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Chapter.1:錆び朽ちた魔機人《マギナ》

9話:フレンド

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 とんでもない素材をボス部屋の隠し部屋から手に入れてしまった私は、重い足取りでダンジョンを後にした。

 このゲームではプレイヤーキルは推奨はされていないが禁止もされておらず、やろうと思えば誰でもできる。
 ベータテスターにもPKプレイヤーキラー(プレイヤーキルを自ら行うプレイヤーのこと)が何人もいたらしく、最強のPKともなると攻略組のトッププレイヤーと同じくらい強いんだとか。ソースはいつもの兄さん。

 プレイヤーキルの利点としては、キルした相手のアイテムを奪えること。
 ランダムではあるが、インベントリに入っている譲渡不可アイテム以外のアイテムの中から3分の1ほどがPKの懐に入るようだ。それと所持金の一部だね。

 まだサービス初日でPKはいないとは思うけど、警戒するに越したことはない。
 ぶっちゃけて言えば今の私はカモがネギどころか金塊を背負って歩いているようなものだ。

 それくらいインベントリの中に入ってるものがやばい。貴重品なんてものじゃないよね。

 私はダンジョンの入口であり出口である青い膜を通り過ぎ、ダンジョンの外へと出た。
 キョロキョロと周囲を見渡すが、人影はない。よし、このままガレージを置けそうなところへ――

「おや、先客が居たか」

 ビックゥゥゥゥ、と背筋が伸びる。心臓がバクバクと鳴り、冷や汗が止まらない。アバターじゃなくて、中の人のね。
 慌てて声のした方を向くと、そこには三人のプレイヤーがいた。

「そこまでビックリされると、こちらとしても話しかけづらいのだけど。えーっと……魔機人マギナは性別が分かりづらいね。失礼だけど、君、男性? 女性?」
『あ、女性です』
「教えてくれてありがとう、お嬢さん」

 澄んでいて、ずっと聞いていたくなるような美しい声。
 毛の一本一本が透き通るような金髪。宝石のように煌めくツリ目がちな瞳。美しいとはこの人の為に存在する言葉なのかと錯覚するほどの顔立ち。

 首元には扇情的な鎖骨が見えていて、そこからストーンとした絶壁がよく見える。とてもスレンダーな体型をしていた。
 肌は色白で、黒っぽい色合いの革鎧との対比が素晴らしい。

 なにより目を引くのは、美しい金髪から伸びる尖った耳。
 私の目の前に現れたのは絶世の美女、エルフさんだった。胸は、絶壁だけど。

「ふむ。なにかとても失礼なことを考えてないかい?」
『いえ、そんな、滅相もありませんです』
「挙動不審だね……」

 挙動不審なのはとんでもないアイテムを持ってるからです! なんて言えないしなぁ。
 そんなことを思っていると、エルフさんの後ろにいた二人のプレイヤーが、ガシャガシャと音を立ててエルフさんの隣に並んだ。

『おう、アンタも魔機人選んだのか!  アタシらと一緒だな!』
『……仲間』
『ど、どうも』

 話しかけてきたのは、長身でナイスバディの魔機人と、小柄な魔機人の二人だった。
 長身の方はなんて言うか、姉御って呼びたくなる感じの人だね。小柄の方の方は……なんだろう、口数が少ない無表情キャラなような気がする。

 と言うより、私以外のプレイヤーに初めて会ったよ。MMOなのに。
 そしてやっぱりと言うべきか、二人も私と同じく全身が錆び朽ちている。ちょっと、残念な気分になるよね。

「ここであったのも何かの縁、ちょっと聞きたいことがあったんだが……どうやら取り込み中なのかな?」
『ど、どうしてです?』
「まぁ、何となくかな。もし私たちで手伝えることがあるなら、力になるよ?」
『おう。プレイヤーは助け合いだからな!』
『ぶい』

 少し話しただけだけど、この人たちが優しい人たちなんだなってことはよく分かった。いや、一名ほど何故かVサインを作ってるよく分かんない人もいるけど……。

『あー、いや、なんて言ったらいいんですかね。ちょっと身に余るというか、さっさと倉庫にぶち込みたいアイテムを持ってまして……』

 何を入手したかはぼかしつつ、三人に伝わるように今の状況を説明する。
 すると先頭のエルフさんが、合点がいったと言わんばかりに手を打ち鳴らした。

「ああ。そういうことか。それはすまないことをした。こちらの配慮が足りなかったね」
『いえいえ!  とりあえずガレージにしまっちゃいたいので、お話はその後でもいいですか?』
「もちろん。二人もそれでいいよね?」
『ん、ああ。アタシは会ち……えっと、ヴィーンがいいならそれでいいぜ』
『ぶい』
「ということで、私たちはここで待っていよう。早く貴重なアイテムをしまってくるといい」
『ありがとうございます!』
「いいんだ。PKを警戒するのは仕方ないことだからね」

 そう、肩を竦めて話すエルフさん。
 私はその言葉に甘えてさっさとガレージを取りだし、中に魔導石などのアイテムをしまいこむ。
 よし、とりあえずこれであのアイテムたちが奪われることはなくなったね。

 一息ついた私は、ガレージをしまって改めて三人の元へと歩いていった。
 ちなみに小さい子は未だにVサインを作っているようだ。可愛いけど……何の意味があるんだろう?

