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天上へ続く箱庭
大樹の守護者
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抜き足差し足忍び足。
なるべく物音を出さないように私は慎重に進んだ。
魔法で気配が消せれれば、苦労しないんだけど今は大丈夫! 雑兵ボーイズの皆さんは牡牛の魔物に乗ってきた少女に夢中だ。
というか……なんで村に魔物がいるんだろう? 飼っているのかな?
そんな事を気にしつつ、瓦屋根がついた和風の門下までそそくさと移動する私。
「おっ、モチん! プットすんなよ、私も一緒に行くからさぁ~」
おおっ…………ジーザス!
謎のグレイデ語録の解読はもう諦めるとして……どうしてコチラに手を振り、我が名を呼ぶのかな? ん?
いや~私はてっきりヘイト集めに一役買ってくれているんだと、勝手に解釈しては嬉々としていたんだけどなぁー、
どうやら、間違いだったみたいだね。
「フェイドアウト駄目絶対!! ってことです!?」
「キャハッ! なーに言いってんだか分かんねぇしょっ? とりあえず、コイツらは私がウシヤマで蹴散らすから、モチんはウシヤマが引いてきたチャリに乗んな」
チャリ……あああ! チャリオットの略。
自転車かと思っ――チャリオット、二輪戦車だよ ね?
牛が牽引してきたというソレは、何をどう見ても木で作成された一輪の乗り物だった。
テレビで見たことがある。
農作業や建築現場で使用される手押し車、猫車という奴に似ている。
これを戦車と呼ぶのはグレイデさんぐらいなもの、まさに強者に相応しい発想だ。
「ウシヤマ、突っ切っていっくぞおぉぉ――――!!」
いやいや。まだ、私は猫車に乗ると言ってもいないし触れてもいない。
なのに、確認もせず見切り発車とは半端ないわ! この人。
そもそも猫に乗り込んでも勢い任せに引きずられて、ボロ雑巾みたいになる未来しか見えてこない。
こんなん誰も乗らない、いや? 不可能ではないか。
「お前ら、ここでグレイデに押し負けたら……俺たちは押しとして失格だぞ!」
「だよな! 押して、なんぼの人生。惨めに押される姿なんて、我らの女神だって悲しむはずだ」
花咲く内輪話と打ち負かされる男達の青春。
グレイデさんと牛が先行し、門を守り固めようとしていた雑兵ボーイズを無慈悲に弾き飛ばしていた。
奮闘する彼らの後ろで、私はエアーブラストを踏みつけ急加速すると猫車に貼りつき、掴んだ手でフロートを付与した。
浮力を得てプカプカと宙に浮く猫。
これでどれだけ荒々しく動いても、地に全身を殴りつけられることもないし、牛の走る速度も増す。
魔法により進化したチャリオットMark-Ⅱ。
もはや、その様は戦車というより小船と見立てた方がしっくりとくる。
「抜けた! 追走は!?」
乱戦の中を掻い潜り私たちは、ついに内門を突破した。
とはいえ、まだ油断はできない。
牛はそこそこ速いが連中が跨る騎馬はもっと俊敏だ、すぐに追いついてくる。
私は連中の進行を食い止める為に炎の壁を作り道を遮断した。
「これで多少は時間を稼げる、先を急ごう」
内門から先は馬車二台が同時に通過できるほどの幅を持つ、一本道になっていた。
周囲が独特な薄水色に煌めている。
その正体は、大樹と道の両脇を挟むように延々と拡がっている湖が呼び寄せる神秘。
湖の奥底で輝く何かが湖面という巨大なスクリーンを照らし大樹周辺を見事なまでの山紫水明に仕立て上げていた。
さらにその先には、ひっそりとした気配を放つ目的の大樹が私達の来訪を待ちわびていたかのように、どっしりと根を張っている。
デカい……本体ではないとはいえ、この増殖力と成長が植物のものだとは俄かに信じ難い。
間近で大樹を目にした私は尋常ならざる光景に圧倒されるばかりだった。
実は、それまで大樹の幹や根として見ていたのは密集した木の枝。
枝の一本一本が、以上なまでに発達している。
