リベンジゲーム

水野 凜音

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第1話

準備段階

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さて、ゲームをすると言ったがまず何をすればいいのか。
とりあえずまずは計画を立てなければ。
どんな計画がいいか…
「うーん……とりあえず皆を……私をいじめた子達を殺したい…」
殺す…殺すためには何が必要?
道具…どんな?刃物?鈍器?拳銃?
日本の法律…というか世界的に見ても子供は拳銃を買えない…。
ということは刃物や鈍器がいいだろう。
そう思い私は家の中にいいものがないか探しに行った。
「うーん…フルーツナイフは……短いから男子には不利かな……出刃包丁もいいけど手を抑えられたら終わり…」
そんなことを言いながらウロウロしていた。
不登校とはいいものだ。
親に何も言われないし学校にも行かなくていい。
1人でこうやってじっくり考え込むことが出来る。
「あっ……」
そういえばと思い私は倉庫へ走った。
この倉庫は基本的に父親が使っていて工具などがたくさんあるのだが……
「これ!いいじゃん!」
私が手にしたのは少し大きめのなただ。
これなら鈍器にもなるし刃物にもなる。
「でも重いなぁ…これは最終手段にしないと…まず絶対に1回は誰かに止められる…その止めた人を殺す軽いものを…って…」
私ははっとした。それこそフルーツナイフではないかと…
結果、数時間家中を探索して見つけたアイテムがこれ。
鉈、フルーツナイフ、麻縄、ガソリン、マッチ
この5つ。
「これだけあれば大丈夫かな…後は作戦を練るだけ…ふふふっ……」
だんだん楽しくなってきた。
私は今私の手で私をいじめてきた奴らに復讐出来る。今度は私がゲームで遊べる。
そう思うとなんだか興奮してきた。

――――ゲーム開始まであと1日
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