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Chapter.1:錆び朽ちた魔機人《マギナ》
15話:クラン【自由の機翼《フリーダム》】
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『ここが北の街、〈ノースファスディア〉……』
『なんか、あんまり始まりの街と違いがねぇな?』
「違いと言えば大きな港があるくらいで、それ以外はあまり変わらないからね。施設の充実度だったら、始まりの街の方がいいし」
『港街なのに、潮風の匂いがない』
「ここは浮遊大陸だからね。大陸の向こうに広がっているのは海ではなく空だよ」
『ん、そうだった』
北の山のボスである【カメレオ・ワイバーン】を討伐した私たちは、始まりの街の北に位置する港街〈ノースファスディア〉に来ていた。
レンの言う通り、街の雰囲気自体に変わったところはない。それでもこの大陸唯一の港街ということだけあって、始まりの街に負けず劣らずの活気を感じた。
プレイヤーメイドの武器などを持っていないプレイヤーは、この街で装備を整えるらしい。始まりの街よりも品揃えがいいようだ。
まぁ、私たちにはあまり関係はないかな? 魔機人は普通の装備品は装備できないし、ヴィーンも装備の新調は必要ないっぽいし。
観光もそこそこに転移門を起動させ、始まりの街へと戻ってきた。そのままの足でクエストを受けた酒場を目指す。ゲーム内ではもう夜だ。
目的の酒場に入った私たちは、少しばかり面食らってしまった。
昼間とは打って変わり、店内の雰囲気がどこかアウトローな空気に変わっているのを感じる。粗野な男たちの笑い声。酒とつまみで一杯やっている仕事終わりの男たち。それに混じっておっさんプレイヤー(見た目)たちが騒いでいるのも見える。
そこにはまさに「酒場」と呼べる光景が広がっていた。
「さ、クエストの報告に行こうか」
『うん』
ヴィーンに促されて、私たちは店の奥のカウンターへと向かった。
カウンターへ近付くと、コップを磨いていたマスターが片手を上げて話しかけてきた。
「おう、お前さんら。早かったな」
「ま、それなりの相手だったよ」
「それなりか……そうだな。お前さんらの実力は分かった。クランの設立を許可しよう」
マスターはそう言い終えると、ニッ、と白い歯を見せて笑う。私たちの目の前にはクエスト達成のウィンドウが表示され、パンパカパーンとファンファーレが鳴り響いた。
なるほど、クエストクリアの演出ね。
「さて。早速説明といこうか。クランを作るためには、クラン協会の出す試練に合格しないといけない。お前さんらは、既にクリアしてるがな」
『……あっ、マスターってそのクラン協会の』
「おうよ。ここはクラン協会直轄の酒場でな。その関係でこの店を任せられている。っと、そんな話はどうでもいいんだ」
マスターは私たち四人に椅子に座るように手を振った。特に急ぐ用事もないので、私たちは全員マスターの前の椅子に座る。
「飲み物は?」
『『『飲めません』』』
「私もお酒は勘弁してもらいたいな」
「ならお茶でいいか」
マスターは苦笑いしながら、ガラス製のコップの中に氷を入れてお茶を注ぐ。そのお茶をヴィーンの前に差し出した後、マスターは再び口を開いた。
その話を要約すると、クランマスターはクランに所属する人間全員の命を預かる立場にある。だからこそ、生半可な実力でクランマスターになることはできない。
せめて【カメレオ・ワイバーン】くらい倒してくれないと、ということらしい。どうしてこのクエストをクリアした後じゃないとクランを作れないかっていう説明だね。
私たちはプレイヤーだから死とは関係ないけど、NPC……現地の人間からしたら大切なことだ。
「この紙に必要事項を記入すれば、クランを作ることができる。クランマスターになるやつが記入してくれ」
「ふむ。じゃあミオンだね」
『ミオンでいいんじゃねぇか?』
『ん』
『え、私!? そこはヴィーンじゃないの!?』
三者一様の言葉に思わず驚いてしまう。てっきりリーダーシップのあるヴィーンがクランマスターになった方がいいと思うんだけど……。
ヴィーンは私の視線に、肩を竦めた。
「私はどちらかと言えば、率いるよりもサポートする方がしょうに合っていると思っていてね」
『ぶふっ』
「……レン。どうして笑うんだい?」
『くくっ、いや、すまねぇ。ついな』
『……で、私がクランマスターなのは確定なんですか?』
「うん。いい名前を頼むよ」
『えぇー』
三人はクランマスターを私に任せる気満々だ。そりゃ、他のゲームでこういったクランとかユニオンとかのマスターになったことも何度かあるけどね。
んー、そうだな。こういうのはフィーリングで決めるのがいいと思うんだよね。うだうだ考えてても仕方ないし。
……よし、私のクランネームは、これだ。
「クラン【自由の機翼】……こいつでいいのか?」
「ふむ。いいんじゃないかな?」
『俺は構わないぜ。むしろいいな、それ。かっこいいじゃん』
『ん!』
『というわけで、その名前でお願いします』
「分かった。クランマスターはミオンで……副マスターがヴィーン、残りの二人はクランメンバーだな」
「『『はい(おう)』』」
「じゃ、この内容で登録させてもらおう。もしクランメンバーを追加したくなったら、ここか別の街のクラン協会支部まで来てくれ。それで、クランハウスの登録はどうする?」
『クランハウス?』
マスターの説明によれば、クランハウスとはクランで所有する拠点のこと。
クランハウスの購入にはそれなりにお金がかかるらしく、現在の攻略組クランでもクランハウスを手に入れているのは一握りらしい。
クランハウスの利点としては、転移門から直接クランハウスに転移できることと、クランメンバー一人一人に個室が与えられること。後は生産設備を置けることかな?