おかげで枝というサイズでは収まりがつかないまま大木のような太さまで成長している。
それがびっしりと生え揃い上手いこと、一つにまとまることで幹のように見えているわけだ。
相当な技術力の持ち主だ、この塔にカモフラージュを施した人間は。
「この大樹のどこかに入口がファインドアウト?」
「うん、必ずあるはずだよ。ここはビーンズ家の屋敷があった場所だから、今もあの姉弟は住み続けているはず……あった!」
大樹の枝と枝の隙間に異物が見えていた。
スイッチの類だろう、このボタンを押せば仕掛けが作動し、隠された扉が出現するはずだ。
もっとも、その前に重厚な枝をどうにか払いのけないと。
コイツに阻まれボタンに手が届かないなんて、とんだお笑い草だ。
「……魔法でもぶつけてみようかな?」
「そういや! 婆からモチ子のバゲーをキープしろって渡されていたわ。あのまま、婆んちに置いておいたら豆達に没収されてしまうって」
グレイデさんに何かを手渡された。
急な重みに、一瞬だけ肩が沈んだ。
握った感触で、それが何かすぐに分かった。
物干し竿として使われていた、あの鉄棒。
そういえば、アリシアお婆ちゃんの家にずっと置きっぱなしだった。
それと布袋、中には洗濯された私の制服と外套、グローブが揃い入っている。
なるほど、助っ人ね……ようやくお婆ちゃんの言葉の真意が理解できた。
こうなる事態を想定してお婆ちゃんは、グレイデさんを私の所に寄こしたのだろう。
なんせ、彼女はビーンズ一家に怯えることなく行動できる限られた者の一人なのだから……。
私はロッドの先端でボタンを突いた。
途端、地面が震動しドゴゴゴゴッ! と音をかき鳴らしながら、密集していた枝の一部が独りでに移動を開始した。
枝の動きが止まるまで、いくらか時を要すようだ。
その間、私は木の陰に潜り手短に着替えを済ませた。
「ウシヤマはここでウェ~イな。おーい! 門が出てきたしー、早く凸ろうぜぃ」
「私が先頭に立つから、グレイデさんは後からついて来て」
さすがに彼女を独りにするのは、危険だと感じ一緒に内部に潜入することとなった。
私的には外より内部の方が危ない気がするが……グレイデさんのことだ、置いていけば絶対に単独で大樹の中に飛び込んでしまうはずだ。
そうなると今度はグレイデさんまで探す羽目となり、私自身が大変苦労する。
そうなる前に可能な手を打っておかないと。
「ひゃはははっ!! 暗れぇ――!」
三秒後、私より前を勝手に進むグレイデさんの姿があった。
本当に自由奔放というか……他人の話を聞いていないというか……。
「灯りつけるんで、騒がないで下さい」
ロッドの先端に小さな雷を付与すると青白く輝き、蛍光灯の代わりになる。
灯りのもと、こちらに眼を配るグレイデさんは多少、口角を引きつらせているように見える。
どうやら、私は無意識に凄んだ表情を浮かべていたらしい。
「なんかフツーの広間だぁ。宝箱の一つぐらいあったってよかったのにな、モチん!」
「ビーンズ家が所有している場所だから、まず無いと思った方がいいよ。それよりも、ここに囚われているタンゾウさんを見つけ出さないと」
「むっ、つれないぞモチん。もっとぉー、バイブス高めていこうぜぃー!! うへへえぃ!」
「ちょちょぃ、グレイデさん! 身体くすぐるの止めて! ほら、次の広間が見えてきた」
「――――敵の懐に潜りこんでいるというのに、緊張感の欠片もない」
どこからともなく、男の声が響き渡った。
そう思った、矢先……私の隣にいたグレイデさんの脇腹から突如、鮮血が飛び散った。
「こはっ……」
「グ、グレイデさん!!」
全身から力が抜け、今にも崩れ落ちそうなグレイデさんの身を抱えながら、私は柱の陰まで退避した。
なるべく物音を出さないように私は慎重に進んだ。
魔法で気配が消せれれば、苦労しないんだけど今は大丈夫! 雑兵ボーイズの皆さんは牡牛の魔物に乗ってきた少女に夢中だ。
というか……なんで村に魔物がいるんだろう? 飼っているのかな?
