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Chapter3:第二の浮遊大陸《セカンド・ファンタジア》
33話:第二の浮遊大陸《セカンド・ファンタジア》
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『うーん、思ったよりも暇だねぇ』
「確かにミオンの言う通り暇だけど、注意を怠るわけにはいかないからね。いつモンスターが襲ってくるか……っと、早速来たよ。出撃よろしく」
『おっけー。レン、アイちゃんも出撃よろしくー』
『おう!』
『ん』
黄昏の戦乙女を修理した私たちは、北の街で第二の浮遊大陸までの空路図を受け取り、空の旅を楽しんでいた。
ただし定期便を使わない場合、途中でモンスターの群れに襲われる仕様になっているのだとか。既に何度か襲われており、今回もそのうちの一回だ。
出てくるモンスターはどれも空を飛べるもので、第二の浮遊大陸にも出現するモンスターだ。対空戦のチュートリアルみたいな感じだと思えばいいらしい。
勝利条件は敵モンスターの全滅、または撃退。敗北条件はプレイヤーの全滅、または乗艦している艦または船の破壊ってところかな。
黄昏の戦乙女は他の艦や船と違いホーム扱いになっているため、耐久値がゼロになる事での損失は起こりえない。
だけどその代わりにダメージを受けると稼動効率が下がって、艦の動きが鈍くなる。そのまま稼動効率が下がり続けてゼロになると、他の船における損失判定になって、強制的に発進した港まで戻されることになるらしい。これらは、空路図を受け取る際に注意事項として聞かされたことだ。
もちろん稼動効率がゼロになると艦を動かせないから、黄昏の戦乙女を起動させた時のように修理が必要になる。
どれくらいの素材数を要求されるかは分からないけど……最悪の場合、黄昏の戦乙女を修復した時と同じくらいの素材がかかると思った方がいい。
幸いと言うべきか、黄昏の戦乙女の装甲は厚く、この空域のモンスターの攻撃を受けても稼動効率の低下はほとんど起こらない。
それでもモンスターを放置してると徐々に稼動効率が削られるので、私たち魔機人が出撃するって感じかな。
インベントリから対空戦補助用のブースターを取り出して、背部パーツに取り付ける。これは数回の対空戦を経験したことで、あった方が戦闘が楽になるということで作製した拡張用パーツだ。
流線型の本体パーツに、方向転換用のバーニアを複数個取り付けて、最後に主翼を付けたものがこのマギア・ブースター。魔導石は使わずに、魔力を貯蔵可能なマギアコンデンサを採用している。
背部パーツに取り付けることで、魔機人本体から供給される魔力を貯蔵することが可能になるってわけ。ちなみにこいつには既に魔力を貯蔵済みなので、本体のENを使わずにマギア・ブースターの魔力のみで使用可能だ。
マギアコンデンサの性能がそこまで高くないため魔力の貯蔵量自体は低いものの、このブースターは対空戦でかなりの力を発揮してくれている。
[武装・補助]マギア・ブースター レア度:EX 品質:B- 魔力伝導率:B+ 最大魔力貯蔵量:2500
消費EN:100~
まだ飛行と呼ぶレベルには達しておらず、滞空時間の短さとENの消費量が重いことがネックだけど、それでも画期的な装備に変わりはない。
マギア・ブースターを装備した私は、格納庫にある艦上部へと繋がるカタパルトデッキに身体を固定して、レンたち二人を待つ。
『ごめんごめん、遅くなった』
『ん』
『いいよいいよ。さ、今回もちゃっちゃと片付けよう!』
『おう!』
『ん!』
『全員揃ったみたいだね。上部ハッチを開けるから、射出タイミングは任せるよ』
『了解!』
ヴィーンからの艦内放送を聞き、グッと拳を握る。
するとほどなくして、閉まっていた上部ハッチが開き始めた。
ハッチが完全に開いた段階で、私はカタパルトを射出する。
