もふもふ転生!~猫獣人に転生したら、最強種のお友達に愛でられすぎて困ってます~

大福金

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1巻

1-3

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「ん?」

 あれっ? 想像していたのと違う。まずくはないけれど……っぱい。
 これは失敗だ。だって失敗すると酸っぱくなるって、本に書いてあったから。
 これもなかなか美味しいんだけど、どうせなら成功したのを食べたい。
 ドラゴンの親子に失敗したものは食べさせられない。
 次は時間をもう少し調節したり、水分を取ったりして、成功したものを食べてもらおう。
 そう思っていたんだけれど……

『ん。おいし』
『美味いねぇ。煙をつけると魚が美味くなるのかい。面白いねぇ』

 僕が伝える前に、ドラゴンの親子は美味しそうに失敗作を食べていた。
 まずくはないし……美味しいんだけど、なんだか悔しい。
 だって、本当はもっと美味しいはずだから。次は絶対に成功してやる!


「どうかな?」
『おおっ! こりゃ、美味い。口の中に旨みが広がるね』
『ん。さっきのより、おいし』

 よし! 成功だ。
 あれから数時間。日が落ちて、辺りがすっかり暗くなった。
 燻製は、燻す前に葉っぱでしっかり水分を拭き取って、時間を変えてみたら、大成功した。
 この場所では、一時間弱くらい燻すのが丁度いいみたい。本に書いてある時間とは大違い。
 やっぱり経験って大事なんだね。
 本の知識だけではわからないこともいっぱいある。
 二回も失敗しちゃったけど、成功した時の嬉しさはその分大きい。

『もっと食べる』
『美味いねぇ。もっと食べるさね』

 ドラゴンの親子が、美味しそうに成功した燻製を食べている。
 それを見ていると、なんだか胸が温かくなって、満たされていく。
 嬉しい気持ちになって、僕も燻製を口に入れた。

「んんっ。美味し~い!」

 魚の甘みがギュッと凝縮されて、口の中に旨みと、香木のいい香りが広がる。
 美味しくて、とろけそう。

「幸せだぁ~」

 僕が想像していた味をはるかに超えていて、すごく感動した。
 次はどんなものを食べようかなって、ワクワクが止まらない。
 僕、異世界に来て、食いしん坊になったみたい。

「……もう暗くなっちゃったね」

 ずっと燻製を作るのに夢中だったから、あまり時間を気にしていなかった。
 昼間は空に二個、太陽みたいな明るく輝く惑星わくせいがあったんだけど、今はそれはなくて、その代わりに、月の何倍も大きい惑星が、三個輝いている。
 ピンクに、青に、黄色……

「……綺麗だなぁ……あれ……?」
『ん? おいっ、大丈夫かい!』
『猫!』

 ドラゴンの親子が、慌てて僕に向かって走ってきてる。どうしたのかな? ふふふ。変なの。
 僕はそのまま、気絶するように眠りについた。


        ★ ★ ★


 んん~! よく寝た。

「え? ここどこ?」

 目が覚めると、僕は敷き詰められたふかふかのわらの上で寝ていた。

「あ……子供ドラゴン」

 僕に寄り添うように、子供ドラゴンが寝ている。
 んん? 僕の尻尾を抱き枕にしてない? ちょっとくすぐったいから離してね。
 子供ドラゴンから尻尾をするりと抜き取って、周りを見回す。
 ここは……ドラゴンのお家? 洞窟どうくつ……かな?

『……起きた』
「あっ、おはよう」
『んっ』

 僕が立ち上がりキョロキョロしていると、子供ドラゴンが目をこすりながら、大きく欠伸あくびをする。
 あれ? お母さんドラゴンがいないな。外にいるのかな?
 そういえば、この子は四番目の子って言ってたけど、他の兄弟や姉妹はどこにいるのかな?
 そんなことを考えながら、陽の光が入ってくるほうに向かって歩いていくと……
 目の前には、朝日に照らされてキラキラと輝く泉があった。

「わぁ……絶景だね!」
『起きたのかい? 丁度、ご飯を狩ってきたところさ』

 声がするほうを向くと、朝日に照らされ優しく微笑む人が……

「え? お母さん!?」
『ん?』
「お母さん! どうしてここにいるの? 僕ね、会いたいって、ずっとずっと会いたいって思ってたんだ。僕ね、水をたくさん飲んでね、それに燻製も作って食べたんだよ! 美味しくて……ふうぅっ」

 泣きながら、思いっきりお母さんに抱きつく。

『おいおい? 猫よ、どうしたんだい?』
「え? 猫?」

 あ……よく見ると、すっごく似てるけどお母さんじゃない。
 目の色が金色だ。足元に子供ドラゴンが抱きついている。
 もしかして、これはお母さんドラゴンが人になった姿?

