付けた。
心臓がグッと掴まれたように痛くなる。
「かっ……はっ……」
この感覚、最初に呪術を受けた時と似てる……
「強制的に発作を起こしたが、どうだ?
身体が熱くなって、俺が欲しくてーー」
イリルさんの声がどんどん遠くなる。身体が燃えるように熱く、疼く。前回と同じように熱に浮かされた頭は朦朧として正常な思考を奪っていく。
このままイリルさんが抱いてくれたら……
そう頭によぎり、私はハッとした。
私はぐっと、唇を強く強く噛んだ。口の中には鉄の味が広がる。
痛い……けど、体の疼きは弱まった。
「チッ……余計なことを….…っ」
「アレス……さま、ルゥくん……、ゼノ……!」
再び、私は掠れた声で愛しい人の名前を呼んだ。
「だから誰も来ないとーー」
しかし、次の瞬間。
「クレアッ!!」
そう呼ぶ声と共に扉が蹴破られた。
そこに立っていたのは……
アレス様だった。
姿を確認したいのに、涙がブワッと溢れて、視界が滲んで見えない。……本当に……助けに来てくれた……。胸にグッと愛おしさが溢れる。
「だ、誰だっ! どうやってここに?!」
まさかの展開にイリルさんは動揺しているようだった。
「王宮騎士団だ。
王妃殺害未遂の容疑で、イリル・ガズン、お前を拘束する。
そして……今すぐに、クレアの上から降りろ……っ!」
アレス様の声は震えていて、必死に怒りを抑えているようだった。その形相は恐ろしく、今にもその手に持った剣でイリルさんに斬りかかりそうなほどだ。
イリルさんはその迫力に押されて、降参の意を示すように両手を挙げ、ゆっくり私の上から降りた。
「ま、待ってくれ。俺はこの国のために魔術師をーー」
眉を下げ、そう話しながら、ベッドから離れ、後ずさる。
その後ろには窓があった。
まずい……このままじゃ逃げられる……!
そう思っても、頭が熱くて、上手く言葉が紡げない。
案の定イリルさんは窓を開けて、そこに手をかけた。
「ははっ、馬鹿め!!」
だが、そう言って飛び出そうとした彼は、外側から飛び込んできた影に蹴り飛ばされ、床に勢いよく倒れ込んだ。
そして、窓から入ってきて、しっかりと着地した小柄なその影は……
ルゥ君だった。
ルゥ君も……来てくれた……!
もはや、私は涙を止めることができなかった。
「逃げられると思うなよ、このクソ野郎が」
そう吐き捨てるように言ったルゥ君の声は恐ろしく低く響いた。
なんだか、前のルゥ君と違う気までする。
床に転がったイリルさんの喉元にルゥ君が鋭い剣先を突き付ける。ゆっくり、一滴の血が喉元を伝っていく。
イリルさんの緊張した息遣いが、部屋に響いた。
「ルゥシャ……気持ちは分かるが、殺すなよ。
こいつにはまだ話を聞かなきゃなんないんだ」
そうアレス様が言うと、ルゥ君はゆっくりと剣を下げたが、その剣先を太ももにグッと沈めた。
「ここなら、許されますよね……?」
「ぐあ゛ぁああ!!」
イリスさんの叫び声が室内を覆う。
「まったく……」
アレス様は呆れたように溜息を吐いた。そして、自分の背後にいた騎士に命令した。
「お前たちはこの呪術師を捕らえて外に連れて行け。俺とルゥシャは、ここに残る。しばらく入るな」
二人以外の騎士は、イリルさんを連れて、部屋の外に出た。
その扉の間から、僅かにレティシアの泣き声が聴こえた。それをあやす乳母の声も。
……良かった、無事だったんだ。騎士団の人といるなら大丈夫ね。
ホッと胸を撫で下ろしたところで、扉が閉まった。
安心したと同時に一旦おさまったはずの熱が身体中にじわじわの広がっていく。
「クレア、今外してあげる」
アレス様が手を伸ばして、私の手の縄を解いてくれる。
その時、不意にアレス様の指が私の手に触れた。
「ひゃあっ♡」
思わず出てしまった声に、アレス様とルゥ君がそろって驚いたように目を見開く。
「クレア? ……もしかして、発作が?」
「……うん……。あついの……からだが」
だから、早く抱いて……そう言いたかったけれど、彼らから逃げた私がそんなことを言う資格があるのかわからなくて……
「触ってもいい?」
その時、ルゥ君が私に尋ねた。不安を瞳に浮かべながら。
「クレア、抱かせて?