そんな事を気にしつつ、瓦屋根がついた和風の門下までそそくさと移動する私。
「おっ、モチん! プットすんなよ、私も一緒に行くからさぁ~」
おおっ…………ジーザス!
謎のグレイデ語録の解読はもう諦めるとして……どうしてコチラに手を振り、我が名を呼ぶのかな? ん?
いや~私はてっきりヘイト集めに一役買ってくれているんだと、勝手に解釈しては嬉々としていたんだけどなぁー、
どうやら、間違いだったみたいだね。
「フェイドアウト駄目絶対!! ってことです!?」
「キャハッ! なーに言いってんだか分かんねぇしょっ? とりあえず、コイツらは私がウシヤマで蹴散らすから、モチんはウシヤマが引いてきたチャリに乗んな」
チャリ……あああ! チャリオットの略。
自転車かと思っ――チャリオット、二輪戦車だよ ね?
牛が牽引してきたというソレは、何をどう見ても木で作成された一輪の乗り物だった。
テレビで見たことがある。
農作業や建築現場で使用される手押し車、猫車という奴に似ている。
これを戦車と呼ぶのはグレイデさんぐらいなもの、まさに強者に相応しい発想だ。
「ウシヤマ、突っ切っていっくぞおぉぉ――――!!」
いやいや。まだ、私は猫車に乗ると言ってもいないし触れてもいない。
なのに、確認もせず見切り発車とは半端ないわ! この人。
そもそも猫に乗り込んでも勢い任せに引きずられて、ボロ雑巾みたいになる未来しか見えてこない。
こんなん誰も乗らない、いや? 不可能ではないか。
「お前ら、ここでグレイデに押し負けたら……俺たちは押しとして失格だぞ!」
「だよな! 押して、なんぼの人生。惨めに押される姿なんて、我らの女神だって悲しむはずだ」
花咲く内輪話と打ち負かされる男達の青春。
グレイデさんと牛が先行し、門を守り固めようとしていた雑兵ボーイズを無慈悲に弾き飛ばしていた。
奮闘する彼らの後ろで、私はエアーブラストを踏みつけ急加速すると猫車に貼りつき、掴んだ手でフロートを付与した。
浮力を得てプカプカと宙に浮く猫。
これでどれだけ荒々しく動いても、地に全身を殴りつけられることもないし、牛の走る速度も増す。
魔法により進化したチャリオットMark-Ⅱ。
もはや、その様は戦車というより小船と見立てた方がしっくりとくる。
「抜けた! 追走は!?」
乱戦の中を掻い潜り私たちは、ついに内門を突破した。
とはいえ、まだ油断はできない。
牛はそこそこ速いが連中が跨る騎馬はもっと俊敏だ、すぐに追いついてくる。
私は連中の進行を食い止める為に炎の壁を作り道を遮断した。
「これで多少は時間を稼げる、先を急ごう」
内門から先は馬車二台が同時に通過できるほどの幅を持つ、一本道になっていた。
周囲が独特な薄水色に煌めている。
その正体は、大樹と道の両脇を挟むように延々と拡がっている湖が呼び寄せる神秘。
湖の奥底で輝く何かが湖面という巨大なスクリーンを照らし大樹周辺を見事なまでの山紫水明に仕立て上げていた。
さらにその先には、ひっそりとした気配を放つ目的の大樹が私達の来訪を待ちわびていたかのように、どっしりと根を張っている。
デカい……本体ではないとはいえ、この増殖力と成長が植物のものだとは俄かに信じ難い。
間近で大樹を目にした私は尋常ならざる光景に圧倒されるばかりだった。
実は、それまで大樹の幹や根として見ていたのは密集した木の枝。
枝の一本一本が、以上なまでに発達している。
おかげで枝というサイズでは収まりがつかないまま大木のような太さまで成長している。
それがびっしりと生え揃い上手いこと、一つにまとまることで幹のように見えているわけだ。