「……お母さんドラゴン?」
『そうだよ? 急に泣きながら抱きついてきたから、ビックリしたさね』
「ごっ……ごめっ。僕のお母さんに似てて……勘違いしちゃった」
『そうかい、そうかい』

 お母さんドラゴンは嫌がることなく、僕の頭を優しく撫でてくれる。
 その手の感触で、またお母さんのことを思い出して……涙が溢れて止まらなかった。
 そんな僕を、お母さんドラゴンはずっと優しく撫でてくれた。
 お母さんドラゴンの優しい手が触れるたび、寂しかった気持ちがやわらいでいく。
 前世のお母さんとお父さんに、ちゃんとお別れの挨拶ができなかったから、余計寂しく思うのかもしれない。
 撫でられて安心するなんて、僕って甘えん坊の子供みたい。恥ずかしい……

「ふぅ~」

 空気をいっぱい吸い込んで吐くと、なんだか落ち着く。

「ありがとう、もう大丈夫」
『そうかい? 私もふわふわな毛を撫でられて満足さ』
『ん。猫、もふもふ』

 お母さんドラゴンが僕をギュッと抱きしめ、子供ドラゴンが尻尾を抱きしめている。
 子供ドラゴン、尻尾好きなのかな。それに、僕の名前は猫じゃない。

「あのね、僕には大和やまとひいろって名前があるんだよ? 猫じゃなくて名前で呼んでくれる?」

 子供ドラゴンのほうを向き、目をしっかり見て名前を教える。

『な? にゃまと、ヒーロ?』
「や・ま・と」
『にゃまと』

 なんで『にゃ』になるの? 

「ヒイロでいいよ」
『ヒイロ』
「君の名前は?」
『名前? 四番目?』
「違う違う、そうじゃなくて、自分の名前だよ!」
『……? ない』

 子供ドラゴンは不思議そうに首を傾げる。
 名前がないってどういうこと!?

『我らは成人したら真名まなをいただくことができる。それまでは名はないんだよ』

 僕が困惑していると、お母さんドラゴンが教えてくれた。

「そうなの?」
『そうさね、それに真名は我らにとって大切な名だからね。誰にでも教えるようなことはしないんだ』

 なるほど。じゃあ、真名を教えてもらっても、むやみやたらに名前を呼べないってわけか。
 だったら――

「あの、僕が二人に、呼びやすいあだ名をつけてもいい?」
『ほう……ヒイロがつけてくれるのかい?』
『のかい?』

 ドラゴンの親子が、目を輝かせて僕を見る。どうやら嬉しいみたいだ。
 うーん? どんな名前がいいかな? 
 呼びやすくって、二人に似合う名前……

「ねぇ、お母さんドラゴンは『ハク』、子供ドラゴンは『ルリ』ってあだ名はどう? 二人とも瞳と同じ色の宝石から取ったんだけど」

 単純だけど、お母さんドラゴンは琥珀色こはくいろの瞳だから『ハク』、子供ドラゴンは瑠璃色るりいろの瞳だから『ルリ』。まんまだけれど、似合うと思う。

『宝石か……いいねぇ。ハク、気に入ったよ』
『ルリ、ルリ、ルリ』

 どうやら気に入ってもらえたようだ。ふふっ、よかった。

『今日から母、ハク! ルリ、ハク、ルリ、ハク!』
『好きに呼べばいいさね』

 よほど気に入ったのかルリが自分の名前とハクの名前を交互に呼んでいる。
 そういえばこの二人のステータスって、見られるのかな?
 そう思って、二匹に向けて《鑑定》を使う。


 【ハク】
   種族:エンシェント・ドラゴン  真名:金剛竜皇こんごうりゅうおう  
   年齢:5970  性別:女 
   ランク:SSS  強さ:99986
   スキル:アイテムボックス、りゅう
   魔法:全属性
   ※世界に八人しか存在しない古代こだいりゅうぞく。竜族の中では最高位にあたる種族。


 何このえげつないステータスは!? 強さの数値がバグってない? 
 年齢五千九百七十歳!? 人化した姿は僕のお母さんと変わらないほど若いのに!?
 竜族って不思議だ。
 って、あれ!? 真名まで見えちゃってる。
 これは……見なかったことにしよう。
 ちょっと待って! 世界に八人しかいないって書いてる!
 エンシェント・ドラゴンって、そんなにすごいの? じゃあ、ルリも?


