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先輩は変態さんですか?
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前注:
カードの記法について
s=スペード
h=ハート
d=ダイヤ
c=クラブ
a=エース
t=10
kqj=絵札
JK=ジョーカー
---
「先輩……変態さんですか?」
せっかく私がスペシャルな提案をしたというのに、なぜか後輩の真理乃は酷いことを言ってくるのだ。納得がいかない。
私の名前は荻山秋菜、高校二年生。
テーブルの向かいに座っているのは木戸真理乃、高校一年生。
帰宅部で学年も違う私達が知り合ったのは、五月の半ば頃のことだった。
昼休み、学校の廊下で前を歩いていた女の子がハンカチを落としたのを見て、すぐに拾って渡した。
「あっ!ありがとうございます荻山先輩」と言われ、一瞬(あれ、知り合い……?)と一瞬迷ったけど、幸いすぐに気がついた。一ヶ月ほど前の全校集会で、先生がせっかくだからと同じ中学出身の生徒を顔合わせさせたことがあった。あのときの一年生か。よく覚えてたなあ……
ハンカチを渡したついでに少しだけ他愛のない話をして別れた。
それ以来、見かけるたびに挨拶を交わすようになり、気づけば随分と親しくなっていた。
週末に真理乃を家に呼んでパジャマパーティーをしようと思い立ち、誘ってみたらすぐに賛成してくれた。
当日、学校から一緒に帰ると、すぐに着替えようと思ったけど、どうせならと二人でお風呂に入ることにした。
さらにふと思いついて脱衣ポーカーをしようと提案したら変態呼ばわりされた。何故だろうか。
「違うよ、お風呂に入る前の余興みたいなものだから。どうせ脱ぐならゲームしながらのほうが楽しいでしょ」
「うーん……そうですね、確かに脱ぐついでにはちょうどいいです」
「カード5枚配って交換1回。ジョーカーはオールマイティで1枚入れるね」
1回戦。私は真理乃に後手を譲った。
「あら……」
手札:s2s8std3d9
思わず難しい顔をしてしまった。
s8std9を残しストレート狙いに懸けた。
c2cqを引いてワンペア。
真理乃は3枚交換してs6h3hkd6c4のワンペア。
「先輩脱いでください」
「わかってるわよ」
ためらう私に急かす真理乃。
見られながら自分だけ脱ぐという状況は想像以上に恥ずかしい。
なお、一枚目から靴下や帽子を脱ぐのは暗黙のタブーとされている。
「さては今後悔してます?」
「……別に……次は脱がせるからね」
そう言いながらスカートを下ろし、薄緑のショーツを露にした。
「なんで下からっ?」
「楽だから」
だらしないけど、ウエストが解放されると心身がリラックスすることに気づいてから、普段自室でも一人のときは下はショーツだけのことが多い。
「あー、じゃあ私もそうしようかなー」
カードの記法について
s=スペード
h=ハート
d=ダイヤ
c=クラブ
a=エース
t=10
kqj=絵札
JK=ジョーカー
---
「先輩……変態さんですか?」
せっかく私がスペシャルな提案をしたというのに、なぜか後輩の真理乃は酷いことを言ってくるのだ。納得がいかない。
私の名前は荻山秋菜、高校二年生。
テーブルの向かいに座っているのは木戸真理乃、高校一年生。
帰宅部で学年も違う私達が知り合ったのは、五月の半ば頃のことだった。
昼休み、学校の廊下で前を歩いていた女の子がハンカチを落としたのを見て、すぐに拾って渡した。
「あっ!ありがとうございます荻山先輩」と言われ、一瞬(あれ、知り合い……?)と一瞬迷ったけど、幸いすぐに気がついた。一ヶ月ほど前の全校集会で、先生がせっかくだからと同じ中学出身の生徒を顔合わせさせたことがあった。あのときの一年生か。よく覚えてたなあ……
ハンカチを渡したついでに少しだけ他愛のない話をして別れた。
それ以来、見かけるたびに挨拶を交わすようになり、気づけば随分と親しくなっていた。
週末に真理乃を家に呼んでパジャマパーティーをしようと思い立ち、誘ってみたらすぐに賛成してくれた。
当日、学校から一緒に帰ると、すぐに着替えようと思ったけど、どうせならと二人でお風呂に入ることにした。
さらにふと思いついて脱衣ポーカーをしようと提案したら変態呼ばわりされた。何故だろうか。
「違うよ、お風呂に入る前の余興みたいなものだから。どうせ脱ぐならゲームしながらのほうが楽しいでしょ」
「うーん……そうですね、確かに脱ぐついでにはちょうどいいです」
「カード5枚配って交換1回。ジョーカーはオールマイティで1枚入れるね」
1回戦。私は真理乃に後手を譲った。
「あら……」
手札:s2s8std3d9
思わず難しい顔をしてしまった。
s8std9を残しストレート狙いに懸けた。
c2cqを引いてワンペア。
真理乃は3枚交換してs6h3hkd6c4のワンペア。
「先輩脱いでください」
「わかってるわよ」
ためらう私に急かす真理乃。
見られながら自分だけ脱ぐという状況は想像以上に恥ずかしい。
なお、一枚目から靴下や帽子を脱ぐのは暗黙のタブーとされている。
「さては今後悔してます?」
「……別に……次は脱がせるからね」
そう言いながらスカートを下ろし、薄緑のショーツを露にした。
「なんで下からっ?」
「楽だから」
だらしないけど、ウエストが解放されると心身がリラックスすることに気づいてから、普段自室でも一人のときは下はショーツだけのことが多い。
「あー、じゃあ私もそうしようかなー」
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