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「UCWW大阪大会開催」
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「UCWW大阪大会開催」
11月7日。雲一つない秋晴れの難波の街に長い行列ができていた。「旧大阪府立体育会館」、現在の名称「エディオンアリーナ大阪」の正面ゲート前は開場予定時間の30分前の午前8時半には人気女子レスラーの限定販売グッズを求めるファンの列ができ始め、開場時間を10分早めてのオープンとなった。
多くの女子プロレスファンが多目的ホールを目指した。個人グッズの販売スペースは16分割でなく、自主的に必要面積を確保できるようになっていたため、「オールジャパン女子プロレス煌」や「スターガールズ」等、全国区の大手団体は出場選手等身大の記念撮影用のパネルが展示された大きなブースでDVDが大型モニターで流され積極的なグッズ販売を展開している。
地方インディーズ団体は1坪から3坪の小さなブースで出場選手の名前の入ったタオルやTシャツの販売に若手選手が声をからしている。
ニコニコプロレスは、2坪のスペースのみでの出店になっている。引退して1年以上が経過しているのが災いして元の稀世ファンが来ないのではないかと心配して、あまりグッズを作らなかったことを「研修生」の唯は少し後悔していた。
(やっぱり、稀世姉さんの人気って凄かったんだ。これだけのお客さんに手ぶらで帰ってもらうのも申し訳ないから有料で「チェキ会」でもしてもらおうかな。ツーショットチェキで1000円もらえば、原価は1枚100円くらいだから100人で9万円、300人来れば27万円だもんね。今日の稀世姉さんの試合は第7試合だからこの時間を活かさない手はないよね。)とまりあに電話を入れたので、すぐに稀世が来た。
来場したファンは稀世とのツーショットチェキ会と握手を非常に喜んでくれ、久しぶりの「レスラー安稀世」との再会を楽しみ、稀世もファンとの久しぶりの交流に笑顔だった。
大会初日は、30分1本勝負が45分刻みのスケジュールで午前10時のオープニングセレモニーの後、午前11時から第1試合の予定になっている。途中にショーや前日に録画したインタビューがリング上の大型モニターで公開されるので退屈することは無い。
前日の記者会見の後に行われたデジタル抽選で稀世の相手は、第7試合目で大手団体「ワールドプロレスリング・ヴィーナス」の若手エースとの対戦になっている。最終試合は稀世の「朋友」の「サイキッカーSUIKA」が「WWEランジェリーマッチチャンピオン」として国内インディーズの選手との試合となっている。
大阪スポーツ他、プロレスファンサイトでの勝敗予想は、引退復帰後のインディーズ女子レスラーの稀世に対して、十分に経験を積んだ海外参戦の実績もある5年目の大手団体のエースに圧倒的な差がつけられていた。
「セオドア・ルメイ・エンタープライズ社」が出したブックメイクオッズも「大手団体エース」のオッズ2.2倍に対して稀世のオッズは9倍と大差がつけられていたが稀世は気にしていない。
1回戦、準々決勝、準決勝までは「スポーツ賭博」に慣れていない、日本人に合わせて単純な「勝ち負け」で賭けは成り立つ仕組みになっている。ニコニコ商店街の仲間は稀世が勝つと信じて、賭けているがその金額は千円から三千円と控えめである中、奮発して賭けたものが4名いた。
午後5時15分、控室の稀世とセコンド役のまりあに館内放送で準備開始の声がかかった。第4会議室をパーテーションで4つに分割された控室に、稀世の後援会役員になっているニコニコ商店街のメンバーが応援に集まっていた。
太田がカメラを回す中、後援会長を任された三朗が背中に「安稀世後援会」、「大阪ニコニコプロレス応援団」と白抜きで書かれた揃いの稀世のイメージカラーの赤い応援ハッピ姿の皆を代表して稀世に「エール」を切った。
「稀世さん、後は3階席からみんなで応援してますからね!きっと勝ってくれることと信じてます。この会場に来られなかった子供たちや市民プラザのおじいちゃん、おばあちゃんも西沢米穀特設リング会場でテレビで応援してますからね!稀世さん、ぱにゃにゃんだー!」
5時半にリングの青コーナーにむかって稀世は「花道」を駆け出した。初代タイガーマスクの佐山サトルばりにトップロープに立ち上がると人差し指を天井に向けるパフォーマンスで、会場はその日一番の盛り上がりを見せた。
