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真理乃の気持ち(終)
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既に抱き寄せて偶然お尻に触れそうになっていた私の手がぴたりと止まった。
「やっぱり先輩って変態ですよね」
「誤解しないで。私は真理乃のお尻を触るのが好きなわけじゃないの」
「そーですか……」
「触ったときの、真理乃の可愛い声とか蕩けた顔が好きなだけよ」
「そうですね。ド変態に訂正します」
一応嫌がっているそぶりを見せてきたから、お尻を触るのはやめることにした。
それでも気持ちよさそうな顔をさせたい欲求は抑えられず、つい真理乃の髪を軽く撫でながら頬にちゅーしてしまった。
「ななっ!?」
真理乃を支えていた腕に体重がかかって、そのまま二人で倒れ込んでしまった。
せっかくだからこのままキャミを脱がせにいく。
「あふっ!いやっいやっだめ……恥ず……い……」
顔を真っ赤にして何か言ってるみたいだけど、脱がせるのは決定事項なので抵抗されても脱がせるよ。
「おおぅ……」
胸が小さいのは知ってたけど、形は良いと思った。小さいなりにもぷるんと張りがあって思わず見とれてしまう。触りたい。そういえば悪戯心とかではなく純粋に女の子の体に触れたいと思ったのは初めてかもしれない。
「さ、触ってもいい……?」
また変態呼ばわりされそうだけど、もう変態でもなんでもいいから触らせてほしい。
すると真理乃からは罵倒ではなく意外な答えが返ってきた。
「待って……あ、あの、先にお風呂入りましょう……」
やった、後で触らせてくれる……じゃなくて。
まるで盛りのついた彼氏みたいな扱いされた。
ってことはつまり……
「違う、そういうつもりじゃなくてっ」
「ひどい……キスまでしておいて……責任とって……」
ほっぺじゃん。
いや仮に唇だったとしても飛躍しすぎではないだろうか。
それに女同士なわけで、さすがにそういうことをするのは全く興味がないわけもなくてだって真理乃のことが何よりも好きなのは間違いなくて体の隅々まで愛してあげたくなるのは当然ではないだろうか。
「私真理乃のこと好き……」
「もしかして今更気づいたんですか?私はずっと先輩のこと好きでしたよ」
「こんなド変態でいいの?」
「はい。それもとっくに知ってました」
マジか……
それから私達はお風呂に入ることにした。
真理乃が着替えのパジャマとカーディガンを手に全裸で廊下を歩いている。
そもそもお風呂に入るために脱衣ポーカーをしたので脱いだままというのは自然なことではあるのだけど。
「ちょっと後悔しました。他に誰もいないとはいえ、裸で歩くの落ち着かないですね」
「真理乃はまだいいわよ……」
真理乃は全裸だけど、私はブラと左靴下だけを身につけている。明らかにこっちのほうが罰ゲームだと思う……
もしかして真理乃はここまで考えて自爆したのだろうか。チェンジしたカードは見ていないから真相はわからない。
なお、お風呂では普通に体を洗っただけで終わった。
密かに期待していた定番のお触りイベントは、「今触られたら我慢できないかも」と言われて泣く泣く断念したのであった。
パジャマを着て部屋に戻った私達は、すぐに抱き合って唇を重ねた。
ファーストキスではないけど女の子同士はお互い初めてで、柔らかくて甘い香りに酔ってしまいそうになる。
抱き合ったまま、引き寄せられるようにベッドに転がり込み、すかさず真理乃の体を組み伏せて、もう一度唇を重ねた。
「やっぱり先輩って変態ですよね」
「誤解しないで。私は真理乃のお尻を触るのが好きなわけじゃないの」
「そーですか……」
「触ったときの、真理乃の可愛い声とか蕩けた顔が好きなだけよ」
「そうですね。ド変態に訂正します」
一応嫌がっているそぶりを見せてきたから、お尻を触るのはやめることにした。
それでも気持ちよさそうな顔をさせたい欲求は抑えられず、つい真理乃の髪を軽く撫でながら頬にちゅーしてしまった。
「ななっ!?」
真理乃を支えていた腕に体重がかかって、そのまま二人で倒れ込んでしまった。
せっかくだからこのままキャミを脱がせにいく。
「あふっ!いやっいやっだめ……恥ず……い……」
顔を真っ赤にして何か言ってるみたいだけど、脱がせるのは決定事項なので抵抗されても脱がせるよ。
「おおぅ……」
胸が小さいのは知ってたけど、形は良いと思った。小さいなりにもぷるんと張りがあって思わず見とれてしまう。触りたい。そういえば悪戯心とかではなく純粋に女の子の体に触れたいと思ったのは初めてかもしれない。
「さ、触ってもいい……?」
また変態呼ばわりされそうだけど、もう変態でもなんでもいいから触らせてほしい。
すると真理乃からは罵倒ではなく意外な答えが返ってきた。
「待って……あ、あの、先にお風呂入りましょう……」
やった、後で触らせてくれる……じゃなくて。
まるで盛りのついた彼氏みたいな扱いされた。
ってことはつまり……
「違う、そういうつもりじゃなくてっ」
「ひどい……キスまでしておいて……責任とって……」
ほっぺじゃん。
いや仮に唇だったとしても飛躍しすぎではないだろうか。
それに女同士なわけで、さすがにそういうことをするのは全く興味がないわけもなくてだって真理乃のことが何よりも好きなのは間違いなくて体の隅々まで愛してあげたくなるのは当然ではないだろうか。
「私真理乃のこと好き……」
「もしかして今更気づいたんですか?私はずっと先輩のこと好きでしたよ」
「こんなド変態でいいの?」
「はい。それもとっくに知ってました」
マジか……
それから私達はお風呂に入ることにした。
真理乃が着替えのパジャマとカーディガンを手に全裸で廊下を歩いている。
そもそもお風呂に入るために脱衣ポーカーをしたので脱いだままというのは自然なことではあるのだけど。
「ちょっと後悔しました。他に誰もいないとはいえ、裸で歩くの落ち着かないですね」
「真理乃はまだいいわよ……」
真理乃は全裸だけど、私はブラと左靴下だけを身につけている。明らかにこっちのほうが罰ゲームだと思う……
もしかして真理乃はここまで考えて自爆したのだろうか。チェンジしたカードは見ていないから真相はわからない。
なお、お風呂では普通に体を洗っただけで終わった。
密かに期待していた定番のお触りイベントは、「今触られたら我慢できないかも」と言われて泣く泣く断念したのであった。
パジャマを着て部屋に戻った私達は、すぐに抱き合って唇を重ねた。
ファーストキスではないけど女の子同士はお互い初めてで、柔らかくて甘い香りに酔ってしまいそうになる。
抱き合ったまま、引き寄せられるようにベッドに転がり込み、すかさず真理乃の体を組み伏せて、もう一度唇を重ねた。
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