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先輩との出逢い編
★部活動体験☆
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一日目は卓球部に行こうと思う。私は運動は全然駄目だったが、卓球には思い出があるし、水泳の次に得意な運動だった。
思い出に関しては、たまにしか会えないお父さんと唯一遊んだ運動だった。お父さんはお母さんを裏切り離婚した。だから、たまにお金を持ってきて帰ってしまう。私はどちらかというとお父さん子だった。どれだけお父さんに払いのけられようとも近づいた。それが当たり前だった。
そんな思い出深い運動だった。先生もめちゃくちゃ優しそうだし。でも、サーブが入らないことが多くて、先輩にめちゃくちゃ迷惑をかけて短気な私は凄く自分にイライラした。流石、運動音痴の私だ。
二日目。この日は第一希望の美術部を体験した。とっても楽しかった。褒められるのに慣れてない私に、あんだけ褒めてくれたら誰だって嬉しい。
けれど最後の先生の言葉で私は目が覚めた…いや、覚めてしまった。「三年になるまで私の言うことを聞いてもらうから」…私は命令が嫌いだった。さっきまで入る気満々だった私だったのに、入りたい部活がその一言で無くなった。最悪だ。このこゆり中学校は部活は必ず入らないといけない規則があった。
三日目。渡辺さんに「それなら!吹奏楽来てみなよ!絶対楽しいから!」と言われたので行くことにした。音楽室に入ると吹奏楽メンバーが「コンニチハ!」と大きな声で出迎えてくれた。そこから、部長の指示に従って楽器体験をした。私はドラムばっかり体験していた。パーカッション(打楽器)が大好きだった。とても難しかったが楽しかった。最後の最後にあの問題の先生が来た。また美術部みたいに指示してくるのか、と思っていたら「この吹奏楽に来てくださりありがとうございました。この吹奏楽は先生が中心ではなく生徒が中心となっています。ただ一つお願いがあります。遊び半分で、この吹奏楽に入らないでください。本気で楽器したい。と思う人だけ来てください。」逆にお願いされた。この部活には入らないと思っていたが心が揺れた気がした。
思い出に関しては、たまにしか会えないお父さんと唯一遊んだ運動だった。お父さんはお母さんを裏切り離婚した。だから、たまにお金を持ってきて帰ってしまう。私はどちらかというとお父さん子だった。どれだけお父さんに払いのけられようとも近づいた。それが当たり前だった。
そんな思い出深い運動だった。先生もめちゃくちゃ優しそうだし。でも、サーブが入らないことが多くて、先輩にめちゃくちゃ迷惑をかけて短気な私は凄く自分にイライラした。流石、運動音痴の私だ。
二日目。この日は第一希望の美術部を体験した。とっても楽しかった。褒められるのに慣れてない私に、あんだけ褒めてくれたら誰だって嬉しい。
けれど最後の先生の言葉で私は目が覚めた…いや、覚めてしまった。「三年になるまで私の言うことを聞いてもらうから」…私は命令が嫌いだった。さっきまで入る気満々だった私だったのに、入りたい部活がその一言で無くなった。最悪だ。このこゆり中学校は部活は必ず入らないといけない規則があった。
三日目。渡辺さんに「それなら!吹奏楽来てみなよ!絶対楽しいから!」と言われたので行くことにした。音楽室に入ると吹奏楽メンバーが「コンニチハ!」と大きな声で出迎えてくれた。そこから、部長の指示に従って楽器体験をした。私はドラムばっかり体験していた。パーカッション(打楽器)が大好きだった。とても難しかったが楽しかった。最後の最後にあの問題の先生が来た。また美術部みたいに指示してくるのか、と思っていたら「この吹奏楽に来てくださりありがとうございました。この吹奏楽は先生が中心ではなく生徒が中心となっています。ただ一つお願いがあります。遊び半分で、この吹奏楽に入らないでください。本気で楽器したい。と思う人だけ来てください。」逆にお願いされた。この部活には入らないと思っていたが心が揺れた気がした。
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