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パン職人編
6-3
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マーガが無事かもしれない――――
ラクースの言葉にクレスはわずかな希望を得ることができた。
(頭の良い彼女のことだ。自分をほったらかして、どこかに消えるはずがない。帰ってこないのは、何かしらの理由があるのだろう)
現状を前向きに受け止めて、クレスは仲間たちにマーガの捜索を提案した。
「待ってくれ。焦る気持ちは分からなくもないが俺ッチの話も聞いてくれ」
飛びつくようにランディが進言する。
彼に菜園調査を依頼したのは他ならぬ、クレスだった。
「すまない。少し、冷静さを欠いたようだ。ランディ、菜園の状況を報告してくれ」
「おうさ。現地に足を運んでみたが思った通り、酷い有様だった……草一本も生えてねぇー。代わりに厄介なモンを見つけちまったジャン」
「厄介なモノとは?」
「マリオだよ。おかげで地質調査も出来なかったぞ」
「えっーと、マリオさん?」
ティーカップを握ったままクレスは制止していた。
マリオという単語が何を指し示すのか、彼には皆目見当もつかない。
一応、周りを確認すると女子たちは真剣な面持ちでうなづいていた。どうやら【マリオ】は魔族間では、広く認知されている存在らしい。
「もしかしなくとも俺だけ知らない?」
「マリオ・グラノールだ。ミミコから聞いたぞ、お前は人里で暮らしていたそうだな……知らなくて当然だ」
クレスがミミコを方へと目線を送る。彼女は席を立ち、こっそりとフェイドアウトしようとしている最中だった。
「ミミコ、別に構わないよ」
「怒りません? 因みにランディさんにも話してしまいましたが」
「むしろ、手間が省ける。俺の素性を知っても二人は、ここに残ってくれている。すなわち……俺たちの力になってくれる、そう解釈しても良いということだよね?」
問いなど不要だった。ランディ、ラクースの双方とも口角を吊り上げてクレスを見ている。
「クレスが何者であれ、俺ッチを倒した漢に変わりはない。自身の未熟さを痛感し、お前について行くと決めたんだ。ちっとやそっとで心変わりなんかするかよ」
「私も同意だ。クレスは命の恩人だ。それにキルシュ様の件で迷惑をかけてしまった……こんな事で詫びることはできないと思うが、今度はお前の力になりたい」
両者の気持ちをその身に受け止めクレスは「助かるよ」と感謝の意を述べた。
「それで、マリオ・グラノール? というのは何なんだ?」
「食魔生物……つまり、メギドを持つモノなら何でも捕食して食べてしまう魔物です。魔族領でも滅多に見かけないのですが、数年に一度の割合でどこからともなく出現するのですよぉー」
ミミコたちの説明で、マリオ・グラノールの正体が見えてきた。
同時にその特性から、放置できない存在だと判明した。
「メギドを糧とするということは、大気中に漂う物も吸い込むというわけだな。成長しないか、それって?」
「正解ジャン。野放しにしておくと育ち更に凶悪になる。今みたいにメギドの濃度が濃ければいいが、減少すれば食事を求めて動き出すぞ」
決断しなければならなかった。
マーガ不在の今、四魔皇のガレット卿やロンパオ老子の助力を得るべきか。
それとも自分たちだけでマリオ・グラノールを討伐するべきか……。
前者なら相応の時間を要するが安牌だ。
後者なら、迅速に対応できるも周囲の安全は確保できるか分からない。
「どうします? クレス様、応援を呼びましょうかぁ」
「いいや、この件は自分たちで片づけよう。今、問題なく動けるのは、このメンバーだけだ」
魔族領の状況を踏まえると、とてもじゃないが人手を借りることはできなかった。
