『夏子と陽菜の犯科帳4 THE FINAL~カルト新興宗教「魂の解放」から洗脳娘を救い出せ!~』 

M‐赤井翼

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「脱出」

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「脱出」

 「なっちゃん伏せろ!」の声と共に「ガシャン!」と焼け残った窓ガラスが割れ何かが飛び込んできた。警官の制服に身を包んだ拳銃を持った弘道だった。その瞬間「パン」、「パン」と違った音の銃声が響いた。床に伏せた夏子の耳たぶから鮮血が飛び散ると同時に司祭の右肩からも血が噴き出し身体が右へ半回転した。司祭が左手に持った手りゅう弾が床に転げ脱出口の中に転がり落ちた。耳元での銃声で花音が目を開いた。
 3秒後「ズズーン」という爆発音とともに安普請の建物が震度5強レベルで大きく揺れ、脱出口から炎が吹きあがった。頭上から大量の火の粉が降り落ちてくると同時に、バキバキバキという音がし、花音の頭上の天井の梁が崩れ落ちてきた。
「花音、危ない!」
と大樹は反射的に花音を司祭ごと跳ね飛ばした。床に横向きに横たわる花音の足先50センチに太い梁が落ち床にめり込んだ。司祭は、落ちてきた梁で頭を強く打ち、額から血を流し、その場に倒れた。

 顔を上げた花音は部屋の惨状を見渡し、落ちた梁に足を挟まれた大樹に気がついた。
「お兄ちゃん!大樹兄ちゃん!大丈夫!」
と正気に戻った花音が右足が挟まれ動けない大樹に駆け寄った。
「大樹、大丈夫か?足挟まれてしもたんか。抜けへんのか?」
夏子の問いに大樹は苦痛にゆがめた顔で頷いた。
 夏子は折れた左手も添え両手で落ちた梁を持ち上げようとする。「ぎゃおっ!」痛みに耐えられず夏子が叫んだ。それを見て、陽菜が真っ先に夏子の横に立ち両手を梁に添える。良太郎、弘道も加わり、教祖も一緒になって梁を持ち上げようとするがピクリともしない。花音は大樹の両頬に手を添え「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」と泣き叫んでいる。

 炎の勢いはさらに増し、理事室の端の床が崩れ落ちた。陽菜が「良太郎、何とかなれへんの?」と問いかける。良太郎は、あたりを見回しじっと考え込んだ。10秒後
「陽菜ちゃん鉄のシャッターの下に残ってるエアバッグの「カス」を持って来てくれるか。そして、部屋の端にあるサイクロン掃除機も。」
「えっ、そんなもの…。い、いや良太郎には考えがあっての事やねんな。」
と陽菜は良太郎の指示に従って破裂したエアバッグの「カス」を持ってきた。一つは焦げつき大きな穴が開いている。続いてサイクロン掃除機を良太郎に手渡すと、「満君に言うてこの部屋の電源を入れてもろてくれ!」とだけ言うと、ウエストバッグからドライバーとラジオペンチを取り出すと掃除機をばらし始めた。
 部屋にある温度計は摂氏60度を示し、全員が滝の様な汗を流している。壁や屋根の炎からの熱気よりも床から上がってくる熱気の方が強くなってきていることから階下の状況が案じられた。部屋に電気が通ったことにより、その事を良太郎から確認した教祖が全館放送を入れ、マイクを握った教祖は淡々と語った。
「親愛なる「魂の解放」教団の信者家族ファミリーの皆さん。天宮城伊織です。今すぐ、館外に退避してください。警官と対峙している信者の皆さん今すぐ銃を置き退避してください。信者家族ファミリーの皆さんには何の「非」もございません。すべてはこの天宮城伊織一人の責任でございます。今すぐ建物から出て安全なところに避難してください。
 一人の子供、一人の信者も残さないよう、幹部信者の皆さんには今一度周辺を確認していただけますようお願いいたします。こんな至らぬ私に今までついてきていただいたことに感謝申し上げます。絶対に「殉教」など考えないでください。信者家族ファミリーの皆様は何ら恥じたり、殉教する必要などございませんのでどうか一刻も早く安全なところに退避してください。」