トップロープから前方宙返りでリングに着地し、相手選手の入場を待った。入場してきた相手選手は少し元気がないように見えたが、(これだけの会場で国内女子プロレスは試合することってあれへんから緊張してはるんかな?)と感じた。
リングアナウンサーからの互いのコールが済むと、3分のインタビュー動画が流された。大手団体の若手エースと言う事で、上品に握手をしての試合開始となった。
苦戦を予想していた、まりあ、直、三朗やニコニコ商店街の皆の予想を裏切る試合展開となった。
互いの持ち技は事前に交換していたのだが、空手出身の相手レスラーは得意とする「飛び蹴り系」、「まわし蹴り」系、「浴びせ蹴り」系の必殺技を出すことなく、試合開始10分で稀世のウエスタンラリアットを喰らい、ふらつき気味に立ち上がったところを正面から組んでのブレーンバスター。その後、トップロープからのサマーソルトドロップでこの試合最初の稀世のフォールであっけなく「3カウント」がレフェリーによりコールされ、会場の「ワールドプロレスリング・ヴィーナス」ファンから大きなため息が漏れた。
勝ち名乗りを受けた稀世は相手レスラーと握手をした際に、相手の目に浮かんだ涙を見逃さなかった。(実力が出しきれへんかったことが悔しかったんかな。それとも…。)と考えた稀世をまりあが肩車して、リング内を回り出したので三朗や直達のいる3階席に向けて思い切り手を振って勝利を伝えた。
肩車の上で勝利を得た試合を振り返れば振り返るほど稀世の意識は「あること」に流されていった。
控室に戻ると最終カードの終了を待たずに、控室にニコニコ商店街のメンバーが集まってきた。カメラを担いだ太田が皆に試合の感想を述べてもらい、次の試合に向けた応援の言葉を録画していると元気のない表情の稀世に気づいた直が声をかけた。
「どないしたんや、稀世ちゃん勝ったって言うのに元気あれへんやないか?3階席から見ても「完勝」の復帰戦やったやないか?それとも試合で何処か痛めてしもたんか?」
「直さん…、相手の選手、余力を残してのフォール負けやったような気がしてしもて…。全国レベルのエースにしては、ちょっとね…。」
と直の耳元で思うところを囁いた。
「えっ、稀世ちゃん、この大会は「ガチ」と違ったんかいな?」
直が大きな声を上げようとしたので、直の口を慌てて塞いだ。再び直の耳元で
「実はね、1週間前に行った北新地の料亭でこんな話があったんよ…。」
と周りに聞こえないように小さな声で呟いた。
腕を組んで少し考えこんだ直は、まりあに尋ねた。
「まりあちゃん、「ワールドプロレスリング・ヴィーナス」って経営状態はどないなんや?厳しかったりするんか?」
まりあはいきなり何を言い出すのかと思ったが、素直に返事をした。
「直さん、女子プロで「黒字」なんは「スターガールズ」と「オールジャパン女子プロレス」くらいで、後は「真っ赤っか」やで。もちろん「うち」もやけどな。
まあ、向こうさんの財布の中までは知らんけど、今日の稀世との試合の賞金を「アテ」にして出てたんやったら「的外れ」やったわな。稀世の方が圧倒的に強かったからな。インディーズなめんなよってなもんですよ!」
難しい顔で黙りこくった二人の表情に気付いた太田が稀世に「今は話すな。」とアイサインを送る向こうで
「稀世姉さん、ありがとう!陽菜ちゃんと2人でなけなしのお小遣い出し合った、2万円が18万になったんですよ!早く、明日の対戦相手決まってオッズ出えへんかな!2万円が10分で18万やもんな!明日は「100万円」になるんとちゃうか!そうなったら「きゃー」ですよ!」
「そうそう、なっちゃんと稀世姉さんに全賭けやったんですよ!高校生の私らに稀世姉さんからの早めの「お年玉」ごっつあんでした!明日もガッツリ稼がせてくださいね!」
と夏子と陽菜が小躍りしていた。
三朗が浮かない表情の稀世に気づき、口にはしないが心配そうな顔で見守っていた。
「おまけ」
今日は、スポーツ博打に興じるなっちゃんと陽菜ちゃんです。
本来なら20歳未満の賭博は「違法」ですね。
そこは、UCWWの賭けサイトが18歳のなつ&陽菜でも賭けられてしまう事から「闇」を臭わすフラグです(ネタバレ)。
まあ、「旧ドク」の皆さんは「なつ&陽菜」のオチは想像ついていると思います(笑)。
そんな二人のイラストです。
「ひいちゃん」さんが「制服」の二人を送ってきてくれました!
