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禁反魂の法理
ジオ・マギア
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夕食後、マキャートさんは少し待っていてくれと一旦その場を離れた。
彼が来るまでの間、時間ができた私たちはそれぞれ想いのままに過ごすこととした。
「それにしても、よく獣肉なんて調達できましたね。ここに来るまで野生の獣の気配を一切感じなかったのに」
「驚くかもしれんが、コイツは海で取れたモンだ。知っているか? 魔物は遠方に移動する際、海を泳いで渡るんだぞ」
ここでの暮らしや自身の冒険譚をトルテに面白おかしく語るミノ船長。
よほど、話相手が欲しかったのか? 聞き上手な彼女に早くも心を許している。
さすが、トルテ。
商人と名乗っているだけはある、人心を掌握するのが上手い。
ミノさんが悪人面だという点を除けば、二人はお爺ちゃんと孫のように見え微笑ましくさえ思えてくる。
その隣では寡黙になったまま、独り飲みを楽しむオイスタがいた。
お酌でもしようかと酒瓶を向けると、彼は頑なに首を横に振るう。
まだ、私達の事を嫌っているのかな?
「ソイツは女に免疫がないんじゃ。特におぼこい女子にはなぁー」
「そ、そげん事なか!!」
「あら、まぁ」
ハーンに茶化され、オイスタの顔が真っ赤になっていた。
本人は酒に酔ったふりをして誤魔化しているつもりだけれども、恥ずかしがっているのは誰の目から見ても明白だ。
「ニヤニヤすんな。見っともない」
上機嫌になる私に苦言を呈してくれるのは糞猫のバーナード君。
ハーンと一緒になってチンチロリンをやっている君だけには、言われたくない。
「そういえば、この船の船員ってもう一人いたよね?」
ふと、乗船した時に見かけた少年を顔が浮かんだ。
どういうわけか? 誰も彼の事を話そうとしないし、彼の方からも姿を見せようともしない。
夕食の時も、それは変わらず疑念は深まるばかりだ。
「ウツロか、ワシらもアイツのことはよう分からんけ」
「確か、この船を発見した時には、すでに船内に独りでいたとね。だな~、センチョ―」
「おうよ、普段から表情一つ変えず、死人みたいにボゥーとしている奴だが、言われた事は理解できるし良く働くから兵団の一員として役立ってくれている」
「兵団?」
「おや、気になるかねぇー!?」
些細な私の一言に、船長を筆頭にクルーたちが、突如として色めき立った。
三人は厨房の前に集結するとひそひそと打ち合わせを始め出したが、一体何を企んでいるのやら。
こちらとしては、さほど興味がないのでさっさと済ませて欲しい。
でなければ、話を打ち明けられた時に無意味なまでに驚いたフリをしなければならない。
「いいか、諸君。我々は海賊とよく間違われるが、決して賊風情ではないぃっぃぃ!! 我らの真なる正体!! それは――――」
「待たせて済まない! 準備ができたから早速、始めよう!?」
三人にとって最悪のタイミングでマキャートさんが帰ってきた。
船長の口上を台無しにされ、石仏のごとく身動きしなくなった彼らには全く気づかず、テーブルの上に運んできた機材を順々に並べていく。
ミノさんたちが不憫で仕方ないけれど、勿体ぶって正体を明かそうとしなかったのも失敗の要因なのだ。
そこら辺は学んで欲しい。
「バーナードから、色々と事情は聞かせてもらったよ。モチさん、頼み事は少し後回しになるけど良いかな?」
準備を済ませたマキャートさんが開口一番にそう告げた。
気ばかり焦って仕方ないが、無償で依頼を引き受けてくれる上に、私がとやかく言う権利はもとからない。
「構いません」と短く返事をする。
「さて、先刻話をした魔道具の件なんだけど、コレを見てくれ」
彼がテーブルに置いていたのは、ジオラマという地理模型だった。
私には馴染みなく骨董品同然だけど、物を見る限りサクリファイス城と周辺の遺跡を示している。
まさか!? 彼はこれを作るためだけに自室に戻っていたと言うのだろうか?
