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⑯「カルテ⑥ つちのこ捕獲を夢見た女。崖から転落死した浮遊霊「槌鋸要代《つちのこ・いるよ》」の場合②」
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⑯「カルテ⑥ つちのこ捕獲を夢見た女。崖から転落死した浮遊霊「槌鋸要代《つちのこ・いるよ》」の場合②」
それから要代のつちのこ談議が始まった。1億円の報奨金がかかった糸魚川の「ツチノコ探検隊」には毎年参戦。下北山村の「ツチノコ共和国」は小学生の時から毎年お小遣いをはたいて「国民」となっていた。東白川村の「つちのこフェスタ」も何度も参加し、最新情報を求め「つちのこ館」は10回以上訪問した事が語られた。
要代の熱い「つちのこ愛」は心亜の心を打った。緑の髪と迷彩色の服は山中で遭ったつちのこを驚かせないためであることや、つちのこの好きなものは常に身に着けておくために腰のベルトに付けた海洋堂製のリアルなカエルとコオロギの模型やつちのこが好む臭いと呼ばれる「人毛」を燃やす為の「蚊取り線香コンロ」と自らの人毛等七つ道具を熱心に説明してくれた。
「3歳の時にお父さんが持ってた1989年出版の「並木伸一郎」大先生の「幻のツチノコを捕獲せよ!」を読んでから、私の一生を「つちのこ探し」に捧げたのよ。
せめてひと目「生つちのこ」が見れたら…、いやここは贅沢に「生つちのこ」を抱けたら「成仏」してもいいかな?」
と目をキラキラさせて語る要代の話に心亜も引き込まれていった。
「全国いろんなところに行かれてるんですね。要代さんほどツチノコに対する知識があって、装備も揃えていたのに捕まえるどころか遭遇すらできないってことはよほど数が少ないか、今はもういない可能性も…」
と心亜が呟いた瞬間、要代が泣き出した。
「うわーん、心亜ちゃんその先は言わないで…。私も本当のところは…。でも、それじゃ、私の「人生」悲しすぎるじゃない。「クラブ活動」も「恋愛」も「カラオケ」も「プリクラ」も犠牲にして「つちのこ」にすべてをかけてきたのよ。」
泣き続ける要代を不憫に感じた心亜はなんの根拠もなく
「要代さん、泣かないで。私が絶対に「つちのこ」を抱かせてあげるからね!」
と言ってしまった。
「そうよね。心亜ちゃんは「霊能者」だもんね。「霊能者」なら「つちのこ」を見つけることくらい簡単な事よね!期待して待ってるわ!ルンルン。」
と過剰な期待を受けてしまい、「霊能力」を持っていないことを話す余地は無かった。
リビングに戻ると、どん兵衛が出てきて心亜に囁いた。
「えらいことしてしもたな。「期待」が「絶望」になった時、ああいうタイプの「霊」は豹変することがあるからなぁ…。わしは1200年生きて来たけど、「つちのこ」なぁ…。いわゆる妖怪の「野槌」は「古事記」、「日本書記」に出てくる草の精霊「野椎神」で、平安時代の漢和辞典の「新撰字鏡」では「乃豆知」やな。
鎌倉時代の仏教説話集の「沙石集」では徳の無い坊主が「野槌」に生まれ変わるという話も出てきたなぁ…。江戸時代の百科事典「和漢三才図会」では今の「つちのこ」に近い「野槌」が出てくる。太古の昔から「つちのこ」については語られ続けてきた。
けど、わしは遭った事はあれへん。これは厄介な話を受けてしもたぞ。」
「どん兵衛でもつちのこに遭った事あれへんねや…。でも、全国にあれだけの目撃情報があるんやから存在確率は「ゼロ」じゃあれへんやろ。とりあえず情報収集や!」
と心亜はスマホをググり始めた。
「最新ツチノコ情報」と検索し、ドキュメンタリー映画で有名な「今井友樹」監督の今年5月18日上映の「おらが村のツチノコ騒動記」という映画がヒットした。(これは幸先ええやん。「実録派」の監督が9年をかけて全国で目撃談などをまとめた映画と言う事やから大いに期待できるやろ!)と思い、深く調べたがツチノコ生存確定にまでは繋がらなかった。
さらに検索途中で出てきた「つちのこつかまえた」とのセンテンスに食いつくとサンスマイル社製のリアルな「つちのこのおもちゃ」だった。(うーん、凄く良くできてるけど要代さんはこれでは満足してくれへんやろな…。)と検索を続けた。
次に検索したのは「未確認生物研究所つちのこ学会」だった。(おっ、「つちのこ」の「学会」なんかあるんや。なになに「繁殖を成功させ養殖事業の安定化」が目的やて?ここで「つちのこ」を養殖してるんや!これはいきなりゴールインやな!)と思ってページを開いたが、残念ながらまだ養殖の段階には至っておらず最初の「つがい」を探しているところで捜索員を募集している状況だった。