「もういいのかい?」
『はい。改めて、ありがとうございます』
「私たちは何もしていないさ。ふむ、とりあえずお互い自己紹介をするとしよう。私の名前はヴィーン。見ての通り、森に生きるエルフさ」

 ヴィーンさんが胸に手を当ててお辞儀をする。その所作が妙に洗練されていて、私は少しの間ヴィーンさんに見とれていた。

『次はアタシか。アタシはレン。見ての通り、魔機人だ。よろしくな』
『わたし、アイ。よろしく。ぶい』

 大柄な魔機人がレンさんで、小柄な魔機人がアイちゃんだ。
 ヴィーンさんの得意武器は、言わずもがな弓。それと魔法が少々らしい。

 レンさんはその身長にあった大きな剣を背中に下げていた。どうやら、既に《刀剣》スキルを派生スキルに変えているようだった。
 アイちゃんは小さい身体には不釣り合いな大きいハンマーを腰に下げている。うーん、ファンタジー。

 私も自己紹介と、その場のノリでフレンド登録をして、改めてヴィーンさんたちの話を聞くことにした。

『それで、話というのは?』
「ん、ああ。そこにダンジョンがあるだろう? 君が出てきた」
『はい』
「私たちもあのダンジョンを見つけて、いざ突入しようとしたんだが……」
『入れなかったんだよなー』

 と、レンさんが頭の上で手を組みながら言った。

『入れなかったんですか?』
『ああ。普通MMORPGのダンジョンって他のプレイヤーが入っていても入れるだろ? なのに入れなかったから、何か入るのに条件がいるんじゃねぇかって話してたんだけどよ』
「君がそのダンジョンから出てきたから、どうやって入ったのかと思ってね。もちろん情報には対価を払う。どうか教えてくれないか?」

 そう、ヴィーンさんたちが頭を下げてくる。
 私は慌ててみんなに顔を上げるように言った。

『ちょ、頭を上げてください!  別に対価も何もいりませんから!』
「しかし……」
『と言うより、何で三人が入れなかったのか、私にもよく分からないんです。私は普通に入れちゃいましたし……』
「……ミオンは、この森に来てから特別なことはしたかい?」
『特別なこと……?』

 私はこの森にログインしてからの行動を思い返していた。
 やったことと言えば、ガレージを設置したことと、モンスターを狩ったことくらいで、他に特別なことはしていない。
 その事をヴィーンさんに伝えると、むむ、と唸ってしまった。

「確かに特別なことはしていないが……」
『……種族制限?』
『種族制限……ああ、そういうのもあるのか?』
「なるほど……」
『へ?』

 どうやらアイちゃんには条件について心当たりがあるみたいだ。
 詳しく聞いてみると、このダンジョンには種族制限がかけられているのではないか、という話だった。

『なるほど……魔機人限定のダンジョンだと考えると、私が入れてPTを組んでる三人が入れなかったことにも辻褄が合いますね』
「ふむ。ならば試してみるべきだろう。私は一度抜けるから、ミオンが一度こちらのPTに入ってもらえると助かる」
『分かりました!』

 そんなこんなでレンさんとアイちゃんとPTを組む。
 すると、自分のHPやENバーの下にPTメンバーの名前と、同じようなゲージが現れる。なるほど、PTを組むとこういう風になるのか。

『んじゃ、とりあえず入ってみようぜ』
『ぶい』
『分かりました。では、行ってきます!』
「ああ。行ってらっしゃい」

 そして私たちは三人でダンジョンへと入っていき――

『ぐふっ』
『おわぁっ』
『のぅ……』

 ――速攻で三人揃ってダンジョンの外へとはじき出されました。

『いやー、あれ強すぎだろ!  ミオンはあんなのと戦って勝ったのか!?』
『無理ゲー……』
『いやいや!  私が戦った時よりも明らかに強かったですよ!?』

 そう、中にいるアーティファクト・ソードマンにそれはもうボッコボコにされたのだった。
 うーん、私がソロで戦った時とは別物みたいな強さだったよ。
 初っ端から遠距離アーツをぶっぱなしてくるわ、近付けば近距離アーツが飛んでくるわ……。

「お疲れ様。しかしおかげで、ここが魔機人のプレイヤーのみが入れるダンジョンだと確定したね」

 どうやらヴィーンさんは私たちが中に入っている間に一人でダンジョンに入ろうとしたらしい。
 しかしヴィーンさんは中に入ることが出来なかったため、魔機人専用ダンジョンだと確信したようだ。

