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「刺青男」
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「刺青男」
空き巣事件の翌日の午前9時、2時限目のテストを前に自転車を飛ばして忘れ物を取りに戻ってきた唯を見てアロハの男が慌てて玄関から飛び出し逃げようとした。シェアハウスの前で唯は自転車ごと濃いサングラスをかけたアロハ男とぶつかった。男の破れたアロハシャツから「親子虎」の派手な刺青が見えた。男は、倒れた唯の自転車を引き起こすとそれにサッと跨り猛スピードで逃げていった。走って追いかけても追いつけないと判断した唯は玄関に向かうと、門の中でスーツ姿の滝井が倒れていた。
玄関のドアが開いていた。シェアハウスは今日のこの時間は全員外出中で留守のはずであった。
「滝井さん、大丈夫ですか?いったい、何があったんですか?」
夏の制服姿のすっぴんの唯に気付いた滝井は
「ここ北浜さんのシェアハウスだったんですか?偶然ですね。通りかかったら怪しい男が鍵を「ごちょごちょ」してたんが見えたもんですから…。注意したら取っ組み合いになってしまって…。ヨワヨワのくせしてカッコつけようとしちゃだめですね。カラカラカラ。」
と体裁悪そうに起き上がり、スーツのお尻をはたいた。
滝井が立ち上がった下に、ピッキング用のルーペとピックとライト、それに金色の丸いピンバッチが落ちていたのを唯は拾い上げた。
そこにあきらかに遅刻した夏子と陽菜が2人乗りの自転車で通りかかった。「あれ?唯ちゃんどないしたん?」と夏子が急ブレーキをかけ止まった。唯から事情を聞くとスマホを取り出し、学校に電話を入れた。
「すんません。2年の情報科の坂川と仲田と1年の北浜ですけど、空き巣狙いの犯人を見つけて格闘戦になっちゃったんです。今から警察が来るので今日のテストは「再試験」にしてもらえないでしょうか?」
と半分嘘を交えて、「再試験」の確約を取りつけると、「これで今日はゆっくりできるな。」とゆっくりと警察に電話を入れた。
滝井はケガがないことを自ら確認すると、唯に声をかけた。
「男が鍵を開けたところで私が声をかけたんで、中は大丈夫やと思うんですけど確認しておいた方がええですよ。大切なものはどこに置いてはったんですか。デジカメを持ってますから、なんやったら一緒に確認して証拠保全しましょうか?」
夏子が「唯ちゃん、この人と知り合いなんか?」と尋ねると「夜のお店のお客さんで、弁護士の滝井さん。ハッピーハウスの情報管理もしてくれてはる人なんです。」と説明した。
まもなくパトカーが到着した。そのメンバーの中に刑事の坂井と載田もいた。
「警察が来たなら、僕はもう必要なしですね。じゃあ、次は店で会おうね。」
滝井は去っていった。
唯は玄関前で拾った、「ピッキング道具」とピンバッチを坂井に渡した。坂井はピンバッチに注目した。
「淀屋橋組か…。」
坂井の小さな独り言に唯が反応した。
「今、刑事さん「淀屋橋」って言いましたよね。「組」ってことは「暴力団」なんですか?凄い刺青した人がピッキングで鍵を開けようとしていたところ、通りがかりの弁護士さんが声をかけて取っ組み合いになった後、刺青男が私の自転車奪って向こうの方向に逃げていったんです。
凄い「虎の親子」の刺青が入ってました。ファッションタトゥーなんかじゃなく、昔ながらの刺青です。白髪頭の初老の男の人でした。」
(この間の安さんの「予想」だと、BARまりあに現れた刺青男が「淀屋橋忠義」という事だったが、「虎の親子」の刺青という事は「淀屋橋」ではない…。淀屋橋組の構成員で「親子虎」の刺青といえば、「野江和男」か…。経歴不明の総会屋というはずだったが、なぜ野江が絡んできてるんだ…?)坂井は頭の中で、「淀屋橋組」のバッジを手に「虎の刺青」と「初老の白髪頭」の構成員を思い出そうと努力した。
「もう少し、詳しく話を聞かせてもらえますか?」と坂井の唯への聴取は小1時間に及んだ。最終的に今回は屋内の物品には何の被害も無かったことが確認された。警察の捜査が終わると時計は11時半を過ぎていた。
「唯ちゃん、もう学校行っても仕方あれへんし、昼ご飯でも食べに行こか?」夏子が唯に声をかけると、陽菜の「今日は、向日葵寿司のランチにいけへん?稀世姉さんが安くておいしい最高のコスパやって言ってたやん!」との提案で「向日葵寿司」行きが決まった。
「こんにちはー。ランチ、3人いけますか?」
暖簾をくぐった3人に気づいたカウンター席で食べていた稀世が「あれ?もう学校終わったん?」と声をかけ、カウンター席に招いてくれた。
