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天上へ続く箱庭
ワルプルギス
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「そこにいるんだろっ!? 隠れてないで出てこい!!」
それまで表立って感情を出さなかったカシュウが初めて顔を歪めた。
焦燥と不安が入り混じったかのように、ソワソワとしきりに周囲を気にする様は最早、取り乱しているといっても過言ではない。
何が、この男をここまで追い詰めるのか? リアクションを見る限り、人間だというのは窺える。
問題は、私の索敵魔法を使っても確かな存在が掴めないこと。
なのに……さきほどから、エントランスホールの空気が妙に息苦しく感じる。
確実にいる……そして、その何かに私自身もあてられて感じ始めている。
生まれてこのかた経験したことのない威圧感、そのせいで手足が震えが止まらない。
「この胸をすくう衝動は何なの!? 治まらない」
これを、どう表現すべきなのか? 喩えが難しいが、先程からずっと内側から壊されているような痛みに精神が蝕まれている気がする。
まったく、もって気持ち悪い。
「アハハ! フハハハハハッハハ――――――剣呑、剣呑。 そう、おっかない顔で睨むなよ、カシュウ君。ボクとオマエの仲じゃないか!」
塔の内部に反響する女の子の声。
どこからともなく聞こえてくるソレに実体はなく、まるで幽霊でも相手しているような気分になる。
「ふざけるなぁ!! 他人のデュエルに水を差すとは、どういう了見だ!? ディングリング」
余程、相手が気に食わないのか? カシュウは悪態をついて怒鳴り散らしていた。
ディング……リング? その名は確か……。
「おや、本気でその娘を斬捨てるつもりだったのかい? チガウよね? オマエは女子供を傷つけることすらためらう臆病者だったはずだし」
「コイツらは弟を辱しめた……それが許せることでも言うつもりかぁああ!!」
「はぁ……ドン引きするほどブラコンなのは変わらずだ。でも、ボクに感謝してほしいな~。止めなければ、かなり危うかったぞ、オマエ」
「感謝……だと?」
「アハッ、気づいてないの? オマエが斬ろうとしたソレ、精巧に造られた土人形だって。完全に相手の術中にハマってんじゃん~。大方、相手の手の内を見抜いたと悦に浸って油断していたんだろ? そうするように誘導されたと露知らずにぃ」
「欺かれたとでも言うのか! この俺が。こんな偽物を使ったところで、俺から逃げ果せるとでも思ったのか? 女魔導士!」
「おっと、人形は破壊するなよ! それ爆発するから。何でもすぐに決めつけるのはカシュウ君の悪い癖だな~、だから返り討ちに会う羽目になる。昔、言ったよね? 魔法使いの言動はすべて疑えって……ボクらの界隈じゃ一般常識なんだけど?」
「だ、黙れ!! 魔女」
「にしても……かなりエグイこと考えるね、相手をぬか喜びさせて一気に叩き落そうだなんて。自分でも、そう思うだろう? 赤髪のお嬢さん」
饒舌なる少女の語り。
冗長なソレは突然、私の耳元で囁かれ心臓が一瞬、跳ね上がった。
気づけば、私の肩に並んでにカラスの仮面が浮き上がり、あたかも今の今までそこに居たように彼女は佇んでいた。
どこから、どんな方法を使い現れた? どうやって気配を絶ったまま物陰に潜んでいた私を見つけることができた?
