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ナナは少し本気出す
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二人は立ち上がるが、ナナはなぜか俯いたまま動かない。
「ん、大丈夫か?」
澄男が尋ねるとナナは顔を上げて答えた。その頬はほんのりと赤くなっている。
また、彼女の視線は澄男の顔ではなく、彼の下半身に注がれている。
澄男は目をそらしながら言う。
「そんなに見たいのか?」
ナナは顔を赤くしながら小さくうなずく。
「いいけど……今度こそお前も脱げよな」
「あー、でもやっぱりここじゃちょっと。ねえ、こっち来て」
ナナは母屋のほうをのぞき込んで手招きするので澄男もついていく。
(ここって確か……)
澄男の記憶によるとナナの向かう先は風呂場だったはずだ。
脱衣所に入ると、ナナは何の躊躇もなく水着を脱ぎ、澄男もそれに続く。
澄男は幼少期以来見たことのなかった女の子の裸を見て少しドキドキしていた。
一方ナナも表情に出さないものの視線は一点に集中していた。
ナナはバスタオルで体を拭くと、そのまま浴室に入っていく。
澄男も慌てて後を追うが、そこには大きな浴槽があった。
「あれ、こんなのあったっけ?」
「ああ、それ? 去年リフォームしたときに作ったんだよ」
「へぇ~」
「ま、入ってみてよ」
言われるままに澄男は湯船に浸かると、癒されそうな香りに包まれる。
「もしかしてこれ檜風呂か?」
「おお、正解。気持ちいいでしょ」
「うん」
「じゃあ私も入るから待ってて」
「わ」
ナナが澄男にぴったりと密着する。
「楽しいね」
「うん……」
「ふふっ、さっきすっごい見てたよね。さすがにちょっと恥ずかしかったよ」
ナナは自分の股間を指さすと、澄男の頬が紅く染まる。
「お、お前だって見てただろ」
「お互い様だね。恥ずかしいついでにもう少し見せてあげる」
そういうと、ナナは向かい合って浴槽に腰を掛けると少し足を開き、さらに手でそこを広げる。
「見える?」
「あ、ああ」
澄男は思わず目を見開く。
「あ、見るのはいいけど、触っちゃだめだよ」
「わかってるって」
「まだ……澄男のお嫁さんになるまでは……」
「え?」
「ううん、なんでもないよ」
しばらく沈黙が続いたが、やがていつものように宿題やゲームの話で盛り上がった。
風呂を上がると、ナナの母親と鉢合わせした。
澄男は気まずそうに視線を泳がせるが、ナナはそれがまるで普通のことであるかのように、澄男と一緒にお風呂に入ったと言った。
「ああ、なるほどね。スイカ切ってくるから、縁側にでも行って待ってな」
「やったね」
「ありがとうおばさん」
澄男とナナは縁側に並んで座り、夕焼けに染まってゆく大空を見ながら、少し温くなってしまったスイカを食べた。
「ん、大丈夫か?」
澄男が尋ねるとナナは顔を上げて答えた。その頬はほんのりと赤くなっている。
また、彼女の視線は澄男の顔ではなく、彼の下半身に注がれている。
澄男は目をそらしながら言う。
「そんなに見たいのか?」
ナナは顔を赤くしながら小さくうなずく。
「いいけど……今度こそお前も脱げよな」
「あー、でもやっぱりここじゃちょっと。ねえ、こっち来て」
ナナは母屋のほうをのぞき込んで手招きするので澄男もついていく。
(ここって確か……)
澄男の記憶によるとナナの向かう先は風呂場だったはずだ。
脱衣所に入ると、ナナは何の躊躇もなく水着を脱ぎ、澄男もそれに続く。
澄男は幼少期以来見たことのなかった女の子の裸を見て少しドキドキしていた。
一方ナナも表情に出さないものの視線は一点に集中していた。
ナナはバスタオルで体を拭くと、そのまま浴室に入っていく。
澄男も慌てて後を追うが、そこには大きな浴槽があった。
「あれ、こんなのあったっけ?」
「ああ、それ? 去年リフォームしたときに作ったんだよ」
「へぇ~」
「ま、入ってみてよ」
言われるままに澄男は湯船に浸かると、癒されそうな香りに包まれる。
「もしかしてこれ檜風呂か?」
「おお、正解。気持ちいいでしょ」
「うん」
「じゃあ私も入るから待ってて」
「わ」
ナナが澄男にぴったりと密着する。
「楽しいね」
「うん……」
「ふふっ、さっきすっごい見てたよね。さすがにちょっと恥ずかしかったよ」
ナナは自分の股間を指さすと、澄男の頬が紅く染まる。
「お、お前だって見てただろ」
「お互い様だね。恥ずかしいついでにもう少し見せてあげる」
そういうと、ナナは向かい合って浴槽に腰を掛けると少し足を開き、さらに手でそこを広げる。
「見える?」
「あ、ああ」
澄男は思わず目を見開く。
「あ、見るのはいいけど、触っちゃだめだよ」
「わかってるって」
「まだ……澄男のお嫁さんになるまでは……」
「え?」
「ううん、なんでもないよ」
しばらく沈黙が続いたが、やがていつものように宿題やゲームの話で盛り上がった。
風呂を上がると、ナナの母親と鉢合わせした。
澄男は気まずそうに視線を泳がせるが、ナナはそれがまるで普通のことであるかのように、澄男と一緒にお風呂に入ったと言った。
「ああ、なるほどね。スイカ切ってくるから、縁側にでも行って待ってな」
「やったね」
「ありがとうおばさん」
澄男とナナは縁側に並んで座り、夕焼けに染まってゆく大空を見ながら、少し温くなってしまったスイカを食べた。
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