シスコン、異世界へ行く。〜チート能力かと思ったら、七つの大罪を押し付けられた件〜

ゆーしー

文字の大きさ
上 下
14 / 19
Chapter.2 シスコン、旅に出る。

2-1:シスコン、護衛を引き受ける。

しおりを挟む
「これからの事を話そうと思う」

 金貨50枚をつぎ込んだ大宴会から、すでに三日ほどが経とうとしていた。
 身体に蓄積された酒気が完全に抜け、二日酔いも治り身体の調子が戻った俺は、【疾風の穴熊亭】の部屋の中で、七つの大罪たちとこれからの事を相談しようとしていた。

『これからの事ですか? マイマスター』
「ああ。俺たちはようやく、神聖ウルノキア皇国に神の手がかりを見つけた。この街を離れるのは寂しいが、俺は一刻も早く姉さんを見つけなければならない」
『……なるほど。それで、護衛依頼ってわけだ』
「そうなる」

 冒険者ギルドではCランク以上の冒険者にのみ、護衛依頼と呼ばれる依頼を受けることが出来る。
 依頼者が他の街や国に移動する間、依頼者をあらゆる外敵から守るのがこの依頼の内容だ。

 もちろん依頼なので依頼者から報酬が貰えるし、道中のご飯も向こうが用意してくれることがほとんどだ。
 稀にとんでもない依頼者もいるみたいだが、基本的にはしっかりした人が依頼者なことが多い。
 先日の事件でCランクへと上がった俺は、この護衛依頼を受けることが出来るようになったというわけだ。

「ギルドで神聖ウルノキア皇国の方面に向かう護衛依頼を受けて、その先の街のギルドで同じような依頼を受けて……そうやって移動していけば、時間はかかるが安全に神聖ウルノキア皇国まで辿りつけるだろう。お金も貯まるしな」
『それは、そうだけどさ』
『マスター。あの二人はどうするつもりなんですの?』
「っ、それは……」

 インウィディアの言うあの二人。先日の事件の被害者であり、神聖ウルノキア皇国から追われる立場となっているピオスとヒーリの事だ。
 彼らは、現在の俺たちの目的地である神聖ウルノキア皇国から逃げて来た身だ。そんな彼らを、俺の至上命題ワガママに付き合わせるわけにはいかないだろう。
 だから。

「……彼らとは、この街で別れようと思っている」
『なんで!? ヒーリちゃんといる時のマスター、とっても楽しそうだったよ!』
『そうですわ。まるで最愛の家族でも見ているような視線でしたもの』
『あれだけの熱視線、向こうが気付いていないとも思えないけどね』

 え? そうなのか? 自分ではそんなつもりはなかったのだが……常日頃から共にいる大罪たちが言うのなら、そうなのだろう。

「俺は、これ以上彼らを危険な目に合わせたくないんだ。俺たちの尽力で、クルーエルという最大の障害は無くなった。次の追っ手が来るまでは時間がかかるだろう。その間にもっと遠くに逃げてくれれば……」
『マスター。それは悪手だとわたくしは思いますわ』

 俺の言葉に対して間髪入れずにインウィディアが返してくる。

「悪手?」
『ええ。まず一つ目に、クルーエルがウルノキア教の最大戦力ではないかもしれないということ』

 その可能性については俺も考えていた。クルーエルは行き過ぎた信仰心と、身勝手な欲望を持っていた危険な男だ。
 さらに振るう力も強く、かなり高い熟練度の重力魔法と、ある特殊な能力を持っていた。

 最終的にアワリティアで殺したわけではないのだが、どうやら自爆魔法が発動した時点で死亡扱いとなっており、やつの能力も得ることが出来たことでその能力が判明した。

 やつが持っていた能力は【テイム】。モンスターや魔に連なる存在を仲間にできる能力らしい。どうやらこちらの知識に合わせてアップデートされたとアワリティアは言っていたが。

 元々は無理やりモンスターたちを支配する能力だったのが、俺の認識の違いで類似能力になった……とかなんとか。そこら辺のことは俺にもよく分からない。
 地球で、テイマーものの小説を読んでいたことが原因なのだろうか。まさかな。

『二つ目に。彼らは逃げて逃げ続けて……それで、最後はどこに行きますの?』
「それは、神聖ウルノキア皇国の手の届かないところに...…」
『それはどこですの? そしてそれは、本当にウルノキアの手が届かないところだと言えますの? 相手は仮にも実在する神様かも知れませんのよ?』
「うぐ……」

 インウィディアの正論に心が痛む。
 も、もう少し手加減してくれてもいいんじゃないだろうか?