じゃじゃーん!(*´▽`*)b
「ひいちゃん」さん、あーりーがーとーうー!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
11月7日。雲一つない秋晴れの難波の街に長い行列ができていた。「旧大阪府立体育会館」、現在の名称「エディオンアリーナ大阪」の正面ゲート前は開場予定時間の30分前の午前8時半には人気女子レスラーの限定販売グッズを求めるファンの列ができ始め、開場時間を10分早めてのオープンとなった。
多くの女子プロレスファンが多目的ホールを目指した。個人グッズの販売スペースは16分割でなく、自主的に必要面積を確保できるようになっていたため、「オールジャパン女子プロレス煌」や「スターガールズ」等、全国区の大手団体は出場選手等身大の記念撮影用のパネルが展示された大きなブースでDVDが大型モニターで流され積極的なグッズ販売を展開している。
地方インディーズ団体は1坪から3坪の小さなブースで出場選手の名前の入ったタオルやTシャツの販売に若手選手が声をからしている。
ニコニコプロレスは、2坪のスペースのみでの出店になっている。引退して1年以上が経過しているのが災いして元の稀世ファンが来ないのではないかと心配して、あまりグッズを作らなかったことを「研修生」の唯は少し後悔していた。
(やっぱり、稀世姉さんの人気って凄かったんだ。これだけのお客さんに手ぶらで帰ってもらうのも申し訳ないから有料で「チェキ会」でもしてもらおうかな。ツーショットチェキで1000円もらえば、原価は1枚100円くらいだから100人で9万円、300人来れば27万円だもんね。今日の稀世姉さんの試合は第7試合だからこの時間を活かさない手はないよね。)とまりあに電話を入れたので、すぐに稀世が来た。
来場したファンは稀世とのツーショットチェキ会と握手を非常に喜んでくれ、久しぶりの「レスラー安稀世」との再会を楽しみ、稀世もファンとの久しぶりの交流に笑顔だった。
大会初日は、30分1本勝負が45分刻みのスケジュールで午前10時のオープニングセレモニーの後、午前11時から第1試合の予定になっている。途中にショーや前日に録画したインタビューがリング上の大型モニターで公開されるので退屈することは無い。
前日の記者会見の後に行われたデジタル抽選で稀世の相手は、第7試合目で大手団体「ワールドプロレスリング・ヴィーナス」の若手エースとの対戦になっている。最終試合は稀世の「朋友」の「サイキッカーSUIKA」が「WWEランジェリーマッチチャンピオン」として国内インディーズの選手との試合となっている。
大阪スポーツ他、プロレスファンサイトでの勝敗予想は、引退復帰後のインディーズ女子レスラーの稀世に対して、十分に経験を積んだ海外参戦の実績もある5年目の大手団体のエースに圧倒的な差がつけられていた。
「セオドア・ルメイ・エンタープライズ社」が出したブックメイクオッズも「大手団体エース」のオッズ2.2倍に対して稀世のオッズは9倍と大差がつけられていたが稀世は気にしていない。
1回戦、準々決勝、準決勝までは「スポーツ賭博」に慣れていない、日本人に合わせて単純な「勝ち負け」で賭けは成り立つ仕組みになっている。ニコニコ商店街の仲間は稀世が勝つと信じて、賭けているがその金額は千円から三千円と控えめである中、奮発して賭けたものが4名いた。
午後5時15分、控室の稀世とセコンド役のまりあに館内放送で準備開始の声がかかった。第4会議室をパーテーションで4つに分割された控室に、稀世の後援会役員になっているニコニコ商店街のメンバーが応援に集まっていた。
太田がカメラを回す中、後援会長を任された三朗が背中に「安稀世後援会」、「大阪ニコニコプロレス応援団」と白抜きで書かれた揃いの稀世のイメージカラーの赤い応援ハッピ姿の皆を代表して稀世に「エール」を切った。
「稀世さん、後は3階席からみんなで応援してますからね!きっと勝ってくれることと信じてます。この会場に来られなかった子供たちや市民プラザのおじいちゃん、おばあちゃんも西沢米穀特設リング会場でテレビで応援してますからね!稀世さん、ぱにゃにゃんだー!」
5時半にリングの青コーナーにむかって稀世は「花道」を駆け出した。初代タイガーマスクの佐山サトルばりにトップロープに立ち上がると人差し指を天井に向けるパフォーマンスで、会場はその日一番の盛り上がりを見せた。
トップロープから前方宙返りでリングに着地し、相手選手の入場を待った。入場してきた相手選手は少し元気がないように見えたが、(これだけの会場で国内女子プロレスは試合することってあれへんから緊張してはるんかな?)と感じた。