クランハウスはホーム系のアイテムを持たないプレイヤーに好まれているらしい。
……ガレージを持ってる私たちには、あまり縁がなさそうな感じがするね?
と、思っていたけど、他にも明確な利点があった。
それは、始まりの街の転移門を解放さえしていれば、他の街のクランハウスへと飛ぶことができるということ。
本来であれば他の街への転移は、一度その街の転移門を起動しないといけないわけだけど、この場合は転移門の解放を無視して別の街のクランハウスへと飛ぶことができる。
つまり、これから先他の大陸が実装されて、クランに新人が入ってきた時、わざわざ他の大陸の街まで行かなくてもよくなるってわけ。うーん、これは便利だ。
その分初期投資にかなりのお金がかかるけど……どうしたものか。
「まぁ、既にホームを持っているなら、それをクランハウスに登録することはできるけどな」
なお、ガレージは簡易ホーム扱いなので登録できないそうです。
クランハウスの登録はクラン協会であればいつでもできるらしく、今すぐに決めなくてもいいそうだ。ただ、いい場所のクランハウスは早い者勝ちだから気を付けろ、とのこと。
『色々とありがとうごさいました』
「別にいいってことよ。また何かクランのことで聞きたいことがあれば来てくれて構わないぜ」
「改めて聞くことがあれば、こちらに伺うことにしよう」
『うし、じゃあ行くか!』
『って、そうだよ! 最初の目的は素材集めだった!』
『ん』
「そうだね。早速、転移門で北の港街に移動した後、素材を集めにいこうか。お茶、ご馳走様でした」
「おう。達者でな」
酒場から出た私たちは、転移門で〈ノースファスディア〉に移動。そこから鉱石素材が掘り出せるという〈ノースディア廃鉱山〉へと向かっていく。
北の港街からは二方向に道が伸びていて、一方が始まりの街へ繋がる山道に、もう一方が〈ノースディア廃鉱山〉へと続いている。
かつてはさまざまな鉱石が出たことで有名だったが、今では鉱脈が枯れて多くの鉱石は採れなくなっているようだ。あくまでもそういう設定ってだけで、本当に採れなくなるわけじゃないと思うけどね。
……大丈夫だよね? ここで鉱石が採れないと、後は散華の森か東の草原の先にあるっていう遺跡くらいしか採れそうなところがなくなるんだけど。
なんて心配していたけど、〈ノースディア廃鉱山〉ではそれなりの量の鉱石を入手することができた。ほとんどが鉄鉱石だったけど、中には特殊な鉱石もあった。
[素材・アイテム]アルタイト鉱石 レア度:R 品質:C-
[素材・アイテム]イルタイト鉱石 レア度:R 品質:C
現実にはないファンタジー鉱石だね。この鉱石があればライフルや大型のマギアソードを作ることができそうだ。量は多くないから、ぶっつけ本番で作ることになりそうだけどね。
〈ノースディア廃鉱山〉に出現するモンスターはロックゴーレムだけで、今さら苦戦するような相手じゃない。私のマギアサーベルか、レンのマシンブレイカーで一撃だ。
ロックゴーレムを倒しつつ〈ノースディア廃鉱山〉を探索し終えた私たちは、〈散華の森・上層〉の拠点に戻った。
「うん。いい感じに稼げたね」
『これで新しい武装も作れるな!』
『ん、パーツも』
『ああ、二人はまだちょっと丈夫な異界式パーツだったね……よくよく考えたら、その耐久値でよくボスに勝てたよね』
『当たらなければっ!』
『どうということはない、ぶい』
『赤い人の言葉は偉大だねぇ……ん? 運営からのお知らせ?』
「……ほう」
そんな私たちを出迎えたのは、運営から届けられた第一回イベントの告知だった。
『なんか、あんまり始まりの街と違いがねぇな?』
「違いと言えば大きな港があるくらいで、それ以外はあまり変わらないからね。施設の充実度だったら、始まりの街の方がいいし」
『港街なのに、潮風の匂いがない』
「ここは浮遊大陸だからね。大陸の向こうに広がっているのは海ではなく空だよ」
『ん、そうだった』
北の山のボスである【カメレオ・ワイバーン】を討伐した私たちは、始まりの街の北に位置する港街〈ノースファスディア〉に来ていた。
レンの言う通り、街の雰囲気自体に変わったところはない。それでもこの大陸唯一の港街ということだけあって、始まりの街に負けず劣らずの活気を感じた。
プレイヤーメイドの武器などを持っていないプレイヤーは、この街で装備を整えるらしい。始まりの街よりも品揃えがいいようだ。
まぁ、私たちにはあまり関係はないかな? 魔機人は普通の装備品は装備できないし、ヴィーンも装備の新調は必要ないっぽいし。