僕さ、半年もしてなくて、死にそうなんだ」
ルゥ君がそう言って微笑んでくれる。
抱いてって言えない私に代わって言ってくれた……その優しさに涙が溢れる。
「うん……ルゥ君……。抱いて」
ルゥ君の手がスッと私の胸に伸ばされる
すると、右側からはアレス様が私のスカートの中にスッと手を入れて、太ももを触った。あたたかなその手が気持ちいい。
「あ……♡」
「それを言うなら私も同じだ。
この半年間、クレアを想って、何度身体を熱くしたことか」
「アレス……様」
「クレア、好きだ。君を抱きたい」
「僕も。クレアを愛してる」
二人の熱い視線が、想いの強さを伝えてくれる。
「うん……嬉しい……。私も、好き。
アレス様も……ルゥ君も……大好きなの」
「やっと言ってもらえた」
ルゥ君が破顔する。
アレス様も穏やかな顔で頷いた。
「本当だな。ゼノアだけずるいと思ってたんだ」
二人は愛おしげに私を見つめる。
もう私の身体は限界だった。
「アレス様、ルゥ君……くるしいの♡はやく……きて♡」
ルゥ君は私の左側に寝そべると、器用にシャツのボタンを外し、乳房の感触を堪能するように触る。時々頂を刺激されれば、私の身体は大きく跳ねた。
アレス様は、私の右側に寝そべり、私の下腹部に手を伸ばした。
もうその意味を成さないほど、ぐっしょりと濡れた下着を取り払うと、アレス様は十分に濡れた蜜口にゆっくりと指を呑み込ませていく。
「ふふっ……クレアのここ、すぐにでも受け入れられそうだ」
アレス様が嬉しそうにそう呟く。
私の弱いところを確認するかのようにねっとりと弄っていく。
「あっ♡はぁっ♡アレス、さまぁ……っ♡」
「クレア、キスしよ?」
今度はルゥ君の舌が唇の隙間から挿し入れられる。
先ほど噛んだところは痛かったが、ルゥ君はそれに配慮するように優しいキスをくれた。激しくはないが、私を味わうようなそのキスは私の頭を痺れさせた。
「じゃあ、私はこちらを」
アレス様は身体をずらすと、私の脚の間に顔を埋めた。
以前と変わらず、私の気持ちいいところばかり責めてくる。私の身体を覚えてくれているんだと思ったら嬉しくて……
私はあっという間にイった。でも、まだ足りない。
「もっと、もっとほしいの……っ♡
私の奥、擦って、いっぱい出して♡」
「クレア、相変わらずエロいね。最高」
ルゥ君は私の胸の頂をぎゅっと摘む。
「あぁんっ♡♡」
ゴクっとアレス様が喉を鳴らす。
「……外に他の隊員を待たせてるんだがーー」
「アレスさま……行っちゃ……やらぁ♡」
私はアレス様に手を伸ばした。アレス様はその手を繋ぎ合わせてくれた。
「……クレアの治療が先だよな」
「僕に任せてくれてもいいのに」
ルゥ君がそう言って、私を後ろから抱きしめる。
私はいつの間にか這い回るルゥ君の手によってすっかり服を脱がされていた。私は振り向きルゥ君にキスを贈った。
「ん♡ちゅっ♡ルゥくんもぉ♡♡
アレスさまもっ、ルゥくんもほしいのっ♡♡」
ルゥ君も私のキスに応えてくれる。
すると、アレス様の手が私の腰を撫でる。
「んぅ♡アレスさまぁ♡♡」
「クレア、随分と欲張りになったんじゃないか?」
「うんっ♡そうなの♡ずっと、ずっと欲しかったの♡
二人ので、私の中ぐちゃぐちゃにかき混ぜてぇ♡」
アレス様は服を脱ぎ捨て、仰向けになると、私を呼んだ。
吸い寄せられるように、私はそこに濡れそぼった蜜口を添えた。
「好きに使って、クレア」
「ん、はぁ……ん♡♡」
腰を落とし、中にその陰茎を突き刺していく。
私の膣内は待ち望んだそれに喜んで吸い付く。その形を再び覚えようとするように、隙間なく陰茎を抱きしめた。
「……っく。きついな」
アレス様の感じてる顔がかわいい。私はアレス様にキスをする。
私の唾液を流し込めば、彼はそれを嬉々として飲み込んでくれた。
私は身体を起こして、アレス様に見せつけるように動いた。
もう、気持ち良すぎて、腰が止まらない。
「はっ♡あっ♡アレスさま♡♡アレスさまぁ♡♡」
「クレア。くっ、好きだ、好きだっ!」
「私もっ、すき♡あっ♡だいしゅき♡♡」
その時、騎乗位をする私の背後から手が伸びて、胸を痛いくらいに揉みしだかれる。
「あんっ♡ルゥくんっ♡あっ♡」
「妬いちゃうなぁー。クレア、僕はほったらかしなの?」
「んっ♡ごめんなさいっ♡あっ♡でも、腰とまんないっ♡」
「違うでしょ? クレア、他にもあるでしょ?
