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はじめに
この物語は官能(エロ)がメインであり、詳細な世界観や設定を理解しなくても、雰囲気だけで読みやすいように気を配って執筆しています。したがって、このページを筆者はそれほど重要と考えておりません。
ですがもちろん、ファンタジー物語に限らず多くの作品の書き手がそうであるように、この筆の前に現れた世界を楽しみ、大事に描いてもいます。
そもそもファンタジーに馴染みが薄く大体の雰囲気を掴みたい方、設定マニアの方、創作ファンタジー世界の多様性を愛する方、文字があったら読まずにおられない方等に、ご笑覧いただければ幸いです。
◇世界観
いわゆる近代科学技術は存在せず、人々は炎で灯りを点し、暖を取り、風と水で涼を得るような、はびこる自然と隣り合わせの世界。
ここにはそれぞれの由縁で存在するに至った、人間によく似た、けれど少しずつ違う様々な特徴を持った種族が暮らしている。彼らの持つ特徴には、人間よりも優るものも劣るものも多様にあり、中には、自然の法則を越えるかに見える、いわゆる"魔術"を操る者も存在する。
◇地形と国
・海に浮かぶ大小様々な島と、広大な大陸がいくつかある。
・クリッペンヴァルト
東の大陸の東寄りにある、同名の森を中心とした王国。
クリッペンヴァルトの森に古くから住むエルフが築いた国で、歴史を重ねる内に他の種族が森の周りに街や集落を置くようになった。エルフの国の多くがエルフのみで構成され、また、森や谷、平野や洞穴などの自然深い場所に隠され留まる中で、この国は例外的であり、そのため強大になった。これをあまりよく思わない他エルフ、エルフ国は少なくない。
・ベスシャッテテスタル
同名の谷に築かれた、エルフの国。クリッペンヴァルトの西にあり、最も近い隣国。
典型的な一種族思想を主としており、互いの長い歴史の中、クリッペンヴァルトと友好状態にあったことは未だない。
◇言葉を話すもの(人間種)
いわゆるヒト型をした、言語を持つ種族の内、魔物、魔族に属さない者。この世界で単に「ヒト」という時は、人間という固有の種ではなく、この分類を指す。
・エルフ
人間種の中で最も古い種族。
世界の始まりから存在しているといわれている。特徴としては、一様に背が高く細身で、容姿に優れる者が多い。極めて長命であり、見た目に反して身体能力が高く、自然に親しみ、魔術に長ける者を多く産む。性格は穏やかで生真面目な者が多く、他の種族に比べて長い時を生き、またその性質から独自の世界観を持っているため、エルフ以外の種族と交流を持つことが少なく、他の種族からも、やや近寄りがたい、若干煙たいとすら思われがち。
・ドワーフ
古い種族のひとつ。
背が低くずんぐりとしており、様々な石や金属の採掘、加工に卓越し、必然的に山中(表面ではなくその内部)や、地中に巨大な国を持つことがほとんど。
やや頑固で、けれど陽気で義に厚いものが多いといわれているが、これもドワーフの国から出る者が稀であるため、他の種族にはその大雑把な印象と、産出される工芸品が知られるばかりである。
作中にはほぼ出てきません。
・獣人
祖霊と呼ばれる、獣を系譜とする種族。
内実には、祖霊ごとの細かい分類、種族名も持っているが、その種別は膨大に幅広いのに反して、擁する個体数は総じて少数であるため、まとめて獣人と呼ばれる。彼ら自身も自他を選り分けることにはそれほど拘らず、自ら獣人と名乗ることが多い。
他の人間種よりも社会性に拘らない者が多く、群れや家族単位で独自の縄張り、或いは集落や街に暮らす。
特徴としては、自然な状態では人間とほとんど区別がつかない姿をしており、ただしそれぞれの祖霊に則った身体能力と、変身術を持つ。この変身術をもって「獣人」と定義するのが一般的。
・人間
古い種族のひとつ。
どちらかといえば身体的、能力的に他の種族に後れを取りがちといえるが、高い適応力と社交性、社会性に抜きん出ている。エルフに学び、ドワーフに習い、獣人と分かち合うといった器用さは他の種族に比べて際立っており、世界中に広く分布、繁栄している。
100年前後の寿命は他種族に比べて短命であり、その活発な活動範囲もあって、めまぐるしい、忙しないとみなされることも多々。
この主たる人間種以外にも様々な"言葉を話すもの"が存在しており、また混血も多くいるため、この世界のヒトは多様を極めている。
◇霊的なもの、魔術的なもの
多くの場合、他の種族に比べてこれに優れるため、霊的なもの、魔術的なものについてはエルフの文化から見た説明で知られていることがほとんど。
稀に独自の視点で、同じものを違う言葉で、違うものを似たような説明で話す種族もあり、結果、これを見たり使ったりすることがない者は「あの不思議な力」くらいに捉えていることが多い。
・霊、祖霊、精霊
魔物に分類される幽霊、ゴーストではなく、自然界のエネルギーの中で意思(のようなもの。ヒトの持つものには例えにくい何か)を持つもの。その操る力。
