呪われ侍女の逆後宮

はるみさ

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6.お茶会

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 私はその日、王宮に呼ばれていた。私が後宮で暮らすようになってから、一ヶ月が経っていた。

 私を心配した王妃様がこうしてお茶に誘って下さったのだ。
 呪いのことは限られた人物にしか知られてはならないため、王妃様が人払いをしてくださり、部屋には二人きりだ。

 「どう? クレア、後宮での暮らしは?
 三人とは上手くいってる?」

 「はい。カミラがいてくれるので、日常生活に困ったことはありません。えっと、三人とは……」

 少し言葉が詰まっただけで、王妃様は眉間に皺を寄せた。

 「上手くいってないの? 違う人にする?」

 私は慌てて否定した。

 「い、いえ! 上手くやっている……と思います。

 よく、ルゥシャ様とゼノア様は喧嘩していますが、それをアレス様が上手く宥めて、纏めています。夜の……予定がない時は、みんなで談話室でカードゲームをして楽しむこともありますし、食事の片付けなんかはみんな手伝ってくれるので、私もカミラも助かっています。

 ……みんな優しいです」

 「夜以外は」と付け足したいのはぐっと我慢して、私は王妃様に微笑んだ。

 王妃様はほっとしたように顔を綻ばせた。

 「そう……よかったわ。私のせいで、こんなことになってしまったから、毎日泣いて過ごしていたらどうしようかと思ったの。今日も目の下に隈があったから、もしかしたら上手くいってないのかと思ったけれど、仲良く出来ているようで安心したわ」

 「これは昨日の夜担当のルゥ君がなかなか寝かせてくれなかったせいです」とは言えない。

 騎士で体力があるからなのか……最近は三人ともなかなか寝かせてくれないのだ。今になって見れば、最初の晩はみんな手加減をしてくれていたんだな……と思えるくらいだ。

 ルゥ君は「壊す」という言葉から嫌な予感はしていたが、あの小さな身体で執拗に私の身体を弄る。その上、私に卑猥な衣装を着せたり、魔道具を私の体内に入れたり、私の身体をおもちゃにしている。
 本来であればこんなこと許せないのだが、ルゥ君と初めての夜に「団長よりルゥ君の……方がいい」と言ったのを録音していて、「団長にこれ聴かせてもいいのかなぁ?」と脅してくるのだ。
 こうして結局私は快楽とルゥ君の脅しに負けて、そういうプレイをすることになり、翌日は決まって自己嫌悪に陥る。
 しかし、普段のルゥ君は時々悪戯もするけれど、優しくて頼りになるのだ。そうして過ごしているのを見ると、「まぁいいか」と思えてしまう。全くずるい子だ。

 ゼノアは、相変わらず何故か約束の時間前に来る。呪いの効果があらわれる前に私をぐちゃぐちゃに溶かすから、私自身がどんどんと淫乱になっているような気さえする。
 何度も身体を重ねて、二人とも何度もイって、私は幸福感に包まれる。これが呪いのためではなく、まるで恋人同士の交わりだと錯覚してしまうほどに….…
 言葉は荒々しいのに優しく私を抱くから、その甘さを感じる度に何故か胸がキュッと苦しくなる。突然「可愛い」とか言うのも、心臓に悪いのでやめてほしい。

 アレス様は、二人に比べ、そういう行為に慣れていないから安心だ、と思って油断していたら、みるみるうちに腕を上げてしまった。
 でも、アレス様はどうも責めるより責められる方が好きなようで、騎乗位で身体を揺すると、瞳を潤ませて、すぐにイってしまう。普段、騎士団長としてみんなを纏めるしっかり者の彼が眉をハの字にして涙目で私に「だめ……」と訴える姿は、私をゾクゾクさせる。
 それに「もっと……したい」とアレス様に困り顔で求められれば、身体が拒否できない。おねだりは可愛いくせに、体力は無尽蔵なので、結局体力が尽きるまで付き合わされることになるのだ。

 とまぁ、三者三様、違いはあるけれど、困っているには困っているのだ。そんなこと、王妃様には言えないが。

 私は心内を隠し、微笑んだ。

 「ご心配ありがとうございます。この生活も慣れてきました。
 王妃様はどうかご心配なさらず、お腹の子のことだけ考えて、リラックスしてお過ごしください」

 「クレア……。本当にありがとう」

 そう言って涙ぐむ王妃様は、美しい。

 「ところで……解呪について何か分かったことはありましたか?」

 王妃様は、首を横に振った。

 「ほとんど進んでいないと聞いたわ……
 早く解呪出来るといいんだけどーー」

 また王妃様が俯いたので、私は努めて明るい声を出した。

 「全然平気です! ただ、少し気になっただけで。
 今はこの生活も楽しいと思えるくらいにはなりましたから」

 「そうなの? その……夜は辛くない?」

 少し顔を赤くして、恐る恐る私に尋ねる。
 確かに三人の男性と代わる代わる夜を過ごしているこの状況が気にならないはずがない。王妃様は心配してくれているのだろうが、夜について聞かれるのはあまり良い気分ではなかった。

