呪われ侍女の逆後宮

はるみさ

文字の大きさ
上 下
16 / 29

16.卑怯者

しおりを挟む
 伯爵は帰っていった。
 応接室には私とゼノアだけが残された。

 ゼノアは何も言わず、俯いていた。

 どれくらい経っただろうか……。
 すっかり紅茶が冷めた頃、私は口を開いた。

 「……ゼノアのお母様はどんな方だったの?」

 ゼノアは、顔を上げて、ゆっくりと話し出す。

 「……優しい人、だった。身体が弱くて、ベッドに横になってばかりだったけど……。

 小さな頃の俺は一日の出来事を母さんに報告するのが日課でさ。それを母さんはいつも笑いながら聞いてくれた……俺の頭を撫でながら。一緒に遊ぶことなんて出来なかったけど、それでも俺は母さんが大好きだった。……きっと親父も」

 そう話すゼノアの表情は柔らかくて、お母様と過ごした時間があたたかなものだったことが伝わってくる。

 「そう……伯爵は奥様のことをとても大事にされてたのね」

 「あぁ……。親父は政略結婚でうちの家に入った婿だったけど、二人はすごく仲が良かったよ。母さんを見つめる親父は本当に幸せそうで……母さんも親父を心から愛してた。
 俺もあんな風になりたいって……大好きな人を親父みたいに全力で愛したいって思った」

 「素敵ね……」

 きっとゼノアは、伯爵のような愛情深い旦那様になるのだろう。
 少し意地悪なところもあるが、かっこよくて、優しくて、頼りになる人だ。きっと、いつか来るその時は……隣には私じゃない誰かがいるんだろうーー

 そう想像して、私は唇を噛み締めた。

 「……なぁ、俺たちが初めて会った時のこと、覚えてるか?」

 唐突にゼノアは私に尋ねた。
 初めて会った時、不機嫌そうにしていた彼の姿が今でもはっきり思い出せる。

 「ふふっ……めんどくさそうにゼノアが木の上から降りてきたっけ。居眠りを邪魔されて怒ってるみたいだったわ」

 「ち、違う! あれは……照れてたんだ……。
 ずっと気になってたクレアと初めて話したから」

 「……え?」

 ゼノアは何を言ってるんだろう? 私たちはあの日まで会ったことないはずなのに。

 私の不思議そうな顔を見て、ゼノアはバツが悪そうに頬を掻いた。

 「実はあの日が初めてじゃないんだ。
 毎日のようにクレアはあの場所で泣いてたろう?」

 「そうだけど……まさか、いたの?」

 「木の上にな」

 ……グズグズと泣いてるのを見られてたなんて。
 穴があったら入りたい気分だ。

 「やだ、恥ずかしい……」

 私が顔を覆って下を向くと、ゼノアは優しく頭を撫でてくれた。

 「最初はよく泣く弱い奴だと思ったよ、毎日飽きもせず泣いてばかりいてさ。
 ……でも、そのうち目で探すようになって、気付いたら目を離せなくなってた。いつも一生懸命で、あんなに泣き虫なのに人前では涙も嫌な顔一つ見せないで……すげぇ根性あるなって思った」

 「……必死だっただけよ。いつだって泣きたかった。
 でも……ゼノアが私に声を掛けてくれた時は泣いちゃったじゃない。人前で泣いたのは初めてだったのよ」

 そう……ゼノアには最初から遠慮なくぶつかっていけて……。
 彼なら受け止めてくれるってどこかで感じていたのかもしれない。

 「俺は嬉しかったけどな。
 俺の前では泣けるんだと思ったら……可愛いなって」

 「そうなの? そんな顔してなかったわ。
 時代遅れのメガネまでくれちゃってさ」

 「ははっ。確かに。眼鏡屋で一番ダサいやつを選んだからな」

 「あれ? ……あれは、拾ったってーー」

 ゼノアは気まずそうに目を逸らした。

 「もしかして……私のために買った物だったの?」

 じっとゼノアを見つめる。長い沈黙の後、降参したように彼は口を開いた。

 「…………はぁ~、そうだよ。クレアのために買ってきたものだ」

 「なんで?」

 「クレアはさ、可愛すぎるんだ」

 「は?」

 「クレアを見てたからわかった。クレアが可愛かったから他の侍女は嫉妬して強くあたったし、男共も下心を持って近づいてきた。だから、ダサい眼鏡でもプレゼントすりゃ周りの見る目も変わるかと思ったんだ。それに……」