時計の針は、午前0時を越えた。要代から聞いていた北白川村、下北山村、糸魚川市、元宍粟町などツチノコ目撃情報が多く、捜索イベントの情報やイベントレポートも読み倒していったが未だ生体確保された事例は見つからなかった。
午前3時、アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手の「つちのこ目撃談」に目が留まった。(おっ、野口さんが遭遇した場所に行けば、要代さんのノウハウと装備が有れば捕まえられるかも?)と思ったが、遭遇場所の「サンモリッツ」を調べるとため息と涙が出た。(あーん、スイスなんか私のお小遣いで行けるわけないやんか…くすん。)
午前4時半、東の空が白んできた。もう何百のワードで検索したかもわからない。手元のメモは大きなバツ印だらけでA4サイズで10枚を超えていた。
(あぁ、お母さんが言うように「つちのこ」のぬいぐるみで我慢してもらうしかないんやろか…。)と、現実逃避しかかった頭は無意識で「つちのこ ぬいぐるみ」と検索していた。
「月刊メーもちぷにつちのこぬいぐるみ」にはじまり、「つちのこしろたん」、「へんてこりんシリーズつちのこ」等、いろんなぬいぐるみが出ていた。(あぁ、「つちのこ」って意外と人気キャラクターなんやな…。)と徹夜2日目の眠気で意識朦朧となりながらクリックし続けた。
夜が完全に明け、偶然ヒットした「つちのこを捕獲することに成功した謎の人物」と言う画像に目を奪われた。「目線」が入れられた白黒の男性の画像の両腕の上には大きな「つちのこ」が乗っている。
その画像の掲載元を追跡しまくった。(ん、この「つちのこの母」ってなんや?もしかして親子でゲットしはったんか?)期待は大きく膨らんだ。
(ん、なになに「帰ってきたつちのこキッカー」の4倍の大きさ?月刊メーとコラボ企画?なんや、結局、ぬいぐるみか…。)とため息が出た。諦め気分で「つちのこの母」と打ち込んでサーチをかけた。
ぬいぐるみの商品紹介ページやレビューが並ぶ中、一つのコメントが目に入った。「つちのこの母のところで抱っこさせてもらった「ペーちゃん」、「トンちゃん」と同じ抱き心地!まさに本物!」
30分後、心亜はあるところに電話を入れた。ばかげた話を理解してもらえる自信は無かったが、電話の相手は快く受け入れてくれた。
「じゃあ、一緒にいらっしゃい。うちの「トンちゃん」と「ペーちゃん」とお待ちしてるわね。」
優しい女性の声で電話は切られた。
それから要代のつちのこ談議が始まった。1億円の報奨金がかかった糸魚川の「ツチノコ探検隊」には毎年参戦。下北山村の「ツチノコ共和国」は小学生の時から毎年お小遣いをはたいて「国民」となっていた。東白川村の「つちのこフェスタ」も何度も参加し、最新情報を求め「つちのこ館」は10回以上訪問した事が語られた。
要代の熱い「つちのこ愛」は心亜の心を打った。緑の髪と迷彩色の服は山中で遭ったつちのこを驚かせないためであることや、つちのこの好きなものは常に身に着けておくために腰のベルトに付けた海洋堂製のリアルなカエルとコオロギの模型やつちのこが好む臭いと呼ばれる「人毛」を燃やす為の「蚊取り線香コンロ」と自らの人毛等七つ道具を熱心に説明してくれた。
「3歳の時にお父さんが持ってた1989年出版の「並木伸一郎」大先生の「幻のツチノコを捕獲せよ!」を読んでから、私の一生を「つちのこ探し」に捧げたのよ。
せめてひと目「生つちのこ」が見れたら…、いやここは贅沢に「生つちのこ」を抱けたら「成仏」してもいいかな?」
と目をキラキラさせて語る要代の話に心亜も引き込まれていった。
「全国いろんなところに行かれてるんですね。要代さんほどツチノコに対する知識があって、装備も揃えていたのに捕まえるどころか遭遇すらできないってことはよほど数が少ないか、今はもういない可能性も…」
と心亜が呟いた瞬間、要代が泣き出した。
「うわーん、心亜ちゃんその先は言わないで…。私も本当のところは…。でも、それじゃ、私の「人生」悲しすぎるじゃない。「クラブ活動」も「恋愛」も「カラオケ」も「プリクラ」も犠牲にして「つちのこ」にすべてをかけてきたのよ。」
泣き続ける要代を不憫に感じた心亜はなんの根拠もなく
「要代さん、泣かないで。私が絶対に「つちのこ」を抱かせてあげるからね!」
と言ってしまった。
「そうよね。心亜ちゃんは「霊能者」だもんね。「霊能者」なら「つちのこ」を見つけることくらい簡単な事よね!期待して待ってるわ!ルンルン。」