リングアナウンサーからの互いのコールが済むと、3分のインタビュー動画が流された。大手団体の若手エースと言う事で、上品に握手をしての試合開始となった。
苦戦を予想していた、まりあ、直、三朗やニコニコ商店街の皆の予想を裏切る試合展開となった。
互いの持ち技は事前に交換していたのだが、空手出身の相手レスラーは得意とする「飛び蹴り系」、「まわし蹴り」系、「浴びせ蹴り」系の必殺技を出すことなく、試合開始10分で稀世のウエスタンラリアットを喰らい、ふらつき気味に立ち上がったところを正面から組んでのブレーンバスター。その後、トップロープからのサマーソルトドロップでこの試合最初の稀世のフォールであっけなく「3カウント」がレフェリーによりコールされ、会場の「ワールドプロレスリング・ヴィーナス」ファンから大きなため息が漏れた。
勝ち名乗りを受けた稀世は相手レスラーと握手をした際に、相手の目に浮かんだ涙を見逃さなかった。(実力が出しきれへんかったことが悔しかったんかな。それとも…。)と考えた稀世をまりあが肩車して、リング内を回り出したので三朗や直達のいる3階席に向けて思い切り手を振って勝利を伝えた。
肩車の上で勝利を得た試合を振り返れば振り返るほど稀世の意識は「あること」に流されていった。
控室に戻ると最終カードの終了を待たずに、控室にニコニコ商店街のメンバーが集まってきた。カメラを担いだ太田が皆に試合の感想を述べてもらい、次の試合に向けた応援の言葉を録画していると元気のない表情の稀世に気づいた直が声をかけた。
「どないしたんや、稀世ちゃん勝ったって言うのに元気あれへんやないか?3階席から見ても「完勝」の復帰戦やったやないか?それとも試合で何処か痛めてしもたんか?」
「直さん…、相手の選手、余力を残してのフォール負けやったような気がしてしもて…。全国レベルのエースにしては、ちょっとね…。」
と直の耳元で思うところを囁いた。
「えっ、稀世ちゃん、この大会は「ガチ」と違ったんかいな?」
直が大きな声を上げようとしたので、直の口を慌てて塞いだ。再び直の耳元で
「実はね、1週間前に行った北新地の料亭でこんな話があったんよ…。」
と周りに聞こえないように小さな声で呟いた。
腕を組んで少し考えこんだ直は、まりあに尋ねた。
「まりあちゃん、「ワールドプロレスリング・ヴィーナス」って経営状態はどないなんや?厳しかったりするんか?」
まりあはいきなり何を言い出すのかと思ったが、素直に返事をした。
「直さん、女子プロで「黒字」なんは「スターガールズ」と「オールジャパン女子プロレス」くらいで、後は「真っ赤っか」やで。もちろん「うち」もやけどな。
まあ、向こうさんの財布の中までは知らんけど、今日の稀世との試合の賞金を「アテ」にして出てたんやったら「的外れ」やったわな。稀世の方が圧倒的に強かったからな。インディーズなめんなよってなもんですよ!」
難しい顔で黙りこくった二人の表情に気付いた太田が稀世に「今は話すな。」とアイサインを送る向こうで
「稀世姉さん、ありがとう!陽菜ちゃんと2人でなけなしのお小遣い出し合った、2万円が18万になったんですよ!早く、明日の対戦相手決まってオッズ出えへんかな!2万円が10分で18万やもんな!明日は「100万円」になるんとちゃうか!そうなったら「きゃー」ですよ!」
「そうそう、なっちゃんと稀世姉さんに全賭けやったんですよ!高校生の私らに稀世姉さんからの早めの「お年玉」ごっつあんでした!明日もガッツリ稼がせてくださいね!」
と夏子と陽菜が小躍りしていた。
三朗が浮かない表情の稀世に気づき、口にはしないが心配そうな顔で見守っていた。
「おまけ」
今日は、スポーツ博打に興じるなっちゃんと陽菜ちゃんです。
本来なら20歳未満の賭博は「違法」ですね。
そこは、UCWWの賭けサイトが18歳のなつ&陽菜でも賭けられてしまう事から「闇」を臭わすフラグです(ネタバレ)。
まあ、「旧ドク」の皆さんは「なつ&陽菜」のオチは想像ついていると思います(笑)。
そんな二人のイラストです。
「ひいちゃん」さんが「制服」の二人を送ってきてくれました!
じゃじゃーん!(*´▽`*)b
「ひいちゃん」さん、あーりーがーとーうー!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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