 【ルリ】
   種族:エンシェント・ドラゴン  
   年齢:105  性別:女 
   ランク:S  強さ:56780
   スキル:りゅう
   魔法:全属性
   ※世界に八人しか存在しない古代こだいりゅうぞく。竜族の中では最高位にあたる種族。


 ルリもだ……
 ってか、ルリって僕よりはるかに年上だったの!? 見た目は幼女なのに。
 それに、二人とも恐ろしく強い……僕、仲良くなれてよかった。
 ハクとルリがすごいのはわかったんだけど、もしかして僕のステータスもすごかったりして。
 だって女神様がチート能力を授けてくれたわけだし。
 なんて、期待してステータスを開くと――


 【ヒイロ】
   種族:猫獣人(始祖しそ)  真名:大和ひいろ 
   年齢:10  性別:男 
   ランク:C  強さ:3560
   スキル:アイテムボックス、鑑定、健康な体
   魔法:全属性


 ハクたちと比べると明らかに低い。ランクだってC。
 これって多分普通だよね。いかに二人がすごいのか思い知る。
 あっ! 魔法のところ、全属性って書いてある。僕も魔法が使えるのかな?
 それは嬉しい。頑張って訓練すれば、ハクやルリみたいに火を出したり、水を出したり……できるようになるのかも。ふふふ。異世界での楽しみがまた一つ増えた。
 んん? よく見たら、スキルのところに書いてある《健康な体》って何? 
 僕が『絶対病気にならない健康な体が欲しい』ってお願いしたからだと思うんだけど。
 これは病気にならないスキルってことかな? それだと嬉しいな。

『ヒイロ? 何、ボーッとしてるんだい? 朝食を食べよう』

 おっと、ステータスに夢中になってた。ハクの声で我に返る。
 そういえば、さっきからお腹がぐるると鳴っている。朝ごはんは何かな?
 ハクが用意してくれた朝食を見ると――

「え……これ?」

 僕の目の前に大きな肉塊が置かれている。

「ハク? これは?」
『ビッグボアだよ。今の時期はあぶらがのっていて美味いんだよ』
『ん。おいし』

 そう言って二人はビッグボアの肉塊に齧り付く。
 これも生のまま食べるの? 生肉をそのまま食べるのは、流石にちょっと怖いなぁ。
 昨日と同じで、焼いて調理しよう。
 僕は慌てて木の枝を集め、焼く場所を作る。

『ヒイロ何やってるのさ? 食べないのかい?』

 朝食を食べずに枝を集めている僕を見て不思議に思ったのか、ハクが近寄ってきた。

「ふふ。見てて? このお肉をもっと美味しくするから」
『おいしく?』
「そう」

 ルリに笑いかけながら、せっせと木の枝を並べる。
 こんな感じで大丈夫かな? あとは火をつけるだけ。

「ルリ、この枝に火をつけてくれる?」
『ん。わかた』

 食べやすい大きさに切った肉塊を木に刺し、それを火の周りに並べていく。
 そう、僕は串焼きを作っているんだ。味付けは塩のみなんだけど。
 それでも、生のまま食べるよりは美味しいはず。
 数分もすると、美味しそうな香りが辺りに漂ってきた。
 肉の脂が炭に落ちて、香ばしい匂いがする。もうそろそろ食べ頃だよね?
 僕は並べられた串を一本取り、そのまま頬張る。

「ふわぁぁぁぁぁぁ! うんまい!」

 ジューシーな肉汁で溺れちゃいそうだよ! 
 昨日食べた魚も美味しかったけど、お肉も美味しい。

『『ごくっ』』
「ん?」

 横を見ると、ハクとルリがヨダレを垂らし、串焼きを凝視していた。

「あははっ。ハクとルリも食べる?」
『もちろん』
『んっ!』

 そう言うと、二人は慌てて串焼きを手に取り、口に入れる。

『ほう……肉の甘みが増してるねぇ』
『うんまぁ』
『ヒイロは料理の天才だねぇ。長年生きてきたけど、こんなに美味い肉は初めて食べたよ』

 ハクとルリが美味しそうに肉を頬張りながら言う。

「そんなっ、塩つけて焼いただけだし……」
『塩っていうのかい? それだけでこんなにも美味くなるなんて、知らなかったよ。ヒイロはすごいねぇ』
「そっ、そう?」

 大した調理はしてないけど、褒められるのって嬉しい。
 もっと美味しい料理を、二人に作ってあげたい。
 他にも調味料を手に入れることができたらなぁ。近くに街や村があればいいんだけど。

「ねぇ、聞きたいんだけど、この近くに街か村はある?」
『近く? そうだねぇ。半日ほど西に飛んで、この森を抜けた先に、猫獣人の村があるねぇ』
「え? 猫獣人の村があるの? 行ってみたい!」
『あとで行ってみるといい。この子に案内してもらいな』
『この子、違う。ルリ!』

 頬をぷくりと膨らまし、ルリが怒る。

『ああ。そうだったね、ルリ』
『そう』

 ルリは満足そうに頷いた。

「猫獣人の村かぁ。それは楽しみだなぁ」

 同じ猫獣人、想像するだけでワクワクしちゃう。

『でもね、ヒイロ。獣人の村に行くんだ。流石に全裸ってのはまずいねぇ』
「……え?」
『うん。恥ずかしい』
「……全裸?」
『『うん』』

 ハクとルリが大きく頷く。

「ええええええええええええっ!?」

 ちょっと待って、僕って全裸だったの? 
 確かにふわふわな毛は生えているけど、何もまとっていない。
 猫の姿だから、全裸って自覚が全くなかった。
 僕……全裸でウロウロする子って思われてたの!?