『でも、あの強さは一体……』
「ふむ。もしかしたら入る人数でも強さが変わるとか、そういうこともありそうだね」
『あー、かもな。流石にあの強さを一人で勝てるなら、アタシらがいても勝てるはずだし』
『実質ソロ限定』
『あはは……まぁ、ソロの時でも結構強かったですよ。スキル上げにはもってこいなんですけどね』
『んー、ならしばらくはここら辺を拠点にするか。ヴィーンもいいよな?』

 レンさんがそう聞くと、ヴィーンさんは少し悩む素振りを見せて言った。

「まぁ、まだ街の方には戻らないからね。君たちはソロでダンジョンに挑む感じかな?」
『アタシはそうだな。魔機人の仕様を使えば倒せると思うし、スキル上げにもなるって話だしな』
『私も』
『私はちょっとやってみたいことがあるので、ガレージで生産活動をしようかと』
「魔機人で生産活動というと……もしやパーツ作りかな?」
『なにっ!? ミオンはパーツを作れるのか!?』

 ヴィーンさんの言葉に食いつくレンさん。ああ、やっぱりそういう反応になるよね。
 うーん、ここで言ってもいいかどうか……まぁ、この三人は悪い人たちじゃないし、この情報を私だけが抱えていても特に意味はないか。

『作れるかはまだ分からないんですけどね。魔機人の仕様を使って素材に魔力を込めれば、《パーツクリエイト》の素材庫に入れられるようになるんですよ』
『あー!  そういうことか!  いやー、何でアタシはその事に気付かなかったのか……!』
『無念……残念……』

 レンさんとアイちゃんが揃ってorzのポーズを取る。いや、そこまで落ち込まなくても……。
 と思っていたら、二人がそのままの勢いで私に土下座をしてきた。
 Why!? 何事!?

『すまねぇ!  そんな情報を貰っておいて何だけど、アタシらにはミオンに返せるものがねぇ!』
『出世払い……』
『い、いえ、別にそういうつもりで話したわけじゃないので……』
『それでもだ。これはアタシらのケジメなんだ。それほどの情報なんだよ、こいつは』
『アイテム……お金……』
『でも……』
「まぁまぁ、少し落ち着こうじゃないか」

 二人の勢いに押され気味になっていると、ヴィーンさんが間に挟まってくれる。

「二人は情報の対価を払いたい。そうだね?」
『おう』
『うん』
「そして対するミオンは、情報の対価なんかはいらない。そうだね?」
『ええ』

 私が間髪入れずにそうこたえると、ヴィーンさんの表情が苦笑に変わる。

「ミオンは変わってるね……ちなみに、その理由を聞いても?」
『そうですね。仮にこの情報を秘匿したとして、私だけが魔機人全員のパーツを作るのは無理ですし、やっぱり魔機人を選んだからには、自分でパーツを作りたいじゃないですか。それに、遅かれ早かれ伝わる情報です。なら、フレンドのよしみってことで一つ』

 私がそう言うと、二人は顔を見合せて、苦笑した(様に私は思った)。魔機人だから顔色とか分からないからね。

『分かった。ならアタシらで固定PT組まないか?』
『ぶい』
「ああ、それはいいアイデアだね。もちろん、ミオンさえよければ、だが」
『それは、私としては願ったり叶ったりですが……いいんですか?』
『ったり前だろ!  あ、そうそう。アタシのことは呼び捨てでいいからな。さん付けとかむず痒くてなぁ』
『ちゃんでいい』
「ふふ、なら私も呼び捨てで構わないよ。これからよろしく、ミオン」
『……!  はい、よろしくお願いします!  ヴィーン、レン、アイちゃん!』

 私は三人と握手を交わし、一度PTを解除する。ダンジョンに入るにはソロの方がいいからね。

「ミオンがガレージで作業をするなら、私も一緒に生産活動をしようかな。実は《木工》と《伐採》を取っていてね。私のこの弓も自作なんだ」
『あー、魔力が込められるなら改めて鉱石とかも探さないとダメか?』
『採掘ポイント、洞窟の中にあった』
『お、ならアタシは《採掘》でも取るか。スキル上げの合間に取りに行ってもいいな』
『あ、なら私も《採掘》取りますね。鉱石欲しいので』
『じゃあ時間決めて、鉱石採掘とスキル上げに当てるか。ミオンはその間パーツ作りか?』
『ええ。まだどんな感じに作れるのかも分かってないので。あ、ボスが落とすアイテムの情報はこんな感じです』
『うお、すごいな。よし、ならこいつをソロで軽く倒せるくらいに頑張るか……!』
『素材、うまうま』

 頼れるフレンドを得た私のフリファン生活は、まだまだ続く。

 [所持スキル]
 《魔機人マギナ》Lv.26(1up↑)
《武装》Lv.25《パーツクリエイト》Lv.1
自動修復オートリペア》Lv22《自動供給オートリチャージ》Lv.12
《刀剣》Lv.30(MAX)《鑑定》Lv.-- 《感知》Lv.14(1up↑)《直感》Lv.25(1up↑)《敏捷強化》Lv.23(1up↑)《採掘》Lv.1(New)

 残りSPスキルポイント22
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