 「あー……はい。大丈夫……です」

 「……クレア、辛くなったらすぐに私に言うのよ。
 それに……あの三人を好きになったりしないようにね」

 「……え?」

 王妃様が何でそんなことを言ったのかわからない私は、困惑し、固まってしまった。

 「今日は髪をほどいているし……クレア、随分と雰囲気が変わったわ。とても……綺麗になった」

 「そ、それは……侍女として業務についているわけではないので髪を解いているだけでーー」

 「えぇ、そうなのかもしれない。でも、人は恋をすると綺麗になるものだから……貴女が本気になってないか、心配になったの。

 誰かを好きになれば他の人に抱かれるのが辛くなってしまうわ。クレアが命を繋ぐためには三人と身体を重ねる必要があるのだから……好きになってしまうことのないようにね」

 確かに王妃様の言う通りなんだろう。特定の人物がいれば、普通他の人に抱かれることを心が拒否するはずだ。心が拒否をすれば上手く生命力が吸収できないから、と前にも説明を受けた。

 「………分かりました」

 「呪いが解ければ、誰かと結ばれても良いと思うのだけれど……」

 王妃様はそう言うが……私は誰のことも好きになったりしない。呪いが解けたら好きになるなんて……器用なこと、私には出来ないもの。

 私は王妃様に以前と変わらぬ笑顔を向けた。

 「……そんなことは起こりませんよ。私が恋愛に興味がないのは、王妃様もよくご存知でしょう?」

 「もう。本当にクレアはさっぱりしてるんだから!」

 「それより、少しお腹が大きくなりましたか?」

 この話をこれ以上しているのはなんだか辛くて、私は話題を変えた。王妃様のお腹を見ると、心なしか膨らんできたような気がした。

 「あ……うん、そうなの。体調が辛い時もあるけれど、この子がここにいるよって教えてくれてるんだと思えば、それも愛おしいくらいで……」

 お腹に手を優しく撫でて、微笑む王妃様は、もう既に母だった。

 いつか私もあんな風になれるのだろうか……

 気づけば、そんなことを考えている自分にハッとする。
 「恋なんてしたくない」とつい最近まで思っていたのに……
 そんなこと考えてはいけない。

 ……きっと全部呪いのせいね。

 私は深く考えるのをやめた。


   ◆ ◇ ◆


 その夜は予定のない日だった。

 私はカミラと一緒に夕飯の片付けを済ませた後、お茶を淹れて、談話室に向かった。

 夕食の後は、みんな予定が無ければ談話室にいることが多いのだ。この前、ゼノアがルゥ君にチェスで負けて、リベンジすると張り切っていたから、今頃チェスに興じてるかもしれない。

 侍女をやっている時は、こんな風に夜のひと時を楽しむことなんて無かった。王妃様の翌日の予定を確認して、お会いする人などがいればその人の情報をおさらいしておく。時々ある同僚とのお茶の時間も王妃様のお耳に入れるべきことや、注意しておいた方が良い事項の情報を収集する場でしかなかった。
 思ったよりずっと仕事に縛られて生活していたんだと、後宮で暮らすようになってから、私は気付いた。