『ミオン、ブラッドライン、出るよ!』
上方向にカタパルトデッキが射出され、ほんの数秒で艦の上部に辿り着く。まぁ、いわゆるE〇A式出撃方法だね。
すぐにレンとアイちゃんも艦上部にやってくる。すでに目の前には大きな角を持つ空飛ぶ魚と、足の鉤爪が鋭い大きな翼の鳥がいた。
それぞれ別の群れでお互いがお互いを牽制していたが、私たちの姿を認めると一斉に襲いかかってくる。こういう時だけは仲良いんだこいつら。
『スカイホーンフィッシュはレンが、ビッグクローバードはアイちゃんでよろしく! 私はマギアライフルで二人をカバーするよ!』
『おうよ!』
『ん』
マギア・ブースターを起動させて、マギア・ライフルの照準をそれぞれの方向に合わせる。キィン、と甲高い音を立ててマギア・ブースターが起動し、魔力放出用のノズル部分に魔力を放出するための魔法陣が浮かび上がった。
レンとアイちゃんも同じくマギア・ブースターを起動し、その手に持つ得物でそれぞれのモンスターに襲いかかった。
『うぉらぁ!』
レンが手に持つ大剣、マシンブレイカーを振るう度に、スカイホーン・フィッシュが捌かれて粒子に変わる。ただしスカイホーン・フィッシュは次々にその角を突き出しながら突撃してくるため、次第にレンの装甲を掠めるようになった。
『そこっ!』
私はレンの死角から襲いかかるスカイホーン・フィッシュに、マギア・ライフルの一撃を当てて倒していく。
光で気付いたのか、私の方を振り向いたレンが小さく右手を挙げた。
『サンキュ!』
『レン、危なっかしいよ。もっと距離とって戦ったらどう?』
『アタシには突撃するのが一番性に合ってるから、ね!』
『さいですか』
小さくため息をついた私は、チラリとアイちゃんの様子を見る。
アイちゃんはレンとは違い、危なげなく距離をとってビッククローバードと戦っていた。
え、でもアイちゃんって遠距離武装持ってたっけ……おや、インベントリから取り出したるは、そこそこの大きさの鉄球。その鉄球を放り投げ、バットを振り抜き、鉄球をモンスターの頭にぶち当てた!
頭部に甚大な被害を受けた鳥は、受けたダメージ以上にフラフラと目を回し、他の鳥にぶつかってもつれ、大地のない空へと落ちていった。
『ぶい』
……なるほど。これなら、援護の手をレンに多めにしても大丈夫そうかな! でもね、鳥を落とす度にいちいちこっちに向けてVサインしなくてもいいんだよ。あーもう可愛いな。
というわけで大した問題も殆どなくサクッとモンスターを殲滅。さらに何回か同じような戦いを繰り返し、一時間ほどでモンスターの襲撃ゾーンを抜けることができたようだった。
『一応襲撃ゾーンは抜けたけど、何が起こるか分からないから甲板……甲板? で、待機で』
『おう』
『ん』
進む黄昏の戦乙女は、一際大きな雲に突っ込んだ。雲の中は視界が悪く、ギリギリ近くにいる二人が見えるかもといった具合だ。
幸いそこまで深くはなかったのか、大きな雲を抜けた先には、果てが見えるような青空をバックに、新たな浮遊大陸が姿を現した。
『あれが、第二の浮遊大陸……!』
『でけぇ……最初の浮遊大陸がなんだったんだってくらいでけぇな』
『ん。軽く三倍はある』
大陸は簡単に言えばひし形のような形になっており、四方の部分がそれぞれ港になっているようだ。
また、大陸の中央には巨大な山が鎮座しており、四方の街から山に、そしてそれぞれの街に向かって道が伸びているようだった。
他にも北東の方に深い森があったり、南西の方には大きな湖があったりと、見て回りたい場所が多い。新素材も沢山ありそうで、今からワクワクが止まらない。
さて。このまま空の眺めを楽しむのもいいけど、兎にも角にも、港に向かわないと始まらないね。
確か、北の街からの定期便は南の港に向かうって話だから、私たちは他の港に行こうかな?
西か東か北か……北は遠いし、東は……うーん、しばらく森は見たくないなぁ。どっちかと言えば湖の方が見たい。よし、決めた。西に行こう!