「いやああああああああああっ」
『ドンマイ』

 ルリがそう言って、ポンッと僕の肩に手を置く。
 それが余計に恥ずかしさを増大させて、頭が沸騰ふっとうしそう。顔が熱い……
 はぁ、異世界転生、いいことばかりじゃなかったね。
 創造神様、せめて服を着せて転生させてください。

『そうさね。ちょっと待ってな』

 恥ずかしくてうずくまっていたら、ハクが僕の頭にポンと手を置いたあと、洞窟に入っていった。
 ルリは恥ずかしがっている僕を、さっきからニマニマしながら見ている。
 なんだか……裸って気付いちゃったら、羞恥心しゅうちしんがやばい。
 だけどさ、二人だってドラゴン姿の時は何も着てないじゃん。
 あ……もしかして見えないだけで実は着ているとか?
 やっぱり鱗が服の役割をしているのかな? だから人化した時に服を着ているの?
 むむむ。

『あった、あった。二番目のおさがりだけど、これを着たらいいよ』

 【竜の鱗で作られた服】
   市場には出回らないレア防具。
   攻撃力の低い攻撃は一切効かない。耐久性に優れている。


 鱗で作られた服? やっぱり鱗が服になってるんだ。
 しかもこの服、攻撃力が低い攻撃は効かないとか……流石、竜の鱗。

『さ、これならサイズも丁度いいだろう。着てみな』
「僕が着ちゃっていいの? そういえば、他の子供たちはどこにいるの?」
『いいんだよ。服なんてのは、鱗からいくらでも作り出せるんだからね。ルリ以外の子供たちは、皆独り立ちして、それぞれ別の場所で暮らしているよ』
「そうなんだ。ハク、素敵な服をありがとう」

 袖を通してみると柔らかくって、元が鱗だなんて思えない。
 見た目はオーバーオールみたいだけど、極上のシルクのような着心地だ。

「ふふふ。ハク、僕すっごく気に入ったよ」
『そうかい? そりゃ、よかったよ』
『ヒイロ似合ってる。でも尻尾出てない。さびしい』
「え?」

 ルリが僕のお尻を見る。
 そういえば、ルリは僕の尻尾が好きなんだった。
 確かに尻尾が右足のズボンのほうに一緒に入ってて、ちょっとだけ変な感じ。

『う~ん、そうさね。ヒイロ仕様に変更しようか』

 ハクが指をパチンッと鳴らすと、お尻のところに穴が開いて、尻尾がモフッと出てきた。

『ん。いい』
「わっ、ルリ。尻尾を握らないで!」
『さわり心地、いい』
「もうっ!」

 ルリから自分の尻尾を奪い返す。
 寂しそうに尻尾を見てるけど、くすぐったいからダメ。

『あははっ、仕方ないさね。ルリは初めて獣人を見たからね、尻尾が珍しいんだよ』
「そうなの?」
『ああ。我ら竜族は滅多に人間や獣人がいるところにはいかない。竜族の国にいるか、人気ひとけのない場所に寝床を作って生活しているからね。ちなみにこの深淵しんえんもりは、どこの領地にも属していないさね。魔物たちが強すぎて、誰も入ってこれないのさ。だから、我らの住処にちょうどいいさね』

 竜族の国! なんだかカッコいい。
 いつか行ってみたいなぁ。でも人間や獣人がいるところには行かないって言っていたから、僕が行っても、受け入れてもらえないかも。

「竜族は他の種族とあんまり交流をしないんだね」
『そうさね。二番目は変わり者だから、人のフリをして人族と共に暮らしているね』

 変わり者。二番目の子に、ちょっと会ってみたいって思っちゃった。

『よし、ヒイロ行く』
「え?」

 ルリがドラゴンの姿に変身した。

『背中、乗って』
「え? 空を飛んでいくの?」
『ん。そう』

 てっきり、森を歩いていくのかと思ってた。

『歩いたら、何日もかかる』
「そんなに遠いの!?」
『そりゃそうさね。この森を抜け、さらに一時間ほど飛んだところに、猫獣人の村がある。さらにその先には、獣人国の王都があるんだよ』
「ふわぁぁぁぁ」

 獣人国の王都! 
 色んな獣人がいるんだろうなぁ。 
 なんだか一気にファンタジーな感じになってきたぞ。
 王都にもそのうち行ってみたいなぁ。


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