それら疑問が頭の中を巡り、状況を整理しようとしてみても圧倒的に情報が不足している。
せいぜい、仮説止まりになるのが関の山だ。
とりあえず、現状拾える情報は彼女が質感の良いローブをまとっているということだけだ。
その姿恰好からして私と同職だと見るのが妥当だろう。
「ボクの名はディングリング……ディングリング・アラモードだ。よろしく」
「月舘萌知……です」
「うん、知っている。そんなに警戒? 緊張?しないでくれるかなってのは無理な話かぁ~。ボクは萌知君の敵ではないよ、少なくとも今はね」
マスクのせいで表情は読み取れないが、間近で接して嫌なほど伝わる。
この喉元に異物を詰め込まれたような感覚は間違いなく彼女が原因だ。
別に何をされたわけでもない。ただただ不快なのだ、彼女というモノそのものが……。
そうか……少しだけ、このドス黒い衝動の正体が見えてきた。
拒否、そう一種の拒絶なんだ。
私の本能がディングリングという少女を完全に敵視しているんだ。
「そんな所で何を勝手に盛り上がっているだ、魔女ども」
それまで身を隠していた柱が、粉々に飛び散った。
剣を片手に、カシュウが口元を噛みしめて仁王立ちしている。
ディングリングの方に気を取られすぎて、うっかりしていたが、まだこの男との闘いは継続中だ。
「クソ真面目に上に、せっかちだからオマエはモテないんだよ~。残念イケメン」
「それのどこが悪い! 貴様こそ、人を小馬鹿にする態度をあらためたらどうだ!? ……何しにここにやって来た?」
「陣中見舞い?」
「ああっ!?」
「アハッハ、なーんて言うわけないじゃん。オマエたち三馬鹿が妙な動きしてないか、視察にきたんだよ。喜べ、ボクじきじきに来てやったぞ」
「帰れ! 暴虐無人の魔女と呼ばれる貴様を来賓客として迎える用意はない。 するつもりもない!」
「へー、そういう態度を取るんだ。ボクが視察に来た理由は当然、分かってはいるんだろう? そ れ と も、今ここで、処断されたい?」
「ちぃ……もう、気づかれていたのか。道を開けろ、ゾイ!!」
ディングリングに何かを問い詰められたカシュウ。
後ろめたい事でもあるのか? 追求されるなり、通路も扉もない明後日の方向へ全力疾走しだす。
その先には部屋の中央にある一際大きな柱、このまま進めば衝突確定――と思ったのは早計だった。
まるで柱に吸い込まれるようにカシュウの身体が消えていく。
「あーあ、お友達のところへ逃げちゃった。萌知君、すでに索敵魔法を使用したよね? なら、オマエも気づいていると思うけど上階にカシュウ君のお友達がわんさか居る……ふむ、先回りしよう! アイツの脅く顔が見たいし」
「えーっと、協力してくれるって思って良いのかな?」
「利害が一致しただけだよ。オマエには会議の件で貸しもあるからね」
「やっぱり、シュトゥさんたちが言っていたディングリングって、あなたの事だったんだ」
「ふむ、偶然とはいえ巻き込んでしまった。悪い事した、クソ退屈だったろ? あんな、無意味な会議」
「いえ、どうして巻き込まれたのか? よく分からないけど有意義はあったと思う。現に、こうして自分以外の魔導士と初めて出会えたわけだし」
「ハハッ、なかなか上手く言うね。嫌いじゃないよ、物事を客観視できる奴は。それじゃ、向かうとしよう」
パチン! とディングリングが指を鳴らした。
これが彼女の魔法発動アクションなのだろう。
瞬時に辺りの風景が変化していく。
「ん?」 「あっ……」 「へっ!?」 「おん?」
突如、何もない空間から出現した私とディングリングに多数の男女らが困惑し、壊れた楽器のような声を漏らしていた。
あの間抜けた顔……おそらく、向こうも事態が飲み込めてない。
私と同様に。
ディングリングが発動させた魔法は、テレポーテーションという希少な魔法。
脳内検証すること数分間、なんとか答えを導き出せた。
