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魔王討伐編
大賢者カスパール孫達に喜ばれる
しおりを挟む「帰ったのじゃ!」
『お帰りっ主~!』
『お帰りなさーい!』
『カスパール様待っていた。』
『待ってたっす!』
『主!今日は何処に行ってたんだ?』
「今日はの?食材を売ってる店とデボラの所でコレを貰って来たのじゃ‼︎」
カスパールはテーブルに高貴なるオソロを並べる。
『わぁー!カッコ良いな!この魔石の色は…俺の青と主の紫…それとこの赤は…‼︎』
ケルベロス達が瞳を潤ませ答える。
『これは私達の赤ね…カスパール…さっま…うっ…うう』
『俺達の赤…』
『カスパールざ…ま…』
「皆、ワシの可愛い孫達じゃからの!デボラに皆同じ高貴なるオソロを作って貰ったのじゃ」
『皆同じ…カッコ良いな。青と紫と赤』
ケロベロス達は泣きすぎて言葉が話せない…
泣きながらカスパールに抱きつく。
『何じゃ?おいおい泣くほどカッコ良いか?そうじゃろ。この魔石はの?探し回ってやっと見つけたからの。』
カスパールはケロベロス達が泣いてるのはカッコ良いからだと思っている。
自分達の為にカスパールがしてくれた事に対して嬉しくて感動して泣いているとは全く思いもしないカスパール…
「さぁ!早速皆で高貴なるオソロをつけようではないか!」
『おう!』
『ふふ…』
『良いな…』
皆がウットリ自分の高貴なるオソロを眺めている。
「さぁ!ご飯にしようか!今日は何じゃ?三号よ!」
『今日は!カスパール様が買ってきてくれた本に載っていた。【どんぶり】に挑戦してみたの!』
三号が飯作りにハマるとはの…皆性格も個性も違うもんじゃの…
面白いわい。
ん?そう言えば王の話ってワシは聞いたかの?
ふむ……思い出せぬ
まっ良いか…
こうして楽しく充実した日が終わる
カスパール様!国の一大事ですよ。
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