・霊力
大雑把にいえば、自然界にあるエネルギーそのもの。祖霊や精霊、また魔術を通じて移動や変異、変体する源。
・魔術
ヒトの手によって霊力を何らかの形に変えたり使ったりする術。
狭義では、火の霊力で出現させる炎や風の霊力で起こす風圧など、エネルギーの具現化を示すが、厳密には、獣人の変身を始め、ドワーフやエルフの使う加工技術の中にも魔術といえるものが含まれる。
狭義の魔術である具現化の術は比較的まれな能力で、その使い手のほとんどはエルフである。無論、まれだというだけで他の種族にも魔術師が存在している。
おまけ
ーーーひらがなで理解する「この奇妙なる虜」の世界ーーー
・エルフ
森(など)の妖精さん。背が高くスラッとしていて、美形が多い。魔術師(魔法使いのこと)といったら大抵はこの人達。
・ドワーフ
白雪姫と暮らした7人の小人で知られる、鉱山夫の妖精さん。背は低くややコロコロしている。見た目の割にめっちゃ器用で、山から掘り出した石や金属ですごい作品を作っちゃう職人さん達。
・獣人
ケモミミかと思いきや、この世界では人間の姿がデフォ。ただし自分の種族の動物に変身できる。熊の獣人なら普段はヒトだけど変身するとガチの熊に。鹿の獣人なら鹿に、犬の獣人なら犬に変身できる。
・人間
紛う方なき人間。ご存知の通り、上の人達に比べるとそれほど種族としての特徴はない。特徴がないだけに自由度は無限で、エルフと知り合ってエルフ寄りになってみたり、ドワーフに習って職人さんになったり、獣人と仲良くなってモフったりして広く世界で暮らしている。
・他の種族
他にも色々な種族がいる。
・クリッペンヴァルトとベスシャッテテスタル
両方とも、主に地形的にエルフを中心とした国。クリッペンヴァルトはエルフの他にも色々な種族がいて、ベスシャッテテスタルはエルフばっかり。どちらが正しいということもなくそれぞれの考えだけど、それだけに中々分かり合えないままのお隣同士。
・魔物など
鬼を始めとする「こわいもの」の話はこの世界でも同じようにたくさんあるが、その中には実在するものや、実在どころかその辺にいて暮らしを脅かすものも結構いる。ところが実在しないものも同じように語られるため、「よく分からない怖いもの」であるところはこちらの世界とも似ている。
ーーーーーー
※基本的には、作中に出てくるものは作中で描写するようにしていますが、物語の進行によって新たに登場した種族やもの等を加筆することがあります。
この物語は官能(エロ)がメインであり、詳細な世界観や設定を理解しなくても、雰囲気だけで読みやすいように気を配って執筆しています。したがって、このページを筆者はそれほど重要と考えておりません。
ですがもちろん、ファンタジー物語に限らず多くの作品の書き手がそうであるように、この筆の前に現れた世界を楽しみ、大事に描いてもいます。
そもそもファンタジーに馴染みが薄く大体の雰囲気を掴みたい方、設定マニアの方、創作ファンタジー世界の多様性を愛する方、文字があったら読まずにおられない方等に、ご笑覧いただければ幸いです。
◇世界観
いわゆる近代科学技術は存在せず、人々は炎で灯りを点し、暖を取り、風と水で涼を得るような、はびこる自然と隣り合わせの世界。
ここにはそれぞれの由縁で存在するに至った、人間によく似た、けれど少しずつ違う様々な特徴を持った種族が暮らしている。彼らの持つ特徴には、人間よりも優るものも劣るものも多様にあり、中には、自然の法則を越えるかに見える、いわゆる"魔術"を操る者も存在する。
◇地形と国
・海に浮かぶ大小様々な島と、広大な大陸がいくつかある。
・クリッペンヴァルト
東の大陸の東寄りにある、同名の森を中心とした王国。
クリッペンヴァルトの森に古くから住むエルフが築いた国で、歴史を重ねる内に他の種族が森の周りに街や集落を置くようになった。エルフの国の多くがエルフのみで構成され、また、森や谷、平野や洞穴などの自然深い場所に隠され留まる中で、この国は例外的であり、そのため強大になった。これをあまりよく思わない他エルフ、エルフ国は少なくない。
・ベスシャッテテスタル
同名の谷に築かれた、エルフの国。クリッペンヴァルトの西にあり、最も近い隣国。
典型的な一種族思想を主としており、互いの長い歴史の中、クリッペンヴァルトと友好状態にあったことは未だない。
◇言葉を話すもの(人間種)
いわゆるヒト型をした、言語を持つ種族の内、魔物、魔族に属さない者。この世界で単に「ヒト」という時は、人間という固有の種ではなく、この分類を指す。
・エルフ
人間種の中で最も古い種族。
世界の始まりから存在しているといわれている。特徴としては、一様に背が高く細身で、容姿に優れる者が多い。極めて長命であり、見た目に反して身体能力が高く、自然に親しみ、魔術に長ける者を多く産む。性格は穏やかで生真面目な者が多く、他の種族に比べて長い時を生き、またその性質から独自の世界観を持っているため、エルフ以外の種族と交流を持つことが少なく、他の種族からも、やや近寄りがたい、若干煙たいとすら思われがち。