だとしたら……どうしようもなく苦労人だ! この人。
「仮に、この模型をサクリファイスそのものに見立てると魔道具の仕掛けはこうなる」
模型の一部を掴んだまま彼が引き抜くと切り分けたピザ生地のように本体から外れた。
同様、別箇所も抜き取り互いの位置を移動させ、はめ込む。
サイズが一緒なのだから当然、ジオラマはピッタリと合う。
「なるほど、そうやって海が作られたのか」
「そういう事だ。この魔道具は指定した地形をパズルのように組み換えられるという七大秘宝の一つ、ジオ・マギアと推測される。推測というのは、ここにいる誰一人として魔道具の本体を見ていないからだ」
「見ていないのに特定できるんですか?」
私の疑問にマキャートさんは同意だといわんばかりに微笑をこぼすと、一枚の鉄板を袋の中から取り出した。
「証拠ならある。この弁当箱サイズの板は、この遺跡で発見したものだ。ジオプレートと呼ばれているもので、世界のどこかにあると噂されていたジオ・マギアの末端パーツになる。プレートの方は世界中から幾つか発見されているけど、本体が見つからない以上は使いようがない代物だと今日まで言われ続けてきたけれど――」
「それで、このサクリファイスに機能している魔道具があると言っていたんですね」
「この不可解な現状を考えれば、そうとしかいいようがないよ!! なんて事だ、コイツは天理の天秤発掘以来の世紀の大発見になるぞ!!」
存在しない海に加え、魔道具専用プレートの発見。
それらは魔道具の専門ではない、地理学者ですらカンフル剤となるらしい。
いや、マキャートさんにとってはかもしれない……確証がわずかにあるのなら可能性を追求したいという想いが、彼の心を熱烈に奮い立たせているのだろう。
その感覚はある意味、多くの魔法使いが持ち合わせている気質と類似している。
「その話、聞いたことがあります。確か学会でも有名なギデという冒険者の方が以前、世界中の魔道具について調査していたんですよね。七大秘宝もほとんど彼が発見したものだとか?」
意外にも、学者特有のテンションの高さに平然とついてこれていたのはトルテだった。
男連中はというと、心底興味がないらしくグッタリとしているか、話も聞かずに飛んでいる虫を目で追いかけているかだ。
というか、ギデ……どこかで聞いたような!
「もしかして、トルテ! ギデってワイルドハンターの!?」
「ええっと、そう……なんですかね?」
少し話に食いつき過ぎたようだ。トルテとの間に見えない薄壁が出来てしまったのかもしれない。
けれど、あのワイルドなハンターが話に上がってきたんだ。
素知らぬふりなんかできやしない!
彼が、何故ゆえに世界中を冒険するのか常々、疑問に思ってはいた。
まさか、観光地の情報収集だけでは飽き足らず魔道具調査もこなしていたとは、随分と多才な人なのだろう。
しかし、待て……そうなるとワイルドという通り名は一体何を示すものなのだろう。
ギデがワイルドたる所以、まだ私の知らないギデがあるというのか……。
「モチさんはギデ氏に関心があるみたいだね。良かったら、ワタシが持っている彼の書籍、ワイルドハンター大地を駆けるを進呈しようか?」
「本当ですかー! マキャートさん、是非。そういえば私、ここに来るまえにその板に似たモノを魔物から掠め取ったんです!」
「なんだってー! それもプレートの一つなのかもしれない。いや、ジオ・マギアがここにあるんだ。そうでないとおかしい。見せてくれ、モチさん!」
「ええ――と……実はそこにあるん……ですけど」
私はゆっくりとスキスキの鍋の方を指差した。
鍋の真下からちょっと見えている鍋敷き、それこそが例の戦利品である。
真四角だったのが悪かったのだ、形が整っていて熱に強いのなら誰だって鍋の下に差し込みたくなるのが人情だ。
「ガッ――デム!! 歴史的な価値が――ぁあああ―― ワタシのロマンががが――」
あまりの衝撃と苦痛に、マキャートさんの人格が崩壊してしまった。
そこから、全員で元の状態に戻すのに三十分はかかった。
彼が来るまでの間、時間ができた私たちはそれぞれ想いのままに過ごすこととした。
「それにしても、よく獣肉なんて調達できましたね。ここに来るまで野生の獣の気配を一切感じなかったのに」
「驚くかもしれんが、コイツは海で取れたモンだ。知っているか? 魔物は遠方に移動する際、海を泳いで渡るんだぞ」
ここでの暮らしや自身の冒険譚をトルテに面白おかしく語るミノ船長。
よほど、話相手が欲しかったのか? 聞き上手な彼女に早くも心を許している。
さすが、トルテ。
商人と名乗っているだけはある、人心を掌握するのが上手い。
ミノさんが悪人面だという点を除けば、二人はお爺ちゃんと孫のように見え微笑ましくさえ思えてくる。
その隣では寡黙になったまま、独り飲みを楽しむオイスタがいた。
お酌でもしようかと酒瓶を向けると、彼は頑なに首を横に振るう。
まだ、私達の事を嫌っているのかな?