『お優しいのは結構ですが、もう少し自分の欲望に忠実に……ええ、忠実ではありますが、もう少しお姉さん以外のものにも目を向けてみるべきだと思いますわ』
「姉さん、以外……?」
『確かに今この時も、連れ去られたお姉さんが何かをされているかもしれない。その心配と、お姉さんと一緒にいられて羨ましいという嫉妬は感じていますわ』
「ぐぐ……っ」

 あの、無意識に思っていることをバラされると、すごい辛いのだが。最近代償が大きくなってきたのか、無意識に感情を表に出している場合があるからな……気を引き締めていかないといけないか。
 インウィディアは、小さくため息をついて(多分)続ける。

『わたくしたちは、この世界のことを知らなさ過ぎなのですわ。まずは、知ることから始めてもいいと思いますの。あの二人と共に歩みながら』
「しかし……」
『……おい、インウィディアのやつがまともだぞ。どうなってんだ?』
『マスターの元に来てからは、インウィディアが一番真面目かもしれないね!』
『おいおいグラ。それは僕たちが、真面目じゃないって言ってるようなものじゃないかい?』
『意義を申し立てます』
『ああもう皆さま少し黙ってくださいますか!? こちらは真剣に話していますのよ!』

 と、やいのやいの騒いでいるとコンコンと部屋の扉がノックされる。同時にピタッと黙る大罪たち。いやまぁ、あれだけ騒いでいたのたらあんまり変わらない気はするけどな。

「どちら様だ?」
「ピオスです。ヒーリお嬢様もこちらに」
「分かった。入ってくれ」

 扉を開けて部屋に入ってきたのは、執事服着こなす若い男と、艶やかな金髪に宝石のような碧眼、美しい肌を持った町娘の服を着た少女だった。彼女が着ると、どんな服でも輝いて見えるな。
 俺はピオスたちに椅子に座るように言って、ベッドの縁に腰をかけた。流石にお客様をベッドに座らせるわけにはいかないからな。

「それで、急にどうしたんだ?」
「ええ。まずは、私とお嬢様を助けてくださったことに、最大の感謝を。あなたのおかげで、私たちはまた街を失わずに済みました」
「ルトさん。本当に、ありがとうございます」

 そう言って頭を下げてくる二人。
 しかし、お礼の言葉はもう何度も聞いている。これ以上お礼を言われても困るだけなんだがな。
 俺は苦笑いを浮かべながら、二人に頭を上げるように言う。

「そして、ごめんなさい。私たちはまた、ルトさんに迷惑をかけてしまいます」
「それはどういう?」
「ルトさん。神聖ウルノキア皇国までの道中の、護衛依頼を受けてくれませんか?」

 ヒーリの告げた言葉。俺はそれに驚き、言葉を失った。
 彼らは、その神聖ウルノキア皇国の追っ手から逃げるために遥々このプラキア王国まで来たのだ。
 それがどうしてまた、逆走するような真似をするのか。

「何か理由が……あるのか?」
「今回の事件で、いえ、これまでのもそうですが……私は、私たちがこのまま逃げ続けることは不可能だと、判断しました。例え西の果てへ向かったとしても、ウルノキア教の追っ手は確実に襲ってくるだろう、と」

 耳に澄み渡り、心が浄化されそうになるほどの声。ずっと聞いていたくなるほどの心地よい音色だが、今は真面目な話の最中だ。

「そこまでは分かった。それで、どうして神聖ウルノキア皇国に?」
「終わらせようと思っています。この逃避行を」
「……つまり、ウルノキア教の……ヒーリたちを追っている奴らを倒して、ってことか?」
「はい。それと、奴らという言葉は正しくありません。私たちを殺したいと思ってる人物は、一人しかいませんから」
「それは?」

 俺が促すと、ヒーリは強い決意を滲ませた瞳で、俺の目を見る。

「神聖ウルノキア皇国のトップにして、ウルノキア教のトップ。アルメヒティヒ・オルドヌング……教皇アルです」
「アルメヒティヒ・オルドヌング……」

 そいつが、ウルノキア教のトップ。つまり、ウルノキア神に一番近しい存在ということか。
 その教皇アルならば、もしかしたら姉さんの行方を知っているかもしれない。これは是が非でも会って話をしないとな。

