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物音がして目が覚めた。
窓から誰かが入ってきたみたい。
こんな僕の所に誰がくるんだろう…
目が覚めたばかりでぼやける視界で必死にその人物を捉えた。
「…フィーネ…」
「あともう少しだったのに。あのメイド、バカみたいに気づかれてさぁ。やるならしっかりやれよ。なぁそう思うだろ?シエル。」
月しか光の入らない部屋で嘲笑うかのように薄気味悪い笑みを浮かべていたフィーネがいた。
「フィーネ…君はなぜこんなことを…」
「レオナルド様の心はシエルに向いていることに気づいたんだ。だからシエルさえ殺せば、レオナルド様は僕のもの。だからだよ。」
さっきは視界がぼやけてて見えなかったが、今ははっきりと見える。
フィーネのその手の中に鋭く光った…ナイフがあることを。
「フィーネ。こんなことをしたらダメだ。結局は調べればフィーネだとバレてしまう。」
「ははは!そんなこと心配してたの?大丈夫。このナイフはあらかじめあのメイドの指紋をつけておいたし、僕は手袋をしているから指紋はつかない。メイドには口封じの闇魔法をかけといたから話そうとしたら…ボーン、って死んじゃうんだよ。ただ、お前が死ぬだけでいいんだ。真実はお前が墓まで持ってけばいいんだよ。」
ニコニコと笑って近づいてくる。今すぐ逃げたい。この手と脚が動けば。体が衰弱していなければ、僕が、…僕が…。
助けてって言えば誰かきてくれるのかな?こんな夜に誰も、来てくれないだろう。僕の叫び声がただ、この暗闇の空みたいに掻き消されるだけ。
フィーネが僕の体に跨って腹部に刃を突き立てる。
「シエル。これでバイバイだね。」
ゆっくり、ゆっくり。刃が入っていく。赤い血が、出てきて、痛い。
あ、あれ?、ゲームの世界じゃないの?血が、血が出てるよ?。
い、痛い、…痛い痛い痛い痛い。!!
「ゔっあぁっ!!やっやだっ痛い!」
「ゆっくり、体に傷をつけてあげる。その歪んだ顔が今まで見たかったんだよ!!」
意識が……。
?あ、れ、なんか遠くの方で声が聞こえる。
…………レオ。
窓から誰かが入ってきたみたい。
こんな僕の所に誰がくるんだろう…
目が覚めたばかりでぼやける視界で必死にその人物を捉えた。
「…フィーネ…」
「あともう少しだったのに。あのメイド、バカみたいに気づかれてさぁ。やるならしっかりやれよ。なぁそう思うだろ?シエル。」
月しか光の入らない部屋で嘲笑うかのように薄気味悪い笑みを浮かべていたフィーネがいた。
「フィーネ…君はなぜこんなことを…」
「レオナルド様の心はシエルに向いていることに気づいたんだ。だからシエルさえ殺せば、レオナルド様は僕のもの。だからだよ。」
さっきは視界がぼやけてて見えなかったが、今ははっきりと見える。
フィーネのその手の中に鋭く光った…ナイフがあることを。
「フィーネ。こんなことをしたらダメだ。結局は調べればフィーネだとバレてしまう。」
「ははは!そんなこと心配してたの?大丈夫。このナイフはあらかじめあのメイドの指紋をつけておいたし、僕は手袋をしているから指紋はつかない。メイドには口封じの闇魔法をかけといたから話そうとしたら…ボーン、って死んじゃうんだよ。ただ、お前が死ぬだけでいいんだ。真実はお前が墓まで持ってけばいいんだよ。」
ニコニコと笑って近づいてくる。今すぐ逃げたい。この手と脚が動けば。体が衰弱していなければ、僕が、…僕が…。
助けてって言えば誰かきてくれるのかな?こんな夜に誰も、来てくれないだろう。僕の叫び声がただ、この暗闇の空みたいに掻き消されるだけ。
フィーネが僕の体に跨って腹部に刃を突き立てる。
「シエル。これでバイバイだね。」
ゆっくり、ゆっくり。刃が入っていく。赤い血が、出てきて、痛い。
あ、あれ?、ゲームの世界じゃないの?血が、血が出てるよ?。
い、痛い、…痛い痛い痛い痛い。!!
「ゔっあぁっ!!やっやだっ痛い!」
「ゆっくり、体に傷をつけてあげる。その歪んだ顔が今まで見たかったんだよ!!」
意識が……。
?あ、れ、なんか遠くの方で声が聞こえる。
…………レオ。
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