 するとそれまで響いていたカラシニコフの銃撃の音が止み、遠くから消防車のサイレンと鐘の音が近づいてきたがとても間に合いそうにない。陽菜が作業を続ける良太郎の額の汗をハンカチで拭う。良太郎は一心不乱に掃除機と格闘し、大樹は大樹の両手を握り泣きわめく花音に「僕は大丈夫やから先に逃げるんや」と諭すが聞く耳を持たない。マイクを置いた教祖は司祭の脈があるのを確認して、額の出血を拭っている。
 弘道は夏子の折れた左腕に添え木を当てバンテージを巻き、飛び散った頬や耳の血痕を拭き取った。
「何で弘道がここに居るんや?」
と尋ねる夏子に弘道は作業しながら言った。
「満君からすべて聞いてたんや。なっちゃんが無茶せえへんように思って心配してたんやけど、無茶苦茶しやがって…。今日、智が押さえた証拠で、ぎりぎり府警の坂井警部も腰を上げてくれた。
 府警が動けへんかった場合に備えて直さんと稀世姉さんにこっそり応援を頼んだんは俺や。満君は俺が頼んだことをしただけやから怒らんといたってな。坂井警部の命令を無視して、屋根からラベリングでここに飛び込んだんは満君から、監視カメラのモニタリングの連絡を受けてなっちゃんが無茶してると聞いて、いてもたってもおられへんかったからや。
 ライフルを前に飛び込んだり、単身部屋に飛び込んで戦いを挑んだりもう堪忍してくれや…。なっちゃんは無敵のポリスレンジャーの「ポリスピンク」とは違う、普通の女の子やねんからな…。さっきかて、俺がもう1秒遅かったら、司祭の拳銃で撃たれて死んでたんやぞ。もっと自分を大切にしてくれや。」

 神妙に話す弘道に夏子は冷たく言い放った。
「ひよった弘道に言われたないわい!今の弘道は何でもかんでも「やめとけ」、「やめとけ」や。高校時代の弘道の溢れんばかりの「正義感」はどこに行ってん!そんなに「警察」の椅子が大事なんかい!私は違う!これからも私は私の思う正義の為やったら何でもするで!」
 その瞬間、弘道の左の拳が夏子の右頬を激しく打った。激高した夏子が右腕で弘道のネクタイをつかみ上げると叫んだ。
「何すんねや!この間の平手はまだ許してやれる範疇やけど、拳で女の顔を殴ったな!もうお前なんか知らん!今すぐ出ていって、上司にいい子いい子してもろとけや!」
 弘道は夏子の勢いに負けず、ぎゅっと夏子を抱きしめた。予想外の弘道の行動に夏子の思考が停止した。
「あほう!死んでしもたら殴ることもできへんねんぞ!そんなこともわからへんのか!頼む、なっちゃん、俺のために無茶するんはこれっきりにしてくれ!好きなんや!俺、なっちゃんの事が好き…」
と言いかけた時
「よっしゃ、できたで!」
と良太郎の声が理事室に響いた。

 良太郎は掃除機の先のブラシを外すと、丸い塩ビ管の先を燃え盛る炎の中にかざした。熱によって溶け変形しかけた掃除機のパイプを器用にドライバーをこて代わりに細く丸く整形していった。熱を加えられたガラス細工のように掃除機のパイプは細く整形されていく。もう一度炎の中にパイプの先端をくべ、先端が柔らかくなったことを確認すると。エアバッグのボンベのエンドキャップを外しそこに突っ込んだ。更に、どんな漏水も止めるという海上自衛隊でも使用しているビニールバンテージでボンベとパイプを密着させると、へしゃげたエアバッグを大樹の足の上にのしかかる落ちた梁の下に入れ込んだ。
「陽菜ちゃん、掃除機のスイッチ入れて!」
の声に陽菜が反応した。「ブイーン」と掃除機のモーターが回りだす。するとどんどんとエアバッグが膨らみ始めた。
「えっ、掃除機やのになんで膨らむの?萎むんやったらわかんねんけど?」
と陽菜が良太郎に尋ねると、
「今、100ボルトで駆動されるモーターの配線をいじって「正負」逆転をかけたんや!せやから、この掃除機は空気を吸い込むんや無くて噴き出す送風機ブロワーになったんや!世界最強と言われるダイソンのコード付きの掃除機の馬力をもってすればエアバッグを膨らましきれるはずや!このモーターのワット数からしたら1トンの物でも持ち上げられるはずなんや!」
と叫んでいる間に、エアバッグは広がり続け、約30秒で大樹を捕えて離さなかった梁が持ち上がり、足を抜くことができた。
 痛みに耐えながら立ち上がった大樹に花音は抱きつき唇を重ねた。濃厚なキスシーンを前に(えっ、この状況でキス?それもディープキス?それってどういうこと?)陽菜が目を白黒させていると、満からの通信が入ってきた。「本館の1階に火が回りかかってます。急いで退館してください。」との連絡に良太郎は冷静に
「日南田さん、自分で歩けますか?」
と尋ねた。「もちろん。」と答えた大樹が一歩を踏み出すと、即、転倒した。
「やっぱり折れてるんや。しゃあない、日南田さんは僕が背負って降りる。陽菜ちゃんは、妹さんをフォローしたってくれ。その教団着は「化繊」ですぐに火が燃え移ってしまうから、そこの壁にかかってるダイバースーツを着させるんや!」

