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天上へ続く箱庭
コアの恩恵
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ゾイから告げられた言葉により、改めて自覚の足りなさを実感させられる。
彼らビーンズ一家が外部に流出させないよう、己が命をかえりみず、ひた隠しにしてきた事の一端を私に開示しようとしている。
私が、ある程度まで事情を知っていたとしても打ち明けようする彼らの覚悟は相当重いものだろう。
それほど深いところまで関わってしまったのだ、魔導士として。
もう、後戻りできない……けど、それ以上の興奮、高揚感が私を襲う。
目の前に広がる施設。
中央にはプリズムというのだろうか……彩とりどりの光沢を放つ見たことのない金属のオブジェクトがある。
それは、まるで巨大な杖を模した柱。大魔導士が持つような尊厳の象徴、複雑繊細に成形されたソレの表面には、膨大な情報量を含む術式、フォーミュラから成る魔法陣が幾重にも張り巡らされ可動している。
言わば、魔術と科学の融合体――魔導とは異なる別の到達点。魔法の極致。
言語化すれば様々な呼称が浮かび上がてキリがない。
現世ならともかく、この世界において誰がどう考案すれば、これほどまで美しい術式に物質としてのカタチを与えられるというのだろうか?
機械を駆使したオーバーテクノロジー……材質もそうだが、細かな部品一つとってもどう加工してあるのか? 機械工学に疎い私には想像もつかない事だ。
ただ、一つだけはっきり言えるのはここにある機械設備は私の知っている科学とは異なるものだ。
そもそも魔法と科学、相対する力が融合するなどと、双方の分野における学者からしたら腰を抜かすレベルで在ってはならない事だ。
明らかに現世の科学力さえも超越してしまっている。
「嬉しそうですわね。やはり、魔導士として惹かれるものがあるのかしら?」
「勿論! 興味がつきないよ。これほどのモノがどうしてここにあるのか? 誰が、このオブジェクトを作ったのか? どういう効果を持つ術式なのか!? 調べようとしただけでも疑問が増していくばかり――ホント、とんでもない代物だよ!」
見ているだけでワクワクが止まらない。いくら神眼を用いてアーカイブスを開こうともNo dataとしか表示されない。
こんな事は一度もない! とどのつまり、この世界において規格外な物体なのだ。
そして、歴代のアーカイブス所持者が誰一人として明かす事ができなかった空想科学の結晶に私は今、接触したのだ。
「瞳を輝かせているところ良いからしら?」ゾイが堰を切るように説明し出す。
そうだった……今は、彼女から色々と聞かないといけない事がある。
「ここにある建造物はセフィロトの柱と呼ばれるもので、七年前に聖王国から派遣された技師団により建造された設備ですわ。セフィロトの制御装置には、ダンジョンコアに蓄積されたエネルギーを村の地下にあるレイラインに通し、放流させる機能が備わっています。またコアの調整――メンテナンスも可能で、私たちは定期的に装置で記録したコア……リシリの生体データを聖王国に送っていましたわ」
「エネルギーとは? どうして外部に放流しないといけないの?」
「ダンジョンコアは使用せずとも、時間経過ともに自然と膨大なマナエネルギー蓄積していきますわ。自然界にあった以前は地脈などにエネルギーが流れ込んでいたのでしょう、異常が起きても微々たるものでした。でも人手に渡れば違う――貴女もご存じの通り、リシリは今コアの器になっています……いくら、肉体的適性があっても人の体内にエネルギーを留めておくには限界がありますわ。どこかで、出さなければ暴発しますのよ」
「そう……それでここいら一帯のレイラインが潤っているわけなんですね」
素っけない言葉とは、裏腹に頭の中は永久機関という単語であふれかえっていた。
このお姉さんは、分かっているのだろうか? この村がとんでもない物を抱えているという現状を。
話の様子からして聖王国とは、他所の国家らしいが、ダンジョンコアなんてチートアイテムの類だ。喉から手が出るほど欲しいに違いない。
それをしないのは、指導者たる者がよほど聡明なのか……悪い意味で物事をよく理解しているのだろう。
ダンジョンコアの存在がに世間に知れ渡れば、たちまち所有権を巡り争いになる。
ぶっちゃけ、戦争に発展してもおかしくはないレベルだ。