観光もそこそこに転移門を起動させ、始まりの街へと戻ってきた。そのままの足でクエストを受けた酒場を目指す。ゲーム内ではもう夜だ。
目的の酒場に入った私たちは、少しばかり面食らってしまった。
昼間とは打って変わり、店内の雰囲気がどこかアウトローな空気に変わっているのを感じる。粗野な男たちの笑い声。酒とつまみで一杯やっている仕事終わりの男たち。それに混じっておっさんプレイヤー(見た目)たちが騒いでいるのも見える。
そこにはまさに「酒場」と呼べる光景が広がっていた。
「さ、クエストの報告に行こうか」
『うん』
ヴィーンに促されて、私たちは店の奥のカウンターへと向かった。
カウンターへ近付くと、コップを磨いていたマスターが片手を上げて話しかけてきた。
「おう、お前さんら。早かったな」
「ま、それなりの相手だったよ」
「それなりか……そうだな。お前さんらの実力は分かった。クランの設立を許可しよう」
マスターはそう言い終えると、ニッ、と白い歯を見せて笑う。私たちの目の前にはクエスト達成のウィンドウが表示され、パンパカパーンとファンファーレが鳴り響いた。
なるほど、クエストクリアの演出ね。
「さて。早速説明といこうか。クランを作るためには、クラン協会の出す試練に合格しないといけない。お前さんらは、既にクリアしてるがな」
『……あっ、マスターってそのクラン協会の』
「おうよ。ここはクラン協会直轄の酒場でな。その関係でこの店を任せられている。っと、そんな話はどうでもいいんだ」
マスターは私たち四人に椅子に座るように手を振った。特に急ぐ用事もないので、私たちは全員マスターの前の椅子に座る。
「飲み物は?」
『『『飲めません』』』
「私もお酒は勘弁してもらいたいな」
「ならお茶でいいか」
マスターは苦笑いしながら、ガラス製のコップの中に氷を入れてお茶を注ぐ。そのお茶をヴィーンの前に差し出した後、マスターは再び口を開いた。
その話を要約すると、クランマスターはクランに所属する人間全員の命を預かる立場にある。だからこそ、生半可な実力でクランマスターになることはできない。
せめて【カメレオ・ワイバーン】くらい倒してくれないと、ということらしい。どうしてこのクエストをクリアした後じゃないとクランを作れないかっていう説明だね。
私たちはプレイヤーだから死とは関係ないけど、NPC……現地の人間からしたら大切なことだ。
「この紙に必要事項を記入すれば、クランを作ることができる。クランマスターになるやつが記入してくれ」
「ふむ。じゃあミオンだね」
『ミオンでいいんじゃねぇか?』
『ん』
『え、私!? そこはヴィーンじゃないの!?』
三者一様の言葉に思わず驚いてしまう。てっきりリーダーシップのあるヴィーンがクランマスターになった方がいいと思うんだけど……。
ヴィーンは私の視線に、肩を竦めた。
「私はどちらかと言えば、率いるよりもサポートする方がしょうに合っていると思っていてね」
『ぶふっ』
「……レン。どうして笑うんだい?」
『くくっ、いや、すまねぇ。ついな』
『……で、私がクランマスターなのは確定なんですか?』
「うん。いい名前を頼むよ」
『えぇー』
三人はクランマスターを私に任せる気満々だ。そりゃ、他のゲームでこういったクランとかユニオンとかのマスターになったことも何度かあるけどね。
んー、そうだな。こういうのはフィーリングで決めるのがいいと思うんだよね。うだうだ考えてても仕方ないし。
……よし、私のクランネームは、これだ。
「クラン【自由の機翼】……こいつでいいのか?」
「ふむ。いいんじゃないかな?」
『俺は構わないぜ。むしろいいな、それ。かっこいいじゃん』
『ん!』
『というわけで、その名前でお願いします』
「分かった。クランマスターはミオンで……副マスターがヴィーン、残りの二人はクランメンバーだな」
「『『はい(おう)』』」
「じゃ、この内容で登録させてもらおう。もしクランメンバーを追加したくなったら、ここか別の街のクラン協会支部まで来てくれ。それで、クランハウスの登録はどうする?」
『クランハウス?』
マスターの説明によれば、クランハウスとはクランで所有する拠点のこと。
クランハウスの購入にはそれなりにお金がかかるらしく、現在の攻略組クランでもクランハウスを手に入れているのは一握りらしい。
クランハウスの利点としては、転移門から直接クランハウスに転移できることと、クランメンバー一人一人に個室が与えられること。後は生産設備を置けることかな?