と、思ったところで、ヴィーンからチャットが届いた。
『それで、どこに行くか決めたかい?』
『うん。とりあえず西に向かおうかなって思ってるよ。南は一番人が多そうだからね。ここは、自前の艦を持ってるアドバンテージを活かそう!』
『オーケー。ちなみに北や東じゃない理由は?』
『北は遠いし、東に行くと南西の湖が見れないからかな。あと、森はしばらくいいかなって』
『分かった。そういう理由なら、素直に従うとしよう。上部ハッチを開くから、そこから戻っておいで』
『りょーかーい』
ヴィーンとのチャットを終えて、レンとアイちゃんの三人で黄昏の戦乙女へと戻っていく。
西にある港についたのは、それから10分後のことだった。
「確かにミオンの言う通り暇だけど、注意を怠るわけにはいかないからね。いつモンスターが襲ってくるか……っと、早速来たよ。出撃よろしく」
『おっけー。レン、アイちゃんも出撃よろしくー』
『おう!』
『ん』
黄昏の戦乙女を修理した私たちは、北の街で第二の浮遊大陸までの空路図を受け取り、空の旅を楽しんでいた。
ただし定期便を使わない場合、途中でモンスターの群れに襲われる仕様になっているのだとか。既に何度か襲われており、今回もそのうちの一回だ。
出てくるモンスターはどれも空を飛べるもので、第二の浮遊大陸にも出現するモンスターだ。対空戦のチュートリアルみたいな感じだと思えばいいらしい。
勝利条件は敵モンスターの全滅、または撃退。敗北条件はプレイヤーの全滅、または乗艦している艦または船の破壊ってところかな。
黄昏の戦乙女は他の艦や船と違いホーム扱いになっているため、耐久値がゼロになる事での損失は起こりえない。
だけどその代わりにダメージを受けると稼動効率が下がって、艦の動きが鈍くなる。そのまま稼動効率が下がり続けてゼロになると、他の船における損失判定になって、強制的に発進した港まで戻されることになるらしい。これらは、空路図を受け取る際に注意事項として聞かされたことだ。
もちろん稼動効率がゼロになると艦を動かせないから、黄昏の戦乙女を起動させた時のように修理が必要になる。
どれくらいの素材数を要求されるかは分からないけど……最悪の場合、黄昏の戦乙女を修復した時と同じくらいの素材がかかると思った方がいい。
幸いと言うべきか、黄昏の戦乙女の装甲は厚く、この空域のモンスターの攻撃を受けても稼動効率の低下はほとんど起こらない。
それでもモンスターを放置してると徐々に稼動効率が削られるので、私たち魔機人が出撃するって感じかな。
インベントリから対空戦補助用のブースターを取り出して、背部パーツに取り付ける。これは数回の対空戦を経験したことで、あった方が戦闘が楽になるということで作製した拡張用パーツだ。
流線型の本体パーツに、方向転換用のバーニアを複数個取り付けて、最後に主翼を付けたものがこのマギア・ブースター。魔導石は使わずに、魔力を貯蔵可能なマギアコンデンサを採用している。
背部パーツに取り付けることで、魔機人本体から供給される魔力を貯蔵することが可能になるってわけ。ちなみにこいつには既に魔力を貯蔵済みなので、本体のENを使わずにマギア・ブースターの魔力のみで使用可能だ。
マギアコンデンサの性能がそこまで高くないため魔力の貯蔵量自体は低いものの、このブースターは対空戦でかなりの力を発揮してくれている。
[武装・補助]マギア・ブースター レア度:EX 品質:B- 魔力伝導率:B+ 最大魔力貯蔵量:2500
消費EN:100~
まだ飛行と呼ぶレベルには達しておらず、滞空時間の短さとENの消費量が重いことがネックだけど、それでも画期的な装備に変わりはない。
マギア・ブースターを装備した私は、格納庫にある艦上部へと繋がるカタパルトデッキに身体を固定して、レンたち二人を待つ。
『ごめんごめん、遅くなった』
『ん』
『いいよいいよ。さ、今回もちゃっちゃと片付けよう!』
『おう!』
『ん!』
『全員揃ったみたいだね。上部ハッチを開けるから、射出タイミングは任せるよ』
『了解!』
ヴィーンからの艦内放送を聞き、グッと拳を握る。
するとほどなくして、閉まっていた上部ハッチが開き始めた。
ハッチが完全に開いた段階で、私はカタパルトを射出する。
『ミオン、ブラッドライン、出るよ!』
上方向にカタパルトデッキが射出され、ほんの数秒で艦の上部に辿り着く。まぁ、いわゆるE〇A式出撃方法だね。
すぐにレンとアイちゃんも艦上部にやってくる。すでに目の前には大きな角を持つ空飛ぶ魚と、足の鉤爪が鋭い大きな翼の鳥がいた。