依然として食料難に苦しみあえぐ魔族たちに戦えと言うのは酷だ。
悩んだときは、メリットよりもデメリットを比べて判断に至るのが、クレスのやり方だ。
彼が想定した最悪は、二次被害が出ることだった。
空腹の魔族を戦力として見れるのは余力がある者のみ、一兵卒にもなると立つ事すら危ういギリギリの生活を送っている。
職人がいても、彼らの空腹を満たすだけの食材がない。
大量の食材を購入する資金調達もまだ進んでいない。
課題は山積みだった。
これまで、魔族領内の取り決めだけで様々な問題を解決していた影響は大きい。
最初から人族にも協力を仰ぐべきだったのだ。
今まで、可能だったことが不可なれば……当然、魔族は皆して手をこまねくことしかできない。
マーガが、稀に不安そうな顔を覗かせていたのも魔族を取りまとめる王がいないせいだ。
今にして思えば、彼女がクレスのパンを【希望と】呼んだのは人であり魔族でもあるクレスだけが、できることに期待していたからなのかもしれない。
むろん、マーガの心の内など本人しか分からない。
けれど、クレスが魔族領に来たことにより、周囲に変化がもたらされているのは着実だ。
その事実は誰にも無視できない。
6-3
「皆さん、着きましたよぉ~。あの坂を上った先が菜園です」
エクストリームポータにより、瞬間転移した一行はマリオ・グラノール討伐に打って出た。
誰から依頼させたわけでもなく(クレスが依頼者だから)、何の報酬もでないのに仲間たちからは、一人として脱落する者が出なかった。
クレスからすれば彼らは本物の英雄だ。
魔族にだって国を想い、故郷のために戦おうとする者たちがいる。それを英雄と呼ばずして何と言おうか。
紛れもなく誇れる仲間たちだ。
「あれだ! すでに通常よりも一回り大きくなっているぞ!」
先頭に立つランディが荒野の奥を指差した。
眼をこらすと確かに何かがうごめいている。
「ミミコ、念のため管理者にここを封鎖するように通達してくれ。ランディとラクースは俺と一緒にきてくれ!」
事前に仕込んでおいたパンの実を懐から取り出し食べつくすとクレスは怪人へと変化した。
近くでみて初めてわかる異形の魔物。
マリオ・グラノールとは水晶花の怪物だった。
読んで字のごとく、石英からなる本体から、卯の花の形状をした四つの頭が伸びていた。
半透明の花冠の中には宝石の瞳と鋭い牙を生やした顎が見える。
そこから垂れ下がる雄しべは、まるで頬髭のようだ。
三人の気配に気づいたマリオ・グラノールの花冠の一つが首を垂れるように覗き込んできた。
デカい――――
一回り大きいと聞いていたが、クレスが想像していた以上に巨大だ。
大型の魔物であるドラゴンに匹敵するサイズ。
五メートル以上はあるスケール感に見慣れない者は圧倒されてしまう。
魔物である以上はコイツも何らかのメギド・アスターレアを使用するはずだ。
悪魔の輪、ヘルニンブスが発動したら要注意だ。
「クレス、足下だ!」
ラクースの声で真下を見ると地面から水晶が生えだそうとしていた。
ツララのように伸びる水晶は鋭利な角をクレスの方へと向けて飛び出てくる。
「のわあああ―――! いきなりだな」
あと、数ミリで触れてしまいそうなほどスレスレだった。
怪人パンダネに変化していなければ、串刺しになっていたところだ。
危機一髪でマリオ・グラノールの初撃が回避したクレスは、腰の下げていた二本のトングを両手に大地を蹴った。
(接近して一撃を見舞ってやる)
そう意気込むクレスだが、地面から爆撃のごとく水晶の矢が襲い掛かってくる。
いくらトングで叩き落としても、デコピンで粉微塵に爆破させても、一向に攻撃が止む気がしない。
「二人とも大丈夫か!?」
防戦一方の中で、懸命に呼びかけるクレス。
ラクースもランディも――――無事だった。
というか……一切、敵から攻撃を受けていない。