クランハウスはホーム系のアイテムを持たないプレイヤーに好まれているらしい。
……ガレージを持ってる私たちには、あまり縁がなさそうな感じがするね?
と、思っていたけど、他にも明確な利点があった。
それは、始まりの街の転移門を解放さえしていれば、他の街のクランハウスへと飛ぶことができるということ。
本来であれば他の街への転移は、一度その街の転移門を起動しないといけないわけだけど、この場合は転移門の解放を無視して別の街のクランハウスへと飛ぶことができる。
つまり、これから先他の大陸が実装されて、クランに新人が入ってきた時、わざわざ他の大陸の街まで行かなくてもよくなるってわけ。うーん、これは便利だ。
その分初期投資にかなりのお金がかかるけど……どうしたものか。
「まぁ、既にホームを持っているなら、それをクランハウスに登録することはできるけどな」
なお、ガレージは簡易ホーム扱いなので登録できないそうです。
クランハウスの登録はクラン協会であればいつでもできるらしく、今すぐに決めなくてもいいそうだ。ただ、いい場所のクランハウスは早い者勝ちだから気を付けろ、とのこと。
『色々とありがとうごさいました』
「別にいいってことよ。また何かクランのことで聞きたいことがあれば来てくれて構わないぜ」
「改めて聞くことがあれば、こちらに伺うことにしよう」
『うし、じゃあ行くか!』
『って、そうだよ! 最初の目的は素材集めだった!』
『ん』
「そうだね。早速、転移門で北の港街に移動した後、素材を集めにいこうか。お茶、ご馳走様でした」
「おう。達者でな」
酒場から出た私たちは、転移門で〈ノースファスディア〉に移動。そこから鉱石素材が掘り出せるという〈ノースディア廃鉱山〉へと向かっていく。
北の港街からは二方向に道が伸びていて、一方が始まりの街へ繋がる山道に、もう一方が〈ノースディア廃鉱山〉へと続いている。
かつてはさまざまな鉱石が出たことで有名だったが、今では鉱脈が枯れて多くの鉱石は採れなくなっているようだ。あくまでもそういう設定ってだけで、本当に採れなくなるわけじゃないと思うけどね。
……大丈夫だよね? ここで鉱石が採れないと、後は散華の森か東の草原の先にあるっていう遺跡くらいしか採れそうなところがなくなるんだけど。
なんて心配していたけど、〈ノースディア廃鉱山〉ではそれなりの量の鉱石を入手することができた。ほとんどが鉄鉱石だったけど、中には特殊な鉱石もあった。
[素材・アイテム]アルタイト鉱石 レア度:R 品質:C-
[素材・アイテム]イルタイト鉱石 レア度:R 品質:C
現実にはないファンタジー鉱石だね。この鉱石があればライフルや大型のマギアソードを作ることができそうだ。量は多くないから、ぶっつけ本番で作ることになりそうだけどね。
〈ノースディア廃鉱山〉に出現するモンスターはロックゴーレムだけで、今さら苦戦するような相手じゃない。私のマギアサーベルか、レンのマシンブレイカーで一撃だ。
ロックゴーレムを倒しつつ〈ノースディア廃鉱山〉を探索し終えた私たちは、〈散華の森・上層〉の拠点に戻った。
「うん。いい感じに稼げたね」
『これで新しい武装も作れるな!』
『ん、パーツも』
『ああ、二人はまだちょっと丈夫な異界式パーツだったね……よくよく考えたら、その耐久値でよくボスに勝てたよね』
『当たらなければっ!』
『どうということはない、ぶい』
『赤い人の言葉は偉大だねぇ……ん? 運営からのお知らせ?』
「……ほう」
そんな私たちを出迎えたのは、運営から届けられた第一回イベントの告知だった。
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