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先輩との出逢い編
★三年生とのお別れ☆
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文化際が終わって、三年生の引退式がもうすぐ行われる。
~引退式の前日~
「よーし!二年生と一年生だけで三年生に渡すプレゼントを買いに行こう!!」と松井さん。
皆、3000円以内で先輩に渡すプレゼントを買いに行くらしい。
中村さんは何が好きなんだろうと思いつつ、とにかく可愛らしい物を買っていった。
白鳥先輩は…いつも以上に女の先輩方に囲まれていた。
私とのお話は今日はお預け…?
実は最近気付いたことがある。白鳥先輩のことをいつも見つめてしまっている自分がいることに気付いた。
今日だってそうだ。中村先輩のプレゼントを考えないといけないのに…私の脳内は白鳥先輩でいっぱいになっていた。
どうしてだろう。確かに楽しいことがあると、脳内から離れないことはあるが、白鳥先輩には些細な事でも脳内から離れない。これってもしかして…。いや、無駄な恋は止めよう…。最近思ったばかりなのに。やはり私も人だ。感情はある。無駄な恋なら、友達としてでも良い。ずっと一緒に居れたらそれだけで…。と思いつつ、川瀬君達と話していると、「柴田さん…?」と声をかけられた、振り向くとニヤニヤした二年生の先輩方と白鳥先輩がいた。「なんのご用でしょう。」とさっきまで考えてた事を隠すように、しらを切った。
「ほらほらー頑張って」と白鳥先輩の背中を押す松井さんは見なかったことにして、結局白鳥先輩と二人で先輩のプレゼントを選ぶことにした。
とっても楽しかった。そしていつも通りの迷子笑。もう全然慣れましたけど。逆に二人になれて嬉しかった。と思うのは私だけか。。。
~引退式 当日 午前~
午前中はまず、二年生と一年生で会議があった。
音楽室を飾ってキレイにしたり、お菓子を集めていったり、、、。とても、あんなに怒られたりしたように思えない笑顔があった。
こゆり中学校の吹奏楽の引退式は携帯OKで、記念写真をメチャクチャ撮るらしく、先輩方も張り切っていた。
ちなみに、白鳥先輩との会話は少なかったが一番思い出に残ってるのは、
「先輩って好きな人いるんですか?」と私が軽く聞くと慌てたようすで「い、いないから!」と言われた。なにがなんだか、慌てすぎでは!?と思ったが、私に質問が回ってくるのを避けるため聞かなかった。
~引退式 当日 午後~
引退式の午前中私意外全員号泣…。私は泣いたことがあまりないため、泣かなかった。
と引退式が順調に進み自由時間となった。私は、私の一番の憧れの先輩、バリサクの乙葉さんばかり撮っていると…。白鳥先輩が私の携帯を覗きながら、「乙葉さんのファンなん?」と聞いてきた。まぁそうかもしれないが、ここはやっぱり「いえ、ただ目の前に居るんで撮ってるだけです」とまたまたしらを切った。
なるべく顔を近づけないでほしい。はぁ、これから先輩が三年生になると、また後輩が入ってくる。ライバルが多くなるなーと、笑うことしか私には出来なかった。
~引退式の前日~
「よーし!二年生と一年生だけで三年生に渡すプレゼントを買いに行こう!!」と松井さん。
皆、3000円以内で先輩に渡すプレゼントを買いに行くらしい。
中村さんは何が好きなんだろうと思いつつ、とにかく可愛らしい物を買っていった。
白鳥先輩は…いつも以上に女の先輩方に囲まれていた。
私とのお話は今日はお預け…?
実は最近気付いたことがある。白鳥先輩のことをいつも見つめてしまっている自分がいることに気付いた。
今日だってそうだ。中村先輩のプレゼントを考えないといけないのに…私の脳内は白鳥先輩でいっぱいになっていた。
どうしてだろう。確かに楽しいことがあると、脳内から離れないことはあるが、白鳥先輩には些細な事でも脳内から離れない。これってもしかして…。いや、無駄な恋は止めよう…。最近思ったばかりなのに。やはり私も人だ。感情はある。無駄な恋なら、友達としてでも良い。ずっと一緒に居れたらそれだけで…。と思いつつ、川瀬君達と話していると、「柴田さん…?」と声をかけられた、振り向くとニヤニヤした二年生の先輩方と白鳥先輩がいた。「なんのご用でしょう。」とさっきまで考えてた事を隠すように、しらを切った。
「ほらほらー頑張って」と白鳥先輩の背中を押す松井さんは見なかったことにして、結局白鳥先輩と二人で先輩のプレゼントを選ぶことにした。
とっても楽しかった。そしていつも通りの迷子笑。もう全然慣れましたけど。逆に二人になれて嬉しかった。と思うのは私だけか。。。
~引退式 当日 午前~
午前中はまず、二年生と一年生で会議があった。
音楽室を飾ってキレイにしたり、お菓子を集めていったり、、、。とても、あんなに怒られたりしたように思えない笑顔があった。
こゆり中学校の吹奏楽の引退式は携帯OKで、記念写真をメチャクチャ撮るらしく、先輩方も張り切っていた。
ちなみに、白鳥先輩との会話は少なかったが一番思い出に残ってるのは、
「先輩って好きな人いるんですか?」と私が軽く聞くと慌てたようすで「い、いないから!」と言われた。なにがなんだか、慌てすぎでは!?と思ったが、私に質問が回ってくるのを避けるため聞かなかった。
~引退式 当日 午後~
引退式の午前中私意外全員号泣…。私は泣いたことがあまりないため、泣かなかった。
と引退式が順調に進み自由時間となった。私は、私の一番の憧れの先輩、バリサクの乙葉さんばかり撮っていると…。白鳥先輩が私の携帯を覗きながら、「乙葉さんのファンなん?」と聞いてきた。まぁそうかもしれないが、ここはやっぱり「いえ、ただ目の前に居るんで撮ってるだけです」とまたまたしらを切った。
なるべく顔を近づけないでほしい。はぁ、これから先輩が三年生になると、また後輩が入ってくる。ライバルが多くなるなーと、笑うことしか私には出来なかった。
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