「よっ! カシュウ君、待っていたよ~」
「あ、悪夢だ……何故、貴様が先に来ているんだ!? おのれ……胸糞悪い魔女め。 ぜ、全員急いで戦闘準備しろ!! ここにいる女どもは侵入者だぁああ――!!」
息を切らせながら、階段を上がってきたカシュウはディングリングの奇襲に狼狽していた。
彼の私兵であろう兵一団の人数は、ぱっと見で200人近く。
階層のホール全体を占拠するほどの大所帯となっていたが、内側から崩れてしまえば隊列など意味を成さない。
いくらカシュウが号令を出そうが、人数の多さが仇となり場がより混乱するだけだ。
そんな彼らの無様な舞いを肴にしてディングリングは満足気にケタケタと笑っていた。
彼女は純粋すぎるほど邪悪な存在だった。
それまで表立って感情を出さなかったカシュウが初めて顔を歪めた。
焦燥と不安が入り混じったかのように、ソワソワとしきりに周囲を気にする様は最早、取り乱しているといっても過言ではない。
何が、この男をここまで追い詰めるのか? リアクションを見る限り、人間だというのは窺える。
問題は、私の索敵魔法を使っても確かな存在が掴めないこと。
なのに……さきほどから、エントランスホールの空気が妙に息苦しく感じる。
確実にいる……そして、その何かに私自身もあてられて感じ始めている。
生まれてこのかた経験したことのない威圧感、そのせいで手足が震えが止まらない。
「この胸をすくう衝動は何なの!? 治まらない」
これを、どう表現すべきなのか? 喩えが難しいが、先程からずっと内側から壊されているような痛みに精神が蝕まれている気がする。
まったく、もって気持ち悪い。
「アハハ! フハハハハハッハハ――――――剣呑、剣呑。 そう、おっかない顔で睨むなよ、カシュウ君。ボクとオマエの仲じゃないか!」
塔の内部に反響する女の子の声。
どこからともなく聞こえてくるソレに実体はなく、まるで幽霊でも相手しているような気分になる。
「ふざけるなぁ!! 他人のデュエルに水を差すとは、どういう了見だ!? ディングリング」
余程、相手が気に食わないのか? カシュウは悪態をついて怒鳴り散らしていた。
ディング……リング? その名は確か……。
「おや、本気でその娘を斬捨てるつもりだったのかい? チガウよね? オマエは女子供を傷つけることすらためらう臆病者だったはずだし」
「コイツらは弟を辱しめた……それが許せることでも言うつもりかぁああ!!」
「はぁ……ドン引きするほどブラコンなのは変わらずだ。でも、ボクに感謝してほしいな~。止めなければ、かなり危うかったぞ、オマエ」
「感謝……だと?」
「アハッ、気づいてないの? オマエが斬ろうとしたソレ、精巧に造られた土人形だって。完全に相手の術中にハマってんじゃん~。大方、相手の手の内を見抜いたと悦に浸って油断していたんだろ? そうするように誘導されたと露知らずにぃ」
「欺かれたとでも言うのか! この俺が。こんな偽物を使ったところで、俺から逃げ果せるとでも思ったのか? 女魔導士!」
「おっと、人形は破壊するなよ! それ爆発するから。何でもすぐに決めつけるのはカシュウ君の悪い癖だな~、だから返り討ちに会う羽目になる。昔、言ったよね? 魔法使いの言動はすべて疑えって……ボクらの界隈じゃ一般常識なんだけど?」
「だ、黙れ!! 魔女」
「にしても……かなりエグイこと考えるね、相手をぬか喜びさせて一気に叩き落そうだなんて。自分でも、そう思うだろう? 赤髪のお嬢さん」
饒舌なる少女の語り。
冗長なソレは突然、私の耳元で囁かれ心臓が一瞬、跳ね上がった。
気づけば、私の肩に並んでにカラスの仮面が浮き上がり、あたかも今の今までそこに居たように彼女は佇んでいた。
どこから、どんな方法を使い現れた? どうやって気配を絶ったまま物陰に潜んでいた私を見つけることができた?