さらにセフィロトの柱とセットで、恐ろしいシステムを構築してしまった。
何とかしてリシリちゃんからコアを摘出しなければ……いつまでも、コアにより運命を左右されている彼女が不憫で仕方ない。
「ずっと、訊きたかったんですけど、どうしてリシリちゃんがコアの器なんですか? お婆ちゃんや……あの人の話によれば十年前の時点でただのアイテムだったはず――」
私の質問にゾイは少し表情を固めた。彼女は、しばし考えこんだ後「今から話すことは他言無用で、特にリシリには」と一言告げた。
「あの子にコアを移植したのは、あの子の母親よ。アリシア先生と一緒に移住してきた、元帝国軍医のイルシャ。軍医とは表の顔、あの女こそがダンジョンコアを暴走させた張本人、錬金術師のイルシャ!」
言葉が声にならなかった――
自分の娘を何だと思っているんだ! その憤りだけが反芻してならない。
「あの女の身に何があったのか知りえませんが、私は嫌いでした。アレは尋常ではないほど父に心酔していました。イルシャだけじゃありません――弟たちは今も尚、父を誇りと慕っていますが私は昔から軽蔑して……話がそれましたわ……とにかく、イルシャは父の気を惹く為だけにコアを起動させ、自身の娘を用いて制御しようとして失敗し自身の命を落とした。そう――失敗だったのですわ、奴らが現れるまでは」
「皇帝と魔女ね。その時なんですよね? あなたたちも魔女の呪いを受けたのは……」
「気づいていたのね。そう、ディングリングは私たち姉弟にそれぞれ役目を与えましたの、コアを管理させる為に。奴らの目的は不明ですけど、コアを成長させると言っていましたわ」
「成長か、確かに……皇帝が、そんな事を言っていたような気がする。それで、あなたたちは何を約束したの?」
「私はコアの操作管理、カシュウはコアの守護、ナックは非常時の対処かしら。この呪いがあるせいで私たちは、迂闊に村から離れることができない。だから私は、コアのエネルギーをレイラインに流して村の周辺一帯までダンジョン化させ行動範囲を拡張していきましたのよ」
だ、ダンジョンだったのかぁ……この村自体。
ようやく、村に漂う違和感の正体がつかめた。
妙に納得してしまう自分がいる。
多分、私の興味がセフィロトの柱に完全シフトしたから、どうでもよくなっているんだと思う。
どうりで、村外の溝といい構造的に不自然な箇所だらけなわけだ。
すべてはゾイ姉さん、監修の元で造形されているのだから――
そりゃ、いきなり訳もわからない壁とかも飛び出してきますわ。
「二人は分かったけど、ナックのコアの対処って……?」
「スタンピードですわ。十年前のスタンピードも超獣化したナックが食い止めてくれたおかげで、私たちは全滅をまぬがれました。あのままだったら、この地は人が住めない場所になっていた事でしょうね」
「ああ! それでカシュウはナックを」
「ええ、ビーンズ家の次期当主は自分よりナックの方が相応しいと宣言しているぐらいに。今でも、思い出す度に心が痛みますわ。仕方のない事とはいえ、まだ十歳に満たない弟一人を魔物と戦わせてしまったのですもの。ですから魔物になったとしても、私達だけはあの子の味方であろうとカシュウと誓ったのです」
過去の大惨事、それはそこに住まう人々から数多くのモノを奪い去った。
どんなに悔いても、それらが戻ることは叶わない。
それでも、彼らは生き残った……そして、固く誓い合った。
これから先、より互いの絆を深めてどんな逆境でも共に乗り越えようと。
彼らビーンズ一家が外部に流出させないよう、己が命をかえりみず、ひた隠しにしてきた事の一端を私に開示しようとしている。
私が、ある程度まで事情を知っていたとしても打ち明けようする彼らの覚悟は相当重いものだろう。
それほど深いところまで関わってしまったのだ、魔導士として。
もう、後戻りできない……けど、それ以上の興奮、高揚感が私を襲う。
目の前に広がる施設。
中央にはプリズムというのだろうか……彩とりどりの光沢を放つ見たことのない金属のオブジェクトがある。
それは、まるで巨大な杖を模した柱。大魔導士が持つような尊厳の象徴、複雑繊細に成形されたソレの表面には、膨大な情報量を含む術式、フォーミュラから成る魔法陣が幾重にも張り巡らされ可動している。
言わば、魔術と科学の融合体――魔導とは異なる別の到達点。魔法の極致。
言語化すれば様々な呼称が浮かび上がてキリがない。
現世ならともかく、この世界において誰がどう考案すれば、これほどまで美しい術式に物質としてのカタチを与えられるというのだろうか?