 以前は王妃様のために生きることに何の疑問もなかったのに……

 談話室の前に着き、私はノックをした。

 「今開けるよ」

 中からアレス様の声がして、扉が開く。
 しかし、部屋の中にはアレス様しか居なかった。

 「あれ? ……ルゥ君とゼノアは?」

 アレス様は私からトレイを受け取ると、ソファのセンターテーブルに置いた。

 「ルゥシャは夜警担当。ゆっくりしすぎたって、慌てて王宮に戻って行ったよ。ゼノアは飲みの約束をしているらしくてね、街に出た」

 「アレス様は行かなくて良かったんですか?」

 私とアレス様はソファに座る。空いてる席はあるのに、アレス様は私の隣に座った。今日は予定のない夜なのに、思ったよりも近い距離にドキッとする。

 アレス様は気にした素振りもなく、カップを手に取った。

 「うん。同期と飲むって言ってたからね、若い者の中に私が行ったら邪魔だろう?」

 「アレス様だって、ゼノアと五歳しか変わらないじゃないですか。」

 「それでも私は騎士団長だ。上司が来ていたら、話したいことも話せないだろう。それに……私は酒を飲むより、クレアとここでお茶を飲む方が好きだ」

 微笑むアレス様は、本当に素敵だ。

 今日はみんながいなくて寂しいと思ったけど、アレス様とこうして静かに過ごすのもいいな……と思う。

 「ふふっ。ありがとうございます。
 二人の分まで淹れてきちゃったから、たくさん飲んでください」

 「じゃあ、その分、クレアに長話のお相手にでもなってもらおうかな?」

 「喜んで」

 私はアレス様に微笑みを返し、自分のカップを手にした。

 いつも思うけれど、アレス様は話題が豊富だ。

 皆で夕食を食べている時も積極的に話題を振り、その場を盛り上げてくれる。周囲をよく見て行動できるアレス様が騎士団の団長を務めているのも納得だった。

 今は、ゼノアとルゥ君がいないのを良いことに二人の騎士団での様子や、入団時の話をしてくれていた。

 「ーーと、ゼノアはそんな感じだったけど、ルゥシャはもっと酷かったんだよ。入団式が終わったら、訓練せずに帰っちゃってさ。その時の訓練官がカンカンに怒って、翌日なんで帰ったのか聞いたら、『自分より弱い人に教わることなんてない』って言い放って。そこから、誰がルゥシャより強いか突然の総当たり戦が始まってさ。
 未だにルゥシャは、自分より弱い奴の言うことは聞かないから困ったもんだよ」

 「入団時からすごいインパクトですね。
 あ、じゃあ、ゼノアよりルゥシャ君の方が強いんですね。」

 私がそう問うと、アレス様は不思議そうな顔をした。

 「何で? ゼノアは騎士団で一番強いよ?」

 「え?! い、一番ですか?!」

 飲んでいたお茶でむせそうになる。ゼノアが強いのは知っていた。……が、まさか騎士団一とは思わなかった。

 「ふふっ。クレアは本当に騎士団に興味ないんだね。
 僕たち三人の中で一番強いのは、ゼノア。
 その次に私で、最後にルゥシャかな」

 「……驚きました。ルゥ君はよくゼノアに悪戯したり、喧嘩したりしてるから……てっきりルゥ君の方が強いのかと」

 「あれはただ甘えてるだけだよ。ここだとよくゼノアをおちょくってるけど、ルゥシャは騎士団だとゼノアにぴったりくっついてる。尊敬してるのもあるんだろうけど……あれは、技を盗もうとしてるね」

 言われてみればその姿が目に浮かぶ。ルゥ君はまだ若いけれど、なんというか……しっかりしているのだ。見るべきこと聞くべきことは押さえていて、ふざける時としっかりすべき時とちゃんと線引きが出来ている。

 「さすがルゥ君。抜け目ないですね」

 「本当だよね。私もうかうかしてられないよ。この前は副団長のルギにもやられてね。実は騎士団長なのに、強さは三番目なんだ。情けない」

 アレス様は、少し悲しそうに目を伏せた。
 ……そんなに悲しむ必要もないと思うのだけれど。

 「うーん……アレス様が陛下に騎士団長を任されたのは、強さだけではなく、物事を俯瞰して見れるところや、周りへの気遣いが出来るところなどを評価されたからではないのですか?
 別に団長が一番強ければならないなんてことありませんし、情けないことなど一つもないと思いますが……」

 アレス様は驚いたように目を見開いている。

 ……どうしたんだろう?

 私が首を傾げると、アレス様は目を細め、笑った。

 「……ありがとう」

 何に感謝されているのか分からない。

 「え? いや……私は思ったことを言ったまでで……」

 「ねぇ、クレア。私、虫が大嫌いなんだ。虫が嫌いすぎて、遠征の時なんかは虫除けの瓶を何個も持っていくくらい。触りたくもないし、殺したくもない。見たら逃げ出しちゃうくらい」

 急になんで虫の話を……とは思うが、私は適当に相槌を打った。

 「はぁ……そうなんですね。私もミミズは苦手です。
 それ以外なら大丈夫なので、後宮内で見かけたら私に言ってくだされば退治しますよ」

 アレス様はニコニコと笑い、話を続ける。

 「それに海も好きじゃない。実は泳げないんだ」

 この国は周りが殆ど陸の大国なので、泳げない人も多い。
 私だって泳げない。別に海は嫌いじゃないけど……

 「まぁ、この国で海に面してる部分はそう多くないので、困らないですよね。近寄らないようにすればーー」

 「ぷっ……あははっ!!」

 アレス様が急に笑い出した。
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