 ゼノアの顔がほんのり赤く染まる。
 その横顔に胸が高鳴る。

 「……俺だけがクレアの可愛さを知ってれば良いと思った。他の男になんて、クレアの可愛い顔なんて見せたくなかった。

 ……こんな卑怯なことする奴だって知って、幻滅したか……?」

 「い、いや……驚いてる、だけで……。
 もしかして、私が怖いって噂を流したのってーー」

 「他の男を近寄らせたくなかったからなんだ……ごめん」

 大きな身体で、しょぼくれてる。
 私には感謝しかないのに。方法はどうであれゼノアが私を悪意から守ってくれたことは事実なんだから。

 それでも不安げに肩を落とす姿を見ていたら、なんだかおかしくなってくる。

 「……ふ、ふふっ! あははっ!!」

 「なっ……こっちは真剣にーー」

 私は微笑んで、彼の手に自分の手を重ねた。
 そっと指を絡ませる。少しでも彼を近くに感じたい。

 「ありがとう、ゼノ……」

 「クレア……」

 じっ……とゼノアの黒水晶のような瞳を覗けば、そこから熱が感じ取れる。その視線だけで、私の胸は熱くなり……もう溢れ出す想いを止めることなんてできなかった。

 「初めて会った時から、貴方は私の特別だった。

 ……私は最初から貴方のことが好きだったんだわ」

 ゼノアは驚いたように目を見開く。
 しかし、すぐに焼けつくような視線を返してくれた。

 「……あぁ、俺も好きだ」

 ゼノアは、私を強く抱きしめる。

 本当はこのタイミングで好きなんて伝えるのは卑怯だとはわかっていた。ゼノアは伯爵位を継がなきゃいけなくて、私のそばにはいられなくなる。
 私が気持ちを伝えれば、ゼノアが板挟みになることはわかっていたけど、伝えずにはいられなかった。結局私は一番自分が大切な卑怯者だった。

 「ごめん。……ごめんね、ゼノ」

 「なんで謝るんだよ? 俺は嬉しいぜ?
 ずーっと、この言葉を待ってたんだから」

 ゼノアは私の頬に手を滑らせ、愛おしそうに私を見つめ、笑いかけてくれる。普段は見せないその笑顔に喉の奥がキュッとなる。

 苦しい。ゼノアが愛おしくて、苦しい。
 でも、嬉しくて堪らない。私の抱えてる強い想いがゼノアの中にもあると思うと、全身が甘さで、むず痒くなる。
 いつの間にか、私の視界は涙で滲んでいた。

 「クレア、もう一回言って?」

 「好き……私、ゼノアが好き」

 ゼノアは嬉しそうに目を細めて私を見つめると、優しくキスを一つくれた。

 「クレア、すげぇ可愛い顔してる。
 顔を赤く染めて、涙目で、俺のことを好きで堪らないって顔」

 「だって……好きだもの……」

 私はみずからゼノアに顔を寄せる。
 ……私たちはキスをした。

 最初は二人の唇を確かめるような優しいキスを。次第にどちらからともなく舌を絡ませ合った。
 飽きるほどのキスをした後、唇を離した時には、私もゼノアも頭から身体の芯まで熱くなっていた。