「ソイツは女に免疫がないんじゃ。特におぼこい女子にはなぁー」
「そ、そげん事なか!!」
「あら、まぁ」
ハーンに茶化され、オイスタの顔が真っ赤になっていた。
本人は酒に酔ったふりをして誤魔化しているつもりだけれども、恥ずかしがっているのは誰の目から見ても明白だ。
「ニヤニヤすんな。見っともない」
上機嫌になる私に苦言を呈してくれるのは糞猫のバーナード君。
ハーンと一緒になってチンチロリンをやっている君だけには、言われたくない。
「そういえば、この船の船員ってもう一人いたよね?」
ふと、乗船した時に見かけた少年を顔が浮かんだ。
どういうわけか? 誰も彼の事を話そうとしないし、彼の方からも姿を見せようともしない。
夕食の時も、それは変わらず疑念は深まるばかりだ。
「ウツロか、ワシらもアイツのことはよう分からんけ」
「確か、この船を発見した時には、すでに船内に独りでいたとね。だな~、センチョ―」
「おうよ、普段から表情一つ変えず、死人みたいにボゥーとしている奴だが、言われた事は理解できるし良く働くから兵団の一員として役立ってくれている」
「兵団?」
「おや、気になるかねぇー!?」
些細な私の一言に、船長を筆頭にクルーたちが、突如として色めき立った。
三人は厨房の前に集結するとひそひそと打ち合わせを始め出したが、一体何を企んでいるのやら。
こちらとしては、さほど興味がないのでさっさと済ませて欲しい。
でなければ、話を打ち明けられた時に無意味なまでに驚いたフリをしなければならない。
「いいか、諸君。我々は海賊とよく間違われるが、決して賊風情ではないぃっぃぃ!! 我らの真なる正体!! それは――――」
「待たせて済まない! 準備ができたから早速、始めよう!?」
三人にとって最悪のタイミングでマキャートさんが帰ってきた。
船長の口上を台無しにされ、石仏のごとく身動きしなくなった彼らには全く気づかず、テーブルの上に運んできた機材を順々に並べていく。
ミノさんたちが不憫で仕方ないけれど、勿体ぶって正体を明かそうとしなかったのも失敗の要因なのだ。
そこら辺は学んで欲しい。
「バーナードから、色々と事情は聞かせてもらったよ。モチさん、頼み事は少し後回しになるけど良いかな?」
準備を済ませたマキャートさんが開口一番にそう告げた。
気ばかり焦って仕方ないが、無償で依頼を引き受けてくれる上に、私がとやかく言う権利はもとからない。
「構いません」と短く返事をする。
「さて、先刻話をした魔道具の件なんだけど、コレを見てくれ」
彼がテーブルに置いていたのは、ジオラマという地理模型だった。
私には馴染みなく骨董品同然だけど、物を見る限りサクリファイス城と周辺の遺跡を示している。
まさか!? 彼はこれを作るためだけに自室に戻っていたと言うのだろうか?