「そいつを、殺しに行くってことでいいのか? その道中の護衛を、俺に?」
「ええ。あなたたちに」
「……」

 そりゃ、バレてるよな。むしろ、バレてない方がおかしいか。

「別に私は、あなたの力を吹聴しようなどという気はありません。ですが、ビオスから聞いた通りなら、とても珍しい力をお持ちだとか。先ほど部屋の中で聞こえていた女性の声も、その力とやらに関係があるのでしょう?」

 ああ、これは全部バレてるな。
 ここでしらを切ることも出来るが……そうするメリットはない、か。
 俺はその場に立ち上がると、まだ目覚めていない怠惰アケディア色欲ルクスリア以外の全員を装着した。

「それが……」
「俺の大切な仲間たちです。ほら、もう喋ってもいいぞ」
『ほんと!? やったー! まずは私! 私はグラ! よろしくね!』
『私はアワリティアです。ヒーリさんとピオスさんですね。以後、よろしくお願いします』
『僕はスペルビア。ふん。仕方ないから、よろしくしてやってもいいよ』
『本当にあなたは素直ではありませんわね……わたくしはインウィディアですわ』
『んで、このアタシがイラだ! 血湧き肉躍る戦いが好きだ!』
「あ、えっと、籠手がグラさん、剣がアワリティアさんで……鎧がスペルビアさん、翼がインウィディアさん。右足のグリーブがイラさんですね。よろしくお願いします」

 大罪たちにも丁寧に頭を下げてくれるヒーリ。きちんと個人として扱ってくれるんだな。そのことに、少しばかり嬉しくなってしまった。
 俺は全員を紋章に戻し、再びベッドの縁に腰をかける。

「とりあえず、依頼の件なら冒険者ギルドに話を通してくれれば受ける。どっちみち、神聖ウルノキア皇国には向かおうと思っていたところだからな」
「……! ありがとうございます!」
「だが、俺はそちらの事情を何も知らない。少しでもいいから、話してもらえると助かるんだが」
「それは……」
「お嬢様。そこから先は私が」

 何かを言い淀むようにしたヒーリを遮って、ピオスが俺の正面に座る。

「ルトさまには、お嬢様がウルノキア教から追われる理由を話していませんでしたが……性格には、話せないのです。何も」
「何も? どういうことだ?」
「ええ。端的に申し上げますと、お嬢様には記憶がありません」
「記憶が……ない?」
「端的に言えば、ですが。失っているのは、ある特定の時期の記憶だけなのです」

 俺は思わずヒーリの顔を見る。その表情は、どこか申し訳なさそうにしているように見えた。

「教皇に追われるようになってしまうほどの何かを見てしまったお嬢様は、そのショックが原因でその時の記憶がありません。ですので、話したくても話せないというのが、正解でしょうか」
「記憶を失っているって言うのは、教皇は知らないのか?」
「もちろん知っているでしょう」
「なら何で、未だに追っ手を放ってくるんだ?」
「思い出してしまう可能性があるからでしょう。今は記憶を失っていますが、その記憶がいつ戻るか分からない。もし自分の手の届かないところでその記憶が戻ってしまえば……」
「なるほど。そういうことか」

 だからこそ、執拗にヒーリを追っているわけか。それほどの秘密を、ヒーリは知ってしまったと。
 本当は交渉材料にその秘密とやらも知っておきたいところだが……こればかりは、仕方がないか。

「私たちにも準備がありますので、ここら辺で。出発は四日後の早朝、集合場所は中央広場としましょうか。ギルドの方に指名依頼を出しておくので、後ほど確認してください」
「ああ、分かった」
「では行きましょう、お嬢様」
「……ええ」

 ピオスに連れられるようにして、少しだけ暗い顔をしたヒーリが部屋を出ていく。
 二人がいなくなったのを確認した後、俺はベッドに寝転がった。

「姉さん……」

 ヒーリを見ていると、どうしても姉さんの顔がチラつく。そんなヒーリの暗い顔は、あまり見たくないな。
 だが、やるべきことは決まった。
 ヒーリたちの依頼を受け、神聖ウルノキア皇国に向かう。

 そして、教皇アルメヒティヒ・オルドヌングを捕まえる。ヒーリたちは殺したがっているが、俺としては最優先で情報を抜かないといけない。
 待っててくれ、姉さん。必ず、俺が助けに行くから。
 そう改めて誓った俺は、ぐぐぅと鳴ったお腹の虫を落ち着かせるために、リカルドのご飯を食べに行くのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

処理中です...