と過剰な期待を受けてしまい、「霊能力」を持っていないことを話す余地は無かった。
リビングに戻ると、どん兵衛が出てきて心亜に囁いた。
「えらいことしてしもたな。「期待」が「絶望」になった時、ああいうタイプの「霊」は豹変することがあるからなぁ…。わしは1200年生きて来たけど、「つちのこ」なぁ…。いわゆる妖怪の「野槌」は「古事記」、「日本書記」に出てくる草の精霊「野椎神」で、平安時代の漢和辞典の「新撰字鏡」では「乃豆知」やな。
鎌倉時代の仏教説話集の「沙石集」では徳の無い坊主が「野槌」に生まれ変わるという話も出てきたなぁ…。江戸時代の百科事典「和漢三才図会」では今の「つちのこ」に近い「野槌」が出てくる。太古の昔から「つちのこ」については語られ続けてきた。
けど、わしは遭った事はあれへん。これは厄介な話を受けてしもたぞ。」
「どん兵衛でもつちのこに遭った事あれへんねや…。でも、全国にあれだけの目撃情報があるんやから存在確率は「ゼロ」じゃあれへんやろ。とりあえず情報収集や!」
と心亜はスマホをググり始めた。
「最新ツチノコ情報」と検索し、ドキュメンタリー映画で有名な「今井友樹」監督の今年5月18日上映の「おらが村のツチノコ騒動記」という映画がヒットした。(これは幸先ええやん。「実録派」の監督が9年をかけて全国で目撃談などをまとめた映画と言う事やから大いに期待できるやろ!)と思い、深く調べたがツチノコ生存確定にまでは繋がらなかった。
さらに検索途中で出てきた「つちのこつかまえた」とのセンテンスに食いつくとサンスマイル社製のリアルな「つちのこのおもちゃ」だった。(うーん、凄く良くできてるけど要代さんはこれでは満足してくれへんやろな…。)と検索を続けた。
次に検索したのは「未確認生物研究所つちのこ学会」だった。(おっ、「つちのこ」の「学会」なんかあるんや。なになに「繁殖を成功させ養殖事業の安定化」が目的やて?ここで「つちのこ」を養殖してるんや!これはいきなりゴールインやな!)と思ってページを開いたが、残念ながらまだ養殖の段階には至っておらず最初の「つがい」を探しているところで捜索員を募集している状況だった。
時計の針は、午前0時を越えた。要代から聞いていた北白川村、下北山村、糸魚川市、元宍粟町などツチノコ目撃情報が多く、捜索イベントの情報やイベントレポートも読み倒していったが未だ生体確保された事例は見つからなかった。
午前3時、アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手の「つちのこ目撃談」に目が留まった。(おっ、野口さんが遭遇した場所に行けば、要代さんのノウハウと装備が有れば捕まえられるかも?)と思ったが、遭遇場所の「サンモリッツ」を調べるとため息と涙が出た。(あーん、スイスなんか私のお小遣いで行けるわけないやんか…くすん。)
午前4時半、東の空が白んできた。もう何百のワードで検索したかもわからない。手元のメモは大きなバツ印だらけでA4サイズで10枚を超えていた。
(あぁ、お母さんが言うように「つちのこ」のぬいぐるみで我慢してもらうしかないんやろか…。)と、現実逃避しかかった頭は無意識で「つちのこ ぬいぐるみ」と検索していた。
「月刊メーもちぷにつちのこぬいぐるみ」にはじまり、「つちのこしろたん」、「へんてこりんシリーズつちのこ」等、いろんなぬいぐるみが出ていた。(あぁ、「つちのこ」って意外と人気キャラクターなんやな…。)と徹夜2日目の眠気で意識朦朧となりながらクリックし続けた。
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その画像の掲載元を追跡しまくった。(ん、この「つちのこの母」ってなんや?もしかして親子でゲットしはったんか?)期待は大きく膨らんだ。
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ぬいぐるみの商品紹介ページやレビューが並ぶ中、一つのコメントが目に入った。「つちのこの母のところで抱っこさせてもらった「ペーちゃん」、「トンちゃん」と同じ抱き心地!まさに本物!」
30分後、心亜はあるところに電話を入れた。ばかげた話を理解してもらえる自信は無かったが、電話の相手は快く受け入れてくれた。
「じゃあ、一緒にいらっしゃい。うちの「トンちゃん」と「ペーちゃん」とお待ちしてるわね。」
優しい女性の声で電話は切られた。
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