34 / 42
第二章 猫カフェ編
猫カフェの新メニューの考案!
しおりを挟む
僕は今、調理台の上にワイバーンのお肉、オークのお肉、ロックバードのお肉を並べて悩んでいた。
どうしてかと言うと、味噌ラーメンに続くカフェの新メニューを考えていたからなんだ。
作りたい料理は決まっていて、それに使うお肉を何にしようか悩んでいるところ。
「う~ん……どれ使っても美味しいからなぁ」
ここはやっぱりみんなに試食して貰って決めようかな。
もうすぐお昼だし、お昼ご飯としてだそう。
僕は大きなお鍋の中にお肉を入れて焼いていく、そこに野菜を入れて、ルビィの畑産ハクサイとネギ。実際の名前はハクサーイとネェギって名前でちょっと違うんだけれど、見た目も前世のそれにしか見えないし、そう呼んでいる。
これに醤油、キラービーの蜂蜜、お酒で味を整え豆腐やキノコも入れて煮込んでいくとスキヤキの完成! ロックバードのお肉、オークのお肉でも同じように作り、大きなお鍋三つが完成した。
すき焼きは前世の僕の大好物だったんだ。それがいっぱい食べられるなんて幸せ!
『うんまそうな匂いがするっちねぇ~!』
「モチ太!」
匂いに釣られてやってきたモチ太が、僕の頭の上に飛び乗ってきて鍋を見つめる。
『なんだ? 大きな鍋料理が三つ?』
スイがやってきて出来上がったすき焼きを見ている。
同じような料理の鍋が三つも並ぶと不思議だよね。
「これはスキヤキって言ってね? 好きな食材を入れて焼いた後に煮て食べる料理なんだよ」
本当の由来は違うんだけれど、僕はお母さんからずっとそう聞いて育ったから、本当の名前の由来を知った時、なんだかお母さんが話してくれた方がいいなぁって思ったからみんなにもそう伝えた。
『へぇ~好きなものを入れて。良いなそれ! だがなんで三つもあるんだ?』
「ふふふ、実は中に入っているお肉が違うんだ。味付けもほんのすこーし変えてあるんだよ」
『肉かぁ! どれもうまそーだな』
僕がそう説明するとスイがお鍋をマジマジと覗き込む。
『これはオークにロックバードにワイバーンか?』
「そうなんだ! それぞれのお肉にいいところがあるからね」
僕とスイがスキヤキについて話していると。
『とりあえず早く食わせろっちぃぃぃ!』
モチ太が僕の頭の上でぴょんぴょんと跳ねる。まずいこのままだと今度はよだれが落ちてくる!
「分かったから、お皿に入れるから待っててね」
僕がそう言うとモチ太は定位置の椅子にバビュンと高速移動した。
この後、ハク、ルリ、ルビィも加わりみんなでワイワイとお鍋をつつきながらいろんな話をした。
結局どれも美味しいってことで、お客さんが自分で選べるようにして、どのお肉でも出したらって事になった。
確かにそれだと次はこのお肉でスキヤキを食べようってなるかもだしね。
スキヤキの味はとっても美味しかったんだけど、それよりみんなで鍋を囲うって最高に楽しいことが分かった。
途中、モチ太とルリがお肉の取り合いしてたけど、それもいい思い出。
どうしてかと言うと、味噌ラーメンに続くカフェの新メニューを考えていたからなんだ。
作りたい料理は決まっていて、それに使うお肉を何にしようか悩んでいるところ。
「う~ん……どれ使っても美味しいからなぁ」
ここはやっぱりみんなに試食して貰って決めようかな。
もうすぐお昼だし、お昼ご飯としてだそう。
僕は大きなお鍋の中にお肉を入れて焼いていく、そこに野菜を入れて、ルビィの畑産ハクサイとネギ。実際の名前はハクサーイとネェギって名前でちょっと違うんだけれど、見た目も前世のそれにしか見えないし、そう呼んでいる。
これに醤油、キラービーの蜂蜜、お酒で味を整え豆腐やキノコも入れて煮込んでいくとスキヤキの完成! ロックバードのお肉、オークのお肉でも同じように作り、大きなお鍋三つが完成した。
すき焼きは前世の僕の大好物だったんだ。それがいっぱい食べられるなんて幸せ!
『うんまそうな匂いがするっちねぇ~!』
「モチ太!」
匂いに釣られてやってきたモチ太が、僕の頭の上に飛び乗ってきて鍋を見つめる。
『なんだ? 大きな鍋料理が三つ?』
スイがやってきて出来上がったすき焼きを見ている。
同じような料理の鍋が三つも並ぶと不思議だよね。
「これはスキヤキって言ってね? 好きな食材を入れて焼いた後に煮て食べる料理なんだよ」
本当の由来は違うんだけれど、僕はお母さんからずっとそう聞いて育ったから、本当の名前の由来を知った時、なんだかお母さんが話してくれた方がいいなぁって思ったからみんなにもそう伝えた。
『へぇ~好きなものを入れて。良いなそれ! だがなんで三つもあるんだ?』
「ふふふ、実は中に入っているお肉が違うんだ。味付けもほんのすこーし変えてあるんだよ」
『肉かぁ! どれもうまそーだな』
僕がそう説明するとスイがお鍋をマジマジと覗き込む。
『これはオークにロックバードにワイバーンか?』
「そうなんだ! それぞれのお肉にいいところがあるからね」
僕とスイがスキヤキについて話していると。
『とりあえず早く食わせろっちぃぃぃ!』
モチ太が僕の頭の上でぴょんぴょんと跳ねる。まずいこのままだと今度はよだれが落ちてくる!
「分かったから、お皿に入れるから待っててね」
僕がそう言うとモチ太は定位置の椅子にバビュンと高速移動した。
この後、ハク、ルリ、ルビィも加わりみんなでワイワイとお鍋をつつきながらいろんな話をした。
結局どれも美味しいってことで、お客さんが自分で選べるようにして、どのお肉でも出したらって事になった。
確かにそれだと次はこのお肉でスキヤキを食べようってなるかもだしね。
スキヤキの味はとっても美味しかったんだけど、それよりみんなで鍋を囲うって最高に楽しいことが分かった。
途中、モチ太とルリがお肉の取り合いしてたけど、それもいい思い出。
60
お気に入りに追加
3,095
あなたにおすすめの小説
プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
時々おまけを更新しています。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。