それら疑問が頭の中を巡り、状況を整理しようとしてみても圧倒的に情報が不足している。
せいぜい、仮説止まりになるのが関の山だ。
とりあえず、現状拾える情報は彼女が質感の良いローブをまとっているということだけだ。
その姿恰好からして私と同職だと見るのが妥当だろう。
「ボクの名はディングリング……ディングリング・アラモードだ。よろしく」
「月舘萌知……です」
「うん、知っている。そんなに警戒? 緊張?しないでくれるかなってのは無理な話かぁ~。ボクは萌知君の敵ではないよ、少なくとも今はね」
マスクのせいで表情は読み取れないが、間近で接して嫌なほど伝わる。
この喉元に異物を詰め込まれたような感覚は間違いなく彼女が原因だ。
別に何をされたわけでもない。ただただ不快なのだ、彼女というモノそのものが……。
そうか……少しだけ、このドス黒い衝動の正体が見えてきた。
拒否、そう一種の拒絶なんだ。
私の本能がディングリングという少女を完全に敵視しているんだ。
「そんな所で何を勝手に盛り上がっているだ、魔女ども」
それまで身を隠していた柱が、粉々に飛び散った。
剣を片手に、カシュウが口元を噛みしめて仁王立ちしている。
ディングリングの方に気を取られすぎて、うっかりしていたが、まだこの男との闘いは継続中だ。
「クソ真面目に上に、せっかちだからオマエはモテないんだよ~。残念イケメン」
「それのどこが悪い! 貴様こそ、人を小馬鹿にする態度をあらためたらどうだ!? ……何しにここにやって来た?」
「陣中見舞い?」
「ああっ!?」
「アハッハ、なーんて言うわけないじゃん。オマエたち三馬鹿が妙な動きしてないか、視察にきたんだよ。喜べ、ボクじきじきに来てやったぞ」
「帰れ! 暴虐無人の魔女と呼ばれる貴様を来賓客として迎える用意はない。 するつもりもない!」
「へー、そういう態度を取るんだ。ボクが視察に来た理由は当然、分かってはいるんだろう? そ れ と も、今ここで、処断されたい?」
「ちぃ……もう、気づかれていたのか。道を開けろ、ゾイ!!」
ディングリングに何かを問い詰められたカシュウ。
後ろめたい事でもあるのか? 追求されるなり、通路も扉もない明後日の方向へ全力疾走しだす。
その先には部屋の中央にある一際大きな柱、このまま進めば衝突確定――と思ったのは早計だった。
まるで柱に吸い込まれるようにカシュウの身体が消えていく。
「あーあ、お友達のところへ逃げちゃった。萌知君、すでに索敵魔法を使用したよね? なら、オマエも気づいていると思うけど上階にカシュウ君のお友達がわんさか居る……ふむ、先回りしよう! アイツの脅く顔が見たいし」
「えーっと、協力してくれるって思って良いのかな?」
「利害が一致しただけだよ。オマエには会議の件で貸しもあるからね」
「やっぱり、シュトゥさんたちが言っていたディングリングって、あなたの事だったんだ」
「ふむ、偶然とはいえ巻き込んでしまった。悪い事した、クソ退屈だったろ? あんな、無意味な会議」
「いえ、どうして巻き込まれたのか? よく分からないけど有意義はあったと思う。現に、こうして自分以外の魔導士と初めて出会えたわけだし」
「ハハッ、なかなか上手く言うね。嫌いじゃないよ、物事を客観視できる奴は。それじゃ、向かうとしよう」
パチン! とディングリングが指を鳴らした。
これが彼女の魔法発動アクションなのだろう。
瞬時に辺りの風景が変化していく。
「ん?」 「あっ……」 「へっ!?」 「おん?」
突如、何もない空間から出現した私とディングリングに多数の男女らが困惑し、壊れた楽器のような声を漏らしていた。
あの間抜けた顔……おそらく、向こうも事態が飲み込めてない。
私と同様に。
ディングリングが発動させた魔法は、テレポーテーションという希少な魔法。
脳内検証すること数分間、なんとか答えを導き出せた。
「よっ! カシュウ君、待っていたよ~」
「あ、悪夢だ……何故、貴様が先に来ているんだ!? おのれ……胸糞悪い魔女め。 ぜ、全員急いで戦闘準備しろ!! ここにいる女どもは侵入者だぁああ――!!」
息を切らせながら、階段を上がってきたカシュウはディングリングの奇襲に狼狽していた。
彼の私兵であろう兵一団の人数は、ぱっと見で200人近く。
階層のホール全体を占拠するほどの大所帯となっていたが、内側から崩れてしまえば隊列など意味を成さない。
いくらカシュウが号令を出そうが、人数の多さが仇となり場がより混乱するだけだ。
そんな彼らの無様な舞いを肴にしてディングリングは満足気にケタケタと笑っていた。
彼女は純粋すぎるほど邪悪な存在だった。
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