相当な技術力の持ち主だ、この塔にカモフラージュを施した人間は。
「この大樹のどこかに入口がファインドアウト?」
「うん、必ずあるはずだよ。ここはビーンズ家の屋敷があった場所だから、今もあの姉弟は住み続けているはず……あった!」
大樹の枝と枝の隙間に異物が見えていた。
スイッチの類だろう、このボタンを押せば仕掛けが作動し、隠された扉が出現するはずだ。
もっとも、その前に重厚な枝をどうにか払いのけないと。
コイツに阻まれボタンに手が届かないなんて、とんだお笑い草だ。
「……魔法でもぶつけてみようかな?」
「そういや! 婆からモチ子のバゲーをキープしろって渡されていたわ。あのまま、婆んちに置いておいたら豆達に没収されてしまうって」
グレイデさんに何かを手渡された。
急な重みに、一瞬だけ肩が沈んだ。
握った感触で、それが何かすぐに分かった。
物干し竿として使われていた、あの鉄棒。
そういえば、アリシアお婆ちゃんの家にずっと置きっぱなしだった。
それと布袋、中には洗濯された私の制服と外套、グローブが揃い入っている。
なるほど、助っ人ね……ようやくお婆ちゃんの言葉の真意が理解できた。
こうなる事態を想定してお婆ちゃんは、グレイデさんを私の所に寄こしたのだろう。
なんせ、彼女はビーンズ一家に怯えることなく行動できる限られた者の一人なのだから……。
私はロッドの先端でボタンを突いた。
途端、地面が震動しドゴゴゴゴッ! と音をかき鳴らしながら、密集していた枝の一部が独りでに移動を開始した。
枝の動きが止まるまで、いくらか時を要すようだ。
その間、私は木の陰に潜り手短に着替えを済ませた。
「ウシヤマはここでウェ~イな。おーい! 門が出てきたしー、早く凸ろうぜぃ」
「私が先頭に立つから、グレイデさんは後からついて来て」
さすがに彼女を独りにするのは、危険だと感じ一緒に内部に潜入することとなった。
私的には外より内部の方が危ない気がするが……グレイデさんのことだ、置いていけば絶対に単独で大樹の中に飛び込んでしまうはずだ。
そうなると今度はグレイデさんまで探す羽目となり、私自身が大変苦労する。
そうなる前に可能な手を打っておかないと。
「ひゃはははっ!! 暗れぇ――!」
三秒後、私より前を勝手に進むグレイデさんの姿があった。
本当に自由奔放というか……他人の話を聞いていないというか……。
「灯りつけるんで、騒がないで下さい」
ロッドの先端に小さな雷を付与すると青白く輝き、蛍光灯の代わりになる。
灯りのもと、こちらに眼を配るグレイデさんは多少、口角を引きつらせているように見える。
どうやら、私は無意識に凄んだ表情を浮かべていたらしい。
「なんかフツーの広間だぁ。宝箱の一つぐらいあったってよかったのにな、モチん!」
「ビーンズ家が所有している場所だから、まず無いと思った方がいいよ。それよりも、ここに囚われているタンゾウさんを見つけ出さないと」
「むっ、つれないぞモチん。もっとぉー、バイブス高めていこうぜぃー!! うへへえぃ!」
「ちょちょぃ、グレイデさん! 身体くすぐるの止めて! ほら、次の広間が見えてきた」
「――――敵の懐に潜りこんでいるというのに、緊張感の欠片もない」
どこからともなく、男の声が響き渡った。
そう思った、矢先……私の隣にいたグレイデさんの脇腹から突如、鮮血が飛び散った。
「こはっ……」
「グ、グレイデさん!!」
全身から力が抜け、今にも崩れ落ちそうなグレイデさんの身を抱えながら、私は柱の陰まで退避した。
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