機械を駆使したオーバーテクノロジー……材質もそうだが、細かな部品一つとってもどう加工してあるのか? 機械工学に疎い私には想像もつかない事だ。
ただ、一つだけはっきり言えるのはここにある機械設備は私の知っている科学とは異なるものだ。
そもそも魔法と科学、相対する力が融合するなどと、双方の分野における学者からしたら腰を抜かすレベルで在ってはならない事だ。
明らかに現世の科学力さえも超越してしまっている。
「嬉しそうですわね。やはり、魔導士として惹かれるものがあるのかしら?」
「勿論! 興味がつきないよ。これほどのモノがどうしてここにあるのか? 誰が、このオブジェクトを作ったのか? どういう効果を持つ術式なのか!? 調べようとしただけでも疑問が増していくばかり――ホント、とんでもない代物だよ!」
見ているだけでワクワクが止まらない。いくら神眼を用いてアーカイブスを開こうともNo dataとしか表示されない。
こんな事は一度もない! とどのつまり、この世界において規格外な物体なのだ。
そして、歴代のアーカイブス所持者が誰一人として明かす事ができなかった空想科学の結晶に私は今、接触したのだ。
「瞳を輝かせているところ良いからしら?」ゾイが堰を切るように説明し出す。
そうだった……今は、彼女から色々と聞かないといけない事がある。
「ここにある建造物はセフィロトの柱と呼ばれるもので、七年前に聖王国から派遣された技師団により建造された設備ですわ。セフィロトの制御装置には、ダンジョンコアに蓄積されたエネルギーを村の地下にあるレイラインに通し、放流させる機能が備わっています。またコアの調整――メンテナンスも可能で、私たちは定期的に装置で記録したコア……リシリの生体データを聖王国に送っていましたわ」
「エネルギーとは? どうして外部に放流しないといけないの?」
「ダンジョンコアは使用せずとも、時間経過ともに自然と膨大なマナエネルギー蓄積していきますわ。自然界にあった以前は地脈などにエネルギーが流れ込んでいたのでしょう、異常が起きても微々たるものでした。でも人手に渡れば違う――貴女もご存じの通り、リシリは今コアの器になっています……いくら、肉体的適性があっても人の体内にエネルギーを留めておくには限界がありますわ。どこかで、出さなければ暴発しますのよ」
「そう……それでここいら一帯のレイラインが潤っているわけなんですね」
素っけない言葉とは、裏腹に頭の中は永久機関という単語であふれかえっていた。
このお姉さんは、分かっているのだろうか? この村がとんでもない物を抱えているという現状を。
話の様子からして聖王国とは、他所の国家らしいが、ダンジョンコアなんてチートアイテムの類だ。喉から手が出るほど欲しいに違いない。
それをしないのは、指導者たる者がよほど聡明なのか……悪い意味で物事をよく理解しているのだろう。
ダンジョンコアの存在がに世間に知れ渡れば、たちまち所有権を巡り争いになる。
ぶっちゃけ、戦争に発展してもおかしくはないレベルだ。
さらにセフィロトの柱とセットで、恐ろしいシステムを構築してしまった。
何とかしてリシリちゃんからコアを摘出しなければ……いつまでも、コアにより運命を左右されている彼女が不憫で仕方ない。
「ずっと、訊きたかったんですけど、どうしてリシリちゃんがコアの器なんですか? お婆ちゃんや……あの人の話によれば十年前の時点でただのアイテムだったはず――」
私の質問にゾイは少し表情を固めた。彼女は、しばし考えこんだ後「今から話すことは他言無用で、特にリシリには」と一言告げた。
「あの子にコアを移植したのは、あの子の母親よ。アリシア先生と一緒に移住してきた、元帝国軍医のイルシャ。軍医とは表の顔、あの女こそがダンジョンコアを暴走させた張本人、錬金術師のイルシャ!」
言葉が声にならなかった――
自分の娘を何だと思っているんだ! その憤りだけが反芻してならない。
「あの女の身に何があったのか知りえませんが、私は嫌いでした。アレは尋常ではないほど父に心酔していました。イルシャだけじゃありません――弟たちは今も尚、父を誇りと慕っていますが私は昔から軽蔑して……話がそれましたわ……とにかく、イルシャは父の気を惹く為だけにコアを起動させ、自身の娘を用いて制御しようとして失敗し自身の命を落とした。そう――失敗だったのですわ、奴らが現れるまでは」
「皇帝と魔女ね。その時なんですよね? あなたたちも魔女の呪いを受けたのは……」
「気づいていたのね。そう、ディングリングは私たち姉弟にそれぞれ役目を与えましたの、コアを管理させる為に。奴らの目的は不明ですけど、コアを成長させると言っていましたわ」
「成長か、確かに……皇帝が、そんな事を言っていたような気がする。それで、あなたたちは何を約束したの?」
「私はコアの操作管理、カシュウはコアの守護、ナックは非常時の対処かしら。この呪いがあるせいで私たちは、迂闊に村から離れることができない。だから私は、コアのエネルギーをレイラインに流して村の周辺一帯までダンジョン化させ行動範囲を拡張していきましたのよ」
だ、ダンジョンだったのかぁ……この村自体。
ようやく、村に漂う違和感の正体がつかめた。
妙に納得してしまう自分がいる。
多分、私の興味がセフィロトの柱に完全シフトしたから、どうでもよくなっているんだと思う。
どうりで、村外の溝といい構造的に不自然な箇所だらけなわけだ。
すべてはゾイ姉さん、監修の元で造形されているのだから――
そりゃ、いきなり訳もわからない壁とかも飛び出してきますわ。
「二人は分かったけど、ナックのコアの対処って……?」
「スタンピードですわ。十年前のスタンピードも超獣化したナックが食い止めてくれたおかげで、私たちは全滅をまぬがれました。あのままだったら、この地は人が住めない場所になっていた事でしょうね」
「ああ! それでカシュウはナックを」
「ええ、ビーンズ家の次期当主は自分よりナックの方が相応しいと宣言しているぐらいに。今でも、思い出す度に心が痛みますわ。仕方のない事とはいえ、まだ十歳に満たない弟一人を魔物と戦わせてしまったのですもの。ですから魔物になったとしても、私達だけはあの子の味方であろうとカシュウと誓ったのです」
過去の大惨事、それはそこに住まう人々から数多くのモノを奪い去った。
どんなに悔いても、それらが戻ることは叶わない。
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