3人は、稀世を挟んで座り今朝の顛末をありのままに語った。唯がシェアハウスの前でぶつかった刺青男の着ていたアロハは、以前BARまりあに現れた男の着ていたものに酷似していることが話されると稀世のテンションが一気に上がった。
「淀屋橋組のバッジに、同じアロハに「龍」の刺青!これは、犯人は出所した「淀屋橋忠義」に決定やな!」
興奮気味に話す稀世に申し訳なさそうに唯が呟いた。
「稀世姉さん、すみませんが私の見た刺青は「龍」じゃなく「虎」だったです。それも「親子虎」の刺青でした。左胸からお腹にかけて破れたアロハからはっきり見えましたんで間違いはないと思います。
自転車で逃げる時に見えた左の肩口も「竹」と「黄色いもの」が見えましたんで「龍」じゃないと思いますよ。」
「えっ?「龍」とちゃうの?じゃあ、淀屋橋とはちゃうんかなぁ?ここに来てニューキャラ登場か?さらにややこしくなってきたなぁ…。」
稀世は首を捻った。
そこに「稀世ちゃん、遅くなって悪い。先に食べててくれてるんやろな?」と暖簾をめくって太田が入ってきた。稀世の横の唯はともかく、制服姿の夏子と陽菜に「なんや、女子会の最中か?」と一歩引いた。夏子と陽菜がひとつづつ席をずらし、稀世の横に座った太田に事情を話した。唯はシェアハウス前で拾った「ピンバッジ」の写真を太田にスマホで見せた。
「へー、こりゃ確かに「淀屋橋組」のバッジやな。それでもって、「モンモン」は「龍」やなくて「虎」か…。淀屋橋組の「龍虎」タッグってなんか聞いたことがあるような気がするなぁ…。「やり手」の総会屋で「淀屋橋」が逮捕された後もがっつり組を護ってるって話やったと思うんやけど…。まあ、「蛇の道は蛇」。ここは坂井に聞いてみるか?ちょっと失礼!」とスマホを取り出した。
「あぁ、もしもし坂井か?俺や。「淀屋橋組」に「虎のモンモン」っておったよな?」
「おぉ、太田。耳が早いな。今朝の空き巣事件の事まで耳に入ってるんか?さすが「やり手スクーパー」はちゃうのぉ。俺も気になって署に帰ってすぐ調べたんや。
おそらく、女の子が見たって言うのは「淀屋橋」の片腕と言われる「野江和男」やと思う。ただ、「逮捕歴」無しやからそれ以上のことは記録にあれへんねん。ダミー会社の法人の役員にも入ってへんし、過去の履歴も謎や。なんやったら、今晩にでもお前の事務所に行くから、もう一つ調べておいて欲しいことがあるんやけどな?」
と太田と坂井の会話は数分続いた。
電話が終わると、太田は唯に尋ねた。
「唯ちゃん、この間、BARまりあで見させてもろた弁護士の名刺って今、持ってるんかな?」
空き巣事件の翌日の午前9時、2時限目のテストを前に自転車を飛ばして忘れ物を取りに戻ってきた唯を見てアロハの男が慌てて玄関から飛び出し逃げようとした。シェアハウスの前で唯は自転車ごと濃いサングラスをかけたアロハ男とぶつかった。男の破れたアロハシャツから「親子虎」の派手な刺青が見えた。男は、倒れた唯の自転車を引き起こすとそれにサッと跨り猛スピードで逃げていった。走って追いかけても追いつけないと判断した唯は玄関に向かうと、門の中でスーツ姿の滝井が倒れていた。
玄関のドアが開いていた。シェアハウスは今日のこの時間は全員外出中で留守のはずであった。
「滝井さん、大丈夫ですか?いったい、何があったんですか?」
夏の制服姿のすっぴんの唯に気付いた滝井は
「ここ北浜さんのシェアハウスだったんですか?偶然ですね。通りかかったら怪しい男が鍵を「ごちょごちょ」してたんが見えたもんですから…。注意したら取っ組み合いになってしまって…。ヨワヨワのくせしてカッコつけようとしちゃだめですね。カラカラカラ。」
と体裁悪そうに起き上がり、スーツのお尻をはたいた。
滝井が立ち上がった下に、ピッキング用のルーペとピックとライト、それに金色の丸いピンバッチが落ちていたのを唯は拾い上げた。
そこにあきらかに遅刻した夏子と陽菜が2人乗りの自転車で通りかかった。「あれ?唯ちゃんどないしたん?」と夏子が急ブレーキをかけ止まった。唯から事情を聞くとスマホを取り出し、学校に電話を入れた。
「すんません。2年の情報科の坂川と仲田と1年の北浜ですけど、空き巣狙いの犯人を見つけて格闘戦になっちゃったんです。今から警察が来るので今日のテストは「再試験」にしてもらえないでしょうか?」
と半分嘘を交えて、「再試験」の確約を取りつけると、「これで今日はゆっくりできるな。」とゆっくりと警察に電話を入れた。
滝井はケガがないことを自ら確認すると、唯に声をかけた。
「男が鍵を開けたところで私が声をかけたんで、中は大丈夫やと思うんですけど確認しておいた方がええですよ。大切なものはどこに置いてはったんですか。デジカメを持ってますから、なんやったら一緒に確認して証拠保全しましょうか?」