クレアのかわいい穴が」
「あんっ♡でもぉ……」
こわい。こんなに気持ちいいのに、あっちの穴にまでルゥ君のおっきいのを挿れたら、どうなっちゃうのか……
ルゥ君が耳元で囁く。
「大丈夫。クレアも早く楽になりたいでしょ?
その為には、こっちの穴も満たしてあげなきゃ」
ルゥ君の手がお尻の穴の周りをクルクルと刺激する。
「やっ、らぁめぇ♡」
「あっ……クレア、締まる……っ」
「あぁっ♡♡♡」
ビュビューっ!!
私とアレス様はイってしまった。
汗だくのまま、私はアレス様に倒れ込む。
「あーあ。二人だけでイっちゃうなんて、酷いんだから。
これは、お仕置き、かな」
ルゥ君はそう言って、お尻の穴に指を挿れていく。
「あっ♡ひっ♡いぃ♡」
「大丈夫……いけそうだね。
発作が出てる時は、受け入れやすくなるのかな?」
中にアレス様が入ったままなのに、お尻に指を挿れられているなんて……おかしくなりそう……。腰に快感が満ち満ちていく。
「うぅ……クレア……っ」
私の中が蠢き、またアレス様の陰茎が硬くなっていくのがわかる。クチュクチュと私のお尻の穴で遊んでいたルゥ君が「よしっ!」と言って、勢いよく指を引き抜けば、私はまたみっともなくイってしまった。
しかし、ルゥ君は止める気配もなく、ズボンから大きな陰茎を取り出し、私の蜜口に添えた。
「いくよ、クレア」
「ゔっ……あぁあ♡」
ゆっくりルゥ君が腰を進めていく。
「あー……気持ちいい。まじ、持ってかれそう」
ルゥ君がそう言うと、アレス様まで同調する。
「あぁ……私も……っ、これは……まずい」
「はっ♡ひっ♡いっ……♡」
私はもう普通に言葉を発することなんて出来なかった。身体が二人で埋め尽くされて、苦しくて、キツくて。でも……幸せだった。
快感の中には僅かに混じるこの痛みさえも、二人と繋がっている証拠だと思えて、愛おしいくらいだった。
「クレア、いくよ……」
ルゥ君はゆさゆさと私を突いた。そこまで激しい動きじゃないはずなのに、気持ち良すぎて……全身の血が沸騰しそうだった。
「あ、ひっ♡も、むり♡♡ばかになるぅ♡♡♡」
「僕も。クレアが好きすぎて馬鹿になりそ♡」
「私もだ。クレア……っ、愛してる!」
アレス様にも、ルゥ君にも求められて、腰が……頭が、気持ち良さで溶けるかと思った。両側からガツガツと二人に膣内を擦られ、私は潮を吹き、絶頂した。
アレス様とルゥ君に熱い熱い精液をたっぷりと注ぎ込まれた私は、幸福感と少しの寂しさに包まれて、いつの間にか気を失っていた。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
こちらのスペースで失礼します!
本日「騎士団長と秘密のレッスン」がアルファポリス様より無事に刊行の運びとなりましたヽ(´▽`)/今日まで応援してくださった皆様のおかげです♪ありがとうございます(^^)
ぜひ手に取っていただければ嬉しいです!
引き続き皆様に楽しんでいただけるような物語を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
クレアもとりあえず一安心……♪笑
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