 言葉の意味がよくわからなかった陽菜が「周りが「火の海」やからダイバースーツってか?この状況では笑われへんジョークやな。」と言うと
「ちゃうちゃう!おそらく教祖の太った体形に合わせたダイバースーツやから妹さんにはダボダボやろ!妹さんに着させたら、足首、手首をこのバンテージで止めて、首元からそこのでかい花瓶の中の水を入れるんや。水風船状態になったダイバースーツに水を入れたら簡易の耐火服になるんや!中の水が沸騰せん限りスーツに火がつくことはない。表面が溶けきるまでに脱出するんや。陽菜ちゃんと日南田さんの戦闘服は難燃性の繊維でできてるからよほどのことがない限り燃え移ることはあれへん。
 弘道はそこで頭から血を流して倒れてるおっさんの服脱がしたらそこのペルシャじゅうたんに水ぶっかけて背中にかけて担いで行ったれな!
 なっちゃんは、ツナギ脱いでそこの教祖さんに着させたってくれ!太った教祖さんの体格では水が入る余地があれへんからな。なっちゃんはもう一着残ってるダイバースーツ着てバンテージ巻いたら水入れて出るんやで!道具はおいて行くから早よ準備して逃げるんやで!」
と言いながら、陽菜のボディーアーマーからセラミックボードとポリカーボネートボードを抜き出すと正面にポリカボード、他三面と上面をセラミックで囲いテープで止めた。同じものを二組作り最後に説明した。

 「これは簡易の防火面や!125度までは耐えられるし、熱気を吸いこまんで済む。気道や肺が火傷したら呼吸できへんようになってしまうから全員作って被るようにしろな!じゃあ、陽菜ちゃんは妹さん連れて先に脱出や!僕もすぐ行くからな!」
と言うと、花音が泣きじゃくり出ていこうとしないので仕方なく、大樹のアーマーで二つ防火面を作り、良太郎のアーマーとテープを弘道に預けた。
「じゃあ、なっちゃん、先に行ってるで!早よ準備して出てきてや!」
と陽菜は心配そうに言い残し、大樹を背負った良太郎の後を花音の手を引いてついていった。

 残された弘道は夏子に準備を急がせ教祖に言った。
「教祖さんは、罪を償う気があるんでしたら僕の仲間の良太郎に言われたように、なっちゃんのつなぎに着替えてください。気を失っている司祭さんは僕が背負っていきます。このままここに居続けるのは危険です。早く退避しましょう。」
夏子がツナギを脱ぎTシャツとショーツ姿でダイバースーツに着替え終わり、防水バンテージを右手一本で苦労しながら巻き終わった。83のBの小さな膨らみの胸元を大きく開き、弘道が壺の水を首から溢れるところまで入れると、残りの水をペルシャじゅうたんにぶちまけた。
「さあ、早くつなぎに着替えてください。」
と再度、弘道が教祖に着替えを督促した時、夏子のイヤホンに満からの連絡が入った。
「夏子先輩、弘道さんと何のんびりしてるんですか!近くで交通事故があったみたいで消防車が教団施設に近づけないんですよ!さっき、良太郎さんと陽菜さんの脱出は確認しました。施設に残ってるのはもう4人だけですよ!はやく逃げてください!」

 「弘道、消防車が入ってこられへんって満君から連絡があったんや!この教祖、殴り倒してでも連れて出なあかん!殴り倒してくれたら私が背負っていくからやったってしまえ!いう事聞けへんねやったらおいていったったらええねん!」
夏子が叫ぶと
「警察官としてはそれはできへん。どんな極悪人でも裁判で有罪の判決が出るまでは「市民」や。どうか教祖さん、一緒に脱出してください。」
弘道が再度説得に入った。教祖は弘道と夏子に優しく微笑んで
「あなたたちみたいな人が世の中にたくさんいれば「宗教」に心の支えを求める人も出てこないでしょうに…。ただ、世の中には「宗教」に心のよりどころを求めざる得ない人がたくさんいることも事実です。
 その中で、薬物を使い洗脳し、教団のコマのように信者を扱った私たちの責任は許されるものではありません。最後に勝手言わせてもらいますが、司祭様の事はよろしくお願いいたします。司祭様の行動は、私利私欲の為ではなく、教団の為に全てしたことです。すべては教祖である私の責任であることをご理解ください。この度の事件は私の命を持って教団の償いとさせていただきます。
 最後にあなたたちのような人に出会えてよかったです。それではごきげんよう…。」
と言葉を残すと、炎が噴き出る脱出口の中に飛び込んだ。