夏子が「唯ちゃん、この人と知り合いなんか?」と尋ねると「夜のお店のお客さんで、弁護士の滝井さん。ハッピーハウスの情報管理もしてくれてはる人なんです。」と説明した。
まもなくパトカーが到着した。そのメンバーの中に刑事の坂井と載田もいた。
「警察が来たなら、僕はもう必要なしですね。じゃあ、次は店で会おうね。」
滝井は去っていった。
唯は玄関前で拾った、「ピッキング道具」とピンバッチを坂井に渡した。坂井はピンバッチに注目した。
「淀屋橋組か…。」
坂井の小さな独り言に唯が反応した。
「今、刑事さん「淀屋橋」って言いましたよね。「組」ってことは「暴力団」なんですか?凄い刺青した人がピッキングで鍵を開けようとしていたところ、通りがかりの弁護士さんが声をかけて取っ組み合いになった後、刺青男が私の自転車奪って向こうの方向に逃げていったんです。
凄い「虎の親子」の刺青が入ってました。ファッションタトゥーなんかじゃなく、昔ながらの刺青です。白髪頭の初老の男の人でした。」
(この間の安さんの「予想」だと、BARまりあに現れた刺青男が「淀屋橋忠義」という事だったが、「虎の親子」の刺青という事は「淀屋橋」ではない…。淀屋橋組の構成員で「親子虎」の刺青といえば、「野江和男」か…。経歴不明の総会屋というはずだったが、なぜ野江が絡んできてるんだ…?)坂井は頭の中で、「淀屋橋組」のバッジを手に「虎の刺青」と「初老の白髪頭」の構成員を思い出そうと努力した。
「もう少し、詳しく話を聞かせてもらえますか?」と坂井の唯への聴取は小1時間に及んだ。最終的に今回は屋内の物品には何の被害も無かったことが確認された。警察の捜査が終わると時計は11時半を過ぎていた。
「唯ちゃん、もう学校行っても仕方あれへんし、昼ご飯でも食べに行こか?」夏子が唯に声をかけると、陽菜の「今日は、向日葵寿司のランチにいけへん?稀世姉さんが安くておいしい最高のコスパやって言ってたやん!」との提案で「向日葵寿司」行きが決まった。
「こんにちはー。ランチ、3人いけますか?」
暖簾をくぐった3人に気づいたカウンター席で食べていた稀世が「あれ?もう学校終わったん?」と声をかけ、カウンター席に招いてくれた。
3人は、稀世を挟んで座り今朝の顛末をありのままに語った。唯がシェアハウスの前でぶつかった刺青男の着ていたアロハは、以前BARまりあに現れた男の着ていたものに酷似していることが話されると稀世のテンションが一気に上がった。
「淀屋橋組のバッジに、同じアロハに「龍」の刺青!これは、犯人は出所した「淀屋橋忠義」に決定やな!」
興奮気味に話す稀世に申し訳なさそうに唯が呟いた。
「稀世姉さん、すみませんが私の見た刺青は「龍」じゃなく「虎」だったです。それも「親子虎」の刺青でした。左胸からお腹にかけて破れたアロハからはっきり見えましたんで間違いはないと思います。
自転車で逃げる時に見えた左の肩口も「竹」と「黄色いもの」が見えましたんで「龍」じゃないと思いますよ。」
「えっ?「龍」とちゃうの?じゃあ、淀屋橋とはちゃうんかなぁ?ここに来てニューキャラ登場か?さらにややこしくなってきたなぁ…。」
稀世は首を捻った。
そこに「稀世ちゃん、遅くなって悪い。先に食べててくれてるんやろな?」と暖簾をめくって太田が入ってきた。稀世の横の唯はともかく、制服姿の夏子と陽菜に「なんや、女子会の最中か?」と一歩引いた。夏子と陽菜がひとつづつ席をずらし、稀世の横に座った太田に事情を話した。唯はシェアハウス前で拾った「ピンバッジ」の写真を太田にスマホで見せた。
「へー、こりゃ確かに「淀屋橋組」のバッジやな。それでもって、「モンモン」は「龍」やなくて「虎」か…。淀屋橋組の「龍虎」タッグってなんか聞いたことがあるような気がするなぁ…。「やり手」の総会屋で「淀屋橋」が逮捕された後もがっつり組を護ってるって話やったと思うんやけど…。まあ、「蛇の道は蛇」。ここは坂井に聞いてみるか?ちょっと失礼!」とスマホを取り出した。
「あぁ、もしもし坂井か?俺や。「淀屋橋組」に「虎のモンモン」っておったよな?」
「おぉ、太田。耳が早いな。今朝の空き巣事件の事まで耳に入ってるんか?さすが「やり手スクーパー」はちゃうのぉ。俺も気になって署に帰ってすぐ調べたんや。
おそらく、女の子が見たって言うのは「淀屋橋」の片腕と言われる「野江和男」やと思う。ただ、「逮捕歴」無しやからそれ以上のことは記録にあれへんねん。ダミー会社の法人の役員にも入ってへんし、過去の履歴も謎や。なんやったら、今晩にでもお前の事務所に行くから、もう一つ調べておいて欲しいことがあるんやけどな?」
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