 この流れで抱いてくれるものと思ってたのに、ゼノアは何かに耐えるように眉間に皺を寄せて、私の身体に手を伸ばそうとしなかった。
 やっぱりさっきの伯爵の話で、私と交わることに抵抗を感じたのだろう。

 私はそっと彼の胸を押して、離れようとした。
 だが、彼はびくともしない。私は結局ゼノアの腕の中から動けずにいた。

 「ゼノ、離して……」

 「ごめん、クレア……」

 その後に続く言葉はわかっている。もうこれ以上私と共にいられないというんだろう。私は必死に涙を堪えて、その続きを待った。

 「……昨日も今朝もあんだけ抱いて……
 もうこれ以上は無理させないって決めてたのに。

 ダメだ、嬉しくて……我慢できない」

 「へ?」

 予想外の言葉に唖然とする。

 「やっぱりダメか? 身体きついなら、今日は我慢する」

 「いや……私は大丈夫だけど……」

 私が俯くと、ゼノアはぐしゃっと私の髪を乱した。

 「親父の言ったことなんて、気にしなくていい。
 やり方なんていくらでもある。俺は馬鹿だけど、何を諦めちゃいけないかくらい本能でわかる。クレアを諦めたら、俺は一生後悔する。親父もいつかはわかってくれる。後継が欲しいなら、俺とクレアの子を作ればいい」

 「でも……私はーー」

 一人を選べないと、言いかける私の手を取り、ゼノアは少し寂しそうに笑った。

 「わかってる。
 ……団長と、ルゥシャにもちゃんと伝えてやれよ?」

 「……い、いいの?」

 「あぁ、団長とルゥシャなら、な。他の奴はダメだぞ?」

 「ありがとう……。ごめんなさい、私ーー」

 溢れた涙をゼノアが拭ってくれる。

 「だから、謝るなって。クレアは何も悪くない。生きるためには三人に愛される必要があるんだから、三人好きになってくれて良かった。むしろ一人だけを好きになる方が何かと危険だ。
 ……もう謝るな。クレアはいつも頑張りすぎだ」

 「……ありがとう。大好き」

 私は真っ直ぐゼノアの瞳を見て、言った。
 すると、彼はニヤッと悪い笑みを見せた。

 「いいな、それ。もっかい聴かせてくれよ……」

 「きゃっ!」

 ゼノアは軽々と私を持ち上げ、自分の上に跨らせる。
 私はゼノアと視線を絡ませる。

 「好きだ、クレア」

 そう言われて、また子宮がドクンと疼く。
 蜜口からは、さんざん注ぎ込まれた精液がツーっと溢れる。

 「うん。私も……好き」

 私がゼノアにキスを落とすと、それが合図のようにゼノアが私の身体を弄りはじめる。胸に手を当て、優しく揉まれるだけで、私からは悦びの声が零れる。腰をさわさわと撫でられるだけで、ピリピリと腰回りに快感が響く。