なんなら、完全に相手されなくてキョトンとしている始末だ。
「狙われているのは、俺だけなのかよぉぉぉ――――! なんでっぇえええ?」
ラクースの言葉にクレスはわずかな希望を得ることができた。
(頭の良い彼女のことだ。自分をほったらかして、どこかに消えるはずがない。帰ってこないのは、何かしらの理由があるのだろう)
現状を前向きに受け止めて、クレスは仲間たちにマーガの捜索を提案した。
「待ってくれ。焦る気持ちは分からなくもないが俺ッチの話も聞いてくれ」
飛びつくようにランディが進言する。
彼に菜園調査を依頼したのは他ならぬ、クレスだった。
「すまない。少し、冷静さを欠いたようだ。ランディ、菜園の状況を報告してくれ」
「おうさ。現地に足を運んでみたが思った通り、酷い有様だった……草一本も生えてねぇー。代わりに厄介なモンを見つけちまったジャン」
「厄介なモノとは?」
「マリオだよ。おかげで地質調査も出来なかったぞ」
「えっーと、マリオさん?」
ティーカップを握ったままクレスは制止していた。
マリオという単語が何を指し示すのか、彼には皆目見当もつかない。
一応、周りを確認すると女子たちは真剣な面持ちでうなづいていた。どうやら【マリオ】は魔族間では、広く認知されている存在らしい。
「もしかしなくとも俺だけ知らない?」
「マリオ・グラノールだ。ミミコから聞いたぞ、お前は人里で暮らしていたそうだな……知らなくて当然だ」
クレスがミミコを方へと目線を送る。彼女は席を立ち、こっそりとフェイドアウトしようとしている最中だった。
「ミミコ、別に構わないよ」
「怒りません? 因みにランディさんにも話してしまいましたが」
「むしろ、手間が省ける。俺の素性を知っても二人は、ここに残ってくれている。すなわち……俺たちの力になってくれる、そう解釈しても良いということだよね?」
問いなど不要だった。ランディ、ラクースの双方とも口角を吊り上げてクレスを見ている。
「クレスが何者であれ、俺ッチを倒した漢に変わりはない。自身の未熟さを痛感し、お前について行くと決めたんだ。ちっとやそっとで心変わりなんかするかよ」
「私も同意だ。クレスは命の恩人だ。それにキルシュ様の件で迷惑をかけてしまった……こんな事で詫びることはできないと思うが、今度はお前の力になりたい」
両者の気持ちをその身に受け止めクレスは「助かるよ」と感謝の意を述べた。
「それで、マリオ・グラノール? というのは何なんだ?」
「食魔生物……つまり、メギドを持つモノなら何でも捕食して食べてしまう魔物です。魔族領でも滅多に見かけないのですが、数年に一度の割合でどこからともなく出現するのですよぉー」
ミミコたちの説明で、マリオ・グラノールの正体が見えてきた。
同時にその特性から、放置できない存在だと判明した。
「メギドを糧とするということは、大気中に漂う物も吸い込むというわけだな。成長しないか、それって?」
「正解ジャン。野放しにしておくと育ち更に凶悪になる。今みたいにメギドの濃度が濃ければいいが、減少すれば食事を求めて動き出すぞ」
決断しなければならなかった。
マーガ不在の今、四魔皇のガレット卿やロンパオ老子の助力を得るべきか。
それとも自分たちだけでマリオ・グラノールを討伐するべきか……。
前者なら相応の時間を要するが安牌だ。
後者なら、迅速に対応できるも周囲の安全は確保できるか分からない。
「どうします? クレス様、応援を呼びましょうかぁ」
「いいや、この件は自分たちで片づけよう。今、問題なく動けるのは、このメンバーだけだ」
魔族領の状況を踏まえると、とてもじゃないが人手を借りることはできなかった。
依然として食料難に苦しみあえぐ魔族たちに戦えと言うのは酷だ。
悩んだときは、メリットよりもデメリットを比べて判断に至るのが、クレスのやり方だ。