だとしたら……どうしようもなく苦労人だ! この人。
「仮に、この模型をサクリファイスそのものに見立てると魔道具の仕掛けはこうなる」
模型の一部を掴んだまま彼が引き抜くと切り分けたピザ生地のように本体から外れた。
同様、別箇所も抜き取り互いの位置を移動させ、はめ込む。
サイズが一緒なのだから当然、ジオラマはピッタリと合う。
「なるほど、そうやって海が作られたのか」
「そういう事だ。この魔道具は指定した地形をパズルのように組み換えられるという七大秘宝の一つ、ジオ・マギアと推測される。推測というのは、ここにいる誰一人として魔道具の本体を見ていないからだ」
「見ていないのに特定できるんですか?」
私の疑問にマキャートさんは同意だといわんばかりに微笑をこぼすと、一枚の鉄板を袋の中から取り出した。
「証拠ならある。この弁当箱サイズの板は、この遺跡で発見したものだ。ジオプレートと呼ばれているもので、世界のどこかにあると噂されていたジオ・マギアの末端パーツになる。プレートの方は世界中から幾つか発見されているけど、本体が見つからない以上は使いようがない代物だと今日まで言われ続けてきたけれど――」
「それで、このサクリファイスに機能している魔道具があると言っていたんですね」
「この不可解な現状を考えれば、そうとしかいいようがないよ!! なんて事だ、コイツは天理の天秤発掘以来の世紀の大発見になるぞ!!」
存在しない海に加え、魔道具専用プレートの発見。
それらは魔道具の専門ではない、地理学者ですらカンフル剤となるらしい。
いや、マキャートさんにとってはかもしれない……確証がわずかにあるのなら可能性を追求したいという想いが、彼の心を熱烈に奮い立たせているのだろう。
その感覚はある意味、多くの魔法使いが持ち合わせている気質と類似している。
「その話、聞いたことがあります。確か学会でも有名なギデという冒険者の方が以前、世界中の魔道具について調査していたんですよね。七大秘宝もほとんど彼が発見したものだとか?」
意外にも、学者特有のテンションの高さに平然とついてこれていたのはトルテだった。
男連中はというと、心底興味がないらしくグッタリとしているか、話も聞かずに飛んでいる虫を目で追いかけているかだ。
というか、ギデ……どこかで聞いたような!
「もしかして、トルテ! ギデってワイルドハンターの!?」
「ええっと、そう……なんですかね?」
少し話に食いつき過ぎたようだ。トルテとの間に見えない薄壁が出来てしまったのかもしれない。
けれど、あのワイルドなハンターが話に上がってきたんだ。
素知らぬふりなんかできやしない!
彼が、何故ゆえに世界中を冒険するのか常々、疑問に思ってはいた。
まさか、観光地の情報収集だけでは飽き足らず魔道具調査もこなしていたとは、随分と多才な人なのだろう。
しかし、待て……そうなるとワイルドという通り名は一体何を示すものなのだろう。
ギデがワイルドたる所以、まだ私の知らないギデがあるというのか……。
「モチさんはギデ氏に関心があるみたいだね。良かったら、ワタシが持っている彼の書籍、ワイルドハンター大地を駆けるを進呈しようか?」
「本当ですかー! マキャートさん、是非。そういえば私、ここに来るまえにその板に似たモノを魔物から掠め取ったんです!」
「なんだってー! それもプレートの一つなのかもしれない。いや、ジオ・マギアがここにあるんだ。そうでないとおかしい。見せてくれ、モチさん!」
「ええ――と……実はそこにあるん……ですけど」
私はゆっくりとスキスキの鍋の方を指差した。
鍋の真下からちょっと見えている鍋敷き、それこそが例の戦利品である。
真四角だったのが悪かったのだ、形が整っていて熱に強いのなら誰だって鍋の下に差し込みたくなるのが人情だ。
「ガッ――デム!! 歴史的な価値が――ぁあああ―― ワタシのロマンががが――」
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