 ゼノアの一つ一つの動きが、私を愛していると伝えているようで、嬉しくて堪らない。今だけは全てを忘れて、この優しさに溺れていたかった。

 グッと胸元の生地を下げて、ゼノアは私の胸を露にすると、舌先で乳首をクルクルと刺激し始めた。

 「あぁんっ♡」

 私は耐えられず、ゼノアの頭を抱いた。もっと……もっと強く、激しく彼を感じたかった。ゼノアは夢中になって、乳首に吸い付く。

 「あっ♡はっ♡乳首とれちゃう♡♡」

 「気持ちいいくせに。
 その証拠にすごい愛液の匂いがするぞ……ここから」

 ゼノアがスカートの下に手を侵入させ、溢れる泉に手を伸ばす。

 ぴちゃ……

 「あぁ……♡」

 指を添えられただけなのに、卑猥な水音が響く。
 私の蜜口は蠢いて、その指を奥に引きずりこもうとする。

 「指でいいのか?」

 「あっ♡ん♡やらぁ♡♡
 ゼノの硬くておっきいので、奥まで擦ってぇ♡♡」

 「エロすぎ」

 ゼノアはベルトを外し、ズボンと下着を下ろすと、その陰茎を露にした。ビクビクと震えて、先っぽは光っている。

 私の頭は、ゼノアと繋がることでいっぱいだった。
 スルッと下着を取り払うと、私はスカートをめくり上げて、蜜口で陰茎の先にキスをした。

 ぱくぱくと私の蜜口は、ゼノアの陰茎に悦んで吸い付く。

 「そのまま。腰、おとして」

 「はぁっ……♡ん♡♡」

 私はゆっくり腰を落としていく。
 ゼノアの陰茎が徐々に私に侵入していくのがわかる。
 私の膣道は、その形を記憶するように隙間なく陰茎に纏わりついた。

 「気持ちいいな……っ」

 「ぅん……♡ゼノ……、ゼノ♡♡好き……好きだよっ♡♡」

 「……っ。悪い、ちょっと我慢できない」

 どちゅんっ!!

 「ああ゛ーっ♡♡」

 ゼノアはぐっと、下から陰茎を奥深く突き刺した。
 私の脳裏には星が飛び散る。

 私はビクビクと快感でおかしくなった身体をゼノアに預けた。

 「クレア、これだけでイったのか?」

 身体を揺すられ、下からコンコンコンと打ち付けられる。

 「あ゛っ♡あ゛♡ああ゛っ♡」

 「やばすぎ。でも、クレアにも動いてほしい」

 甘えるように頭を撫でられ、首筋や頭にチュッと優しいキスを贈られれば、私もゼノアのために頑張りたくなってしまう。

 私はゼノアの肩に両手を置くと、身体を上下に動かした。

 「あっ♡はっ♡はっ♡んっ♡」

 リズミカルに動けば、それを甘い甘い視線でゼノアが見つめる。

 「クレア、綺麗だ……っ」

 「好きっ……好きよっ、ゼノ♡♡♡」

 「俺も……っ! 愛してる、クレア」

 まるでうわ言のように、私たちは「好き」と「愛してる」を贈り合った。今まで言えなかった分を埋めるように。

 「あっ♡ゼノ♡♡もぉ……私ーーっ」

 「あぁ、イこう。一緒に……っ!」

 ドクドクドク……

 「あっ……♡」

 私たちは隙間なく、身体をぴったりとくっつけた。
 このまま一つになれたらどんなに幸せだろうと思う。

 ……でも、離れなきゃ。ゼノアはああ言ったけど、これ以上はーー

 一緒にいられない。

 私はゼノアの肩に顔を埋めて、泣いた。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

明智さんちの旦那さんたちR

明智 颯茄
恋愛
 あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。  奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。  ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。  *BL描写あり  毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜

ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉 転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!? のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました…… イケメン山盛りの逆ハーです 前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります 小説家になろう、カクヨムに転載しています

最愛の番~300年後の未来は一妻多夫の逆ハーレム!!? イケメン旦那様たちに溺愛されまくる~

ちえり
恋愛
幼い頃から可愛い幼馴染と比較されてきて、自分に自信がない高坂 栞(コウサカシオリ)17歳。 ある日、学校帰りに事故に巻き込まれ目が覚めると300年後の時が経ち、女性だけ死に至る病の流行や、年々女子の出生率の低下で女は2割ほどしか存在しない世界になっていた。 一妻多夫が認められ、女性はフェロモンだして男性を虜にするのだが、栞のフェロモンは世の男性を虜にできるほどの力を持つ『α+』(アルファプラス)に認定されてイケメン達が栞に番を結んでもらおうと近寄ってくる。 目が覚めたばかりなのに、旦那候補が5人もいて初めて会うのに溺愛されまくる。さらに、自分と番になりたい男性がまだまだいっぱいいるの!!? 「恋愛経験0の私にはイケメンに愛されるなんてハードすぎるよ~」

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...