 「おい、何すんねん!」
と夏子が炎の中に飛び込もうとする。髪が燃えるくさいにおいが立ち込め夏子の前髪が一瞬にしてちりちりになる。弘道は体を張って夏子を脱出口から引きはがした。
「なっちゃん、この炎の中に飛び込んだんやったらもう絶対に無理や。俺は、この司祭を背負うから今すぐ脱出や!」
弘道が夏子に叫び、再び頬を打った。夏子は素直に弘道に従った。
 弘道は司祭を背負い、夏子に濡れたペルシャじゅうたんを司祭の上にかけてもらい鉄のシャッターにむかっていこうとした瞬間、鉄のシャッター側の壁が床と共に轟音をたてて崩れ落ちた。理事室は、壁側約6畳を残し、全て焼け落ちた。周辺2メートルは下から轟々と炎が吹き上げ、弘道の制服から発火前の紫煙が立ち上る。

 理事デスクの上の気温計は70度を超え呼吸が苦しくなってきた。
弘道は司祭を床に下ろした。明らかに床も熱を持ち、残されたわずかなスペースも崩れ落ちるまでに時間がないことを示していた。
 弘道は、全てを受け入れたさばさばとした表情を浮かべ
「なっちゃん、さっき言いかけたことだけ最後まで言わせてくれるか…。」
と言い夏子を抱きしめた。夏子も最後の時を迎えることを覚悟した。走馬灯のように門真工科高校の3年間とこの2年間の「やろうぜ会」での5年間の出来事が脳裏に再生された。
「なっちゃん、こんな時に言われても困ると思うけど、俺、なっちゃんの事好きやったんや。ずっと…。口うるさい奴やと思われたやろうけど、危険に自ら飛び込んでいくなっちゃんの事が好きと同時に、いつかなっちゃんを失うことになるかもしれへんと思ったら怖かったし、なっちゃんを護られへん力のない俺自身が嫌やったんや。こんな俺から告白されても困るやろうけど、最後に言わせてくれ。篠原弘道は坂川夏子のことがずっと好きやった…。あの世に言ってもずっとなっちゃんのことが好きでい続けると思う。
 無茶言うけど、この世の名残で最後にキスさせてくれへんか。それで俺は成仏できるから…。」

 弘道が夏子の顎の下に右手の人差し指を鍵の字に曲げ第二関節で夏子の顎を少し上げると、夏子が答えた。
「ええよ。冥途の土産や…。弘道の気持ちに全く気がつけへんし、気が利けへん「あほな女」でごめんな。弘道の言う「あかん」は私の事を考えての事やったんやな…。死の間際に気づくなんて最低の女でほんまごめん…。余裕があったら「キス」どころか「処女」もやれたのにな…。まあ、あの世にいったら最後までしよか…。」
 夏子が目を閉じると弘道の吐息を間近に感じた。(あぁ、短い20年の人生やったけど、「終わり良ければすべて良し」か…。私の「青い鳥」はこんなに近くに居ったんやな…。何か凄く大回りしてしもたけど、まあ、人生そんなもんか…。陽菜ちゃんには、「良太郎とうまくいってや」って最後に伝えたかったな…。陽菜ちゃんは幸せになってな。私はあの世で弘道と結ばれるわ…。)と思い、唇が重なる1ミリ前で陽菜の声が夏子の頭の中に響いた。
「なっちゃん!まだ生きてるか?窓から飛び降りて!もう、建物が崩れそうや!急いで飛び降りて!」
イヤホンから脳天を突き抜ける陽菜の声に、はたと現実に呼び戻され弘道に
「陽菜ちゃんから建物がもう崩れるから窓から飛び降りろってさ!ぐじゃぐじゃになって死ぬんやったらこのままここで死ぬ方がええかな…。」
と言うと、弘道は何も言わず数十分前に自分が飛び込んできた窓に走り、サッシを全開にすると下を見た。

 そこから何も言わず、意識の無い司祭を抱え上げると一目散に窓に走り、躊躇ためらうことなく投げ落とした!
「おい!弘道何すんねん!気でも狂ったんか!なんぼ悪もんでも3階から放り投げてええわけあれへんやろ!「盗人にも三分の理」やろ、弘道の「正義」はどこに行ってしもたんや!」
叫ぶ夏子を無視して、夏子に近づくと有無を言わさず「お姫様抱っこ」すると窓に歩みを進めた。
「ぎゃー、弘道、やめてくれー!ぐじゃぐじゃになって死にたくない!せめてきれいなまま死なせてくれー!」
とバタバタ暴れるが所詮は女と男。ニコニコプロレスでも弱小レスラーでしかない夏子に柔道をやっている弘道にかなうはずもなく、無言で窓から放り投げられた。
「ぎゃーっ!怖いー!おしっこ漏れたー!」
の叫びと共に、夏子の姿は3階の「魂の解放」教団の理事室から消えた。



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