彼が想定した最悪は、二次被害が出ることだった。
空腹の魔族を戦力として見れるのは余力がある者のみ、一兵卒にもなると立つ事すら危ういギリギリの生活を送っている。
職人がいても、彼らの空腹を満たすだけの食材がない。
大量の食材を購入する資金調達もまだ進んでいない。
課題は山積みだった。
これまで、魔族領内の取り決めだけで様々な問題を解決していた影響は大きい。
最初から人族にも協力を仰ぐべきだったのだ。
今まで、可能だったことが不可なれば……当然、魔族は皆して手をこまねくことしかできない。
マーガが、稀に不安そうな顔を覗かせていたのも魔族を取りまとめる王がいないせいだ。
今にして思えば、彼女がクレスのパンを【希望と】呼んだのは人であり魔族でもあるクレスだけが、できることに期待していたからなのかもしれない。
むろん、マーガの心の内など本人しか分からない。
けれど、クレスが魔族領に来たことにより、周囲に変化がもたらされているのは着実だ。
その事実は誰にも無視できない。
6-3
「皆さん、着きましたよぉ~。あの坂を上った先が菜園です」
エクストリームポータにより、瞬間転移した一行はマリオ・グラノール討伐に打って出た。
誰から依頼させたわけでもなく(クレスが依頼者だから)、何の報酬もでないのに仲間たちからは、一人として脱落する者が出なかった。
クレスからすれば彼らは本物の英雄だ。
魔族にだって国を想い、故郷のために戦おうとする者たちがいる。それを英雄と呼ばずして何と言おうか。
紛れもなく誇れる仲間たちだ。
「あれだ! すでに通常よりも一回り大きくなっているぞ!」
先頭に立つランディが荒野の奥を指差した。
眼をこらすと確かに何かがうごめいている。
「ミミコ、念のため管理者にここを封鎖するように通達してくれ。ランディとラクースは俺と一緒にきてくれ!」
事前に仕込んでおいたパンの実を懐から取り出し食べつくすとクレスは怪人へと変化した。
近くでみて初めてわかる異形の魔物。
マリオ・グラノールとは水晶花の怪物だった。
読んで字のごとく、石英からなる本体から、卯の花の形状をした四つの頭が伸びていた。
半透明の花冠の中には宝石の瞳と鋭い牙を生やした顎が見える。
そこから垂れ下がる雄しべは、まるで頬髭のようだ。
三人の気配に気づいたマリオ・グラノールの花冠の一つが首を垂れるように覗き込んできた。
デカい――――
一回り大きいと聞いていたが、クレスが想像していた以上に巨大だ。
大型の魔物であるドラゴンに匹敵するサイズ。
五メートル以上はあるスケール感に見慣れない者は圧倒されてしまう。
魔物である以上はコイツも何らかのメギド・アスターレアを使用するはずだ。
悪魔の輪、ヘルニンブスが発動したら要注意だ。
「クレス、足下だ!」
ラクースの声で真下を見ると地面から水晶が生えだそうとしていた。
ツララのように伸びる水晶は鋭利な角をクレスの方へと向けて飛び出てくる。
「のわあああ―――! いきなりだな」
あと、数ミリで触れてしまいそうなほどスレスレだった。
怪人パンダネに変化していなければ、串刺しになっていたところだ。
危機一髪でマリオ・グラノールの初撃が回避したクレスは、腰の下げていた二本のトングを両手に大地を蹴った。
(接近して一撃を見舞ってやる)
そう意気込むクレスだが、地面から爆撃のごとく水晶の矢が襲い掛かってくる。
いくらトングで叩き落としても、デコピンで粉微塵に爆破させても、一向に攻撃が止む気がしない。
「二人とも大丈夫か!?」
防戦一方の中で、懸命に呼びかけるクレス。
ラクースもランディも――――無事だった。
というか……一切、敵から攻撃を受けていない。
なんなら、完全に相手されなくてキョトンとしている始末だ。
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