・ドワーフ
古い種族のひとつ。
背が低くずんぐりとしており、様々な石や金属の採掘、加工に卓越し、必然的に山中(表面ではなくその内部)や、地中に巨大な国を持つことがほとんど。
やや頑固で、けれど陽気で義に厚いものが多いといわれているが、これもドワーフの国から出る者が稀であるため、他の種族にはその大雑把な印象と、産出される工芸品が知られるばかりである。
作中にはほぼ出てきません。
・獣人
祖霊と呼ばれる、獣を系譜とする種族。
内実には、祖霊ごとの細かい分類、種族名も持っているが、その種別は膨大に幅広いのに反して、擁する個体数は総じて少数であるため、まとめて獣人と呼ばれる。彼ら自身も自他を選り分けることにはそれほど拘らず、自ら獣人と名乗ることが多い。
他の人間種よりも社会性に拘らない者が多く、群れや家族単位で独自の縄張り、或いは集落や街に暮らす。
特徴としては、自然な状態では人間とほとんど区別がつかない姿をしており、ただしそれぞれの祖霊に則った身体能力と、変身術を持つ。この変身術をもって「獣人」と定義するのが一般的。
・人間
古い種族のひとつ。
どちらかといえば身体的、能力的に他の種族に後れを取りがちといえるが、高い適応力と社交性、社会性に抜きん出ている。エルフに学び、ドワーフに習い、獣人と分かち合うといった器用さは他の種族に比べて際立っており、世界中に広く分布、繁栄している。
100年前後の寿命は他種族に比べて短命であり、その活発な活動範囲もあって、めまぐるしい、忙しないとみなされることも多々。
この主たる人間種以外にも様々な"言葉を話すもの"が存在しており、また混血も多くいるため、この世界のヒトは多様を極めている。
◇霊的なもの、魔術的なもの
多くの場合、他の種族に比べてこれに優れるため、霊的なもの、魔術的なものについてはエルフの文化から見た説明で知られていることがほとんど。
稀に独自の視点で、同じものを違う言葉で、違うものを似たような説明で話す種族もあり、結果、これを見たり使ったりすることがない者は「あの不思議な力」くらいに捉えていることが多い。
・霊、祖霊、精霊
魔物に分類される幽霊、ゴーストではなく、自然界のエネルギーの中で意思(のようなもの。ヒトの持つものには例えにくい何か)を持つもの。その操る力。
・霊力
大雑把にいえば、自然界にあるエネルギーそのもの。祖霊や精霊、また魔術を通じて移動や変異、変体する源。
・魔術
ヒトの手によって霊力を何らかの形に変えたり使ったりする術。
狭義では、火の霊力で出現させる炎や風の霊力で起こす風圧など、エネルギーの具現化を示すが、厳密には、獣人の変身を始め、ドワーフやエルフの使う加工技術の中にも魔術といえるものが含まれる。
狭義の魔術である具現化の術は比較的まれな能力で、その使い手のほとんどはエルフである。無論、まれだというだけで他の種族にも魔術師が存在している。
おまけ
ーーーひらがなで理解する「この奇妙なる虜」の世界ーーー
・エルフ
森(など)の妖精さん。背が高くスラッとしていて、美形が多い。魔術師(魔法使いのこと)といったら大抵はこの人達。
・ドワーフ
白雪姫と暮らした7人の小人で知られる、鉱山夫の妖精さん。背は低くややコロコロしている。見た目の割にめっちゃ器用で、山から掘り出した石や金属ですごい作品を作っちゃう職人さん達。
・獣人
ケモミミかと思いきや、この世界では人間の姿がデフォ。ただし自分の種族の動物に変身できる。熊の獣人なら普段はヒトだけど変身するとガチの熊に。鹿の獣人なら鹿に、犬の獣人なら犬に変身できる。
・人間
紛う方なき人間。ご存知の通り、上の人達に比べるとそれほど種族としての特徴はない。特徴がないだけに自由度は無限で、エルフと知り合ってエルフ寄りになってみたり、ドワーフに習って職人さんになったり、獣人と仲良くなってモフったりして広く世界で暮らしている。
・他の種族
他にも色々な種族がいる。
・クリッペンヴァルトとベスシャッテテスタル
両方とも、主に地形的にエルフを中心とした国。クリッペンヴァルトはエルフの他にも色々な種族がいて、ベスシャッテテスタルはエルフばっかり。どちらが正しいということもなくそれぞれの考えだけど、それだけに中々分かり合えないままのお隣同士。
・魔物など
鬼を始めとする「こわいもの」の話はこの世界でも同じようにたくさんあるが、その中には実在するものや、実在どころかその辺にいて暮らしを脅かすものも結構いる。ところが実在しないものも同じように語られるため、「よく分からない怖いもの」であるところはこちらの世界とも似ている。
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※基本的には、作中に出てくるものは作中で描写するようにしていますが、物語の進行によって新たに登場した種族やもの等を加筆することがあります。
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