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第2話
作戦
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「次は作戦を考えなきゃ……」
そう思い私は、ノートを机の上に広げペンで自分の持ち物やクラスを上から見た図などを書いた。
「まず、3時間目の途中くらいに着くように考えて家を出る。そして、裏口から入って教室前に……」
すごい……勉強とかは苦手なのにスラスラと書けている……そんなにもあいつらのことが憎いのかな…私。
「結末は…うーん…せっかくガソリンとマッチがあるんだし焼身自殺なんていいかも……クラスを巻き込んでのね…ふふふ……」
関係ない子も殺しちゃうけどいいよね……?
だって私がいじめられてるのを止めもせず見てただけだもん。見てるだけもいじめの一種。
決して許さない。見てるだけの人も、見て見ぬふりをしてた先生もみんな…みんな……
「 みんな有罪だッ!!! 」
って…大声出して近所の人にバレないかな…
怖い怖い…って私の方が怖いか……
一人で苦笑いしているとインターホンが鳴った。
きっとお母さんが帰ってきたんだろう。
私は玄関へ行き扉の鍵を開けお母さんに「おかえり」と言い、続けて言った。
「私明日、学校行くことにした」
私がそう言うとお母さんは驚いていた。
大丈夫なの?とか色々言ってきたけど全部受け流した。
その後、自分の部屋に戻りノートを破って手紙を書いた。
書き終えた頃にはもう夜で夕飯の時間になっていた……。
「もうこんな時間…お父さんも帰ってきてるだろうし…夕飯食べないと」
そう思っているとお母さんが私のことを呼んできた。
「今行くー!」
お父さんも席についていて私を呼んでいた。
「あっ……」
「今日は亜美の好きなハンバーグよ。明日学校行くんだからお祝いにね?」
そんなんでお祝いと言っていいのか…
そう思ったが嬉しい…明日私は死ぬ……
最後の晩餐に好きな物…幸せだよ。
――そういやお母さんとお父さんに私が不登校な理由言ってないっけ…まぁいいや……
「いただきます!」
元気よくそういうと私は少し泣きそうになりながら両親とハンバーグを食べ進めていた。
ゲーム開始まであと少し
そう思い私は、ノートを机の上に広げペンで自分の持ち物やクラスを上から見た図などを書いた。
「まず、3時間目の途中くらいに着くように考えて家を出る。そして、裏口から入って教室前に……」
すごい……勉強とかは苦手なのにスラスラと書けている……そんなにもあいつらのことが憎いのかな…私。
「結末は…うーん…せっかくガソリンとマッチがあるんだし焼身自殺なんていいかも……クラスを巻き込んでのね…ふふふ……」
関係ない子も殺しちゃうけどいいよね……?
だって私がいじめられてるのを止めもせず見てただけだもん。見てるだけもいじめの一種。
決して許さない。見てるだけの人も、見て見ぬふりをしてた先生もみんな…みんな……
「 みんな有罪だッ!!! 」
って…大声出して近所の人にバレないかな…
怖い怖い…って私の方が怖いか……
一人で苦笑いしているとインターホンが鳴った。
きっとお母さんが帰ってきたんだろう。
私は玄関へ行き扉の鍵を開けお母さんに「おかえり」と言い、続けて言った。
「私明日、学校行くことにした」
私がそう言うとお母さんは驚いていた。
大丈夫なの?とか色々言ってきたけど全部受け流した。
その後、自分の部屋に戻りノートを破って手紙を書いた。
書き終えた頃にはもう夜で夕飯の時間になっていた……。
「もうこんな時間…お父さんも帰ってきてるだろうし…夕飯食べないと」
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「今行くー!」
お父さんも席についていて私を呼んでいた。
「あっ……」
「今日は亜美の好きなハンバーグよ。明日学校行くんだからお祝いにね?」
そんなんでお祝いと言っていいのか…
そう思ったが嬉しい…明日私は死ぬ……
最後の晩餐に好きな物…幸せだよ。
――そういやお母さんとお父さんに私が不登校な理由言ってないっけ…まぁいいや……
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