それぞれ別の群れでお互いがお互いを牽制していたが、私たちの姿を認めると一斉に襲いかかってくる。こういう時だけは仲良いんだこいつら。
『スカイホーンフィッシュはレンが、ビッグクローバードはアイちゃんでよろしく! 私はマギアライフルで二人をカバーするよ!』
『おうよ!』
『ん』
マギア・ブースターを起動させて、マギア・ライフルの照準をそれぞれの方向に合わせる。キィン、と甲高い音を立ててマギア・ブースターが起動し、魔力放出用のノズル部分に魔力を放出するための魔法陣が浮かび上がった。
レンとアイちゃんも同じくマギア・ブースターを起動し、その手に持つ得物でそれぞれのモンスターに襲いかかった。
『うぉらぁ!』
レンが手に持つ大剣、マシンブレイカーを振るう度に、スカイホーン・フィッシュが捌かれて粒子に変わる。ただしスカイホーン・フィッシュは次々にその角を突き出しながら突撃してくるため、次第にレンの装甲を掠めるようになった。
『そこっ!』
私はレンの死角から襲いかかるスカイホーン・フィッシュに、マギア・ライフルの一撃を当てて倒していく。
光で気付いたのか、私の方を振り向いたレンが小さく右手を挙げた。
『サンキュ!』
『レン、危なっかしいよ。もっと距離とって戦ったらどう?』
『アタシには突撃するのが一番性に合ってるから、ね!』
『さいですか』
小さくため息をついた私は、チラリとアイちゃんの様子を見る。
アイちゃんはレンとは違い、危なげなく距離をとってビッククローバードと戦っていた。
え、でもアイちゃんって遠距離武装持ってたっけ……おや、インベントリから取り出したるは、そこそこの大きさの鉄球。その鉄球を放り投げ、バットを振り抜き、鉄球をモンスターの頭にぶち当てた!
頭部に甚大な被害を受けた鳥は、受けたダメージ以上にフラフラと目を回し、他の鳥にぶつかってもつれ、大地のない空へと落ちていった。
『ぶい』
……なるほど。これなら、援護の手をレンに多めにしても大丈夫そうかな! でもね、鳥を落とす度にいちいちこっちに向けてVサインしなくてもいいんだよ。あーもう可愛いな。
というわけで大した問題も殆どなくサクッとモンスターを殲滅。さらに何回か同じような戦いを繰り返し、一時間ほどでモンスターの襲撃ゾーンを抜けることができたようだった。
『一応襲撃ゾーンは抜けたけど、何が起こるか分からないから甲板……甲板? で、待機で』
『おう』
『ん』
進む黄昏の戦乙女は、一際大きな雲に突っ込んだ。雲の中は視界が悪く、ギリギリ近くにいる二人が見えるかもといった具合だ。
幸いそこまで深くはなかったのか、大きな雲を抜けた先には、果てが見えるような青空をバックに、新たな浮遊大陸が姿を現した。
『あれが、第二の浮遊大陸……!』
『でけぇ……最初の浮遊大陸がなんだったんだってくらいでけぇな』
『ん。軽く三倍はある』
大陸は簡単に言えばひし形のような形になっており、四方の部分がそれぞれ港になっているようだ。
また、大陸の中央には巨大な山が鎮座しており、四方の街から山に、そしてそれぞれの街に向かって道が伸びているようだった。
他にも北東の方に深い森があったり、南西の方には大きな湖があったりと、見て回りたい場所が多い。新素材も沢山ありそうで、今からワクワクが止まらない。
さて。このまま空の眺めを楽しむのもいいけど、兎にも角にも、港に向かわないと始まらないね。
確か、北の街からの定期便は南の港に向かうって話だから、私たちは他の港に行こうかな?
西か東か北か……北は遠いし、東は……うーん、しばらく森は見たくないなぁ。どっちかと言えば湖の方が見たい。よし、決めた。西に行こう!
と、思ったところで、ヴィーンからチャットが届いた。
『それで、どこに行くか決めたかい?』
『うん。とりあえず西に向かおうかなって思ってるよ。南は一番人が多そうだからね。ここは、自前の艦を持ってるアドバンテージを活かそう!』
『オーケー。ちなみに北や東じゃない理由は?』
『北は遠いし、東に行くと南西の湖が見れないからかな。あと、森はしばらくいいかなって』
『分かった。そういう理由なら、素直に従うとしよう。上部ハッチを開くから、そこから戻っておいで』
『りょーかーい』
ヴィーンとのチャットを終えて、レンとアイちゃんの三人で黄昏の戦乙女へと戻っていく。
西にある港についたのは、それから10分後のことだった。
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